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リスティング広告のNGキーワードとは?具体的なKW選定方法を解説!

リスティング広告のNGキーワードとは?具体的なKW選定方法を解説!

アフィリエイトをしている人なら、一度は「リスティング広告にはNGキーワードがある」という話を聞いたことがあるかもしれません。

しかし、具体的にどんな単語が該当するのか、しっかり理解している人は少ないのではないでしょうか。知らずに放置してしまうと規約違反となり、最悪の場合、これまで頑張って稼いだ報酬を失うかもしれないのです。

そういった事態を防ぐためにも、どのようなものがNGキーワードなのか把握しておきましょう。

リスティング広告におけるNGキーワードとは?

NGキーワードというのは、リスティング広告(PPC広告)を出稿する際にNGとなる単語のことなので、通常のアフィリエイト広告やブログ・メルマガなどで使用するには問題ありません。

これは、広告主が自社の公式サイトと競合しないことを目的として定めています。NGキーワードを使ってリスティング広告を出稿した場合、商品が購入されたとしても通常は承認されません。

仮に承認されても、違反が見つかると報酬が取り消しになるか、提携解除される可能性があるので注意してください。

そのため、リスティング広告を配信する際は関連性が高いと勝手に広告を表示する「マッチタイプ」にも注意が必要です。

特に「部分一致」で設定したキーワードが該当することもあるので注意しましょう。

リスティング広告のNGキーワードでよくある具体例

広告主は、1つだけではなく複数のASPに広告を出している場合があります。

注意して頂きたいのは、同じ広告主だからといって、必ずしも同じNGキーワードを設定しているという訳ではない点です。

全く同じ商品広告に見えても、ASP毎に違うNGキーワードを定めている場合も考えられるので、しっかりと確認しましょう。

特定のワードがNGキーワードとして指定されている

例えば、商品AのNGキーワードが「NGキーワード集」だった場合「NGキーワード集 値段」や「NGキーワード集 口コミ」など、他のキーワードとの組み合わせ(複合)もNGとなります。

NGキーワードに指定されているキーワードは対象外キーワードや除外キーワードに指定しましょう。

会社名・商標がNGキーワード扱い

社名や商標名がNGキーワードとして登録されているのが最も多いパターンです。

提携している広告主の競合となる社名や商品名などはNGキーワードに指定されていない場合もありますが、迷惑行為となるだけでなく商標権の侵害となる恐れもあります。

また、検索したユーザーが探したものとは異なる商品が表示されると、提携している会社や商品・サービスのイメージが悪くなるのでやめておきましょう。

公式サイトと誤認させるような広告文やURL

普段、インターネットをしていて「企業のホームページかと思ったら違った」なんて経験はありませんか?実は、公式サイトのように見せかけているサイトはリスティングにおいて違反をしています。

公式サイトに見せかけているものとしてどのようなものがあるか一例を挙げると

  • 公式サイトではないのに、「公式」と入れる
  • 公式サイトのURLに似せたドメイン

などがあります。ユーザーを騙すような内容はNGです。

ユーザーは偽物の購入を避けるため、できるだけ公式サイトで購入したいと考えています。

公式を装った偽サイトはそういったユーザーの気持ちに反するため、絶対にやめましょう。

NGキーワードを避けてリスティング運用するための3つの方法

NGキーワードを意識すると、出稿するキーワード選びが難しく感じる方もいるかもしれません。

NGキーワードを避けて出稿するには「代替」「悩み」「サジェスト」の3つを意識するとアイディアの幅が広がります。

NGキーワードの代替

商品名がNGキーワードなのであれば、その商品に関連するキーワードを使用しましょう。

例えば、その商品のジャンルやカテゴリーでも検索ユーザーには伝わります。

その商品が健康食品(サプリメント、プロテインなど)や健康グッズ(マッサージ機、着圧や加圧のかかるインナーなど)の場合、通販サイトを出稿するならサイト内で人気の高いアイテム(家具、食品など)などに言い換えが可能です。

商品やサービス名にもよりますが、俯瞰することでアイデアが広がります。

悩みを解消するためのキーワード

インターネットで商品を探す際、多くの人は自分の悩みも一緒につけて検索します。

例えば、なかなかダイエットが成功しない人なら「ダイエット 痩せない」 「ダイエット 成功」など、自分の悩みを解消してくれる商品を探すためにキーワードを入力することが多いです。

その商品の特性をよく理解して、どんな人が商品を求めているだろうかと想像してみてください。キーワードがなかなか浮かびにくい場合は商品の口コミを見ましょう。

どんな人がどんな悩みを持って使用するのか、使用して結果どのように悩みが改善したのかがわかりやすいのでおすすめです。

サジェストキーワード

サジェストキーワードとは、検索窓に検索したいキーワードを入れた時に一緒に出てくる「候補キーワード」です。 

例えば、「バレンタイン」というキーワードをGoogleで検索したとき、

  • 手作り
  • 本命
  • 2022 かわいい
  • 2022トレンド

などが出てきます。これがサジェストキーワードです。

基本的に検索頻度が高かったり、もともとのキーワードに対して関連性が高いワードが抽出されます。キーワードを入れると検索されるであろう言葉を、検索エンジンのシステムが先回りして教えてくれるのです。もっと詳しくサジェストキーワードを知りたい場合は、無料で使える「Googleのキーワードプランナー」がおすすめです。

リスティングは「NGキーワードを使わない」以外にも注意が必要

これまで、「リスティングにおいてNGワードに気をつけましょう」とお伝えしてきました。

しかし、気をつけなければならないのはNGワードだけではありません。

安全にリスティング広告を運用するためにも、注意点を把握しておきましょう。

広告がリスティングNGになっていないか確認する

特定のNGキーワードが設定されているのではなく、リスティングそのものがNGという場合があります。

もし、リスティングしてはいけない広告でリスティングをしてしまったときは、どんなキーワードを使ったとしても完全にアウトとなります。

リスティング経由で獲得した報酬については無効になるので、事前によく確認しましょう。

必ず最新の情報で配信する

公式サイトの金額や内容が変更されることはよくあります。

例えば、3ヶ月前まで返金保証のオプションがついていて、現在はそのオプションが無くなっているというケースを想定してみましょう。

古い情報のまま更新されないと、返金保証が使えると思って購入したユーザーは「サイト(リスティング広告)には返金保証と書いてあった」と広告主にクレームを入れることになります。

広告主としてはサイトを更新し既にオプションを取りやめているのに、リスティング広告に古い情報があると広告主に迷惑をかけることになるので、常に最新の情報に目を光らせてください。

誇張表現はしない

リスティングでは根拠のない誇張表現が禁止されています。「最安値」や「最高品質」など、最も優れているかのような表現には根拠が必要です。

公式サイト内に根拠があるなら問題ありませんが、無い場合は消費者を騙すことになります。広告を出すに当たり少し大げさに書くテクニックももちろん必要です。

しかし、事実に反する内容を書いて良いという訳ではありません。

公式サイトにそのような記載があるのであれば問題ありませんが、そうではなく集客をしたいがために事実以外を書くのはユーザーを欺くことになるので、絶対にやめましょう。

まとめ

リスティング広告は、禁止されている事項が多いので初めは苦労もするでしょう。

禁止されている行為をしてしまうと、報酬が無効になったり、アカウントを停止されたりする可能性があります。

そうならないためにも、NGキーワードや行為を把握しておき、しっかりと守りましょう。

プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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