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LookerStudio(旧データポータル)の使い方|分析方法やメリットを解説

LookerStudio(旧データポータル)の使い方|分析方法やメリットを解説

Googleアナリティクスやサーチコンソールのデータを分析し、レポートにまとめる作業に時間がかかっていませんか?様々なツールを行き来しながら、毎月同じような作業を繰り返すのは非効率だと感じている方も多いのではないでしょうか。


そんな悩みを解決するのが、Googleが提供する無料のBIツール「Looker Studio」です。800以上のデータソースと連携でき、データを自動で可視化してレポートを作成できます。さらにチームでの共有も簡単です。


本記事では、Looker Studioの基本的な使い方から分析方法、活用のポイントまで詳しく解説します。この記事を読めば、面倒なレポート作成作業から解放され、本質的な分析業務に集中できるようになります。

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Looker Studio(旧データポータル)とは

Looker Studio(旧データポータル)とは

Looker Studioは、Googleが提供する完全クラウドベースのBIツールです。データの分析や管理、レポート作成を簡単に行うことができ、Webマーケティングに関わる様々なデータを視覚化して共有できます。

2022年10月に「Googleデータポータル」から名称が変更されましたが、機能や操作方法は変更前と変わりありません。

800以上のデータソースと連携可能で、Google Analytics、Search Console、Google広告などのデータを自動で収集し、グラフや表を用いて分かりやすく可視化できます。作成したレポートは関係者間で簡単に共有でき、データは自動更新されるため、定期的なレポート作成の手間を大幅に削減できます。

Looker Studioの料金プラン

Looker Studioは基本的に無料で利用することができます。Googleアカウントを持っているユーザーであれば、誰でも利用開始できる点が特徴です。BigQueryなどのGCP(Google Cloud Platform)の費用も発生しません。

ただし、企業での本格的な活用や高度な機能が必要な場合は、有料版の「Looker Studio Pro」を選択することができます。Pro版は1ユーザーあたり月額7ドルで利用可能です。技術サポートが必要な場合やワークスペースの拡充を検討している場合は、Pro版への移行を検討するとよいでしょう。

Looker Studio無料版とPro版の違い

無料版のLooker Studioでも、データの可視化やレポート作成、共有といった基本的な機能は十分に利用できます。一方、Pro版では以下のような追加機能が利用可能です。

  • 高度なアクセス管理機能
  • 技術サポート
  • チームワークスペースを活用した共同編集
  • 組織レベルでのレポート管理
  • セキュリティ設定の強化

特に組織での利用時には、レポートのオーナー権限を個人ではなく組織に属させることができる点がPro版の大きな利点です。無料版では作成者のアカウントにオーナー権限が紐づくため、担当者の異動や退職時にレポートへのアクセスができなくなるリスクがあります。

Looker Studioの基本的な使い方

Looker Studioの基本的な使い方

ここではLooker Studioの基本的な使い方を以下の順に説明します。

  • ログイン方法
  • データソースの連携
  • ダッシュボードの作成
  • データの可視化
  • ダッシュボードの共有
  • フィルターとコントロールの設置

それぞれの使い方を解説します。

Looker Studioのログイン方法

Looker Studioにアクセスします。初めての方は「Get started(無料で利用開始)」を選択してください。

その際、接続したいデータソースのアクセス権を持つGoogleアカウントでログインしないと、データソースが表示されないので注意しましょう。

データソースの連携

Looker Studioでは、800以上のデータソースと簡単に連携できます。Google Analytics、Search Console、Google広告などのGoogleサービスはもちろん、Facebook広告やTwitterなどのSNSデータも接続可能です。

Looker Studioにログインし、「作成」から「データソース」を選択します。次に、連携したいデータソースを選び、必要な承認作業を行います。データソースとの接続が完了すると、自動的にデータが取り込まれ、定期的に更新されるようになります。

ダッシュボードの作成

ダッシュボードの作成は、「空のレポート」から始めます。画面上部のツールバーには、グラフや表の追加、テキストの挿入、画像の配置などの機能が用意されています。

必要な要素をドラッグ&ドロップで配置し、レイアウトを整えていきます。テンプレートも豊富に用意されているので、初めての方でも簡単に professional なダッシュボードを作成できます。

データの可視化

Looker Studioでは、データを様々な形式で視覚化できます。主な表現方法には以下のようなものがあります。

  • 表やスコアカード
  • 棒グラフ、折れ線グラフ、円グラフ
  • 地図チャート
  • 散布図
  • ピボットテーブル
  • ヒートマップ

各グラフは色やフォント、サイズなどの細かいカスタマイズが可能で、データの特性に合わせて最適な視覚化方法を選択できます。

ダッシュボードの共有

作成したダッシュボードは、様々な方法で共有できます。

  • 個別ユーザーへの権限付与(閲覧者・編集者として)
  • グループでの一括共有
  • URLでの共有(限定公開/公開)
  • PDFでのダウンロード
  • 定期的な自動メール配信

共有時には、アクセス権限を細かく設定でき、セキュリティを保ちながら必要な情報を必要な人に届けることができます。

フィルターとコントロールの設置

フィルターとコントロールを設置することで、ダッシュボードをよりインタラクティブにできます。「コントロールを追加」から、以下のような要素を追加できます。

  • 日付範囲の選択
  • ディメンションによるフィルタリング
  • 指標の範囲指定
  • プルダウンリストでの絞り込み

これらを適切に設定することで、閲覧者が必要なデータを自由に抽出・分析できるようになります。

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Looker Studioのメリット

Looker Studioのメリット

Looker Studioには、ビジネスのデータ分析や可視化を効率化する様々なメリットがあります。ここでは、特に重要な3つの利点について詳しく解説します。無料で提供される充実した機能、直感的な操作性、そして幅広いデータソースとの連携が、多くのユーザーから支持される理由となっています。

無料で提供される特典

Looker Studioは、Googleアカウントを持っているユーザーなら誰でも無料で利用できるのが最大の特徴です。無料版でありながら、豊富なグラフ作成オプションやレポートテンプレートの利用、自動データ更新機能を使うことができます。チーム間でのレポート共有やPDF出力、メール配信機能なども備わっており、実用的なデータ分析環境を構築できます。

さらに、BigQueryなどのGCP(Google Cloud Platform)の追加費用も発生しないため、コスト面での負担なく本格的なデータ分析に取り組むことができます。定期的な機能アップデートも行われており、今後さらなる進化が期待できます。

シンプルな操作性

Looker Studioは、直感的な操作性を重視して設計されています。ドラッグ&ドロップによる簡単なレイアウト調整が可能で、グラフや表の視覚的なカスタマイズも直感的に行えます。豊富なテンプレートを活用することで、効率的にレポートを作成できます。

データベースやプログラミングの専門知識がなくても、必要なデータを簡単に可視化できる点が大きな魅力です。また、Googleドライブのような親しみやすい操作性で共有設定ができ、インターネット上に豊富な使い方のノウハウが公開されているため、初心者でも学びやすい環境が整っています。

多様なデータソースとの連携

Looker Studioは、2024年時点で800以上のデータソースと接続可能です。

Google AnalyticsやSearch Console、Google広告などのGoogle関連サービスはもちろん、FacebookやTwitterなどのSNSプラットフォーム、Yahoo!広告やTikTok広告といった広告プラットフォーム、さらにSalesforceやHubSpotなどのCRMツールとも連携できます。

また、MySQLやPostgreSQLなどのデータベースとの接続や、スプレッドシートを介したデータ連携も可能なため、既存の社内データも簡単に取り込むことができます。複数のデータソースを統合し、包括的な分析が可能となるため、データドリブンな意思決定をサポートします。

Looker Studioのデメリット

Looker Studioのデメリット

Looker Studioは多くの優れた機能を備えていますが、いくつかの制限や注意点も存在します。ここでは、使用する際に知っておくべき主なデメリットとして、設定時の特殊性とデザインにおける制約について解説します。これらの特徴を理解しておくことで、より効果的にツールを活用することができます。

設定にコツがいる

Looker Studioは他のツールと比較すると、設定方法に独特な特徴があります。特に指標やディメンションの設定では、Google Analyticsなどのデータソースから必要な項目を選択する必要がありますが、どの指標やディメンションを選べば目的のデータが表示されるのか、初めは理解が難しい場合があります。

ただし、Google Analyticsを日常的に使用している方であれば、それぞれの指標やディメンションの意味を理解していることが多いため、大きな障壁にはなりにくいでしょう。また、実際の操作自体はシンプルで、試行錯誤しながら学べる設計になっているため、使い込むことで徐々に慣れていくことができます。

デザインの自由度が低い

Looker Studioは豊富なテンプレートとグラフの種類を用意していますが、細かなデザインのカスタマイズには一定の制限があります。グラフ内の詳細な装飾や独自のデザイン要素の追加には限界があり、こだわりの強いビジュアライゼーションを目指す場合には物足りなさを感じる可能性があります。

しかし、この制限は逆に言えば、データの可視化に特化したシンプルさとも言えます。Looker Studioの本来の目的は、複数のデータソースを統合し、分析しやすい形で可視化することにあります。

基本的なデータ分析やレポート作成では十分な機能を備えているため、用途に応じて他のツールと使い分けることをおすすめします。

まとめ

デジタルマーケティングの現場では、データの可視化と効率的な分析が成功への鍵となります。Looker Studioは、800以上のデータソースと連携し、直感的な操作でデータを可視化できる無料のBIツールとして、この課題を解決します。

シンプルな設定で自動的にデータを更新し、チーム間で簡単に共有できる機能により、レポート作成の工数を大幅に削減可能。

デザインの自由度に制限はありますが、データ分析に特化したツールとして十分な機能を備えており、時間をかけずにデータドリブンな意思決定を実現することができます。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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