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マーケティングの名言集!ドラッカーやジョブズから学ぶマーケティングの極意とは

マーケティングの名言集!ドラッカーやジョブズから学ぶマーケティングの極意とは
近年、インターネットの普及やIT技術の進歩により、マーケティングの重要性が増している中で、その難しさを実感している方も多いのではないでしょうか。

マーケティング担当者は新たなアイデアを自ら見つけることが求められますが、他人の言葉に耳を傾けることで成功するためのヒントが得られる可能性があります。

そこで今回の記事では、ドラッカーやジョブズなどのマーケティング成功者の名言と考え方を紹介します。

マーケティングの考え方

マーケティングとは、「商品を売るための仕組みづくりのこと」です。現代マーケティングの第一人者であるフィリップ・コトラーは、『マーケティングとは、どのような価値を提供すればターゲット市場のニーズを満たせるかを探り、その価値を生みだし、顧客にとどけ、そこから利益を上げること』と評しています。

この章では、集約される3つの考え方を深掘りしていきます。

誰に売るのか

「誰に売るか」が明確でなければ、その後のさまざまな判断がブレてしまうため、まずは顧客像を詳細に設定することが非常に重要です。

顧客像は市場を細分化し、その構造を分析・把握する「セグメンテーション」と、自社がどの市場を選ぶか考えるプロセスである「ターゲティング」という行為によって決定します。具体的には、セグメンテーションの後にターゲティングの順番で、多くの市場から自社商品をどこに対して売るべきなのかを検討していきましょう。

どんな価値を売るのか

「誰に売るか」が決まれば、次に「どんな価値を売るか」を考えてみましょう。ここでは、以下の2つをテーマに商品価値を検討していきます。

  • ベネフィット:商品そのものの価値
  • 差別化:他社の競合商品に対して、自社商品の優れている点を考えること

もし優位性がいくつかある場合は、設定した顧客像を基準として「どの優位性が顧客のニーズに合致しているか」を考慮し、特にその点を強調すべきです。 他社の競合商品と優位性が並んでしまうと、自社商品が埋もれてしまう可能性があるため、何か一つでも優位に立てる点を見つけましょう。

どのように売るのか

「誰に売るか」「どんな価値を売るか」を決めた後は、それを「どのように売るか」を考えます。

これは、「4P」と呼ばれるPを頭文字とした4つの要素で考えてみましょう。

  • Product(プロダクト):商品・サービスの具体的内容
  • Price(プライス):価格・料金体系
  • Promotion(プロモーション):宣伝方法
  • Placement(プレイスメント) :販路

ただし、4Pの要素を別々に考えてしまっては整合性がとれません。自社商品は、なにが強みでどこに課題があるのかを分析し、戦略を立てていくことが大切です。

【考え方別】マーケティング成功者の名言

この章では、前の章で解説したマーケティングの考え方を、「市場調査」「商品の企画・開発」「マーケティング戦略」の実例に当てはめて、それぞれに見合ったマーケティング成功者の名言を紹介します。

【誰に売るのか】市場調査に関する名言

以下では、市場調査に関する名言をいくつかご紹介します。

『大衆は批評家である』本田宗一郎

本田宗一郎は、市場調査の効果を認めつつも、単に大衆に求められていることのみを実現する危険性をこのように説きました。

企業家を独創的な発想の持ち主である作家とするなら、大衆は創意などをもたない批評家であると言えるでしょう。大衆が世に出す意見は、あくまでも目に見えていたり自覚できていたりすることに対する批評であるため、作家である企業家が、自分でアイデアを考えずに大衆に創意を求めてしまうと、作家ではなくなってしまうのです。

『考えなさい。調査し、探究し、問いかけ、熟考するのです』ウォルト・ディズニー

一つのことに対して、より多くの先を考えてより多くを学ぶことで、それがいつかに大きな成長につながることをウォルト・ディズニーは説きました。市場調査では「誰に売るのか」を考えることも重要ですが、その下地となる市場などのデータを集めて調査や探究をし続けることがなにより重要です。

この名言は、実際にウォルト・ディズニーが常に熟考し続け、よいものを作ろうと突き詰め続けて生まれたディズニーという上質な下地があったからこそ、今もなお大衆に愛され続けていることを証明する言葉であると言えるでしょう。

【どんな価値を売るのか】商品の企画・開発に関する名言

以下では、商品の企画・開発に関する名言をいくつか紹介します。

『私はイチゴクリームが大好物だが、魚はどういうわけかミミズが大好物だ。だから魚釣りをする場合、自分のことは考えず、魚の好物のことを考える』デール・カーネギー

魚釣りをする際に、人間の食べものであるイチゴクリームをエサにしても釣ることはできず、ミミズをエサにすると釣れます。しかし、いざビジネスの場になると、イチゴクリームで魚を釣ろうとしている人が多くいることを表した言葉です。

自分が価値あるものだと考え企画や開発をしても、顧客が真に欲しいものを提供できなければ、価値があるものとは言えません。

『どんなマーケティングでも、駄作をヒットさせることはできない』スティーブ・ジョブズ

スティーブ・ジョブズは、iPodやiPhoneなどの革新的で創造性のあふれる商品を数多く生み出してきました。

先述したように、マーケティングには4Pと呼ばれる要素がありますが、なかでも一番重要な要素はProduct(商品)と言えるでしょう。というのも、商品が駄作であればどのような売り方や宣伝の仕方をしても、大衆が価値を感じていないため、まったく売ることができないからです。

【どのように売るのか】マーケティング戦略に関する名言

マーケティング戦略に関する名言をいくつか紹介します。

『マーケティングの究極の目的はセールスを不要にすることである』ピーター・ドラッカー

ピーター・ドラッカーは、マーケティングの理想を「販売せずとも商品が売れるようにすること」であると唱えています。

マーケティングとは、顧客視点から見た商品を売るための仕組みづくりのことであり、反対に販売とは、自社視点で商品を顧客に売るための仕組みです。そのため、顧客のニーズを理解し尽くしたマーケティングの仕組みができれば、顧客から自然に商品を購入してくれるようになり、販売にかかる労力や出費は非常に軽くなるでしょう。

『マーケティングはマーケティング部門にのみ任せておけないほど重要だ』デイビッド・パッカード

よいアイディアが生まれ、それが商品として市場に出るためにはマーケティング部門の力だけでは到底及ばず、企業単位でチームとして動く必要があります。

マーケティング戦略を考えるうえでも、マーケティングに対して企業一体となって臨まなければ、市場や消費者からの支持や信頼を得ることは難しいでしょう。

まとめ

マーケティングとは、「商品を売るための仕組みづくりのこと」ですが、本質的には「誰に売るか」「どんな価値を売るか」「どのように売るか」を顧客のニーズに沿って徹底的に考え抜くことにあります。

まずは、自社の製品に興味をもつだけでなく顧客に対して大きな関心をもって、マーケティングに取り組むことが重要であると言えるでしょう。

プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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