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SEOの資格の必要性とは?資格の一覧比較とおすすめを紹介

SEOの資格の必要性とは?資格の一覧比較とおすすめを紹介

この記事では、何種類も存在するSEOに関する資格について、5つの資格事例を比較しながらメリットやデメリット、具体的な取得手順について解説します。

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SEOの資格の必要性は?本当におすすめか解説

SEOについて、今のところ法に基づき国が認定する公的資格はありません。SEOに関して資格を付与するのは、すべて民間の団体ということになります。

いくつかの種類がありますが、それぞれ取得するための条件や審査基準、費用など内容が異なります。国家資格ではないため、十分な有用性があるかについては議論が必要です。

しかしSEOに関して知識を体系的に学ぶことができ、ネットを活用してビジネスをおこなう人にとっては客観的な指標として仕事に活用できるため、取得して損はありません。

SEOの資格を5つ紹介

この記事では代表的な5つの資格について解説していきます。認定をおこなう団体や学習内容、難易度などさまざまですので、資格の取得を目指している方は目的に応じて、適切なものを選ぶ際の参考にしてください。

1.SEO検定

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SEO検定は、一般社団法人全日本SEO協会が実施している資格です。2017年3月から始まったもので、基礎を学ぶ4級からソーシャル、モバイルに関する1級までの、4段階が設定されています。

取得に必要な費用は受験料として3・4級が5,000円、2級が6,000円、1級で8,000円(すべて税別価格)で、それ以外に公式テキストと問題集の購入代金がかかります。

テキストには資格受験用の過去問も含まれており、購入代金は1,200円(税別価格)からと、それほど高額ではありません。

4級はSEOに関する基礎知識があまりない初心者でも学習次第で取得可能なレベル、1級でもそれほど難易度は高くありません。

発表されている過去の合格率を見ると80%前後で安定しているので、比較的取りやすく費用対効果の高い資格といってよいでしょう。

自分のペースで効率的に学べるダウンロード学習もあり、また自信のある人はテキスト学習なしでいきなり受験しても構いません。個人や小規模企業のweb担当者にとって、取得しやすい資格ではないでしょうか。

2.認定SEOコンサルタント

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認定SEOコンサルタントは、上記のSEO検定と同じく一般社団法人全日本SEO協会が実施するものです。こちらは自分のSEOレベルを知る検定と異なり、SEOに関するコンサルテーションができる人材育成を目的として設置されました。

そのため、SEO検定を1~4級まですべて取得していること、養成スクールの受講を終了し、課題提出後に審査で合格することが認定の条件となっています。

ですから、まず前提としてSEO検定の全級取得費用が必要となります。そのうえで、協会が用意する学習カリキュラムを受講しなければなりません。

東京と大阪で実際に通学して受講するコースと、オンラインでダウンロード学習するコースとがあり、費用はどちらも150,000円(税別、教材費込み)です。

毎月1回×3ヵ月、1回あたり4時間なので全12時間のコースとなります。

初心者でも受講が可能ですが、webサイトの運営経験が一年以上あることが条件になっており、ある程度ネットに関する知見が求められます。

検定に比べるとやや難易度が高いように思えますが、カリキュラムは丁寧でしっかり受講していれば取得は難しくありません。

認定されると登録証やバッジ、認定コンサルタントステッカーが付与され、協会のweb上に設けられた紹介ページにプロフィールや運営ページが掲載されます。

仕事としてSEOに取り組む人にとっては、客観的な指標となるのでおすすめの資格といえます。

3.SEOマーケティングアドバイザー

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SEOマーケティングアドバイザーは、日本デザインプランナー協会が実施している認定資格です。誰でも受験が可能ですが、SEOだけでなくwebマーケティング全般に関する知識が要求されます。

公式には受講すべき講座やカリキュラムはありませんが、主催者である協会とは別に、独自に資格取得を支援する学習コースを有料で公開している企業もあります。

あるいは、参考書籍などを利用して自分でSEOやwebマーケティングについて独学する必要があります。

受験料は税込10,000円と、合格すれば費用対効果の高い資格です。ただし、認定証の発行に別途費用が必要です。

試験は2ヶ月に1度おこなわれており、ネットを通じて申し込みから受験まで在宅で完了します。

webサイトの運営経験があり、SEOやwebマーケティングを日頃から意識している方であれば難易度はそれほど高くありませんが、初心者にとってはややハードルが高めの資格です。

合格率は40%前後といわれていますが、隔月でおこなわれる試験には何度もチャレンジが可能ですので、取り組みやすい資格といえるでしょう。

4.認定SEOスペシャリスト

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認定SEOスペシャリストは、上記の1と2で示した資格と同じく一般社団法人全日本SEO協会が実施しています。協会のwebサイトでは「企業サイトのSEOを成功に導くSEOスペシャリストを養成する短期集中講座」と説明されています。

前述した認定SEOコンサルタントに似た資格ですが、外部企業などにコンサルテーションをおこなう目的のものと異なり、こちらは自社のサイトのSEOを成功に導くものとして用意されました。

費用は75,000円(税別価格・教材費込み)、やはり前提としてSEO検定の全級取得が条件ですのでその費用も合わせて必要となります。

毎月1回×2ヶ月間、一回当たり4時間の講義をダウンロード受講でおこないます。

認定されると登録証やバッジが付与される点も、認定SEOコンサルタントと共通する特徴です。

難易度としてはある程度の幅と深さが想定されるので、簡単とはいえません。
ただ、カリキュラムは充実しており、学習に対する支援も協会が面倒を見てくれる安心保障制度があります。

資格取得後も、サイトクリニックという最新情報を学べる講座に無料で参加できるので、常に新しい状況に対応可能な環境が用意されています。

5.GAIQ(Googleアナリティクス個人資格)

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GAIQ(Googleアナリティクス個人資格)は、検索エンジンの代表であるGoogleが提供するSEO解析ツール「Googleアナリティクス」に関して、その習熟度を認定する資格です。

初心者向けコースと上級者向けコースの2種類があり、どちらもGoogleのアナリティクスアカデミーで無料のオンライン学習コースを、日本語で受けることができます。

各1時間の学習コースを終了したのち、Googleスキルショップに設けられた認定資格試験をやはり無料で受験します。

取得に関して、自分で独学する以外は一切費用がかからないのがこの資格の特徴です。独特の専門用語が多数出てきますので、慣れないうちは多少なじみにくい面があります。

ただしGoogleアナリティクスはSEOを考えるうえで避けては通れないほど重要なツールであり、この操作や分析に通じていればSEOに関してかなり理解と対策ができるようになります。

学習は何度も繰り返し視聴できますし、受験も期間をおけば再チャレンジが可能です。

難易度としてはSEOを本格的に学びたい、仕事に活かしたいと考える中級者以上に必須のレベルといってよいでしょう。

SEOの資格を取得する2つのメリット

上記のようなSEOの資格は、それらを取得するプロセスを通じて、知識を体系的に整理して学ぶことができます。検索上位表示に役立つだけでなく、webマーケティングに関する知見も高まるので、持っていればその効果が感じられるシーンは、今後ますます増加すると考えられます。

1.SEOについて基礎から学びやすい

例えばSEO検定は、4級から順に1級へと段階的に知識を学ぶのがスタンダードです。

まず基礎を知り、次にこれ、それをベースにさらに上級へと進むので、理解度が深まり学びやすい環境が整っています。

資格取得という目標なしにSEOを勉強することももちろん可能ですが、目標があった方が進捗の度合いがわかり、知識の網羅性の面からも偏りなく完遂することができます。

資格の種類も前述したように複数ありますので、自分の目的に合わせて適切なものを選び、組み合わせて活用しましょう。

2.仕事獲得に繋がるかもしれない

資格取得が仕事の獲得や就職に絶対有効である、とは限りません。民間の資格ということもあり、「ないよりはあった方がよい」程度に思われる方もいます。

ただ、認定証の提示や名刺に資格名を明示することで、その知見があることはアピールできます。そこに実績や結果を合わせて示すことで、信頼性がさらに高まるというわけです。

初めて仕事を受注する際や、プロジェクトなどでリーダーを任される際などは、少なくとも資格の表記が判断の基準として考慮されます。

せっかく知識を持つのなら、客観的な指標として資格を取得していた方がより優位となるでしょう。

SEO資格のデメリット・懸念点

逆にデメリットを挙げるとすると、コストがかかるという点です。これは費用と時間の両方においていえます。

より専門性の高い資格は、GAIQを除いては比較的高額ですし、学習のための時間も確保しなければなりません。

資格を取得した後で、「この程度の効果なら別に取らなくてもよかったかもしれない」と思う方も少なからずいるでしょう。

要は、取得のためにどの程度コストをかけられるのか、そしてその取得を何に活用したいのか、という受講者一人ひとりの事情により変わるところが大きいのです。

その理解をしたうえで資格を取ってみようと思うのであれば、あなた次第で大いに活用できるものとなるでしょう。

まとめ

webに関係する資格は、非常にたくさんあります。何事も移り変わるスピードの激しい現代では、SEOの新たな資格も次々と生まれてくることでしょう。

その流れの中で、現時点でのSEOにとって十分な対策をとっておくことは、大きな意味があります。体系的に、網羅的に知識を蓄えることも重要です。

この記事を参考にして、あなたが関わるwebサイトやブログのSEO向上に資格の取得が有効だと思われたなら、ぜひ適切な種類を選んでチャレンジしてみてください。成功を祈ります。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
   

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