Instagram広告の特徴や出し方・費用まで基礎知識を解説!
Instagramでは、写真や動画形式で広告を出稿できます。
しかし、Instagramは他のSNSと比べると歴史が浅いため「どうやって広告を出すの?」
「広告費用はどれくらい?」といった疑問を持つ方が多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、Instagramの広告の運用方法、料金など詳しく解説していきます。
- Instagram広告とは?
- Instagram広告の特徴
- Twitter広告との違い
- Facebook広告との違い
- Instagram広告のメリット・デメリット
- Instagram広告の配信手段の種類
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 発見タブ
- ブランドコンテンツ広告
- Instagramの広告クリエイティブの種類
- 静止画広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- コレクション広告
- ショッピング広告
- アンケート広告
- Instagram広告の出し方を解説
- STEP1.Facebook・Instagramアカウントの作成
- STEP2.Facebookページの作成
- STEP3.ビジネスマネージャからページを追加
- STEP4.InstagramとFacebookを連携する
- STEP5.Facebookの広告センターから広告を作成
- Instagram広告にかかる費用
- CPMの場合の費用感
- CPCの場合の費用感
- CPIの場合の費用感
- CPVの場合の費用感
- まとめ
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Instagram広告とは?
「Instagram広告」とは、Instagramに画像や動画形式で出稿する広告のことを指します。
一般的なInstagramの投稿と同じ形式での広告となるので、ユーザーの目につく、いわゆる「インスタ映え」する画像や動画を広告にすることで、より一層ユーザーの興味を惹きやすくなります。
広告により、投稿しているアカウントを広めることはもちろん、CTAボタンを設置することで自社のウェブサイトへの誘導も可能です。
Instagram広告の特徴
Instagramは全年代での利用率が42.3%を誇るSNSです。男性の利用率は35.3%、女性の利用率は49.4%と、他のSNSと比べると男女の利用率の差が大きいのが特徴です。
10代の利用率は69.0%、20代の利用率は68.1%と若者の利用率が特に高いですが、30代以降の利用率も他のSNSと同等レベルであるため、全年代に対して有効です。
広告のターゲティングに関しては、登録している年齢や性別、位置情報、興味・関心などを利用して行います。
ただし、広告を出稿できるSNSはInstagramだけでなく、TwitterやFacebookなどでも可能です。
SNSによってアクティブアカウント数や男女比、年齢層が違うため、訴求対象に合わせて適切なSNSを選び、より高い広告効果を得られるようにしましょう。
Twitter広告との違い
Twitter広告は、通常の投稿方法である「ツイート」と同じような形式で広告を出します。広告がリツイートされることで多くの人の目につく可能性があるため、拡散されればされるほど高い効果を得られます。
Twitter広告のターゲティングについては、指定したキーワードを検索したりツイートしたユーザーにアプローチする、キーワードターゲティングを行えるのが特徴です。
利用率はInstagramと並んで42.3%です。
男女比に大きな違いはなく、Instagramよりも20代の利用率が高いのが大きな特徴です。反対に20代以外の利用率は、全年代においてInstagramの方が高くなっています。
Facebook広告との違い
Facebook広告も他のSNSと同様に、通常の投稿と同じような形式で広告の出稿が可能です。
InstagramとFacebookは同じ会社が運営しているため、ターゲティングに関しては同じように、年齢や性別、位置情報、興味・関心から行います。
利用率は31.9%と、InstagramやTwitterに比べると低いですが、男女比に大きな差はありません。
特に10代・20代の利用率が低いため、若者に向けたものを宣伝する場合はInstagramの方が向いています。その一方で、40代以降の利用率はFacebookの方が高いので、中年層を狙う際に適していると言えるでしょう。
Instagram広告のメリット・デメリット
Instagram広告のメリットは以下の通りです。
- 若い年代や女性に効果的
- ビジュアル面でより高いアプローチができる
- 精度の高いターゲティングができる
前述したように、Instagramは女性の利用率が高く、10代・20代の利用率は70%に近い数値です。そのため、若い年代や女性に対してより効果的な宣伝効果を得られます。
また、画像や動画での広告となるため、ビジュアル面でより高いアプローチが可能です。インパクトのあるビジュアルの商品であればより目につきやすいですし、いわゆる「インスタ映え」した画像の広告であれば、広告であることの嫌悪感を持たれないまま自然な形でユーザーにアプローチできます。
一方、Instagram広告のデメリットは以下の通りです。
- 魅力のない画像・動画は見てもらえない
- 拡散力がない
- より正確にターゲティングを行う必要がある
Instagramのユーザーは、画像や動画の閲覧をするために利用しています。そのため、魅力のない画像や動画は、関心を持たれることなく流されてしまいます。
また、TwitterやFacebookと違ってシェア機能がないため、多くの人に共感されるような広告でも拡散されづらいと言えるでしょう。
Instagram広告の配信手段の種類
Instagram広告は主に以下のような手段で配信できます。
- フィード
- ストーリーズ
- リール
- 発見タブ
- ブランドコンテンツ広告
広告する商品や内容に合わせて適切な手段を選ぶことで、より効果的にユーザーにアプローチできます。
それぞれの特徴を見て、効果的なやり方を模索してみましょう。
フィード
フィードとは、Instagramのサービス開始当初からある、もっとも基本的な投稿方法です。
後述するストーリーズとは違い、一度投稿すると削除しない限りはアカウントに残り続けます。そのため、フィードではよりビジュアルに凝っている写真・動画が投稿される傾向にあります。
一般的な投稿方法なので、広告の種類を問わず利用できますが、ブランド力の向上や認知度の向上を目的として利用するのがおすすめです。
ただし、一般の投稿に混じって表示されるため、ユーザーにとってインパクトのない写真や動画では見向きもされません。ターゲティングをしっかり行い、関心の高いユーザーにアプローチできるようにしましょう。
ストーリーズ
ストーリーズは、2016年から開始された機能です。
保存しない限りは投稿から24時間で消えるのが大きな特徴です。そのため、ビジュアルに凝っていない画像や動画でも、ユーザーは気軽に投稿ができます。また、フィードとは違いフルスクリーンで閲覧できるため、ユーザーに対して視覚的に強くアプローチができます。
ただし、フルスクリーンとはいえYouTube広告のように視聴を強制することはないので、興味のない内容だと思われるとすぐに次のストーリーへスキップされてしまいます。
フィードと同じように、ターゲティングが非常に重要だと覚えておきましょう。
リール
リールは、2020年から開始された機能です。15秒から60秒までの動画を投稿できます。簡単に言えば、YouTubeのショート動画やTikTokに近い機能です。
フィードやストーリーズでも動画の投稿は可能ですが、リールはフォローしていないユーザーの投稿が表示されるのが大きな違いです。そのため、リールを閲覧しているユーザーは「新しい発見」を求めている傾向にあります。
そのため、広告であろうと、ユーザーにとって新しい発見となれば動画を最後まで閲覧してもらえる可能性が高いです。
発見タブ
Instagramの発見タブには、まだフォローしていないユーザーの投稿が表示されます。
発見タブから開いたページは、下にスクロールすることで同じような投稿を閲覧できます。この際に差し込まれる投稿が、発見タブでの広告です。
リールと同じように、発見タブを利用するユーザーは「新しい発見」を求めています。積極的に情報を取り入れようとしているユーザーにアプローチできるので、特に新規顧客の獲得に大きな力を発揮します。
ブランドコンテンツ広告
ブランドコンテンツ広告は、Instagramで影響力のある人や団体と連携して、投稿を通じて宣伝してもらうことです。
簡単に言えば、YouTubeの案件動画と言われているものと同じです。Instagram内で影響のある人物が情報を発信してくれるため、広告ならではの嫌悪感が少なく、ユーザーの目に留まりやすくなります。
Instagramの広告クリエイティブの種類
Instagramの広告は、基本的な静止画や動画以外にもさまざまな形式で投稿が可能です。
配信方法の他にも、広告クリエイティブの種類を正しく選ぶことで、より効果的なアプローチが期待できます。
Instagramで広告を出稿するなら、それぞれの広告クリエイティブの特徴を理解しておきましょう。
静止画広告
もっとも一般的なのが、静止画広告です。
フィードで出稿する場合のアスペクト比は1:1、ストーリーズで出稿する場合は9:16が推奨されています。もちろんアスペクト比1:1の画像でストーリーズに出稿することも可能ですが、余白が生まれてしまうため、ビジュアル面でマイナスとなることは否めません。
そのため、複数の配信方法で広告を出稿する場合は、さまざまな画像サイズを用意しておくと良いでしょう。
動画広告
Instagramでは、動画での広告も可能です。
リールでは15秒から60秒まで、フィードやストーリーズでは120秒までの動画を出稿できます。
静止画だけでは魅力を伝えきれないときは、動画広告を利用しましょう。
カルーセル広告
カルーセル広告は、1回の広告で最大10点までの画像や動画を表示できます。フィード、もしくはストーリーズにて利用します。
複数の商品を紹介したいときや一つの商品を多角的に紹介したいときは、カルーセル広告でより詳細に宣伝しましょう。
コレクション広告
コレクション広告は、フィードやストーリーズで画像・動画とともに商品をコレクションのように紹介できるフォーマットです。
カバーとなる画像・動画を1点見せ、その後3点の商品画像が続けて見せられるのが大きな特徴です。
コレクション広告をタップすると、インスタントエクスペリエンスと言われる専用のランディングページへ続くので、興味を惹いて購入意欲を向上させることが期待できます。
ショッピング広告
ショッピング広告は、画像に商品の値段や名称が付けられた商品タグを追加して、より能動的に商品紹介ページへ誘導するフォーマットです。
ユーザーは画像を見ながら商品の詳細をその場で確認できます。そのため、インターネットショッピングのような感覚で商品にアプローチしてもらうことができるのです。
アンケート広告
アンケート広告は、ストーリーズで利用できるフォーマットです。
2択で質問を投げかけ、ユーザーとのコミュニケーションを図れます。
アンケート形式なので、通常のストーリーズを使った広告よりもユーザーから興味を持ってもらいやすくなります。また、アンケートによってユーザーのニーズを探れるため一石二鳥です。
Instagram広告の出し方を解説
Instagram広告は、Facebookが運営しています。
そのため、広告を出すにはFacebookのページを使います。
Instagramの連携を行ったりビジネスページを作成したりと、その手順は多少複雑なので、画像と併せて詳しく解説します。
STEP1.Facebook・Instagramアカウントの作成
まずはFacebookアカウントの作成を行いましょう。
Instagramアカウントは必須ではありませんが、両アカウントを紐づけすることでより利用しやすくなります。Instagramで広告を出す場合は、Facebook・Instagram両アカウントを作成しておきましょう。
STEP2.Facebookページの作成
アカウントを作成したら、Facebookの「広告センター」にてFacebookページの作成をします。
Facebookページとは、Facebookのビジネス向けのサービスです。個人で広告を掲載する場合でも、Facebookページの登録は行いましょう。
ページ名とカテゴリを設定するだけですぐに作成できます。
STEP3.ビジネスマネージャからページを追加
続いて、ビジネスマネージャアカウントを作成します。ビジネスマネージャアカウントとは、InstagramやFacebookページなどのアカウントを一括管理するためのツールです。
ビジネスやアカウントの名前、メールアドレスなど必要事項を入力するだけで作成できます。
その後、「ページを追加」をクリックするとURLが入力できるようになるので、先ほど作成したFacebookページのURLを入力しましょう。
STEP4.InstagramとFacebookを連携する
続いて、InstagramとFacebookの連携を行います。
連携の手順は以下の通りです。
- スマホでInstagramにログイン
- 設定のアカウントから「プロアカウントに切り替える」をタップ
- プロアカウントを作成する
- プロフィール編集から「ページ」をタップ
- 既存ページのリンクからFacebookアカウントでログインする
すでにプロアカウントを作成して連携ができている場合は、上記手順は必要ありません。
STEP5.Facebookの広告センターから広告を作成
以上で、広告作成の前準備は完了です。
あとはFacebookページの広告センター「広告を作成」から、ターゲティング方法やキャンペーンの種類、媒体資料などを選択して広告を作成しましょう。
Instagram広告にかかる費用
Instagramの広告掲載には、以下の4つの課金形態があります。
- CPM(Cost Per Mille)
- CPC(Cost Per Click)
- CPI(Cost Per Install)
- CPV(Cost Per View)
課金形態ごとに、かかる費用は大きく違います。
宣伝する商品、ブランドに合わせて、適切な課金形態を選びましょう。
CPMの場合の費用感
CPM(Cost Per Mille)は、広告が表示されるごとに料金がかかります。
1,000回表示を1セットとして、1セット0.5〜1円が基本的な料金です。
表示されるだけで広告の効果が期待できる新商品やブランドを認知してもらう際に利用します。
CPCの場合の費用感
CPC(Cost Per Click)は、広告がクリックされるたびに料金がかかります。
料金は1クリックで40〜100円です。
広告が表示されてもクリックされない限りは費用がかからないので、広告を経由して自社商品を購入してほしい際に利用するのが一般的です。
CPIの場合の費用感
CPI(Cost Per Install)では、広告に出したアプリがインストールされるたびに料金がかかります。
料金は1回のインストールごとに100〜150円です。
CPCと同じように、アクションを起こされない限りは費用がかからないのが特徴です。
ただし、1回ごとの料金が高いためインストール後にアプリの魅力を感じてもらえないと広告の効果は得られません。
CPVの場合の費用感
CPV(Cost Per View)では、広告に出した動画が1回再生されるたびに料金がかかります。
料金は1再生で4〜7円です。
10秒以上の動画再生、または最後まで視聴されなければ料金は発生しません。そのため、広告費分は確実に広告の内容を伝えられます。
ただし、Instagramの動画広告はスキップされることがほとんどです。最後まで視聴してもらえるような魅力のある動画でなければ、訴求の効果は薄いです。
まとめ
Instagramの広告は個人でも簡単に掲載できます。
Facebookの広告センターで目標を選択し、流れに沿って自分好みに設定するだけなので、初心者でも難しいと感じることはないでしょう。
ただし、広告で大きな効果を得るには、ターゲティングをしっかりと行う必要があります。
Instagramは広告クリエイティブの種類が幅広いので、さまざまなやり方を模索しながら認知度・売り上げのアップを目指しましょう。
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