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GA4(Googleアナリティクス4)の導入方法とは?UAとの違いや導入後の設定も解説

GA4(Googleアナリティクス4)の導入方法とは?UAとの違いや導入後の設定も解説
Webサイトを運営している方であれば、「Googleアナリティクス」について聞いたことがあるのではないでしょうか。Googleアナリティクスは、Webサイト運営に欠かせないツールです。とはいえ、Webサイトのデータ分析について調べているなかで不明点や疑問が出てくることも多いでしょう。

今回は、「GA4」についてよくわからないという方に向けて、GA4の概要やUAとの違い、導入方法について解説します。ぜひ参考にしてください。
プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のウェブサイト大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
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GA4(Googleアナリティクス4)とは?

GA4(Googleアナリティクス4)とは、アプリやWeb内計測などができるGoogleが提供する無料解析ツールのことです。ユーザーの行動を予測できるほか、プライバシー重視のデータ収集を中心とした機能が搭載されています。

2020年10月にリリースされたGA4は、旧バージョンである「UA(ユニバーサルアナリティクス)」からさまざまな変更点があり、全く別のツールとなりました。なお、UAは2023年7月1日で廃止されることから、GA4への移行をできるだけ早期に行わなければなりません。

GA4とUAとの違い

「UA(ユニバーサルアナリティクス)」とは、2013年にリリースされたGoogleアナリティクスのことです。複数のドメイン間のユーザー行動を把握する機能が備わっており、よりユーザーの行動を詳細に把握しやすくなったとの評価を受けていました。

新たに登場したGA4とUAの違いをまとめると、以下の通りです。

  • イベント単位での計測に変化
  • 「ビュー」が廃止された
  • アプリとWebサイトを横断的に分析できる
  • AIによる分析強化によりユーザーの行動が予測できる
  • プライバシーを配慮したデータ収集が可能

GA4になって大きく変化したのが、アプリとWebを横断して計測できるようになった点です。機械学習を導入したことでユーザーの行動を詳細に予測できるようになり、よりコンバージョンやアクセス数増加につながる分析が可能となりました。

GA4(Googleアナリティクス4)の導入方法

ここでは、GA4の導入方法について4つのステップに整理して解説します。

STEP1:Googleアカウントを作る

STEP2:GA4アカウントを作成する

STEP3:GA4のデータストリームを設定する

STEP4:トラッキングコード(GA4タグ)を設定する

STEP1:Googleアカウントを作る

GA4を導入するには、まずGoogleアカウントを作る必要があります。Googleアカウントは以下の流れで簡単に作れるため、まだアカウントを持っていない人はこれを機に作ってみましょう。

  • Googleのトップページで右上のログインを押す
  • 「アカウント作成」ボタンをクリックし「自分用・子供用・ビジネスの管理用」から種類を選択し「次へ」を押す
  • 氏名・ユーザー名・パスワードを登録する
  • 生年月日・性別を登録する
  • 「プライバシーと利用規約」ページで利用規約を読み「同意する」をクリックする

STEP2:GA4アカウントを作成する

次に、以下の流れでGA4のアカウントを作成します。

  • Googleアナリティクスのトップページで「測定を開始」をクリックする
  • アカウント名(好きなものでOK)を入力する
  • データ共有オプションの設定を行う(推奨されているものを選択すればOK)
  • プロパティを設定する(プロパティ名は自由でOK。タイムゾーンや通貨は日本・日本円を選択)
  • プロパティ設定画面下部の「詳細オプションを表示」をクリックし、ユニバーサルアナリティクスプロパティをONにする
  • 同じ画面内の「WebサイトのURL」に計測対象のWebサイトのURLを入れる
  • 「Google アナリティクス 4とユニバーサル~」と「Google アナリティクス 4 プロパティの~」にチェックを入れる
  • ビジネスの規模や利用目的を入力する(素直に入力してOK)
  • 各種規約について同意する

STEP3:GA4のデータストリームを設定する

アカウント作成が完了した後、以下の流れでデータストリームを設定します。データストリームを設定することで、複数のチャンネルを横断的に測定できるようになります。

  • 画面左下のメニュー「管理」をクリックする
  • 「データストリーム」「自分のWebサイト」の順にクリックする
  • 画面中央にある「グローバルサイトタグ(gtag.js)~」をクリックする
  • 表示されるコードをコピーする

STEP4:トラッキングコード(GA4タグ)を設定する

最後にトラッキングコードを(GA4タグ)を設定します。解析対象のサイトに対して先ほどコピーしたコードを貼り付ければ完了です。ワードプレスの場合は、以下の流れで貼り付けましょう。

  • ダッシュボードの「外観」をクリック
  • 「テーマエディター」→「テーマヘッダー」と進み、コードを貼り付ける

GA4(Googleアナリティクス4)導入後にやるべきこと

GA4を導入した後は、以下の点を行うことをおすすめします。

  • サーチコンソールとの連携
  • 内部トラフィックの除外
  • コンバージョン設定
  • データ保持期間の変更

Googleサーチコンソールと連携する

導入後にやっておきたいこととしては、まずGoogleサーチコンソールとの連携が挙げられます。
Googleサーチコンソールとは、検索結果のパフォーマンスについて確認・分析ができるツールのことです。

GA4とGoogleサーチコンソールはそれぞれ独立して利用できますが、以下の手順で連携させることにより、GA4の画面上で両方の情報を確認できるようになります。

  • GA4画面左下のメニュー「管理」をクリックする
  • プロパティ列内の「サービスとのリンク」から「SeachConsoleのクリック」をクリックする
  • 接続するサーチコンソールのGA4プロパティのWebストリームを選択する
  • 「送信」をクリックする

内部トラフィックを除外する

内部トラフィックの除外も、導入後にやっておきたい作業の1つです。内部トラフィックとは、サイト運営に関わる人たちのアクセスが含まれてしまうことを指します。

内部トラフィックがあることよって正確なデータ集計・分析ができないため、あらかじめ除外しておく必要があるのです。

内部トラフィックの除外は、以下の流れで設定します。

  • GA4画面左下のメニュー「管理」をクリックする
  • プロパティ列内の「データストリーム」をクリックする
  • 「タグ付けの詳細設定」「内部トラフィックの定義」「データ設定」「データフィルタ」と順番にクリックしていく
  • 対象のデータフィルタを選び、パラメータ値を設定する
  • フィルタの状態の「有効」をクリックする

コンバージョン設定を行う

分析をより詳細かつ正確に行うため、コンバーション設定も行っておくことが重要です。

まずは「設定→イベントを作成」の順にクリックします。そして特定のイベントを設定し、「コンバージョンとしてマークを付ける」欄をクリックしてオンにします。

データ保持期間を14ヵ月に変更する

計測したデータの保存期限は、デフォルト設定の場合2ヵ月になっており短いため、14ヶ月に変更しておくことをおすすめします。

  • GA4画面左下のメニュー「管理」をクリックする
  • 「データ設定」「データ保持」の順にクリックする
  • 「イベントデータの保持」欄のプルダウンから「14ヶ月」を選ぶ

まとめ

GA4とは、2022年10月より利用可能になったGoogleアナリティクスの新バージョンです。旧バージョンであるUAからはさまざまな変更点があり、より使いやすさや分析能力が上がっています。

導入や初期設定は、順序通り行えば決して難しくありません。Webサイト運営を行っている人は、この記事を参考にGA4を導入してみてはいかがでしょうか。

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