無料ホームページ作成ツールおすすめ10選！自分で簡単に作れるツールを紹介

ポイント1: 作成目的に合った機能があるか

何のためにホームページを作るのか、その目的を明確にしましょう。

例えば店舗の紹介なら予約機能、情報発信が目的ならブログ機能が欠かせません。自身のゴールを達成するために必要な機能が、無料プランの範囲で提供されているかを確認することが最初のステップです。

ポイント2: 初心者でも直感的に操作できるか

専門知識がなくても扱えるかは、継続的にサイトを運営する上で非常に重要です。

ドラッグ＆ドロップで見たままに編集できたり、いくつかの質問に答えるだけでAIがサイトを自動生成してくれたりする機能があると、初心者でもストレスなく作業を進めることができます。

ポイント3: スマホ表示（レスポンシブ）に対応しているか

現代ではホームページ閲覧の大半がスマートフォン経由です。そのため、PCだけでなくスマホやタブレットなど、異なる画面サイズに応じて表示が最適化されるレスポンシブ対応は必須の機能と言えます。

多くのツールが標準で対応していますが、念のために必ず確認しましょう。

ポイント4: 将来的な拡張性（有料プラン）はあるか

最初は無料で始めても、事業の成長と共に機能を追加したくなるかもしれません。

その際に、独自ドメインの設定や広告の非表示、より高度な機能が使える有料プランへスムーズに移行できるかどうかを事前に確認しておきましょう。将来を見据えた拡張性の有無も、ツール選びの重要な判断材料です。

ポイント5: サポート体制は整っているか

サイト作成中に不明点やトラブルが発生した際、頼れるサポートがあるかは安心材料になります。

特に海外製のツールでは、日本語での問い合わせ窓口が用意されているか、ヘルプページが充実しているかなどを事前にチェックしておくと、いざという時に困りません。

Wix（ウィックス）

世界で2億人以上が利用する、業界最大手のホームページ作成ツールです。800種類を超えるプロ品質のテンプレートが用意されており、どんな業種でもぴったりのデザインが見つかります。

最大の特徴は、ドラッグ＆ドロップでパーツを自由に配置できる完全な編集機能。細部までこだわりたいデザイナー気質な方に最適です。

逆にデザインが苦手な方向けに、AIが自動でサイトを生成する「Wix ADI」というモードもあり、あらゆるユーザー層のニーズに応える総合力の高さが魅力です。

公式サイト：https://ja.wix.com/

Jimdo（ジンドゥー）

いくつかの簡単な質問に答えるだけで、AIが業種に合ったデザインや文章、画像を自動で提案してくれる「AIビルダー」機能が最大の特徴です。

「とにかく時間がない」「デザインを考えるのが苦手」という方でも、短時間で本格的なサイトを公開できます。

もちろん、AIが作成した土台を自分で編集することも可能です。国内ではKDDIグループが協業パートナーとして運営しており、日本語のサポート体制が充実している点も、初心者にとっては大きな安心材料と言えるでしょう。

公式サイト：https://www.jimdo.com/jp/

Googleサイト

Googleアカウントさえあれば誰でもすぐに無料で利用できる、シンプルさが魅力のツールです。Googleドキュメントやスプレッドシート、カレンダーといった他のGoogleサービスとの連携が非常にスムーズで、資料をサイトに埋め込むといった作業が簡単に行えます。

派手なデザインは作れませんが、その分、操作は明快。複数人での共同編集機能も優れているため、企業の社内ポータルや、サークル活動の情報共有ページなど、実用性を重視する場面で大きな力を発揮します。

公式サイト：https://sites.google.com/new

エキテン byGMO

国内最大級の店舗口コミサイト「エキテン byGMO」が公式に提供するホームページ作成機能であり、店舗情報との直接連携が唯一無二の強みです。

月間600万人以上が利用するエキテン byGMOのプラットフォーム上で、自店の基本情報、こだわり、メニュー、クーポン、スタッフ紹介まで詳細に発信できます。

これは単なるホームページ作成に留まらず、エキテンが持つ膨大なユーザーに直接アピールできる強力な集客ツールです。

特に、地域に根ざした飲食店やサロン、治療院を運営するオーナー様にとって、Webでの認知度向上と来店促進を同時に実現する、最も効果的な一手となるでしょう。

公式サイト：https://www.ekiten.jp/

STORES（ストアーズ）

物販用のネットショップを始めたい方も、美容院や整体院、クリニックのような予約サイトを作りたい方も。STORESなら、どちらのニーズにも対応したサービスを無料から気軽に始められます。

たとえば、飲食店のテイクアウト販売には「STORES ネットショップ」、サロンやクリニックの予約管理には「STORES 予約」がおすすめ。ご自身の業種や目的に合わせて、最適なサービスを選べるのが大きな魅力です。

どちらのサービスも操作画面がシンプルで使いやすく、デザイン性にも定評があります。初めての方でも、安心して本格的なサイト運営に取り組めます。

公式サイト：

STORES ネットショップ： https://stores.jp/ec

STORES 予約： https://stores.jp/reserve

▼ STORES ネットショップ

▼ STORES 予約

Weebly（ウィーブリー）

Weeblyは、世界的な決済サービス企業・Squareが提供するホームページ作成ツールです。特にネットショップ機能に強みがあり、サロン専売品から飲食店のオリジナル商品まで、幅広いオンライン販売に対応できます。

編集画面は、ブロックを積み上げるような構造で、直感的にページを作れるのが特徴。自由なデザイン性ではWixに劣るものの、レイアウトが崩れにくく、いつでも整った見た目を保ちやすいのが魅力です。初心者の方でも、安心してプロフェッショナルなサイトを構築できます。

また、ブログやお問い合わせフォームなど、ビジネスに必要な機能もひと通りそろっており、美容院・整体院・クリニックなど、信頼感が重視される業種の方にもおすすめです。

公式サイト：https://www.weebly.com/

WordPress.com

世界で最も利用されているCMS（コンテンツ管理システム）である「WordPress」を、サーバー契約などをせずに手軽に始められるクラウドサービスです。

ブログの投稿やカテゴリー分け、アクセス解析といった基本的な機能は無料プランでも非常に充実しており、本格的なメディア運営の第一歩として最適。SEOにも強い構造を持っており、良質なコンテンツを書きためていくことで、長期的なアクセス増が期待できます。

将来的に独自ドメインの本格サイトへ移行する際も、知識や経験を活かしやすいでしょう。

公式サイト：https://wordpress.com/ja/

Ameba Ownd（アメーバオウンド）

シンプルで洗練されたデザインが多く、特にAmebaブログや各種SNSとの連携機能が強力なツールです。

InstagramやX（旧Twitter）など、さまざまなSNSで発信している情報を、ひとつにまとめたい…そんなクリエイターやインフルエンサーに人気なのがこのサービスです。

スタイリッシュなデザインで、自分だけの発信拠点をつくることができ、ポートフォリオとしても、ブログとしても活用できる柔軟さがあります。

難しい設定なしで、自身の活動全体をまとめた魅力的なブランディングサイトを手軽に構築できるのが大きな魅力です。

公式サイト：https://www.amebaownd.com/

STUDIO（スタジオ）

コーディングの知識がなくても、白紙の状態からプロレベルの自由なデザインを直感的に作成できる、日本発の次世代型デザインツールです。

テンプレートに縛られることなく、細部までこだわり抜いたレイアウトや、スクロールに合わせたアニメーションなどを自由に表現できます。デザイナーやフォトグラファーなど、自身の作品を最高の形で見せるためのポートフォリオサイト構築に最適です。

クリエイティブな表現をとことん追求したい方に強く支持されています。

公式サイト：https://studio.design/

Canva（キャンバ）

デザインツールとしておなじみのCanvaが提供する、手軽なホームページ作成機能です。

最大の強みは、Canvaが持つ膨大でおしゃれなテンプレートや、写真・イラストといった素材を、サイトデザインにそのままシームレスに活用できる点。普段からCanvaで資料やSNS投稿を作成している方なら、全く同じ操作感で、驚くほど簡単にデザイン性の高いWebページが作れます。

本格的な複数ページのサイトより、イベント告知や自己紹介用の1枚のページ作成に特に向いています。

公式サイト：https://www.canva.com/ja_jp/

☝️専門家から一言アドバイス
ツール選びでは「デザイン」に目が行きがちですが、事業で使うなら「更新のしやすさ」と「目的との一致」が生命線です。例えば、店舗なら予約機能が必須ですよね。最初に「このサイトで何を達成したいか」を紙に書き出し、それを実現できる機能を持つツールを選ぶ。この一手間が、後々のサイト運営を格段に楽にしてくれますよ。

メリット1：コストをかけずに始められる

最大の利点は、初期費用や月額費用といったコストが一切かからないことです。事業を始めたばかりの段階でも、金銭的なリスクを負うことなくWebサイトという拠点を持つことができます。

まずは無料で試してみて、事業の成長に合わせて投資を検討できる手軽さが魅力です。

デメリット1：サービスの広告が表示される

多くの無料プランでは、サイトのどこかにサービス提供側の広告が表示されます。

個人のブログなどであれば問題ありませんが、企業の公式サイトや店舗のページに他社の広告が入ると、ブランドイメージやユーザーからの信頼性に影響を与える可能性があります。

デメリット2：独自ドメインが使えず信頼性が低い

無料プランでは、「○○.wix.com」のようにサービス名が入ったURLになります。これはユーザーにアマチュアな印象を与えかねず、本格的なビジネスで利用するには信頼性の面で不利に働くことがあります。

名刺に記載する際にも、独自ドメインの方がすっきりと見えます。

デメリット3：機能や容量に制限がある

無料プランでは、公開できるページ数やアップロードできるデータの容量に上限が設けられていることがほとんどです。

また、高度なSEO設定やオンライン決済といった、ビジネスを拡大する上で必要になる機能が利用できないなど、様々な機能制限が存在します。

ステップ1: ホームページを作る目的と載せる情報を決める

まず「誰に、何を伝えたいのか」を明確にしましょう。これがサイトの骨格となります。

会社の基本情報、提供するサービスの内容や料金、店舗へのアクセス、問い合わせ先など、訪問者にとって必要不可欠な情報をあらかじめリストアップしておくと、後の作業がスムーズです。

ステップ2: 自分に合った作成ツールを選んで登録する

この記事で紹介した「選び方」や各ツールの特徴を参考に、ご自身の目的に最も合ったツールを一つ選びましょう。

決まったら、公式サイトにアクセスしてアカウントを登録します。多くはメールアドレスだけで簡単に登録でき、すぐに作業を始めることができます。

ステップ3: テンプレートを選び、デザインの土台を作る

アカウント登録後、デザインの基となるテンプレートを選択します。ご自身の事業イメージやブランドカラーに合ったものを選びましょう。

多くのツールでは、公開後のイメージを確認できるプレビュー機能があるので、いくつか試してみて最適なデザインの土台を見つけてください。

ステップ4: テキストや画像を追加してページを完成させる

デザインの土台が決まったら、ステップ1で準備したテキスト情報や、自分で撮影した写真、サービスのイメージに合う画像を配置していきます。

テンプレートの枠組みに沿ってコンテンツを流し込むだけで、プロが作ったような見栄えのページが完成に近づきます。

ステップ5: スマートフォンでの表示を確認し、公開する

すべてのページが完成したら、公開前に必ずスマートフォンでの表示を確認しましょう。文字や画像が見切れていないか、ボタンは押しやすいかなど、ユーザー目線で最終チェックを行います。

問題がなければ、いよいよ公開ボタンを押し、ご自身のホームページを世界に発信します。

☝️専門家から一言アドバイス！
公開ボタンを押す直前に、ぜひ試してほしいことがあります。それは、ご家族や友人に「5秒だけサイトを見て、何のお店（サービス）か当ててみて」とお願いすることです。もし相手が答えに詰まるようなら、最も伝えたい情報が訪問者に一瞬で伝わっていない証拠。プロは常にこの「初めて訪れた人の視点」を意識します。この一手間が、自己満足ではない、本当に「伝わる」ホームページへの大きな一歩になりますよ。

Q. 本当にずっと無料でホームページを使い続けることはできますか？

はい、多くのサービスで無料プランを永続的に利用することは可能です。ただし、本記事で解説したように、広告の表示や機能制限といった制約があります。ビジネスが成長し、より多くの機能が必要になったタイミングで、有料プランへの移行を検討するのが一般的です。

Q. 無料ツールで作ったホームページでもGoogle検索に表示されますか？

表示されます。ただし、無料プランで提供される共有ドメインは、独自ドメインに比べてSEO（検索エンジン最適化）の観点で不利になる傾向があります。本格的に検索上位を目指すのであれば、独自ドメインが利用できる有料プランの利用や、SEOに強いWordPressの検討をおすすめします。

Q. デザインの知識が全くなくても、おしゃれなホームページは作れますか？

作れます。WixやSTUDIOといったツールには、プロのデザイナーが作成した高品質なテンプレートが豊富に用意されています。それらを選んで、自身の写真や文章に差し替えるだけで、誰でも簡単におしゃれなホームページを完成させることができます。

Q. スマートフォンだけでホームページを作成・更新することは可能ですか？

可能です。JimdoやWix、Canvaなど、多くのツールが高機能なスマホアプリを提供しており、スマートフォンのブラウザからの編集にも対応しています。外出先からでもお知らせを手軽に更新できるなど、場所を選ばずにサイトを管理できるので非常に便利です。

Q. 無料で予約システムを導入することはできますか？

はい、無料で導入可能です。例えば、この記事で紹介した「STORES 予約」なら、フリープランで予約機能や顧客管理を備えたサイトを作成できます。他のツールでも、Airリザーブなどの外部サービスを埋め込みやリンクで追加できることがあります。