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Facebookピクセルとは?仕組みや作成方法など基本設定を解説

Facebookピクセルとは?仕組みや作成方法など基本設定を解説
Facebook広告を利用していて、効果がどれくらい出ているかを知りたいと誰しも思うでしょう。そんなときに活用できるのが、「Facebookピクセル」です。設定することによって広告の効果測定が可能になります。

今後の課題を洗い出す際にも最適な Facebookピクセルについて解説します。
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Facebookピクセルとは?

Facebookピクセルとは、サイトに設置することによってユーザーのアクション(カートへの追加や購入など)を計測できるようになるJavaScriptコードのことです。

Facebookピクセルでできることはコンバージョン計測だけでなく、Facebook広告を経由したユーザーへのリマーケティング(リターゲティング)、カスタムオーディエンス・類似オーディエンスの作成などが挙げられます。

また、Facebookピクセルで計測したデータはFacebook上に保存され、広告配信システムの最適化がされてコンバージョンを獲得しやすくなります。

初めての人には初期設定が難しく感じますが、Facebook広告の効果を最大限生かすためにも絶対に行うべき内容になります。

Facebookピクセルでできること・機能

Facebookピクセルは、自社が出稿した広告について様々な分析や最適化をしてくれる便利な仕組みです。

具体的には「コンバージョン見込みの高いユーザーへの自動配信」「効果的なターゲティング」「類似オーディエンスへのリーチ」「広告効果の検証」などが挙げられます。

自動でコンバージョンの見込みが高いユーザーに広告を配信

Facebookピクセルはユーザーがどのような動きをしたか見ることができるツールです。見ることができるデータは、以下の3つです。

  • どんなページに訪問したか
  • いつページを訪問したか
  • ページ内で画面をどの範囲でスクロールしたか

これらは、「スマホで広告を見た後にタブレットで商品ページを見た」など複数にまたがるデバイスでの行動も追跡可能です。集まったデータをもとに、よりコンバージョン見込みの高いユーザーに配信することができます。

カスタムオーディエンスの作成など効果的なターゲティング

カスタムオーディエンスとは広告のターゲット設定の一つで、既に持っている顧客リスト(メールアドレスや電話番号、FacebookユーザーIDなど)をFacebook上のデータと照らし合わせ、既存の顧客(顧客リスト)からFacebookユーザーに広告を配信する機能です。

自社サイトにアクセスしたユーザーも対象に設定できるので、コンバージョンに近いリターケティングが可能になります。

コンバージョンにつながりやすい類似オーディエンスへのリーチ

類似オーディエンスは特徴が似ているユーザーに広告を配信することができるターゲット設定の一つです。

一般的な方法としてはFacebook広告からコンバージョンに至ったユーザーをもとに類似オーディエンスを作成することで、そのユーザーの年齢・性別・興味関心などをもとに、そのユーザーと条件の似たユーザーをFacebook広告が自動で判別して配信してくれます。

類似オーディエンスを設定することで、「コンバージョンしたユーザーに近い特徴を持っているが、まだターゲティングできていないユーザー」に向けて広告を配信できるので、コンバージョンに期待ができます。

コンバージョンの計測結果から広告効果を検証

コンバージョンを計測することでCPA(顧客獲得単価)なども分かるので、広告効果を高めるためにもPDCAサイクルを回すことが効果的です。

Facebook広告ではクリエイティブに対するスコアの値だけでCPCが10倍も変化することがあるので、クリエイティブやターゲティングなどを改善していきましょう。

また、コンバージョンに至ったユーザーの類似オーディエンスを作成するのにも必要で、Facebookでは500以上のリストを推奨としています。

Facebookピクセルの作成方法

Facebookピクセルの作成方法

実際にFacebookピクセルを生成する手順について解説をしていきます。Facebook広告にログイン後、以下の手順で進めます。

  • ビジネス設定をクリック
  • データソースをクリック
  • 「ピクセル」をクリック
  • 「追加」をクリック
  • ピクセル名を入力

Facebookピクセルの設定画面

ピクセル名はデフォルトで入っている場合もありますが、自分で自由に変更が可能です。また、このピクセル名はユーザーからは見えません。

ピクセル名と、もしURLが決まっていれば合わせて設定してください。その後、右下の「次へ」をクリックします。

Facebookピクセルの使い方

Facebookピクセルの使い方

Facebookピクセルの使い方は以下の手順で進めます。

  • 「イベントマネージャ」をクリック
  • 「ピクセルの設定を続行」をクリック
  • 「Facebookピクセル」を選択
  • 「手動でピクセルコードをウェブサイトに追加」を選択
  • 「ベースコード」をコピー
  • 計測したいウェブページの</head>の上に貼り付け

Facebookピクセル埋め込み後の確認方法

設置が完了したら、正しく設置できているかを確認しましょう。設置方法が誤っていると正しく表示されないので、必ず確認を行いましょう。

主な確認方法は2つで、「イベントマネージャ」か「Facebook Pixel Helper」を使います。

イベントマネージャ

下記の順に進めます。

  • イベントマネージャを開く
  • 「詳細を見る」をクリック
  • 確認したいピクセルを選択
  • 「テストイベント」を選択
  • ピクセルを設置したサイトのURLを入力し「ウェブサイトを開く」をクリック

ピクセルが正しく設置できていればイベントが反応(発火)します。

拡張機能「Facebook Pixel Helper」

Facebookが提供するChromeの拡張機能「Facebook Pixel Helper」を使うのも、Facebookピクセルの動作を確認する簡単な方法の1つです。

Facebook Pixel HelperをChromeにインストール後「</>」をクリックし、緑色のチェックボタンが付いていれば、Facebookピクセルが正しく動作しているか確認できます。

Facebookピクセルを使ってコンバージョンを計測する方法

Facebookピクセルを使ってコンバージョンを計測する方法

引用:Facebookピクセル標準イベントの仕様

計測したい標準イベントのパラメーターを図③の「fbq(‘track’, ‘PageView’);」の下に貼り付け、ウェブサイトの</head>の上に貼り付けることで「カートに追加」や「登録完了」といった様々なコンバージョン計測が可能です。

下記の手順でカスタムコンバージョンも使用できます。

  • イベントマネージャをクリック
  • 作成をクリック
  • カスタムコンバージョンを作成

カスタムコンバージョンの方が簡単に設定できますが、標準イベントと比べてエラーが生じやすいので、標準イベントの使用がおすすめです。

Facebookピクセルを使うときのポイント

Facebookピクセルは、集客や自社でイベントをする際に効果的です。上手に活用することで、今後の課題もしっかりと見えてくるので、なかなかユーザーにページを見てもらえないと悩んでいる企業におすすめです。

HTMLとphpが少しだけ読める必要がある

Facebookピクセルを設置する際には、HTMLのheadタグを触る必要があることから、若干のHTMLの知識が必要となります。

最低限の条件として、静的サイトなら<head></head>タグが格納されるファイルの場所、動的サイトならヘッダーの吐き出しを制御しているphpファイルの場所を把握している必要があります。

HTMLやPHPについて全く分からないということであれば、無理に自分で設置しようとせず知識がある人に教えて貰うことをおすすめします。

設置場所を誤ると、最悪の場合、サイトが正しく表示されなくなることもあるため注意しましょう。

ピクセルコードの重複や挿入位置の間違いに注意

ピクセルコードを手動でウェブサイトに追加する場合、ピクセルコードが重複しないように注意しましょう。

ピクセルコードはJavaScriptで必要な情報を取得して、Facebookピクセル本体に情報を送っています。

そのため、ピクセルコードが複数設置されていると同じ処理が2回行われるため計測結果にずれが生じてしまいます。

また、ピクセルコードの挿入位置を間違えると、そもそも計測が行われません。

挿入位置は間違えないよう注意が必要です。

イベントコードの種類と設置場所を確認

前述の「Facebookピクセルを使ってコンバージョンを計測する方法」でも触れましたが、Facebookピクセルの標準イベントには様々な種類があります。詳しくは「標準イベントおよびイベントでサポートされるパラメーターの全リスト」をご覧ください。

間違ったコードを入力したり設置場所を間違えたりすると、Facebookピクセルが上手く機能しません。必ずイベントコードを確認したうえで追加し、正しく機能しているか確認しましょう。

まとめ

Facebookピクセルは、Facebook広告の効果を高めるために必須のツールです。
Facebook広告から流入したユーザーの行動を分析できるのはもちろん、Facebook広告のターゲティング設定をより細かく行うために無くてはならないツールと言えるでしょう。

Facebookピクセルを設置するには若干のHTMLの知識が必要となりますが、難しいものではありません。ある程度の新しいことを学ぶのが苦にならないという方は、この記事を参考に実際に導入してみましょう。

ただし、Facebookピクセルの導入で手順を誤ると、LPの表示が崩れる場合があります。そのため、自信が無い場合は専門業者に依頼をするのがおすすめです。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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