トラックバックとは?仕組みや設定方法、メリット・デメリットについて解説
この記事では、トラックバックの概要や仕組み、設定方法などについて解説します。また、設定するメリット・デメリットなども紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
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トラックバックとは
トラックバックとは、他者が作成したホームページの記事内容を自身のホームページで引用・参照した際、そのことを引用元に通知する機能のことです。通知を引用元の管理者が承認することで、引用された側だけでなく、引用した側のページも被リンクを獲得できます。また、引用元へ引用した旨の連絡をしなくても、通知を行える便利な機能です。
トラックバックは、引用を行ったページからトラックバックの要求を行うことで引用元サーバーへトラックバックPingという通知が送られ、引用元のページがそのPingを受信すると機能する仕組みになっています。
ピンバックと何が違うのか
トラックバックと混同されやすい機能として、ピンバックが挙げられます。両者はともに、リンクを貼った引用元のホームページへの通知を目的とした機能です。しかし、両者には、以下のように異なる特徴があります。
- トラックバック:任意のページに対し、手動で送信する
- ピンバック:自分のページに書かれたリンクURLに対して自動的に送信する
トラックバックの場合は手動でURL送信を行う必要があるのに対して、ピンバックは記事内にURLを貼るだけで自動送信されることから、両者は似ているようで異なる機能といえます。
トラックバックを使用するルール
トラックバックを使用する際には、以下に気を付ける必要があります。
【使用する際のルール】
- 引用・参照元に記事との関連性がある場合にのみ行う
- トラックバックを実行する際は、ページ内で相手ホームページについて触れる
- 相手ページのURLを自身のホームページに表示する
- 自身のホームページへの誘導を目的として使用しない
トラックバックは、互いの記事に関連性がある場合のみに行うほか、作成したホームぺージ内で引用元について触れなければなりません。もし関連性の低い記事に対して貼ってしまうと、スパムと認識される恐れがありますので、念入りに確認するようにしましょう。
また、自身のホームページへの誘導のみを目的として設定しないことや、引用元のURLを必ず自身のページに表示させることも重要です。
トラックバックの設定方法
トラックバックの設定方法について、解説します。主な手順は、一般的には以下のとおりです。
【一般的な流れ】
- ホームページの記事に引用元のリンクを貼る
- トラックバックURL欄に引用した記事のトラックバックURLを貼る
- 記事を投稿する
- 引用元ホームページの管理者に通知が送信される
- 引用元の記事に引用先の記事URLが表示される
ただし、引用元ホームページが拒否設定を行っている場合、引用元の記事に引用先の記事URLが表示されません。また、引用元のホームページが承認制にしている場合、承認を待つ必要があります。
トラックバックを設定する際の注意点
トラックバックを設定する際には、以下のポイントについて注意が必要です。
- トラックパックスパムに注意する
- WordPressの標準設定ではトラックバックが表示されない
ここでは、それぞれの注意点について解説します。
トラックバックスパムに注意する
トラックバックを利用する場合には、トラックバックスパムによる要求を警戒する必要があります。トラックバックスパムとは、引用を行った側とリンク先の関連性を無視し、トラックバックの利用を狙って被リンク獲得を目的とする行為のことです。
対策としては、承認制にすることや、要注意ページに関してブラックリストを作って制限するなどが挙げられます。また、引用をする側としては、無関係と思われる記事のリンクをいたずらに貼り付けないことが大切です。
WordPressの標準設定ではトラックバックが表示されない
WordPressのデフォルト状態では、トラックバックが表示されないように設定されていることが多いです。もし、トラックバックをWordPressで表示させたいのであれば、テーマファイルにコードを追加しなくてはなりません。
なお、WordPress同士の引用であれば、ピンバック機能が使用できます。トラックバックとほぼ同様の機能で手間も少なくなるため、状況に応じてどちらを活用するか判断しましょう。
トラックバックを設定するメリット
トラックバックを設定するメリットとしては、以下が挙げられます。
【メリット】
- トラックバックを利用したホームページのアクセス増加が見込める
- 相互リンクによりSEO効果が期待できる
- トラックバックするホームページ管理者とのやり取りが必要ない
メリットとしてまず挙げられるのが、トラックバックしたホームページのアクセス増加です。引用元に自身の記事URLが貼られることにより、リンクを経由したユーザーからのアクセスが期待できます。加えて、トラックバックを行うことで引用元との相互リンクが成立するため、SEO上の効果が見込めます。
また、引用元記事の管理者と直接的にやり取りをすることなく記事を引用できるため、調整に時間を取られずに作業することが可能です。
トラックバックを設定するデメリット
デメリットとしては、以下が挙げられます。
【デメリット】
- トラックバックURLを探す手間や、送信を手動で行うなどの手間がかかる
- 引用元のホームページ運営者から承認を得ないとリンクを獲得できない
- スパムが被リンク稼ぎに利用される可能性がある
トラックバックを行うためには、引用元のトラックバックURLを探したり、送信を手動で行ったりしなければなりません。また、もし引用元が承認制を採用していた場合、承認を受けない限り被リンクを獲得することができません。ホームページ内での注意書きや、被リンクについての記載がないか、事前に確認しておく必要があります。
さらに、自身のページが引用される場合、スパムとして利用される可能性も否めません。被リンクの獲得だけを目的とした要求を受けないようにするためには、承認制にするなどの対策をとる必要があるかもしれません。
まとめ
トラックバックとは、他者のホームページのリンクを自身のホームページで引用した際に、そのことを引用元に通知する機能のことです。
この機能を利用することで、引用元と直接やり取りすることなく記事の引用を伝えられたり、相互リンクを獲得できたりなどのメリットがあります。ただし、トラックバックには一定の手間がかかることや、スパムとして利用されるリスクがあることも忘れてはいけません。
そのため、トラックバック機能を利用する際には、慎重に設定するようにしましょう。この記事を参考に、上手に活用してみてはいかがでしょうか。
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