「アナリティクス」の意味とは?代表的なツールとその使い方を紹介
マーケティングに携わる人なら必ず耳にする「アナリティクス」という言葉。
Googleアナリティクスなどツール名に使われることもありますが、あなたはその正しい意味をご存知ですか。
この記事では、アナリティクスという言葉の意味や、アナリティクスという言葉が名前に入った主なツールを紹介します。
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「アナリティクス」の意味とは?
「アナリティクス(analytics)」という言葉を和訳すると、「分析論、または解析論」という意味になります。
「分析」や「解析」という言葉には「物事を細かく分けて論理的に調べること」という意味があるため、アナリティクスは「物事を細かく論理的に調べる方法」とも言うことができるでしょう。
なお、Webマーケティングの分野で「アナリティクス」という言葉を使う場合、Googleが提供するアクセス解析ツール「Googleアナリティクス」を指していることが多いです。そのほかにも「YouTubeアナリティクス」や「Twitterアナリティクス」などの解析ツールがあり、それぞれの分野におけるデータの分析に活用されています。
「アナリティクス」と名のつく主なツール
「アナリティクス」という言葉が使われるアクセス解析ツールには、主に以下のものがあります。
- Googleアナリティクス
- YouTubeアナリティクス
- Twitterアナリティクス
上記のツールについて話すとき、省略して「アナリティクス」と呼ぶこともあります。
Webサイトの運営を行う人はGoogleアナリティクス、YouTubeのチャンネルを開設している人はYouTubeアナリティクス、Twitterを広告運用に利用している人はTwitterアナリティクスの活用がおすすめです。
Googleアナリティクス
GoogleアナリティクスはWebサイトなどに設置して、アクセス数やPV数、さらには訪問者の滞在時間や離脱率など詳しい分析ができるツールです。Webサイトを運営する人の多くが利用しているツールのため、アナリティクスといえば「Googleアナリティクス」という認識の方が多いかもしれません。
Googleアナリティクスを利用するには、まずGoogleアカウントの作成が必要です。アカウントさえ作成すれば、Googleアナリティクスは無料で登録することができます。
必要事項を入力してGoogleアナリティクスの登録が完了すると、トラッキングコードが発行されます。このトラッキングコードを分析したいページに埋め込むことで、アナリティクスが開始されます。
Googleアナリティクスで分析できる詳しい項目については、後述します。
YouTubeアナリティクス
YouTubeアナリティクスは、投稿した動画の再生数や、どの層の視聴者が多いのかなどを分析できるツールです。広告収入を得るためにYouTubeチャンネルを開設している人や、YouTubeを企業のブランディングに使いたい広報担当者などは必ず利用しておきたいツールと言えるでしょう。
YouTubeアナリティクスを利用するには、まずYouTubeでチャンネルを開設する必要があります。開設したチャンネルで「YouTube Studio」を選択し、さらにその中のメニューから「アナリティクス」を選択することで、自身のチャンネルに関するさまざまな数値を確認することができます。
Twitterアナリティクス
Twitterアナリティクスは、自身のTwitterアカウントのツイート数やフォロワー数、@ツイート数、プロフィールへのアクセス数などの数値を確認できるツールです。月間の数値の推移などをグラフで表示することができ、過去のツイートの反響を確かめたり、今後の方向性を考えたりするのにも役立ちます。広告運用や企業のブランディングのためにTwitterを活用している人にもおすすめです。
Twitterアナリティクスを利用するには、まず自身のTwitterアカウントにログインしましょう。アカウントにログインしたら、ホーム画面にあるメニューから「もっと見る」をクリックし、さらに「アナリティクス」という項目を選択すると、Twitterの運用に関するさまざまな数値やグラフを確認できます。
Googleアナリティクスで確認できること
上述したアクセス解析ツールのなかでも特に多くの人に利用されているのが、Googleアナリティクスです。Webサイトを運営している人は、Googleアナリティクスを利用することでSEO対策をより効果的に行えるようになります。
Googleアナリティクスから確認できる主な項目は、以下の通りです。
- アクセス数
- ユーザーの属性
- ユーザーの行動
- コンバージョンの効果
いずれもWebサイトを運営していくうえで非常に重要な項目と言えます。
アクセス数
アクセス数はPV数とも呼ばれますが、Googleアナリティクスでは単純なPV数だけでなく、新規ユーザーとリピーターを分類することができます。さらに、流入元の解析も可能であるため、今後、重点的な対策が必要なページも把握できるでしょう。
ユーザーの属性
Googleアナリティクスを利用すれば、アクセスしてきたユーザーについて、「年齢」「性別」「地域」「使用デバイス」などの属性も確認することができます。ターゲット層と実際のユーザーの属性の相違を確認したり、属性別でユーザーの行動を分析したりすることも可能です。
例えば、自身のサイトについて、Googleアナリティクスにより若者の訪問数が少ないことが分かれば、今後は若者向けのコンテンツを重点的に増やしていくという対策を立てることができるでしょう。
ユーザーの行動
Googleアナリティクスにより、自身のサイト内のページにおけるユーザーの滞在時間や離脱率など、詳しい行動内容を分析することができます。滞在時間が短かったり、離脱率が高かったりすると、「ページを開いてみたが興味のない内容だった」「興味はあるけどサイトの見方がわかりにくい」などさまざまな原因が考えられるでしょう。
ユーザーの滞在時間が短いページと長いページの違いを見比べたりすることで、課題解決に向けた対策を打ち出せます。
コンバージョンの効果
Googleアナリティクスでは、あらかじめコンバージョンの定義を設定しておくことで、その効果測定を行うことも可能です。
例えば、「会員登録完了時に遷移されるページ」や「商品購入後のページ」などをコンバージョンに指定しておくことで、そのページに到達したユーザーの数を計測できます。
また、特定のページへの到達度だけでなく、「一定時間以上のセッション」など滞在時間や離脱率をコンバージョンに指定することもでき、さまざまな角度からサイトの分析を行うことができるでしょう。
まとめ
ここまで、「アナリティクス」という言葉の意味や、主なアナリティクスのツールについて用途や使い方を説明してきました。
「アナリティクス」という言葉には、「ものごとを細かく論理的に調べる方法」という意味がありますが、実際に使われるのは「Googleアナリティクス」などのアクセス解析ツールを指している場合が多いです。
とはいえ、単に「アナリティクス」と言うだけでは伝わらない可能性もありますので、ツールを指す場合には「Googleアナリティクス」「YouTubeアナリティクス」など具体的なツール名をしっかり伝えることをおすすめします。
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