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メールマーケティングとは?基本的な知識や具体的な配信施策を紹介!

メールマーケティングとは?基本的な知識や具体的な配信施策を紹介!

近年ではメールを使うユーザーが少なくなっているため、メールマーケティングの効果はないと思われがちです。

ですが、成功事例は数多くあるので、メールマーケティングを行う有用性は確かです。

本記事ではそんなメールマーケティングの手法や始め方など、幅広く紹介します。

ぜひとも参考にしていただき、マーケティングについて今一度見直してみましょう。


プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のウェブサイト大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
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メールマーケティングとは?

メールマーケティングとは、簡単に言えばメールを用いてユーザーに働きかけ、集客や販売を行うことです。

例えば、ネットショッピングをすると、ショップからの新商品のお知らせがメールで届いたり、クレジットカードを契約していると、カードローンのお知らせがメールで届いたりします。

このようにメールを行い、ユーザーに行動してもらうように促すことがメールマーケティングです。

メルマガとの3つの違い

メルマガがメールマーケティングと違う点は主に以下の3つです。

  • ユーザー全員に同じメールを送る
  • 配信停止をされやすい
  • マイナスなイメージが強い

前述したように、メールマーケティングとはメールを行いユーザーに働きかけることです。

そのため、基本的にはメルマガもメールマーケティングの一部といえます。

ですが、メルマガはユーザー全員に同じ内容のメールを送る点が大きな特徴です。

対して、メールマーケティングは一般的にはユーザーのニーズに合わせて、その時その時で適したメールを送信するのが一般的です。

そのため、メルマガはユーザーからは興味を持ってもらえないことが多く、マイナスなイメージがあります。

とはいえ、メルマガは定期的にメールを行うことで、ユーザーとの接点を繋ぎ止める役割を持っています。

メルマガもメールマーケティングの一部なので、重要な役割を持っているということは理解しておきましょう。

メールマーケティングのメリット・デメリット

メールマーケティングを実際に行うかどうかは別として、メリットとデメリットをそれぞれ理解しておくことで、より一層効果的なマーケティングが行えるようになります。

メールマーケティングのメリット

メールマーケティングのメリットは主に以下の3点です。

  • ダイレクトメールよりも低コスト
  • 効果を検証し改善しやすい
  • ユーザーに合わせた内容を送信できる

ダイレクトメールを送った場合は、はがきなら1通で100円近くのコストがかかります。

そして送ったとしても、そのダイレクトメールを手に取って見てくれているかどうかわかりません。

さらに全員に同じ内容のダイレクトメールを送っているので、内容がユーザーに刺さらない可能性も高いです。

対してメールマーケティングの場合は、ダイレクトメールよりも低コストです。

送信システム・ツールによって料金は違いますが、高くても1通あたり1円なのでダイレクトメールに比べれば大幅に安いことは間違いありません。

またメールが迷惑メールへ行かずに送信できたか、送信後に開封をしてもらえたか、メール送信後に配信停止にされたかなどの検証が可能です。

このように低コストで、効果を検証できて、臨機応変に送信内容を変えられるのがメールマーケティングの大きなメリットです。

メールマーケティングのデメリット

メールマーケティングのデメリットは以下の通りです。

  • メールの内容を考えるのが大変
  • 何通りものメールを作成する必要がある

メールマーケティングは効果を検証しながら送信内容を改善していきます。

そのため、検証結果からメールの内容を考えて作成しなければ、高い効果は得られません。

また「ターゲティングメール」の場合はユーザーに適した内容のメールを送り「ステップメール」では複数のメールを分けて送るなど、何通りものメールを作成しなければいけません。

メールマーケティングは、低コストで高い効果が得られる分、検証や改善をする必要があるので、手間がかかるということを覚えておきましょう。

メールマーケティング手法の4つの種類

前の章で少し紹介したように、メールマーケティングには「ターゲティングメール」や「ステップメール」など、さまざまな手法があります。

メルマガも厳密に言えばメールマーケティングの手法の一つです。

メールマーケティングを行う目的に合わせて、手法を選べばより高い効果を得られます。

それぞれの手法を確認して、有効なメールマーケティングを行いましょう。

ステップメール

ステップメールとは、名称通り段階的に分けて送信するメールのことです。

例えば、商品を購入したユーザーに対して感謝のメールを送信し、3日後に商品に関するアンケートのメールを送信、10日後に類似のおすすめ商品のおしらせメールを送信する、という流れになります。

このように、段階的に有益なメールを送信することで、時間をかけてユーザーとの信頼関係を確立できるのが大きな特徴です。

決められたメールを段階的に送信するだけなので、ユーザーに合わせたメールを作成する必要はありません。

そのため、作業の工数や時間を大幅に減らせますし、ユーザー全員に同一の商品価値を提供できます。

ターゲティングメール

ターゲティングメールは、取得しているユーザーの情報をもとに、条件に適したユーザーに限定して送信するメールです。

例えば、誕生日のユーザーに対して特別なクーポンを送信したり、30代のユーザーに限定しておすすめ商品の紹介メールを送信したりします。

このように、ユーザーごとに適切なメールを送信するように設定できるため、コンバージョン率・アクション率の向上が見込めます。

リターゲティングメール

リターゲティングメールは条件を設定し、ユーザーの行動がその条件を満たしたときに送信するメールです。

例えば、商品をカートに入れたまま放置しているユーザーに対して通知のメールを送ったり、商品ページを見て離脱してしまったユーザーに対してクーポンメールを送ったりします。

ターゲティングメール同様に、ユーザーの行動を促す効果があります。

休眠発掘メール

休眠発掘メールは、一定期間コンタクトがないままになっている休眠顧客を発掘するメールです。

1年間以上購入がない顧客に、思い出してもらうためのメールを送信したり、特別なクーポンがついたメールを送信したりして、アプローチを行います。

一定期間以上動きがないユーザーに対して一斉送信を行うため、コストがかかりづらく、検証や分析がしやすいというメリットがあります。

メールマーケティング施策の立案~配信までの流れ

メールマーケティングを行う際の主な流れは以下の通りです。

  • 目標設定
  • 配信リストの獲得
  • 配信ツールの選定
  • メール作成
  • メール配信

メールマーケティングをこれから行う場合は、立案からメール配信までの一連流れを理解して、イメージを固めておきましょう。

目標設定をする

まずはメールマーケティングをするにあたり、最終目標(KGI)を設定します。

例えば、KGIは「メールマーケティングで売上を20%増加させる」などという形です。

KGIを設定したら「到達数を50,000件、開封数を10,000件、クリック数を1,000件」というように、KGIを達成させるための目標(KPI)を設定します。

達成できるかはどうであれ、目標を明確に設定することで、今後の検証と改善に役立ちます。

配信リストを獲得する

目標を設定したら配信リストを作成します。

メールマーケティングを行おうにも、送信するメールアドレスがないと意味がありません。

配信先が少ない場合は、サイトでアンケートを実施したり、メールアドレスの登録を促したりしましょう。

配信ツールを選定する

続いて配信ツールを選定します。

メールマーケティングを行うには、配信ツールが必須です。

メールの機能や料金、登録アドレス数などは配信ツールによって大きく変わります。

メールマーケティングを行う規模や、施策に合わせて適切な配信ツールを選びましょう。

メールを作成する

配信ツールを決めたら、メールを作成しましょう。

メールマーケティングで一番重要なのは言わずもがなメールの内容です。

メールの内容によって、クリック率や開封率はもちろんのこと、今後の到達率にも影響していきます。

とはいえ、メールマーケティングは効果測定・検証・改善を行っていくことで成立するので、初めは考えすぎても仕方ありません。

ペルソナなどは意識しすぎずに、開封率を上げてもらうこと優先的にメールを作成してみましょう。

メールを配信する

メールを作成したら、ツールを活用してメールを配信します。

メール送信後は、必ず到達率や開封率などを確認しましょう。

ただメールを送信しただけでは、最終目標であるKGIを達成させることは困難です。

「メール送信→到達率・開封率などの確認→メール内容・配信先の改善→メール送信…」というように、PDCAサイクルを回しながら最終目標達成を目指しましょう。

メールマーケティング施策の実施に必要なツール

メールマーケティング施策を実施するにはツールが必要です。

主なツールは以下の2種類あげられます。

  • メール配信システム
  • MAツール

主な違いは以下の通りです。

月額料金 初期費用 主な機能
メール配信システム 0円~ ~10,000円 メール送信
効果測定
MAツール 10,000円~ 10,000円~ メール送信
効果測定
スコア算出
Web行動解析
顧客管理システム

メール配信システムは月額料金・初期費用無料で利用できるものがあります。

そのかわり無料で利用できるものは、効果測定など肝心な機能が付いていないです。

有料のメール配信システムであれば、ツールによっては数多くの機能がついているので、十分メールマーケティングの効果を実感できます。

MAツールは月額料金、初期費用ともに高額ですが、非常に幅広い機能を搭載しています。

スコア算出により、ユーザーごとの見込みを数値化したり、メールに記載のURLからどのように行動したのかを解析したり、ツール側で顧客を管理したりと、役立つ機能が多いです。

メールマーケティングの規模に合わせて、適切なツールを選びましょう。

メールマーケティングの成功事例

メールマーケティングは成功事例が数多くあるので、有用性は確かです。

とはいえ「実際どのような成功事例がある?」「具体的にどのような変化が出る?」と疑問に持つ方も多いのではないでしょうか。

そこで、導入事例が掲載されている、ブラストメールを参考に、実際の事例を見てみましょう。

成功事例①はがきからメールにして管理・配信が楽に

慣れるまで時間がかかるだろうと覚悟していましたが、思った以上に簡単でした。

直感的で分かりやすく、初心者の私でも問題なく配信できています。

機能としていちばん活用しているのは、グループ設定ですね。

資料請求された方やスクールの卒業生といったグループを作り、管理・配信できることがとても助かっています。

一瞬でお客さまに送れて、読んだ人まで分かるって凄いなと。

今は、計画を立ててアプローチできるようになりましたね。結局のところ、メール便だといつ届くのか、中を見てくれたのかも分からないですから。

今の時代、もうはがきじゃない、メールだと実感しております。

引用元:導入事例|株式会社アイシービー様|メルマガ配信・メール配信ならブラストメール

はがきからメールにしたことで、管理・配信が楽になったと掲載されています。

「今の時代は、はがきではなくメール」と書かれているように、実際に自宅に届くDMとメールでは、コスト面、手間など大きな差があります。

はがきで顧客とコミュニケーションをとっている方は、メールマーケティングも検討してみましょう。

成功事例②2ヵ月で登録者が10万人突破

私たちは、ソーシャルゲームアプリをお客様に提供しているのですが、リリース前の新作ゲームの特典の案内などを、登録されたお客様へメールを送っています。

登録者の方がお友達を紹介することで、さらに特典が得られる仕組みになっているんです。

おかげさまで登録者数が2ヵ月で10万人を超えました。

もちろんゲームへの期待感というのもありますが、お知らせメールが“遅延なく、確実に届く”ことでも紹介が広がり、結果として登録者数10万人を超えたのだと思います。ありがたいですね。

引用元:導入事例|株式会社enish様|メルマガ配信・メール配信ならブラストメール

こちらの事例ではリリース前の最新ゲームの得点案内をメール送信したことで、登録者が10万人を突破しています。

メールマーケティングの特徴である「遅延なく確実に届く」ことで、高い効果が得られたとのことです。

成功事例③新規登録や情報更新が楽に

他サービスを利用しているときはExcelで顧客データを管理していました。

(中略)ブラストメールはグループ設定が可能である上に、配信数が多くても費用的に安価で抑えられると聞き、導入を検討しました。

実際、導入してからはメルマガの効率が上がっただけでなく、顧客データのプラットフォームとしても活用しています。

表記項目が分かりやすく操作性も良いので、新規登録や情報更新がとても楽になりました。

引用元:導入事例|テンポスホールディングス様|メルマガ配信・メール配信ならブラストメール

メールマーケティングはツールによってはグループ設定が可能です。

上記で紹介しているブラストメールの事例でも、グループ設定により新規登録や情報更新が楽になったとのことです。

規模や施策に合ったツールを選ぶことで、より一層メールマーケティングの効果を実感できます。

まとめ

近年ではメールを使うユーザーが減りつつあるため、メールマーケティングの効果は薄いと思われがちです。

ですが、本記事で紹介した成功事例のように、ツールを使うことで十分な効果を得られます。

規模に合わせて適切なツールを選び、メールマーケティングを成功させましょう。

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