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Web広告の主な媒体9選|広告の種類や選び方のポイントについても解説

Web広告の主な媒体9選|広告の種類や選び方のポイントについても解説
ネット社会と言われる現代、多くの人たちがWebメディアに日々アクセスしています。そのためWeb媒体の需要は高く、Webメディアを運営して収入を得る法人や個人も増えてきています。

本記事では、Web広告の種類と選び方を解説したうえで、Web広告の媒体9種類について詳しく紹介していきます。
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Web広告の種類・選び方

Web広告とは、Webメディアに出稿する広告のことです。インターネット上に表示される広告は、総じてWeb広告と呼ばれています。

Web広告の主な種類は、以下の6つです。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • 動画広告
  • SNS広告
  • 記事・バナー広告(純広告)
  • アフィリエイト

上記のように様々な種類のWeb広告の中から、ターゲット、フォーマット、掲載期間などに合わせて選択します。

以下、Web広告の中でも一般的な6つの広告について説明していきます。

リスティング広告

リスティング広告とはユーザーが検索したキーワードに関連した広告を表示するもので、広告に興味を持つと予想される層に絞ってアプローチできます。リスティング広告は、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果ページの上部、もしくは下部で見かけることが多いです。

リスティング広告では課金方式が採られていることが多く、1クリックごとに広告費が発生します。リスティング広告を導入する企業の多くが1日あたりの予算を1万円前後とし、月々の予算を20万~30万円に設定しています。

リスティング広告は検索連動型の広告ですので、広告内容に興味を持つ層に限定してアプローチしたいケースに適しています。また、広告の出稿を始めてすぐに効果を得られることもメリットと言えます。

ディスプレイ広告

ディスプレイ広告は、リスティング広告の一部に含まれる広告です。具体的には、Webサイト及びアプリの広告枠に表示される画像、動画、テキスト広告のことを言います。Google AdSenseもディスプレイ広告にあたります。

ディスプレイ広告の特徴は、Webページの閲覧履歴、年齢、性別などを参考にして顧客になり得る層にアプローチできる点にあります。

ディスプレイ広告の中には、DSP(Demand-side Platform)も含まれています。DSPはターゲティングから広告の配信、効果測定までを自動で行えるアドネットワークです。

また、ネイティブ広告もディスプレイ広告の1種です。ネイティブ広告はWebサイト上でコンテンツと馴染むように自然な形で掲載されます。

ディスプレイ広告は潜在層から顕在層まで広くアプローチすることが可能です。また、広告によっては広告感がないため、広告を嫌うユーザーも取り込みやすいという特徴を持ちます。

ディスプレイ広告の費用発生のタイミングは、課金方式によって異なります。ユーザーがクリックすることで発生するクリック課金、ディスプレイ広告が表示される回数に応じて費用が発生するインプレッション課金などがあります。

動画広告

動画広告とは、動画によって商品及びサービスをPRすることのできる広告です。

最もメジャーな動画広告の媒体としては、YouTubeが挙げられます。YouTubeの動画の冒頭、もしくは動画放送中に広告を流します。また、Twitter、Instagram、Yahoo! Japanなどにも広告を掲載できます。

動画広告は一度に伝えられる情報量が多いことや、ストーリー性や音楽などによって興味を持ってもらいやすいことから、商品やサービスに興味のないユーザーに対しても訴求効果があります。そのため、低関心者層、潜在層にも自社製品を知ってほしいという場合におすすめです。

動画広告の費用は、YouTubeの場合、1回あたり3〜20円程度になります。少々高額のようにも思えますが、規定の再生時間、回数に達しない場合は課金されません。

SNS広告

SNS広告とは、Facebook、Twitter、InstagramといったSNS上に出稿する広告です。各種SNSのページの端に広告が表示されるため、目にもつきやすくなります。

SNS広告は、年齢、性別、フォローユーザーなどから、ターゲット層を絞って配信できるところにメリットがあります。また、SNSの利用率は年々右肩上がりであることからも、多くの人たちにアプローチできる点も利点です。幅広い層にアプローチしたい、「関心の有無に関わらず多くのユーザーに知ってもらいたい」というケースにSNS広告はおすすめです。

SNS広告の費用は、1媒体につき月額で最低30万円前後はかかると言われています。利用するSNSによって料金形態の詳細は異なりますが、Facebook、Instagram、Twitterのいずれも広告が1,000回表示されるごとに課金、もしくは広告が1回クリックされるごとに課金される方式が採用されています。

記事・バナー広告(純広告)

記事・バナー広告とは純広告とも呼ばれています。Webサイトに設けられた広告枠を購入することで、一定期間にわたって広告を掲載できます。広告の形式は画像、テキスト、動画など様々です。広告はWebメディアの広告枠に表示されるため、比較的目に付きやすいです。

人気のあるWebメディアやアクセス数の多いWebメディアに広告を掲載すれば、多くの人の目に留まります。低関心者層、潜在層にも広告によってアプローチ可能です。また、広告のターゲットにマッチしたサイトに広告を掲載すれば、ターゲットとする層にアプローチできます。

記事・バナー広告の費用は、想定PV数×20〜150円で計算されることが一般的です。

アフィリエイト

アフィリエイトは成果報酬型広告とも言われています。ユーザーが広告を介して購入に至った際や、広告主が設定した成果(コンバージョン)を達成した際に、サイト運営者に報酬を支払います。広告はWebサイトに掲載され、Webサイトの上下左右のいずれか、またはサイト内の文章の中に組み込まれることもあります。たとえば、書評を中心とするメディアでは、本や作家の紹介文に混じる形で、広告が挿入されています。

アフィリエイトは幅広くアプローチできることや、広告の掲載方法によっては購入意欲が掻き立てられるため、潜在層、低関心者層へのアプローチにおすすめです。

アフィリエイトは他の広告とは違い成果型報酬型であるため、予算を組みやすいというメリットがあります。成約された場合に限り費用が発生するため、「予算を費やしたのに効果が何もなかった」といったケースを回避できます。

Web広告の主な媒体9選

SNSや様々なWeb媒体が普及している今日、Web広告を掲載できる媒体は数多くあります。

主なWeb広告の媒体としては、以下の9つが挙げられます。

  • Google【リスティング・ディスプレイ広告】
  • Twitter【SNS広告】
  • Instagram【SNS広告】
  • Facebook【SNS広告】
  • YouTube【動画広告】
  • tiktok【動画広告】
  • a8【アフィリエイト】
  • バリューコマース【アフィリエイト】

どの媒体を選択するかは、Web媒体と広告のターゲット層のマッチング度、費用、出稿したい広告の形態などを考慮して決めます。

以下、それぞれの媒体の特徴を説明していきます。

Google【リスティング・ディスプレイ広告】

Googleを広告の媒体にするには、Google AdWordsというGoogle広告内のサービスを利用します。Google広告ではリスティング広告とディスプレイ広告を掲載できます。

リスティング広告では、テキスト、画像、動画などの広告が、Google検索サイト及びGoogle検索パートナーに掲載されます。掲載される広告は、ユーザーの検索ワードによって選択されます。費用相場は30万円程度です。

一方、ディスプレイ広告でも、テキスト、画像、動画などの広告が、Google検索サイト及びGoogle検索パートナーに掲載されます。掲載される広告は、広告掲載メディアの属性、ユーザーの検索履歴などに従います。費用相場は1クリックにつき50~100円となっており、月額の予算は10万円程度からです。

Twitter【SNS広告】

Twitterを媒体として、Twitterのタイムラインや検索結果に画像、動画、テキストなどの広告を掲載できます。

Twitter広告では、潜在層であるユーザーに合わせた情報を届けることが可能です。Twitterはユーザーの趣味が明確に現れる傾向にあるため、ターゲティングしやすいといわれています。

Twitter広告の費用は自身の予算に合わせて決められます。クリック単価の目安は、1クリックにつき100円~数千円、広告費の目安は月額10万円からと言われています。Twitter広告を利用している企業の多くが、月額30~50万円前後の費用をかけています。

Instagram【SNS広告】

Instagramを媒体とする広告は、Instagram上のフィード、ストーリーズ、発見タブに掲載されます。画像や動画が広告の形態であり、広告らしさのない広告を掲載できる点に特徴があります。そのため、ユーザーに自然な形で自社の商品やサービスを知ってもらうことが可能です。

Instagramを媒体とする広告の料金形態はフレキシブルで、100円単位で出稿金額を調整でき、1日ごとに予算を変更できます。課金方式は、CPM、CPC、CPV、CPI、ThruPlayの5つに分かれており、自身で選択できます。

Facebook【SNS広告】

Facebookを媒体とする広告は、Facebook、Messenger、Instagram、Audience Networkに掲載されます。Facebookはユーザーがプロフィールを入力して利用するため、ターゲティングの精度が高いことが特徴です。

Facebookには写真、もしくは動画にテキストを添えた広告を掲載できるため、広告内容を詳細に伝えたいケースにおいても適しています。

Facebookの広告費用の形態は、インプレッション課金とクリック課金の2種類があります。1クリックにつき、100円~200円が相場です。

YouTube【動画広告】

YouTubeを媒体とする広告は、YouTube内の動画で広告の配信を行います。YouTube動画の冒頭、もしくは動画の途中に動画広告が組み込まれます。

YouTubeのユーザーは年々増えており、ユーザー層も非常に幅広いです。そのため、YouTubeに広告を掲載すれば、多くの人たちの目に留まることが期待できます。

YouTube広告を導入している企業の多くが1日の予算を3,000円に設定しています。月々の予算は10万円以内という企業が多いです。

tiktok【動画広告】

tiktokを媒体とする広告で最も一般的な広告は、アプリ起動時に流れるアプリ起動画面広告です。また、投稿画面やタイムラインに馴染む広告形式のインフィード広告の利用もできます。

tiktokは急速に普及していますが、ユーザーは若年層に傾きがちです。そのため、10代、20代向けの商品やサービスを対象とした広告配信におすすめの媒体です。

tiktokを媒体とする広告費用は、1回のアクションにつき数十円~数百円程度です。 期間契約型にすると、数百万から1,000万円程度の予算が必要です。

a8【アフィリエイト】

a8とはアドネットワークであり、ASPの中でも最大手と言われています。また、a8を運営する株式会社ファンコミュニケーションズは東証一部上場企業です。

広告主はa8を通して広告を配信し、アフィリエイターやWebサイトの運営者に宣伝してもらいます。広告主はa8に広告を出稿するにあたり、初期費用、月額費用、成果報酬分の費用、アフィリエイター募集にかかる費用、手数料などを支払います。初期費用は50,000円、月額料は最低6ヵ月契約の月額40,000円からとなります。

バリューコマース【アフィリエイト】

バリューコマースとはアドネットワークであり、ASPの中でも有名です。バリューコマースを運営するバリューコマース株式会社は、ヤフー株式会社の連結子会社です。

広告主はバリューコマースを通して広告を配信し、アフィリエイターやWebサイトの運営者に広告を宣伝してもらいます。バリューコマースに広告を出稿するにあたり、初期費用として50,000円かかります。また、月額料金50,000円、成果報酬30%の手数料もかかります。

まとめ

Web広告には、紙媒体の広告や折込チラシなどよりも低予算で広告を出稿でき、かつ多くの人の目に留まりやすいというメリットがあります。また、ネットの検索履歴などからターゲット層にもアプローチしやすく、自社の商品やサービスを知ってもらいたい層に対して容易にPRすることができます。

本記事で説明したように、Web広告には様々な種類があり、かつ広告を掲載する媒体も豊富です。広告の形式としてはテキスト、動画、画像などがあるため、自社の商品やサービスをよりよい形で宣伝できる形態を選ぶとよいでしょう。

Web媒体によってボリューム層の年代やユーザーの趣向などが異なりますので、自社の目的に合わせてベストな媒体を選ぶことが、Web広告で効果を得るためには非常に重要です。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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