Googleアナリティクスを使って広告の効果測定をする2つの方法
この記事では、Googleアナリティクスを使って広告の効果測定をする方法や、URLパラメータの設定することでわかること、Google広告とGoogleアナリティクスを連携させることでできるようになることについてご紹介します。
Googleアナリティクスで広告成果を上げる方法も紹介しているので、最後まで読んでぜひ広告の運用に役立ててください。
- Googleアナリティクスを使って広告の効果測定をする2つの方法
- 1.URLパラメータを設定する方法
- 2.Google広告とGoogleアナリティクスを連携する方法
- URLパラメータを設定することでわかる3つのこと
- 1.ユーザーアクセスの確認
- 2.流入経路による効果の違い
- 3.新規もしくは訪問済みかによるコンバージョン率の違い
- Google広告とGoogleアナリティクスを連携させることでできるようになる3つのこと
- 1.Google広告の情報を確認できる
- 2.スマート自動入札時の情報精度が向上する
- 3.効果的なリマーケティングができる
- Googleアナリティクスで広告の成果を上げる方法
- 1.レポートを確認する
- 2.CTRやCVRから広告の改善箇所を特定する
- 3.GTMと連携して離脱ポイントを明確にする
- まとめ
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Googleアナリティクスを使って広告の効果測定をする2つの方法
Googleアナリティクスを使えば、広告の効果測定をすることができます。その際には、広告からのアクセス確認が必須です。
広告からのアクセスを確認したら、Googleアナリティクスから以下の2つの方法で広告の効果測定をすることができます。それぞれ詳しく解説していきましょう。
- URLパラメータを設定する方法
- Google広告とGoogleアナリティクスを連携する方法
1.URLパラメータを設定する方法
パラメータ | 設定 |
---|---|
outsource | 【必須】広告主など流入元の識別 |
ammonium | 【必須】出稿媒体などのメディアの識別 |
outcampaign | 【必須】キャンペーンの識別 |
utter | 【任意】有料検索向けのキーワードの識別 |
unmounting | 【任意】コンテンツやリンクの識別 |
Google広告以外で広告の効果測定を行う場合は、手動で広告の末尾にパラメータ(変数)を設定する必要があります。
Googleアナリティクスで確認できるパラメータは上記の5つで、URLとパラメーターは「?」で接続します。
利用するパラメータが複数ある場合には「&」を利用し、パラメータの接続を行います。
https://XXX.com?utm_source=”XXXX”&utm_medium=”YYYY”&utm_campaign=”ZZZZ”
広告のURLにパラメータを設定すると、広告の流入元や出稿媒体、キャンペーンの識別が可能となり、アクセス解析ができるようになります。
なお、広告用のパラメーターを作成する「Campaign URL Builder」のようなツールもあります。
Google広告以外で広告の効果測定を行いたいと考える場合には、ぜひURLパラメーターの設定を実施してみることをおすすめします。
2.Google広告とGoogleアナリティクスを連携する方法
Google広告の場合、Google広告とGoogleアナリティクスを連携させることで、広告の効果測定が可能になります。
Google広告とGoogleアナリティクスの連携手順は、以下のようになります。
- Googleアナリティクスの画面左下の設定タブをクリックし、設定画面を開く
- 設定画面を開いたら「Google広告とのリンク」をクリックする
- 自分のGoogleアカウントからログインできるGoogle広告アカウントが表示される
- リンクグループのタイトルを決定する
Google広告の場合、Googleアナリティクスと連携させると、コンバージョンや広告への流入経路などの多くの情報を得られるようになります。
Google広告で広告の効果測定を行いたいと考える際には、Google広告とGoogleアナリティクスを連携させてみることをおすすめします。
URLパラメータを設定することでわかる3つのこと
Google広告以外で効果測定を行う場合は、広告にURLパラメータを設定する必要があります。広告にURLパラメーターを設定すると、以下3つのことがわかります。
- ユーザーアクセスの確認
- 流入経路による効果の違い
- 新規・訪問済みかによるコンバージョン率の違い
これから、Google広告以外の広告の効果測定を行い、広告効果のアップを狙っていくようであれば、URLパラメータを設定してわかることを確認し、改善を実践していきましょう。
1.ユーザーアクセスの確認
URLパラメータを設定すると、通常の検索(オーガニック)か、広告からのアクセスなのか、ユーザーアクセスの確認が可能となります。
一方で、URLパラメータを設定しなければすべて通常検索(オーガニック)と判定され、アクセス解析ができません。
URLパラメータにてユーザーアクセスの確認が可能となれば、アクセス解析が可能になるため、ユーザーのアクセス経路が広告経由でない場合には、広告の出稿先や内容を見直すことができるようになります。
広告改善を図るにあたり、URLパラメータによるユーザーアクセスの確認は非常に大切です。
2.流入経路による効果の違い
URLパラメータを設定すると、ユーザーがどの広告から流入してきたのか、どのキャンペーンから流入してきたのかなどの流入経路を把握し、流入経路による効果の違いを確認できるようになります。
たとえば、広告経由のアクセスよりも一般的な検索からの効果が高い場合には、広告の内容が実際の目的と異なっていると判断され、広告の内容やリンク先のサイトの内容を調整するヒントを得ることができます。
URLパラメータの設定は、流入経路による効果の違いを測定するにあたって、重要な役割を果たします。
3.新規もしくは訪問済みかによるコンバージョン率の違い
URLパラメータを設定すると、日付とアクセスの確認が可能となり、新規か訪問済みかによるコンバージョン率の違いを確認できるようになります。
新規か訪問済みかによってコンバージョン率の違いが分かるようになれば、ターゲットの明確化、新規ユーザー・訪問済みユーザーの興味熟成の方法や、流入元の広告と流入したサイトとの印象の差を合わせて検証できるようになり、広告ページの改善が可能になります。
URLパラメータは、コンバージョン率をアップさせるために重要なファクターとなるのです。
Google広告とGoogleアナリティクスを連携させることでできるようになる3つのこと
Google広告とGoogleアナリティクスを連携させると、URLパラメータを設定するよりも多くの情報を取得できるようになります。ここでは、以下3つのことについて解説していきます。
- Google広告の情報を確認できる
- スマート自動入札時の情報精度が向上する
- 効果的なリマーケティングができる
Google広告とGoogleアナリティクスの連携によって広告効果の向上を考えているようであれば、これから紹介することを事前に理解した上で、広告運用を行って行くことをおすすめします。
1.Google広告の情報を確認できる
GoogleアナリティクスとGoogle広告を連携させると、それぞれの情報を確認できるだけでなく、お互いのデータを共有できるようになります。
Googleアナリティクスのレポートでは、Google広告のデータを確認でき、Google広告の管理画面ではGoogleアナリティクスのデータ確認ができるため、Google広告の分析情報も利用可能になります。
GoogleアナリティクスかGoogle広告のどちらかを開けば2つの情報を確認できるため、効率的です。
2.スマート自動入札時の情報精度が向上する
スマート自動入札とは、コンバージョン数やコンバージョン値に応じて自動で入札価格を調整できる機能です。
GoogleアナリティクスとGoogle広告を連携させると多くの情報が集約され、コンバージョン率アップを図ることができ、スマート自動入札時の情報精度が向上します。
また、Google広告で得られた情報とGoogleアナリティクスで得られたユーザーの動向やコンバージョンをまとめて確認できるため、そこで得られた情報を元に入札価格を決めることで、最小限の入札価格でコンバージョン率アップを図れるようになります。
GoogleアナリティクスとGoogle広告の連携は、広告費用を最小限に抑えつつ広告効果の最大化を狙える方法と言えます。
3.効果的なリマーケティングができる
Google広告とGoogleアナリティクスを連携させると、効果的なリマケーティングができるようになります。
リマケーティングとは、過去に訪問してくれたコンバージョン見込みの高いユーザーに対して、広告を配信することです。
Googleアナリティクスで得られたデータを元に、コンバージョン率が高いユーザーを抽出することでより、効果的にリターゲティングの設定をすることができます。
Google広告とGoogleアナリティクスの連携は、効果的なリマケーティングが可能で、高いコンバージョンを狙える方法と言えます。
Googleアナリティクスで広告の成果を上げる方法
GoogleアナリティクスとGoogle広告の連携で広告の効果測定を行なった後は、効果測定のデータを元に、広告成果を上げていく必要があります。
Googleアナリティクスで広告の成果を上げる方法には、以下の3点が挙げられます。
Googleアナリティクスで広告成果を上げていきたい方は、これから紹介する方法を確認し、実際に実践してみましょう。
1.レポートを確認する
- Google広告の場合
- Google広告以外の場合
Googleアナリティクスで広告成果を上げるにはまず、レポートを確認する必要があります。
Google広告とGoogle広告以外ではレポートの確認方法が違うので、以下でそれぞれのレポート確認方法を説明します。
Google広告の場合
Google広告でレポートを確認する際は、Googleアナリティクスの左メニューから「集客」→「Google広告」の順にクリックを行うと、11種類の広告レポートを確認できます。
たとえば、検索語句レポートを確認する、広告表示につながったキーワードの確認が可能になります。
また、アトリビューションレポートでは、ユーザーがコンバージョンを達成するまでにどのような動向をしていたのかという、ユーザーの流入経路の確認ができます。
その他レポートを確認すると、広告費用、クリック単価などのデータを得ることができ、広告運用に役立つさまざまな情報を得られるので、それを元に広告改善を行うと成果を上げやすくなります。
Google広告以外の場合
Google広告以外でレポートを確認する場合は、Googleアナリティクスの左メニューから「集客」→「キャンペーン」「コスト分析」の順でクリックすると、クリック単価・収益単価などのレポートを確認できます。
キャンペーンごとのレポートを確認すると、実施されたキャンペーンの中でどのキャンペーンの広告効果が高かったのかというデータを取得できます。
また、ユーザーの流入元を確認することができるため、どのメディアからの広告発信が効果的だったのかも把握できます。
そのため、Google広告以外の場合でもレポートの内容を確認しデータ分析をすることで、広告成果アップにつなげることができます。
2.CTRやCVRから広告の改善箇所を特定する
Googleアナリティクスで広告成果を上げるには、レポートでCTRやCVRから広告の改善箇所を特定するのがおすすめです。
CTRとCVRのデータを確認することで、広告の改善箇所の特定が可能となります。
- CTRが低い場合
→広告の内容がユーザーの心を掴めていない可能性が高いため、画像や広告文、広告説明文などユーザーへの訴求ポイントを見直す - CVRが低い場合
→広告の内容と広告誘導先の内容がズレている可能性が高いため、広告内容と誘導先の訴求ポイントを見直す
上記のように、CTRとCVRのデータを元に広告の改善ポイントを洗い出し、さらなるCTRアップ、CVRアップのために広告をブラッシュアップできるようになります。
Googleアナリティクスで広告成果を上げるには、CTRとCVRのデータ確認は必須です。
3.GTMと連携して離脱ポイントを明確にする
GTM(google tag manager)と同じようなツールとしては、Yahoo! タグマネージャーやAdobe Analyticsなどもありますが、GoogleアナリティクスにはGTMが使いやすいです。
GTMは、Googleの効果測定に使える計測タグや広告タグを管理するためのツールです。
Googleアナリティクスで広告成果を上げるには、GTMと連携してユーザーの離脱ポイントを明確にするのも大切です。
GTMとGoogleアナリティクスを連携させると、広告ページにユーザーがどれくらい滞在したのか、どれくらいの割合で広告をクリックしたのか、どの程度スクロールされたのか、どこで広告を離脱したのかを把握することができます。
そのため、ユーザー動向に合わせた広告改善が可能です。
広告の離脱ポイントを明確にし、ユーザー動向に合わせた広告改善を行う上でも、GoogleアナリティクスとGTMの連携はおすすめです。
まとめ
今回は、Googleアナリティクスを使った広告の効果測定方法を紹介しました。
Googleアナリティクスを使って効果測定をするには、 URLパラメータを設定するか、Google広告とGoogleアナリティクスを連携する必要があります。
URLパラメータを設定すると、ユーザーアクセスが可能となり、流入経路の違いや新規か訪問済みかによるコンバージョン率の違いがわかるようになります。
また、Google広告とGoogleアナリティクスを連携させると、Google広告の情報を確認できるようになり、スマート自動入札時の情報精度が上がって効果的なリマーケティングが可能となります。
Googleアナリティクスを使って広告効果測定を行えば的確な広告の改善が可能となり、コンバージョン率アップを狙えるため、広告運用に役立てていきましょう。
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