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広告効果測定とは?その考え方や方法・おすすめツールを紹介

広告効果測定とは?その考え方や方法・おすすめツールを紹介

出稿した広告を事業の売上や利益につなげるには、その効果を正確に測定することが欠かせません。

ただ出稿するだけではコストのみがかかり、納得できる費用対効果は得られないでしょう。

しかし、どのように広告の効果を測定したら良いか、効果を測定する際はどの指標に注目すれば良いか、わからない方も多いのではないでしょうか。

今回は、広告効果測定に関する基本のポイントや具体的なやり方、おすすめのツールを紹介していきます。

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広告効果測定とは?

広告効果測定とは、出稿した広告の効果がどれくらい得られたのか、その成果を測定することです。

一般的には、出稿する前に立てた目標の達成可否で、広告の効果を測定します。

広告の効果を図る指標には、「認知度」「サイトへの訪問者数」「クリック率」「問合せ数(CV数)」などが挙げられます。

例えば、広告を出したことによってWebサイトのPV数や問い合わせ数が増加し、事前に立てた売上目標を達成できれば、広告の効果を十分得られたと判断できるでしょう。

一方で、広告の出稿に多額の費用をかけ、実際にWebサイトのPV数や問い合わせ数が増加したとしても、事前に立てた目標を達成できていないのであれば広告の効果は低かったことになります。

広告の効果を得られなかったときは、問題点を見つけて解決していくことが重要です。

その問題が広告自体にあるのか、出稿フェーズにあるのかを把握する必要があります。

また、目標としていたPV数に到達しなくても、問い合わせ数が増加、いわゆるPV数に対するコンバージョン率が高くなったというケースもあります。

こうした想定外の場面でも、その結果を有益な情報として再現性ある広告へとつなげていくためには、事前の目標を明確にしておくことが重要といえます。

広告効果測定をおこなうその他のケースとしては、新規で立ち上げたサイトなどでユーザーの反応を窺う目的で広告を出稿し、得られた効果から逆算して具体的な目標を立てることもあります。

広告効果測定で押さえておくべき3つのポイント

広告効果測定では、以下の3つのポイントを押さえておくことが大切です。

  • 広告出稿前と出稿後の数値を比較する
  • 外的要因を把握する
  • 市場全体の動向を把握する

広告の効果をブレなく正確に測定するために、これから説明する各ポイントを理解して、売上や利益につながる広告効果測定を実施していきましょう。

広告出稿前と出稿後で数値を比較する

広告効果測定の基本的な方法は、広告出稿前と出稿後の数値を比較することです。

サイトへのアクセス数やCV数の増減、また、これらの数値を組み合わせたCV率の変動などを出稿前後で見比べます。

各数値を正しく比較するためには、測定する期間や対象とするユーザー属性などの条件を、出稿前後で同じにすることが重要です。

例えば、広告出稿前はその商品やサービスにもともと関心の薄いユーザーをターゲットにしていたにも関わらず、広告出稿後はその商品やサービスにある程度の関心を抱いているユーザーをターゲットにし始めてしまったら、広告の効果を正確に測ることはできません。

全く同じ条件にすることは難しいですが、測定における条件を変えないことは大事なポイントです。

広告出稿前後で数値に変化がない場合は、広告そのものを見直す必要があります。

出稿した広告のどの部分を直すべきかわからない場合は、様々なパターンを作成し、ABテストを繰り返すことで最大限効果のある広告を作り上げていきます。

このように、同じ条件下で広告出稿前と出稿後の数値を比較しながら、必要があれば作り直しをおこなうことで、広告の効果を最大限高めていきましょう。

外的要因を把握する

広告効果測定では、外的要因を把握しておくことも欠かせません。

そのときの季節やトレンド、口コミといった外的要因は、広告自体の作用とは関係なく売上やPV数などの指標に大きく影響するからです。

例えば、同じ業界の商品やサービスがテレビで話題になれば、二次的に自社商品・サービスの認知が増える場合があります。

タイミング次第で広告の効果は変化するということです。

また、新発売の水着の広告を出す場合、夏と冬ではターゲットが関心を抱く度合いに差があるため、広告の効果も大きく異なるでしょう。

このように、外的要因を把握しておかなければ正確な広告効果測定は難しいといえます。

広告の出稿前に考えうる限りの外的要因をイメージしておくことが、広告効果測定では重要です。

市場全体の傾向を把握する

広告効果測定においては、市場全体の動向を把握しておくことも大切です。

市場の動向によって広告の効果に大きな差が生まれることが間々あります。

例えば、音楽ダウンロードサービスが普及する中でCDの広告を出した場合、認知獲得まではできても売上につなげるのは難しいかもしれません。

市場の動向も外的要因の1つではありますが、ある程度は調査や予測ができるので広告出稿前に対策を練っておきましょう。

市場の動向を知るには、競合調査やアンケートなどが有効です。

例えば、同じジャンルの商品やサービスを展開する競合企業を数十社挙げ、売上が伸びているか落ちているか、顧客に変化はあるかなどを調査します。

競合の中でも売上の差が表れている場合は、その要因をさらに調べることでより詳細な市場動向の把握が可能です。

また、アンケートを実施してターゲットとする顧客の意見を集めることで、世間のトレンドを直接知ることができます。

収集したデータは、広告のクリエイティブや戦略立案にも役立ちます。

このように、競合調査やアンケートにより市場の動向を把握しておくことも、広告の効果測定では大切です。

広告効果測定のやり方

広告効果測定のやり方について、インターネット広告の場合で紹介します。

インターネット広告の効果測定では、主に「インプレッション数」「CTR」「CVR」を計測していきます。

「インプレッション数」は露出回数のことで、その広告がどれくらいの人の目についたのかを表す指標です。

インプレッション数が想定よりも増えなかった場合、検索意図に沿った表示ができていない、市場全体で衰退しているなどの理由が考えられます。

この場合、広告の出稿方法や市場調査など、根本的な部分の見直しが必要といえるでしょう。

「CTR」はクリック率のことで、広告がクリックされた回数をインプレッション数で割ったものです。

インプレッション数が1,000回、クリック数が50回だった場合、CTRは5%となります。

CTRは、数パターンの広告を比較する際によく用いられます。

その他にも、Google広告やYahoo!広告、SNS広告などの媒体ごとに比較して、CTRが高くて相性の良い出稿先を発見することもできます。

「CVR」はコンバージョン率のことで、問合せ数や購入数(CV数)をクリック数(流入数)で割った指標です。

広告をクリックしてサイトや販売ページを訪れた人が200人、CV数の値が10だった場合、CVRは5%となります。

CVRがよく用いられる場面は、流入経路ごとに比較をおこなうときです。

例えば、自然検索により流入したユーザーのCVRと、広告により流入したユーザーのCVRを比較して、どちらが効率良くCVを獲得できるか調査できます。

また、CVRもCTRと同様に、媒体ごとで比較してCV数の高い出稿先を見つけることが可能です。

広告効果測定におすすめのツール3選

おすすめの広告効果測定ツールとして、以下3つをご紹介していきます。

  • アドエビス
  • WebAntenna
  • CAMP

広告効果測定ツールは、データの集計方法や対応デバイス、管理方法などに違いがあります。それぞれのツールを比較して、自社と相性の良いツールを見つけてみてください。

アドエビス

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アドエビスは、株式会社イルグルムが提供する広告効果測定ツールです。

ユーザー行動を具体的に解析できることが特徴で、ユーザーがサイト内でどのような経路を踏んでコンバージョンに至ったのかがわかります。

また、ユーザー行動をデータとして集めて傾向を分析するため、より効率的なCVの導線設計にも活用できます。

その他、コンバージョンの計測漏れを防いだり、複雑なデータ集計にも対応してくれたりと、正確な広告効果測定に特化しています。

サポートもついているため、ツールの使い方や施策の判断なども手助けしてくれるでしょう。

料金は明らかにされていませんが、公式サイトの記載は以下の通りです。

料金体系 基本料金(定額)+従量課金
初期費用 0円
活用支援プログラム 0円
メール・電話サポート 0円
各種オプションサービス オプションによって別途費用

上記の通り、料金はツール利用のみで、その他サポートは無料で対応してくれます。

初めて広告効果測定ツールを利用する方、広告戦略の立て方がわからない初心者の方におすすめといえます。

WebAntenna

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WebAntennaは、株式会社ビービットが提供する広告効果測定ツールです。

広告だけでなく、メールや自然流入、SNSなどからの流入データとそれぞれのチャネルの効果を測定できる点が特徴で、全て一元管理することも可能です。

例えば、複数の媒体に広告を出向していたり、複数の流入経路を持っていたりするサイトでも、全ての結果を1つの画面で確認できます。

また、広告効果測定においては、基準を揃えて効果を分析するため流入経路ごとの費用対効果を知ることができます。

Web広告は出稿先ごとの規模や必要な予算が異なるため、どの出稿先が最も費用対効果が高いか比較が難しくなりがちです。

WebAntennaは、こうした媒体ごとの違いも考慮しながら分析してくれるため、サイトの売上アップに活用できる有益なデータを得られます。

料金は以下の通りです。

基本料金 初期費用 無料
クリック数従量制 月額2万円〜
追加サービス 固定費 月額5万円〜

導入支援、KPI設定、データ活用のサポートも受けられるため、分析方法がわからない方でも安心して利用できるでしょう。

CAMP

CAMPは、株式会社RightSegmentが提供している広告効果測定ツールです。

広告事業の国内No.1シェアを誇るサイバーエージェントが親会社であり、広告ツールとして高いブランド力を誇ります。

PC、スマートフォン、タブレットといった様々なデバイスに対応しており、それぞれの管理も全て1つの画面で完了します。

また、ユーザーがコンバージョンに至った広告を把握でき、広告制作においてもツール内の専用画面で比較しながらおこなうことが可能です。

スマートフォン版、アプリ版、PC版など、複数のデバイスに対応したサイトを運営している場合におすすめのツールといえます。

なお、初期費用は10万円、ランニングコストとして、クリック数に応じて1万円からの月額費用が必要です。

大手企業が親会社であるため、安心感のあるツールを使いたい方、予算規模の大きな運用案件をお持ちの方におすすめといえます。

まとめ

広告効果測定は、広告戦略を確実に遂行するためには欠かせません。

売上やCV数といった指標や外的要因、測定条件など、様々な要因を考慮したうえで正しく広告の効果を測定することが必要です。

経験が無い方は、ぜひツールを利用して広告戦略に活かしてみてください。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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