Indeedエントリーとは
今回はその中でも求職者を応募へと加速させる「Indeedエントリー」について紹介していきます。
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Indeedエントリーとは?
Indeedエントリーとは、素早く求人へ応募ができる仕組みのことを指します。
通常の応募はIndeedを経由して採用サイトに遷移する流れとなっており、サイトによっては採用サイトへ遷移後に会員登録をしなければ応募ができない、というケースもあります。
ところが、Indeedエントリーを利用すると、採用サイトに遷移することなく、Indeed上でそのまま応募ができる仕組みとなっているため、応募プロセスのスマート化が期待できます。
※Indeedの直接投稿機能(ドラディス)を利用すると自動的にIndeedエントリーとなります。
これらの他にもIndeedエントリーを導入するメリットは2つあります。
①ATS(採用管理システム)の利用により採用プロセスを簡略化できる
まず、ATS(採用管理システム)とは、採用に関する業務(応募者管理、面接の日取りの設定など)を一元管理し、採用にかかる工数を削減できるシステムのことを指します。
採用を行う上で、どこか1つの求人媒体に的を絞って募集するケースは極めて稀です。
Indeedの他にも様々な求人媒体を利用する企業が多くを占めるでしょう。
仮にATS(採用管理システム)を利用しない場合、複数のサイトから応募の受付、面接の日取り、連絡のやり取り、応募者の分析から求人広告への反映を手作業で処理する必要があります。
また、面接といっても1回で終わらず、二次面接、役員面接といった段階を踏むこともあるため、この場合、別に管理業務が発生します。
特に採用枠が多い企業ほど応募者の管理も多くなるため、業務過多となり管理が雑になってしまうことが予想されます。
これらを一元化することで、採用フローを簡潔にするATS(採用管理システム)は近年、多くの企業に普及してきています。
一概にATS(採用管理システム)と言っても、多くのサービスが存在しますが、その中でも特定のATS(採用管理システム)はIndeedと連携しており、Indeedでの採用活動をより簡略化してくれます。
②検索結果画面に独自のジョブラベルが表示される
上図ではIndeedエントリーの有無を比較しています。
赤枠で囲ってある通り、Indeedエントリーを利用すると「この求人に簡単応募」または「カンタン応募」というジョブラベルが表示され、応募へのハードルが低いことを求職者にアピールすることができます。
これにより、求職者は求人詳細ページにアクセスした後スムーズに応募アクションに移ることができるため、離脱を防ぐ効果も期待できます。
Indeedエントリーの機能について紹介
ここでは、Indeedエントリーの機能について紹介します。
Indeedエントリーには大きく分けて2つの機能が存在し、そのどちらかを選択することができます。
- ①Indeedカンタン応募(履歴書不要)
- ②Indeed履歴書応募(履歴書必須)
①Indeedカンタン応募(履歴書不要)
Indeedカンタン応募(履歴書不要)とは、その名の通り履歴書なしで応募ができる仕組みで、Indeed内で最も応募ハードルが低い方法です。
具体的には、「名前」「メールアドレス」の情報だけで手軽に応募が可能となる機能です。
これにより、求職者側は最小限の入力で済むため、入力するのが面倒になって離脱されるリスクを抑制することが期待できます。
その他にも、追加の質問事項として「生年月日」「性別」「学歴」「勤務地」なども設定することができるため、知りたい情報を収集できるよう自身でカスタマイズすることが可能です。
入力項目がシンプルなIndeedカンタン応募(履歴書不要)は、大人数の募集が必要な求人や、専門知識が必要ない求人、未経験でも応募可能な求人などに向いている応募方法と言えるでしょう。
②Indeed履歴書応募(履歴書必須)
Indeed履歴書応募(履歴書必須)とは、応募する際に履歴書が必須となる設定のことです。
Indeedカンタン応募(履歴書不要)とは違い、事前に詳細情報を得ることができるため、一般的な正社員での求人はもちろんのこと、専門知識が必要な高レベルの求人や特定の経験が必要な求人などに向いている応募方法と言えるでしょう。
また、Indeedでは「Indeed履歴書」というアプリをリリースしており、スマートフォンやタブレットでも求職者が簡単に履歴書の作成をできるようにして、応募ハードルを低くするよう働きかけています。
Indeedカンタン応募(履歴書不要)と比較すると、応募へのハードルは高くなるため離脱するユーザーが増えることが予想されますが、一定の情報を事前に知りたい場合は、こちらを設定しておくと良いでしょう。
求職者を逃さないポイントについて
ここでは、応募を逃さないポイントを2つに絞って解説します。せっかく応募が来ても、採用に繋がらないと非常にもったいないです。
是非参考にしてみてくださいね。
①求職者側からのアクションに対し早い対応を心がける
※パーソルキャリア社出典
データの集計期間 2017年7月~2018年6月の各社の書類選考結果と日数を集計
上図は、書類選考日数と採用決定率の関係を表した折れ線グラフです。右にいくほど書類選考期間の日数が長く、上に行くほど採用決定率が高いことを示しています。
ご覧の通り、書類選考期間に1日かけるだけでも採用決定率が下がっていることがわかります。つまり、書類選考期間が短いほど、採用決定率が高まる傾向と言えます。
上記と同じことが応募の段階でも言えるのではないでしょうか。
Indeedに限らず、求職者がある求人に応募しようとした際、入力する項目が非常に多い、添付必須の書類が多いなど、応募に至るまでのハードルが高い場合、求職者が応募に至るまでの時間は自ずと長くなってしまいます。
これにより、面倒くさくなってしまう、他に応募しやすい求人に目移りしてしまうなどの理由から離脱してしまう可能性が高まることが予想されます。
応募に至らない、と感じた際一つのチェックポイントとして参考にしてみてください。
②質疑応答は丁寧に
質疑応答を丁寧にすることで応募ハードルを下げることもできます。Indeedは基本的にWeb応募ではありますが、応募する前に採用担当者へ質問できる機能もあります。
応募前に問い合わせする求職者は、求人に対して興味を持っているため、応募意欲が高いと言えるでしょう。
そのような応募者に対し、冷たい態度で対応したり、高圧的な態度で接した結果、求職者が不信感を持って離脱してしまうような非常にもったいない採用企業も見かけます。
そして、その態度がクチコミに記載されてしまい、企業イメージが悪くなってしまうケースも散見されます。求人とは関係ない理由で離脱するのはもったいないです。
逆に応対が良ければ、求職者が安心して応募に至るということもあります。電話応募でも受付した担当者が丁寧で感じが良かったから応募に踏み切ったという求職者もいます。
口コミに記載されれば、良いイメージも拡散され、その口コミをみた求職者が応募に至る可能性も想定されます。真摯に対応することを心がけましょう。
まとめ
今回はIndeedエントリーについて解説しました。Indeedエントリーは応募ハードルを下げることができる便利な機能です。
利用するには、ATS(採用管理システム)への連携もしくは直接投稿を行っていることが必須であるため、その点注意が必要ですが、設定方法は非常に簡単であるため、是非導入してみてくださいね。