HR広告

求人が掲載されない理由とは?求人ボックスの掲載ルールを解説

求人が掲載されない理由とは?求人ボックスの掲載ルールを解説
求人ボックスで広告を出稿しているのに表示されない
今まで掲載されていた求人が急に掲載されなくなった
このような経験はないでしょうか。

この記事では求人ボックスのレギュレーションや掲載が落ちた際のチェックポイントについて紹介します。
【無料のおすすめ資料】2024年版・絶対押さえるべきWEBマーケティング用語169選
WordPress基礎知識大全

「生成AI」「LLM」など、AI時代のWEBマーケティングを制する!
基礎から最新トレンドまで、169の必須用語を完全網羅。
今すぐ無料ダウンロードして、知識をアップデートしよう!

求人ボックスの掲載ルールについて

まず求人ボックスについて整理したいと思います。

求人ボックスとは、求人情報に特化した検索エンジンです。

ユーザーは「雇用形態」「キーワード」「勤務地」を入力または選択して求人を検索します。
選択ボタン
赤枠の「選択」というボタンを押下すると下図のように職種を選択する画面がポップアップ表示されます。
ポップアップ表示
この機能はIndeedやスタンバイにはない機能で、営業だけでも法人向けや個人向け、また金融・不動産・商社といった業界別など細かくカテゴリー分けされているため、職種選びに困っているユーザーにとってはありがたい機能ですね。

このように求人ボックスはもちろんのこと、Indeedやスタンバイなどの求人検索エンジンに共通しているのはユーザーファーストという点であり求人検索エンジンの根幹とも言える部分です。

しかしいくらユーザーファーストだからとは言え、何でも掲載しても良いというわけではありません。

職種や仕事内容などユーザーに分かりやすい情報を記載すること、媒体が定めた規則に沿った原稿を作成することが掲載されるまでに必要となる最低限のルールです。

また、上述のような機能を活用し求人検索を行うユーザーも多いため、これらの機能を活用した際にもうまく求人が表示されるようにするにはどのような点に気を付けるべきなのか、これから述べる点に注意しながら掲載ルールを把握していきましょう。

求人ボックスの特徴および求人を掲載する方法についてはこちらの記事でご紹介します。
関連記事:求人ボックスとは?特徴や掲載方法を紹介

求人における禁止事項について

では求人掲載におけるルール違反とは何か、一部紹介します。

■法令違反は掲載が落ちます。

まず絶対にしてはいけないこととして、労働基準法、男女雇用機会均等法、最低賃金法、職業安定法、雇用対策法など法律に触れてしまっている求人です。

例えば明らかに差別的な表現をしている求人や労働時間が過度に長い求人、選考基準が公正でない求人などが該当します。

■公序良俗に反する求人はNG

性風俗、性的コンテンツ、出会い系サイト、賭博行為に関わるものも掲載NGとされています。
掲載前の審査で不承認となる可能性が高いため、上記のような求人は掲載されていません。

■求人に不備がある

ユーザーが理解しづらい求人や募集の目的が採用ではないような求人の場合、掲載が落とされる可能性があります。

例えば、業務内容や事業内容がわからないもの、募集が終了しているのに掲載されている求人、個人情報収集が目的と見なされたもの、求人募集情報と見なされないもの(登録会、説明会など)が当たります。

雇用主・掲載主における禁止事項について

次は広告主側における禁止事項について一部紹介します。

■サイト自体に問題がある

求人情報とは関係がないと思われる内容が訴求されていた場合に掲載が落とされる可能性があります。

例えば、閲覧に関して登録やログイン、課金が必要になってしまうサイト、年齢制限がある、ポップアップやインタースティシャル(Webページを開いた際に画面全体に表示される広告)が表示されるサイト、広告等の求人情報以外のコンテンツが求人情報の閲覧を妨げているサイトなどが該当します。

■掲載主に問題があるパターン

求人ではなく掲載主の事業内容や行動などに問題がある場合も審査落ちしてしまいます。

架空の求人、応募者・問い合わせ者を別求人に誘導する求人(おとり求人)、事業を行う上での許可や届出を行っていない掲載主(人材派遣、紹介事業など)、性風俗特殊営業などの成人向け商品・サービスを取り扱う掲載主、などが対象となります。

その他、求人ボックスの詳しい禁止事項については以下から確認が可能です。
掲載される求人情報はどのようなものですか?

よくある表示されない理由のチェック項目

求人ボックスにおける掲載ルールについて分かったところで、一度は掲載されたはずなのに途中で掲載されなくなってしまうパターンもあるので、そのような場合には是非参考にしてみてください。

※求人検索エンジンにおいて初回の掲載前に審査がありますが本記事では掲載後に落ちた前提で解説します。

①求人タイトルに不要な情報やキャッチコピーなどが含まれていないか

基本的なタイトルは「わかりやすく具体的に職種名を記入する」ということです。

不要な情報や記号などが含まれている場合、掲載落ちしたり、求人が掲載されたとしても該当箇所が削除されたりといったことがあるためご注意ください。

例えば「!」「☆」「●」などは求人ボックスでは非推奨としているためもう一度確認をしてみてください。

また、求人の管理番号が掲載されてしまっているパターンも削除される可能性があるため記載しないようにしましょう。
チェック項目

②求職者を制限する表現が記載されていないか

よくある表現と改善例をもとに原稿の見直しを行ってみましょう。

× 記入例 〇 改善例
年齢 35歳までの方
20歳以上
35歳まで
(長期勤続によるキャリア形成を図るため)
性別 女性限定
男性7名募集
40代の方が多数活躍している職場です。
(職場環境の客観的な事実として男女比や年齢構成を記載することは問題ありません。)
国籍 日本人のみ
中国人歓迎
日本語の日常会話ができる方
中国語に堪能な方歓迎
地域限定 〇〇県に住んでいている方 ※出身地や居住地の指定はしない
身体的特徴 心身ともに健康な方 〇キロの荷物をトラックに詰め込む作業ができる方
※業務を行う上で必要な能力等を具体的に示す

③遷移先のサイトに問題はないか

ネットサーフィンをしている時に「404 Not Found」と記載されページが閲覧できない事象に遭遇したことはありませんか?

これはリンク切れと言われページが削除されてしまっているか、URLが違うなどの理由からページの閲覧ができない現象のことを言います。

求人ボックスに限らず求人検索エンジンはユーザーファーストであるため、リンク切れを起こしているサイトは掲載順位が落ちたり、非掲載となったりしてしまうため注意が必要です。

④求人自体に問題はないか

求人に問題はなくとも効果改善を目的として、同じ求人にも関わらずタイトルやIDなどの一部情報を変更して求人を複製することは禁止とされており掲載が落とされることがありますのでご注意ください。

⑤法律に即していない表記はないか

よくあるのは最低賃金の見落としです。
最低賃金は思ったよりも改定頻度は多くチェックしておかないといけない項目の一つです。

ポイントとしては試用期間中の賃金も最低賃金として含まれるため、もし最低賃金で募集している求人がある場合は注意が必要となります。

厚生労働省が公開している地域別の最低賃金改定状況によると、おおよそ10月頃に賃金改定されていることが多いため、定期的にチェックしておくと良いでしょう。

上記のポイントを踏まえた求人の書き方についての詳しい説明は下記からご覧いただけます。
求人の記入例

意図的に表示させない機能を紹介

これまでは意図していないのに求人が落とされたパターンについて述べてきましたが、ここからは戦略的に表示させないようにするための設定方法について解説していきます。

求人の絞り込みの設定について

求人ボックスで有料のリスティング広告を掲載するにあたり雇用形態、勤務地、キーワード、URLなど様々な視点からの絞り込みが可能です。

配信する求人を特定の条件で絞り込むことでグループ化する機能のことをキャンペーンと言いますが、例えば職種ごとでキャンペーンを分けて効果検証をしたい場合は職種名を入力することで求人を絞り込むことができます。

使い方の解説

つぎに絞り込み方法について解説します。
キャンペーン設定
上記の画像はキャンペーン設定の管理画面です。

検索窓にキーワードを入力することで求人サイトのタイトルや原稿内に含まれるキーワードが読み込まれ絞り込みができます。

例えば 「営業」と入れると”営業”というキーワードの求人が絞り込まれるため、職種ごとでのキャンペーンを構成することが可能です。

他にも「地域×営業」「地域×エンジニア」や「未経験×営業」など様々なパターンでの組み合わせでキャンペーンを構成することができるため、より細かいデータの取得が可能となります。

うまく絞り込みができない場合もある

データを正確にとりたい場合は、タイトルや求人原稿内の文言を統一することが重要です。

求人数が比較的多い派遣会社、紹介会社などの人材系企業は営業がそれぞれ求人を作成することもあり、各求人内容にバラツキが生じてしまいうまく絞り込みができないということもあります。

求人ボックスでの配信をこれから検討している場合、自社の求人サイトの表現に統一性を持たせた方が後々修正するときが楽になるので確認しておいた方が良いでしょう。

他の機能についても知りたい場合はこちらをご覧ください。
管理画面利用マニュアル

他社との違いを比較

求人の絞り込み機能についてどのような違いがあるのか、求人検索エンジンの中でも有名なIndeedと比べてみました。

項目 求人ボックス Indeed
勤務地(都道府県、市区町村)
勤務地から指定距離内の求人
(選択式)
×
雇用形態
職種
会社名
XMLフィード内のcategory
URLで絞り込む ×
【除外】会社名
【除外】雇用形態 ×
【除外】職種名
【除外】勤務地
(都道府県、市区町村)
【除外・絞込】郵便番号、
フィードID
×

両媒体とも職種や勤務地などの絞り込み、除外の基本的な設定ができますが、その中でも求人ボックスの最大の特徴は「配信対象外検索キーワード」というIndeedにはない設定が可能となっている点です。

この「配信対象外検索キーワード」は除外したいキーワードを自由に設定ができるため、応募に至らない可能性が高いユーザー層を除外することが可能です。

一方でIndeedはプルダウンやチェックボックスでの選択により簡単にきめ細かい絞り込みや除外設定をすることが可能です。

Indeedについてはこちらの記事をご覧ください。
関連記事:Indeedに求人を掲載する方法

まとめ

いかがでしたでしょうか?
今回は「求人ボックスで求人が表示されない理由」について解説しました。

もし広告の表示がされていなければ先述したチェック項目を確認してください。

  • ①求人タイトルに不要な情報やキャッチコピーなどが記載されていないか
  • ②求職者を制限する表現が記載されていないか
  • ③遷移先のサイトに問題はないか
  • ④求人自体に問題はないか
  • ⑤法律に即していない表記はないか

掲載における禁止事項やチェック項目に注意して、効果的な配信を目指しましょう。

求人ボックス同様にIndeedで求人が表示されない場合もあります。
関連記事:求人が掲載されない理由とは?Indeedの掲載ルールを解説
   

Seminarセミナー

現在受付中のセミナーはありません。

CONTACT US

デジタルマーケティングに関することならお気軽にご相談ください

メルマガ登録

メールマガジンはこちらからご登録ください。

デジタルマーケティングに関するホットな情報をお届けいたします。

フォームからのお問い合わせ

GMO TECHへの業務依頼、発注を希望される方はこちらよりご連絡ください。

SSL GMOグローバルサインのサイトシール