403エラー（403 Forbiddenエラー）とは？原因と解決方法を解説
ツイート
シェア特にSEOへの影響が大きく、ユーザーの離脱や検索順位低下を招くことも。
この記事では、403エラーの具体的な原因とその解決方法について詳しく解説します。問題に直面したとき、すばやく対応することで、機会損失を防ぎ、サイト運営を円滑に進めましょう
- SEOに悩むサイト担当者必見！世界最高水準のテクニカルSEOツール「Lumar」
-
URLを入れるだけでサイト内部の問題を一括検出。
Googleと同じ視点でサイトクロール、
大規模サイトでも手軽に高度なSEO分析ができます！まずは無料デモクロールを試して、あなたのサイトの問題点を一括検出！
403エラー（403 Forbiddenエラー）とは
403エラー（403 Forbiddenエラー）エラーは、HTTPステータスコードの一つで、Webサイトへのアクセスが禁止されている状態を示します。「Forbidden」は「禁止された」という意味で、ユーザーがWebページやリソースにアクセスする権限を持っていないことを表します。
403エラー（403 Forbiddenエラー）は、サーバー側の設定やセキュリティ対策により発生することが多く、ユーザー側では解決が困難な場合があります。主な原因としては、アクセス権限の設定ミス、ファイルのパーミッション設定の問題、サーバーの過負荷、DNSの設定ミスなどが挙げられます。
403エラー（403 Forbiddenエラー）が長期間続くと、SEO評価の低下や機会損失につながる可能性があるため、サイト管理者は迅速な対応が求められます。ユーザーにとっては閲覧したいコンテンツにアクセスできないというストレスになるため、適切な対処やエラーページの設計が重要です。
突然起こる403エラーの原因と解決方法
403エラーが発生する原因は複数存在し、サイト管理者側の設定ミスやサーバーの問題が主な要因となります。以下では、代表的な6つの原因について詳しく説明します。これらの原因を理解することで、403エラーの発生を予防し、迅速な対応が可能となります。
アクセス権限の設定を誤っている
Webサイトのアクセス権限設定が正しくない場合、403エラーが発生することがあります。これは、.htaccessやパーミッションの設定ミスが主な原因です。.htaccessはサーバーの挙動を制御するファイルで、特定のIPアドレスに対してアクセスを制限できますが、誤った設定により意図しないユーザーに制限がかかることがあります。
【解決方法】
まず、.htaccessの記述ミスを確認しましょう。次に、パーミッションの設定が正しいかどうか、特にファイルは「644」、ディレクトリは「755」の権限設定が行われているかを確認します 。
indexファイルがない
ディレクトリにindexファイルが存在しない場合も403エラーが発生します。サーバーはディレクトリにアクセスがあった際、まずindex.htmlやindex.phpなどのファイルを優先的に読み込みますが、これらのファイルがないとエラーが返されます。
【解決方法】
サーバー内にindexファイルが存在するか確認し、必要に応じて作成・アップロードします。すでにindexファイルがある場合は、ファイルのディレクトリが正しいかどうかも確認しましょう 。
アクセスが集中している
一時的にアクセスが集中する場合、サーバーに負荷がかかり403エラーが発生することがあります。SNSで話題になったコンテンツやトレンドに関連するページなどに、急激にアクセスが増えると、サーバーが過負荷になり、自動的にアクセス制限を行います。
【解決方法】
アクセスが落ち着くことでエラーが解消されることが一般的です。今後も同様のアクセス集中が予想される場合は、サーバーのアップグレードを検討するのが望ましいです 。
DNS設定を誤っている
DNS設定が正しく行われていない場合、403エラーが発生する可能性があります。DNSとは、ドメイン名とIPアドレスを結びつけるシステムで、この設定が誤っているとブラウザが正しくサーバーに接続できません。
【解決方法】
DNS設定はサーバーのコントロールパネルから確認・修正が可能です。修正後は、DNSの反映に時間がかかる場合があるため、数時間から数日かけて再度確認する必要があります 。
サーバーアカウントが停止している
レンタルサーバーのアカウントが停止している場合も403エラーが発生します。これは、未払いなどの理由でアカウントが一時的に停止されると、サーバーへのアクセスが制限されるためです。
【解決方法】
サーバー管理者に問い合わせてアカウントの状況を確認し、問題があれば再開の手続きを行うことが必要です 。
WAF機能が誤作動を起こしている
WAF（ウェブアプリケーションファイアウォール）機能が誤作動することで、403エラーが発生することがあります。WAFはサーバーを不正アクセスから守るための機能ですが、管理者の操作までも不正アクセスと判断してしまうことがあります。
【解決方法】
WAF機能を一時的に無効化し、その後再び有効にすることが一般的な解決策です。また、WAFの設定を見直し、必要なIPアドレスを除外することも考慮しましょう 。
403エラーはユーザー側で解決できない
403エラーは、主にサーバー側の設定やセキュリティ対策に起因するため、一般のユーザーが直接解決することは困難です。このエラーは、Webサイトへのアクセスが禁止されていることを示すため、ユーザー側での対処には限界があります。
ただし、いくつかの簡単な確認や操作を試すことはできます。例えば、ブラウザのキャッシュとCookieをクリアしたり、別のブラウザでアクセスを試みたりすることで、一時的な問題が解決する場合があります。また、VPNを使用している場合は、VPNをオフにしてアクセスを試みることも有効です。
しかし、これらの方法で解決しない場合は、サイト管理者に問い合わせるか、時間をおいて再度アクセスを試みるしかありません。特に、普段アクセスできていたサイトで突然403エラーが表示された場合は、サーバー側の一時的な問題である可能性が高いため、しばらく待つことで解決することもあります。
403エラーを事前に回避する方法
403エラーは、サイトの運営や管理においてよく発生する問題です。このエラーが発生すると、ユーザーはページにアクセスできなくなり、ビジネスに悪影響を及ぼします。
したがって、適切な対処を行うことが重要です。以下では、よく見られる原因に基づき、403エラーを事前に回避するための具体的な方法を解説します。
アクセス権の設定を確認する
403エラーの最も一般的な原因の一つは、アクセス権限の設定ミスです。Webサーバー上のファイルやディレクトリには、ユーザーがどのようにアクセスできるかを定める「パーミッション」が存在します。この設定が不適切な場合、ユーザーはアクセスを禁止され、403エラーが発生します。
例えば、.htaccessファイルに記述ミスがあると、本来アクセスが許可されるべきIPアドレスがブロックされることがあります。適切なパーミッション設定は、ディレクトリには「755」、ファイルには「644」が推奨されます。
サーバーの設定を見直す
サーバー側の設定ミスやサーバーの不具合も、403エラーを引き起こす原因となります。特に、DNS設定のミスやサーバーアカウントの問題が関わっている場合があります。
DNSとは、ドメイン名とIPアドレスを関連付ける仕組みであり、この設定に誤りがあると、サーバーがリクエストに応答できず403エラーが発生します。DNS設定は、サーバーのコントロールパネルから確認・修正が可能で、変更後は反映されるまで数時間から数日かかる場合があります。
サーバーのプランや環境を見直す
一時的なアクセス集中により、サーバーに過剰な負荷がかかることでも403エラーが発生することがあります。この場合、サーバーのプランや使用環境を見直すことが効果的です。
特に、アクセス数が急増することが予想される場合、より高性能なサーバープランにアップグレードすることで、エラーの発生を事前に防ぐことができます。また、サーバーの容量を適切に管理することで、予期せぬダウンタイムを回避できます。
ログファイルを確認する
サーバーで発生した問題を解決するためには、エラーログファイルを確認することが重要です。ログファイルには、403エラーが発生した際の具体的なエラー内容や原因が記録されています。
これを解析することで、問題の根本原因を特定し、迅速に対処することが可能になります。ログファイルへのアクセスは、サーバーの管理画面から行える場合が多く、エラーが再発しないよう定期的にチェックすることが推奨されます。
カスタムエラーページを作成しておく
403エラーが発生した際にユーザーが混乱しないように、カスタムエラーページを作成しておくことが有効です。カスタムエラーページは、単にエラーメッセージを表示するだけでなく、ユーザーが次に取るべき行動を案内することができます。
例えば、ホームページにリダイレクトするリンクや、サポートへの連絡方法を明記することが考えられます。これにより、ユーザーの離脱を最小限に抑えることができます。
まとめ
403エラーは、サイト運営者にとって迅速な対応が求められる問題です。適切なアクセス権設定やサーバー環境の見直しを行うことで、エラーを回避し、ユーザーの離脱を防ぐことが可能です。
問題が放置されると、SEOへの悪影響も避けられません。定期的なサーバーチェックやカスタムエラーページの作成により、安定したサイト運営を維持することができます。迅速な対処は、ビジネス機会の損失を防ぎ、ユーザー満足度を向上させます。
- SEO対策でビジネスを加速させる「SEO Dash! byGMO」
-
SEO対策でこんな思い込みしていませんか？
- 大きいキーワードボリュームが取れないと売上が上がらない・・
- コンサルに頼んでもなかなか改善しない
- SEOはコンテンツさえ良ければ上がる
大事なのは自社にあったビジネス設計です。
御社の課題解決に直結するSEO施策をご提案します
- プロフィール
-
-
GMO TECH株式会社
- 2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
-
GMO TECH株式会社
