順位ごとの検索クリック率は?CTRとSEOの関連性と順位アップのコツ
この記事では、順位ごとのクリック率やその傾向、クリック率を改善する方法を解説します。検索順位ごとのクリック率を知って、SEO対策に活かしていきましょう。
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順位別の検索クリック率
2021年に「SEO Clarity」が調査したデータから順位別のクリック率をまとめました。
順位 | クリック率 |
---|---|
1位 | 13.94% |
2位 | 7.52% |
3位 | 4.68% |
4位 | 3.91% |
5位 | 2.98% |
6位 | 2.42% |
7位 | 2.06% |
8位 | 1.78% |
9位 | 1.46% |
10位 | 1.32% |
参考:2021 CTR Research Study: The Largest Ever for SEO
この調査結果から、検索結果の1位に表示される記事が最もクリック率が高く、2位以降は順番に低くなっていることがわかります。
つまり、ユーザーは特定のキーワードで検索した際に、検索結果の一番上にある記事から順にクリックする傾向にあるということです。
検索クリック率の傾向
検索順位ごとのクリック率は、キーワードの種類や性質によって異なる傾向があります。
たとえば、特定のコンテンツを目的とした会社名や商品名を含むブランドキーワードの場合は、1位と2位のクリック率が他のキーワードの場合と比べて高くなるのです。
他にはどのような検索クリック率の傾向があるのか、より詳しく見ていきましょう。
キーワードの種類によってクリック率は異なる
特定の会社名や商品名を含むキーワードをブランドキーワードと言います。たとえば「iphone」や「amazon」などです。
それに対して、「検索クリック率 とは」「スマホ おすすめ」などのようなブランド名を含まないキーワードは、非ブランドキーワードになります。
Advanced WEB RANKINGの調査によると、ブランドキーワードの場合1位のクリック率は約35%です。一方、非ブランドキーワードの場合、約25%ほどになります。
ブランドキーワードを検索するユーザーは公式サイトや特定のコンテンツを目的に検索していることがほとんどなので、このような結果になっていることが予想されます。
ロングテールの方がクリック率が高い
検索されるキーワード数が多いと、順位に関係なくクリックされる確率は高くなります。2語以上のロングテールキーワードであれば、検索結果に表示される検索順位が1位以外の記事でも、クリック率が高い傾向があるのです。
Advanced WEB RANKINGの調査によると、ロングテールキーワードの場合は2位のサイトのクリック率は約12%です。一方、1つのキーワードの場合、約10%ほどになってしまいます。また、キーワード数が3つになると14%、4つになると17%というように、キーワード数が多いほどクリック率は上がる傾向にあります。
この理由として、キーワード数が増えるほどユーザーの検索意図が明確になるということが挙げられます。キーワード数が多いということは、それだけユーザーはより具体的な答えを探し求めているため、最適な答えを掲示してくれるページが見つかるまで検索順位に関係なくサイトをクリックする傾向にあるのです。
CVに近いキーワード
購買や契約に関わるCVに近いキーワードの場合は、情報に関するキーワードよりもクリックされやすい傾向にあります。
CVに近いキーワードとは、商品の購入やサービスの利用を検討したいという意図があるキーワードのことです。たとえば、「iPhone 購入」「ウォーターサーバー 比較」などが挙げられます。
そのようなキーワードに対して、情報に関するキーワードとは、疑問を解決したり、情報を収集するために検索されるキーワードのことです。「検索クリック率 とは」「SEO 方法」などのキーワードが挙げられます。
Advanced WEB RANKINGの調査によると、CVに近いキーワードの場合の1位のクリック率は約34%です。一方、情報に関するキーワードの場合、約23%ほどになります。
理由として、情報に関するキーワードは検索結果ページの上部に強調スニペットやナレッジパネルなどで答えが表示される場合があるため、サイトにアクセスしなくても疑問を解決できるケースがあるからです。
しかし、CVに近いキーワードの場合は、サイトにアクセスして検討、吟味する必要があるので、クリック率が高くなっています。
検索クリック率(CTR)とSEOの関連性
クリック率に関してよく疑問視されるのが、SEOと関連性があるのかということです。結論から言うと、Googleではクリック率が上がれば検索順位が向上する、とは明言されていません。
とは言っても、影響する可能性が全くないわけでもなく、間接的に影響していることは考えられます。Googleのランキングシステムでは、AIがユーザーにとって有益なサイトを評価し、検索順位を決定しています。そのため、AIが「このサイトは多くのユーザーが関心を寄せてクリックしている」と判断すれば、結果的に検索順位も上がる可能性もあるのです。
しかし、意図的に自社のサイトを頻繁に検索してクリックするというような自作自演のやり方はおすすめしません。始めから、GoogleのAIに正しく評価されるようなコンテンツ作りを意識しましょう。
検索クリック率を上げるためのポイント
検索結果での検索順位を上げ、クリック数を増やすために、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- タイトルの付け方
- メタディスクリプション
- URL
それぞれのポイントを押さえて、多くのユーザーからクリックされるような魅力的なコンテンツ作りをしていきましょう。
タイトルの付け方
タイトルの付け方はクリック率を上げるうえでとても重要な要素といえます。
なぜなら、ユーザーは記事タイトルを見てそのページにアクセスするかどうかを判断しているからです。そのため、検索したユーザーの検索意図やニーズを満たすことができるということがわかるタイトル作りを心がけましょう。
そのほかにも、数字を出して具体性を増したり、質問や疑問文で問いかける形にしたりするとユーザーからのクリック率が向上します。
メタディスクリプション
タイトルと同様に検索結果に表示されるのが、メタディスクリプションです。検索意図やニーズを反映した内容であることが大切です。また、対策キーワードを含めたり、ページ内容と合致するまとめのような文章である必要があったりします。
対策キーワードを含めたからといって、キーワードを羅列しただけのメタディスクリプションは逆効果なので、注意してください。
URL
検索結果には、サイトのURLも表示されます。そのため、キーワードを含めたユーザーがわかりやすいURLにしたり、短くわかりやすいURLにしたりすることが大切です。
また、Googleも「コンテンツの情報を伝えるわかりやすいURL」を使用するのが適切だと明言しています。
まとめ
今回は、順位別の検索クリック率や傾向、検索クリック率を上げるポイントについて解説しました。
検索クリック率は、サイトがユーザーにとって魅力的で訪れたくなるものかどうかを判断する1つの基準になります。もし、検索順位が高いにも関わらず、今回ご紹介したクリック率よりも低い場合は、タイトルやメタディスクリプションが適切でないかもしれません。
作成したコンテンツをより多くのユーザーに届けるためにも、この記事を参考に検索クリック率を改善していきましょう。
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