グローバルナビゲーションとは?Webサイトにおける役割や作り方を解説
グローバルナビゲーションを正しく設置することでさまざまな効果が期待でき、Webサイトの価値向上につながります。
この記事では、グローバルナビゲーションの概要、役割、正しい作り方、作成時のポイントについて解説します。
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グローバルナビゲーションとは?
グローバルナビゲーションとは、原則としてWebサイトの全ページに共通して表示されている、主要ページへのリンクのことです。
パソコンのブラウザで開いた場合、Webサイトの画面上部や下部、サイドバーなどに、テキストやタブなどで表示されています。
一方、スマートフォンで開いた場合は、画面左上か右上にあり「ハンバーガーメニュー」と呼ばれる、タップすることでメニューが出現する仕組みの三本線アイコンでまとめられていることが多いです。
グローバルナビゲーションの役割
ここでは、グローバルナビゲーションの役割をユーザー・検索エンジンそれぞれに対するものに分けて説明します。
ユーザーへの役割
ユーザーへの役割としては、どのページからでも主要ページへアクセスできることが挙げられます。
検索エンジンからのアクセスの場合、トップページではないページにつながることも多いでしょう。そんなとき、トップページ以外からでも必要なコンテンツにアクセスしやすいことは、利便性を高める点で重要です。
また、どのページからでもWebサイトの構造をわかるようにする役割や、ユーザーが現在、サイト内のどのコンテンツを閲覧中なのかを知らせる役割もあります。
検索エンジンへの役割
グローバルナビゲーションは主要なページのリンクを集めたリストなので、検索エンジンに対して重要なコンテンツを効率的に伝える役割を果たしています。
検索エンジンは内部リンクが多く張られているコンテンツを高く評価するため、グローバルナビゲーションにどのリンクを張るのかは、Webサイト運営上重要なポイントなのです。
グローバルナビゲーションの作り方
ここではグローバルナビゲーションの作り方を以下の4ステップに整理して解説します。
【グローバルナビゲーション作成のステップ】
- サイト全体のページを把握する
- メインとなるユーザーの導線を明確にする
- 導線をもとにページの階層を考える
- 階層をもとにグローバルナビゲーションを構成する
手順1:サイト全体のページを把握する
最初に、当該Webサイト内にどんなページを配置したいのかを考え、書き出していきます。「必要だと考えられるコンテンツ」を列挙し、それぞれの役割を言葉にして書いていくことが大切です。
ある程度書き出せたら、それぞれの内容を確認して、本当に必要かどうかを考えていきましょう。競合となるWebサイトをピックアップして、そのコンテンツを参考にすることをおすすめします。
手順2:メインとなるユーザーの導線を明確にする
必要なコンテンツを把握できたら、メインとなるユーザーの導線を明確にします。リストアップしたコンテンツを確認し、グループ分けをしながら重要なコンテンツに最短でアクセスできるような導線を考えましょう。
例えば、企業の公式サイトであれば「会社案内」系や「採用情報」系、「事業内容」系のグループが一般的です。
Webサイトの全体像を、ユーザー目線に立って作り上げることを重視して取り組むことが大切です。
手順3:導線をもとにページの階層を考える
Webサイトの導線を決めたら、今度はページの階層を考えます。トップページや2階層目、3階層目などのコンテンツを整理し、ツリー型の階層図を構成します。
4階層以上になるとユーザーがたどりつきにくくなってしまうため、2クリックでどのページにも行けるように、3階層目までにするといいでしょう。
手順4:階層をもとにグローバルナビゲーションを構成する
最後に、ページの階層をもとにしてグローバルナビゲーションを構成します。トップページの次の階層である2階層目を、ユーザー目線で必要な情報順に左から並べることがおすすめです。
一度作成したら、ユーザーになった気持ちで見直してみましょう。
グローバルナビゲーション作成のポイント
グローバルナビゲーションを作成する際には、以下の3つのポイントを押さえることが重要です。
【グローバルナビゲーション作成時のポイント】
- 原則すべてのページに表示する
- ユーザーや検索エンジンにわかりやすく
- ユーザーがストレスを溜めていないか検証する
原則すべてのページに表示する
ユーザーがどのページを閲覧していたとしても、重要なページをすぐに見つけられるようにするため、グローバルナビゲーションは原則としてすべてのページに表示させます。
ただ、基本的にはユーザーファーストのスタンスが大切ですが、商品購入や会員登録のフォームをはじめとして、他のページへ離脱してほしくない場合などはあえてグローバルナビゲーションを設置しないケースもあります。
ユーザーや検索エンジンにわかりやすく
グローバルナビゲーションのデザインや位置は、すべてのページで統一することが重要です。デザインや位置がページによって異なると、ユーザーは混乱してしまい、結果として離脱されるリスクが高まります。
ユーザーが快適にサイトの閲覧をできるようにするために、また、検索エンジンが巡回しやすいようにするためにも、同じデザイン、同じ配置を遵守するようにしましょう。
ユーザーがストレスを溜めていないか検証する
グローバルナビゲーションを作成したとしても、しっかり機能せずユーザーがストレスを溜める事態になっていないかどうか、検証しておくことも大切です。
無料のツール「Googleアナリティクス」を利用すれば、Webサイト内の導線を確認できます。コンバージョンまでの導線をチェックして、もしも問題があれば抜かりなく改善するようにしましょう。
悪いグローバルナビゲーションの例
以下のようなグローバルナビゲーションは、悪い例として考えられます。
- 企業側の目線から「見てほしいコンテンツ」ばかりを配置している
- 情報がランダムに配置されている(階層が意識されていない)
- 情報が一目でわかりにくいワードを使っている
- 項目数が多すぎて読みづらく、1項目あたりの面積が狭くてクリックしづらい
上記の悪い例を避けるためのポイントは、あくまでもユーザー目線に立って考えることです。グローバルナビゲーションを作成したら、一度自分でも利用してみて、使いづらい点がないか確認することをおすすめします。
また、作成時や改善を行う際に迷ったときは、競合サイトや有名企業のホームページを参考にするのも良いでしょう。
まとめ
グローバルナビゲーションとは、原則サイト内の全ページに表示される、主要ページへのリンクのことです。これがあることで、ユーザーはどこにいても主要ページへアクセスでき、自分のいる階層を瞬時に把握できるようになります。
また、検索エンジンに対しても主要ページを強調できるようになるため、SEO対策を行ううえで非常に重要です。
当記事を読んで基本的な作成方法を理解できたら、早速、自身のサイトに魅力的なグローバルナビゲーションを設置してみましょう。
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