リファラーとは?意味や確認方法・SEOへの活用方法などを解説
「“リファラー”ってどんな意味なの?」「WEBサイト運営していくにあたって、リファラーについて詳しく知っておきたい」「リファラーをすることのメリットとは?」
サイトを運営するにあたって、「リファラー」という言葉自体は聞くものの、上記のような疑問を持たれている方もいらっしゃると思います。
本記事では、「リファラー」の意味や重要性、確認する方法について詳しく解説していきます。
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リファラーとは?
リファラーとは「参照元ページ」のことです。ユーザーがWebページを訪問した際の、リンク元のページを指します。
リファラーの種類は主に以下のようなものです。
- リファラー:どのページを経由したか
- 検索エンジンリファラー:どの検索エンジンを経由したか
- キーワードリファラー:ユーザーが何のキーワードを入力して検索したか
リファラーにはWEBページ、検索エンジン、キーワードなどさまざまなアプローチがあります。
リファラーを確認すれば、ユーザーの行動やその動機を把握することが可能です。
リファラーをチェックすることの重要性
リファラーのチェックは、マーケティング施策を立てる上でとても重要です。
ユーザーの行動やその動機を把握することで、それに合ったマーケティング施策を行えば、自社商品やサービスの販売促進につなげられます。
たとえばキーワードリファラーの場合、ユーザーが何のキーワードを検索してページに流入したかが分かります。
「ユーザーが何を知りたいのか」というニーズが分かるため、適切なSEO対策ができ、メディアの評価を高めることが可能です。
広告を出稿している場合も、リファラーを調べることで「どのページの広告からユーザーが流入したか」が分かるため、今後の広告戦略に役立てられます。
リファラーでわかる4つのこと
リファラーをチェックすることで、以下の4つのことがわかります。
ポイントを参考にして、今後の自社サイトの改善に活かしていきましょう。
- 1つ前に訪れたサイトやメディア
- ノーリファラー(参照元が取得できない情報)
- リファラスパム
- ユーザーの属性
1.1つ前に訪れたサイトやメディア
リファラーをチェックすることで、ユーザーが1つ前に訪れたサイトやメディアがわかります。
たとえばGoogleアナリティクスを使用する場合、メインメニューから「集客」→「すべてのトラフィック」→「参照元/メディア」をクリックすれば、これまで参照されたサイトのURLが、時系列の一覧で表示されます。
つまり、ユーザーが1つ前に訪れたサイトも一発でわかるということです。
ユーザーの流入元がわかれば、それを分析し、次の広告戦略に役立てることができます。
2.ノーリファラー(参照元が取得できない情報)
ノーリファラーとは、リファラー確認時に参照元が確認できない情報をいいます。
Googleアナリティクスで参照元メディアを調べたとき、「direct」「note」と表示された場合、ノーリファラーと判断できます。
ノーリファラーの原因として次のものが挙げられます。
- ユーザーが自分のブックマークからアクセスした
- URLをペーストではなく直接入力してアクセスした
- メールに記載されたURLからアクセスした
- アプリやQRコードからアクセスした
チェックした結果ノーリファラーになった場合は、上記のような可能性が高いと考えましょう。
3.リファラスパム
リファラーをチェックすることで、リファラスパムがわかります。
リファラスパムとは、悪質なサイトがスパムサイトへの誘導を行うことです。リファラーをチェックした際、「見覚えのないURL」があれば、それは高確率でリファラスパムといえます。
リファラスパムは1つや2つであれば対処できますが、増えると正規のリファラーがわからなくなり、サイト運用に支障が出てしまいます。
もとより、ウイルス感染してしまえば元も子もありません。
対処法としては、まずGoogleアナリティクスのメインメニューから「管理画面」をクリックします。
その後「ビュー設定」を開き、「ボットのフィルタリング」にチェックを入れましょう。そうすることで、スパムが自動で除外できます。
4.ユーザーの属性
リファラーをチェックすると、ユーザーの属性もわかります。Googleアナリティクスのメインメニューから「ユーザー」をクリックし、「ユーザー属性」を開きましょう。
たとえば以下のような属性がわかります。
- 年齢や性別
- 地域別
- 新規なのかリピーターなのか
- PC、スマホ、タブレットなどのデバイス別
新規やリピーターに関しては、Googleアナリティクスは「過去2回訪問がないユーザー」は新規へ、それ以外はリピーターだと判断します。
ユーザーの属性がわかれば、それに合わせた戦略を打てるので、サイト改善に大いに役立てることができます。
Googleアナリティクスからリファラーを確認する方法
Googleアナリティクスからリファラーを確認する方法は2つあります。
- 「参照元/メディア」から確認する
- 「参照サイト」から確認する
まずは1つ目の「参照元/メディア」から確認する方法です。
Googleアナリティクスの左側にあるメニューから「集客」をクリックします。
次に「すべてのトラフィック」を開き、「参照元/メディア」をクリックしましょう。そうすると検索エンジンやドメイン名が表示されます。
続いて2つ目の「参照サイト」から確認する方法です。
同様にGoogleアナリティクスのメニューから「集客」を開き、「すべてのトラフィック」をクリックします。
「参照サイト」をクリックするとドメイン一覧が表示されるので、そこからチェックしたいリンク元を確認しましょう。
参照元と参照サイトの違いは、トラフィックの流入元の種類です。
参照元は、メディアに関係なくすべてのトラフィックに関するレポートを指します。
一方の参照サイトは、「外部リンク」のみが含まれたレポートのことです。
リファラーはSEOへ活用できる情報源
リファラーはSEOへ活用できる情報源となります。
なぜなら、リファラーを確認することで、ユーザーがどのようにして対象のWEBページに辿り着いたのかがわかるからです。
WEBページのアクセスは、GoogleやYahoo!など検索エンジンからの流入だけでなく、関連リンクによっても増減します。
ユーザーの行動がわかれば、当然SEO戦略も立てやすくなります。
たとえばWEBサイトが被リンクされていたとして、被リンク元やユーザーの属性がわかるため、よりユーザーニーズに応えたコンテンツを作成できるのです。
ただ、最近のChromeの仕様変更により、流入元URLを完全には取得できなくなっているので注意が必要です。
プライバシーの観点から、Chrome側が設定を厳しくしたと言われています。
まとめ
本記事では、リファラーについて以下のポイントを中心にお伝えしました。
- リファラーとは「参照元ページ」のことである
- リファラーを確認することで、ユーザーの参照元ページやノーリファラー、リファラスパム、ユーザーの属性がわかる
- リファラーは「Googleアナリティクス」から確認することができる
- リファラーはSEOにも活用できる重要な情報源
WEBサイトを分析するにあたってリファラーの存在は重要です。
SEOの戦略を立てる際にも役立つので、自社サイトのアクセス数を増やすためにもリファラーのチェックをしましょう。
ぜひ本記事の内容を、ご自身のWEBサイト運営にお役立てください。
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