Yahoo!広告とは?掲載面から料金まで基本を全て解説!
広告を出稿する以上は費用がかかるため、できれば出稿に踏み出す前に、把握しておくべきことはたくさんあります。
この記事では、Yahoo!広告について、その種類や仕組みといった基礎的なことから、費用対効果を高める運用方法まで解説します。ぜひこの機会にYahoo!広告についてしっかり学んでおきましょう。
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Yahoo!広告は大きく分けて2種類
Yahoo!広告は、「Yahoo!検索広告(リスティング広告)」と「Yahoo!ディスプレイ広告(YDN)」の2種類に大別されます。また、Yahoo!ディスプレイ広告に関しては、さらに「運用型」と「予約型」の分類があります。
Yahoo!検索広告(リスティング広告) | Yahoo!ディスプレイ広告(YDN) | ||
運用型 | 予約型 | ||
特徴 | テキストによる広告記事 | 動画や画像を使用できる広告 | 運用型よりも印象的なバナー広告など |
課金方法 | クリック課金方式 | クリック課金方式 | ビューアブルインプレッション保証方式 |
広告料金目安 | 広告主が自由に決定 | 広告主が自由に決定 | 500万円〜など高額 |
上記の表の通り、それぞれ特徴や課金方法、広告料金の目安が異なります。
Yahoo!検索広告(リスティング広告)とは
Yahoo!検索広告とは、ユーザーがYahoo!検索エンジンを利用してインターネット検索を行った際に、検索結果表示画面の最上段に掲示される形態の広告です。
また、このような広告形態は別名として「リスティング広告」とも呼ばれます。
Yahoo!検索広告の仕組み
先ほども述べたように、Yahoo!検索広告は、Yahoo!検索エンジンを利用したインターネット検索が行われた際に、その検索結果ページの最上段に掲載される広告記事です。チラシや新聞などに見られる広告とは異なり、インターネットユーザーの検索という行動があって初めて広告として成立します。
Yahoo!検索広告の表示を左右するのが、ユーザーの検索キーワードと広告主が事前に登録したキーワードの一致度です。その一致度が高い、または完全に一致している場合、Yahoo!検索広告を表示することができます。そのため、広告が取り扱う情報に対して関心の高いユーザーの検索結果ページに表示されることが多いです。
また、Yahoo!検索広告にはオークションのようなシステムがあり、それによって広告の掲載順位が決まります。このシステムで上位の獲得を左右するのは、「広告の品質」と、その広告の表示に対して設定した、広告コストとしての「入札価格」の2つです。品質と掛け値が高いほど、より高い広告順位を獲得できます。
Yahoo!検索広告の掲載期間・料金目安
項目 | 内容 |
掲載期間 | 広告主が自由に決定できる |
課金方法 | クリック課金方式 |
広告料金目安 | 広告主が自由に決定 |
支払い方法 | 銀行かクレジットカード |
Yahoo!検索広告の掲載期間は、広告主の裁量によって自由に決定できます。そのため、1日単位から年単位まで様々です。
また、課金方法に関しては、「クリック課金方式」を採用しています。これは、その名の通り、インターネットユーザーがクリックした数によって料金が発生する方式です。料金の上限は広告主が決定でき、精算額は「クリックされた回数×クリック時の料金」という形をとっています。
広告料金の目安は、1つのキャンペーンに対して1~80,000円の範囲で、広告主の判断のもと決定できます。そのため、広告主の売りたいタイミングに合わせて広告費を操作することが可能です。
また、Yahoo!検索広告には、必要以上の予算オーバーを防ぐ「ストッパー」と呼ばれる独自機能があり、広告予算に関して柔軟に対応することができます。
支払い方法は、銀行振込とクレジットカードによる支払いの2通りです。
Yahoo!ディスプレイ広告(運用型・予約型)とは
Yahoo!ディスプレイ広告は、Yahoo!JAPANやYahoo!ニュースといった、Yahoo!が運営、提携する様々な種類のポータルサイトのトップページ内における広告枠に表示する広告です。
広告形態には、予告型(旧Yahoo!JAPANブランドパネル)と運用型の2種類があります。
Yahoo!ディスプレイ広告は、テキストによる広告であるYahoo!検索広告と異なり、画像や動画を利用した視覚的アプローチが可能な広告です。
Yahoo!ディスプレイ広告の仕組み
先ほども述べたように、Yahoo!ディスプレイ広告には「予約型」と「運用型」の2つの種類があります。
予約型のYahoo!ディスプレイ広告としては、サイト内の大きな画像バナー広告などが、これに該当します。この広告は、大きな存在感でユーザーの意識を引きやすい反面、多額の費用が要求されます。また、課金方法が運用型や検索広告と異なったり、専用のアカウントによるログインが必要であったりといった特徴があります。
運用型のYahoo!ディスプレイ広告では、予約型ほど大きくないものの、動画や画像を使った広告の掲載が可能です。課金方法は検索広告と同様、クリック課金制度が採用されています。
また、予約型と運用型のYahoo!ディスプレイ広告に共通する点として挙げられるのが、検索広告と比較してインターネットユーザーの自発的検索を必要としない点です。
広告表示にユーザーの検索行動を必要としないということは、検索広告と比べてより広範囲かつ高頻度でユーザーに対してアプローチすることができる広告形態であると言えるでしょう。
Yahoo!ディスプレイ広告の掲載期間・料金目安
項目 | 運用型 | 予約型 |
掲載期間 | 広告主が自由に決定 | 事前に期間や回数を購入する |
課金方法 | クリック課金方式 | ビューアルインプレッション保証方式 |
広告料金目安 | 広告主が自由に決定 | 500万〜など高額な場合が多い |
支払い方法 | 銀行、クレジットカード | 銀行、クレジットカード |
Yahoo!ディスプレイ広告の掲載期間は、運用型の場合、Yahoo!検索広告と同様に広告主が自由に決定できます。一方、予約型の場合は、事前に設定されている表示回数と掲載期間を購入することで掲載されます。運用型と比較して期間の自由度は下がりますが、代わりに同枠の運用型リスティング広告よりも優先して表示されます。
また、課金方法に関しては、運用型はYahoo!検索広告と同様に、クリック回数によって料金が決定される「クリック課金方式」を採用しています。一方、予約型は、運用型やYahoo!検索広告とは異なり、「ビューアルインプレッション保証型」という課金形態を採用しています。ビューアルインプレッション保証型は、表示回数、表示時間によって広告料金が決定される課金形態です。
料金目安については、運用型の場合はYahoo!検索広告と採用しているシステムが似ているので、Yahoo!検索広告の料金目安を参考に検討することが可能です。予約型の場合は、広告を表示させる媒体によっても変化しますが、ビューアルインプレッション保証型の課金システムを採用しているため、500万円〜といった多額の広告料金が必要になる傾向があります。
支払い方法に関しては、予約型と運用型で共通して、銀行振込やクレジットカードによる支払いの2通りです。
Yahoo!広告を費用対効果を高める3つの方法
Yahoo!広告を使ったマーケティングでは、ただアクセス数の増加を狙えば良いわけではありません。マーケティングにおける費用対効果、つまり、一定のコストの中で最大限の効果を発揮するという考え方が重要です。
Yahoo!広告の費用対効果を上げるには、以下の3つのポイントを押さえましょう。
- ターゲットを明確にする
- 効果測定を行い改善する
- ヘルプやサポートを利用する
ターゲットを明確にする
Yahoo!広告を利用する際は、その広告をどんな人に見てほしいか、どんな人に対してより効果を発揮するかといった、ターゲット意識を明確にしておくことが重要です。
また、特定のキーワードやそれらに関心がある人たちの行動の傾向を把握して、広告が最も効果を発揮する時間帯などを見極めることで、集客の増加や固定客の獲得など、より大きな効果を発揮できます。
効果測定を行い改善する
Yahoo!広告の効果を最大限活かすためには、一定のコンバージョンの設定や効果測定を行って、広告の能力を客観的に理解することも必要です。
効果測定を行うことによって、その広告が実際どれほど機能するのか、どのように効果を発揮するのかといった情報を得ることができます。また、その情報を元にして広告に修正を加えていくことで、より効果の高い広告に仕上げることが可能です。
Yahoo!広告では、効果測定が行いやすいように様々な種類の環境が用意されています。そのため、自身が設定したコンバージョンに対応した効果測定を行うことができるのです。
ヘルプやサポートを利用する
Yahoo!広告を利用するうえで、何か不明なことや納得のいかないことが生じた場合、その都度ヘルプやサポートを利用するようにしましょう。
より良い広告を作り、またその効果を最大限発揮させるためには、基礎事項を正しく理解して自分の中に落とし込むことが求められます。
広告を利用したマーケティングでは、最初のうちはその専門用語の多さやシステムの理解が難しい場合もありますので、わからないことがあればヘルプや専門家のサポートを受けることも選択肢として視野に入れるべきです。
Yahoo!広告掲載基準で否認される表現一覧
Yahoo!広告には、広告掲載基準という指標があります。誇大広告や薬機法に反した広告掲示などは、この基準においては違反広告として扱われます。
その他にも、以下のような広告は違反広告に該当する恐れがあるので注意しましょう。
嫌悪感や不快感を煽る広告
- 露骨なアダルト広告
- 人体のコンプレックスを過度に強調したもの
- 恐怖感や不安感を与えるもの
信仰・宗教的観点に関わる広告
- 特定宗教の信仰の強要
- 特定宗教・宗派の誹謗中傷
- 客観的な根拠のない信仰やお告げなどのよる健康効果の表現
まとめ
ここまで、Yahoo!広告に関して、その種類や効果を高めるためのポイントをご紹介してきました。
Yahoo!広告は、Yahoo!検索広告(リスティング広告)とYahoo!ディスプレイ広告の2種類に分けられます。それぞれ広告の掲載方式、掲載期間、課金方法などに特徴があるため、自社に合った出稿方法を選ぶことが大切です。
当記事をぜひ参考にして、より効果的な広告出稿を行っていきましょう。
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