リンク元を調べるのに使える無料・有料の被リンクチェックツール8選
「リンク元」について調べることは、SEOの視点からすると非常に重要な要素です。
この記事では、「リンク元」を調べる目的と、調べるのに使えるツールについて、ご紹介します。
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リンク元を調べる目的
リンク元を調べることで、以下のことが可能になります。
- コンテンツ制作時の分析に役立てる
- リンク元が良質なコンテンツかチェックをする
- スパムリンクを受けていないかチェックする
SEOでは、質の高い被リンクを受けることで、サイトやページの評価が上がります。そのため、WEBサイトの運営を長く続けていくためには、リンク元を調べて上記の3つの要素を確認していくことが必要になります。それぞれ詳しくみていきましょう。
コンテンツ制作時の分析に役立てる
SEOを意識したコンテンツを制作する際には、リンク元の分析が役に立ちます。
例として、競合サイトを意識する場合を考えてみましょう。競合サイトのリンク元を解析すれば、競合サイトがどんなサイトからどんな内容のページに被リンクを受けているのか、判明できます。そして、被リンク先が判明した競合サイトを参考に、さらに魅力的なコンテンツを作成することができれば、競合サイトの良い部分を吸収することにつながります。
リンク元が良質はチェックする
SEOを意識したコンテンツ制作をする際は、そのコンテンツがどのサイトから被リンクを受けているのかという関心が必要です。
とはいえ、スパムリンクによってコンテンツが被リンクを受けていたとしても、SEO上の評価は得られません。しかし、例えばこのページが、SEOについて書かれた他のページから被リンクを受けたとすると、SEO効果が見られやすくなるでしょう。
このように、リンク元を調べることで、それが良質なコンテンツかどうか、類似性のあるページかどうかをチェックすることが可能になります。
スパムリンクを受けていないかチェックする
参照元:ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)
上記の記述は、「ウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)」にある、品質に関する具体的なガイドラインになります。このガイドラインに反しているサイトや低品質なページから被リンクされたコンテンツに関しては、SEOの評価が下がってしまうこともあります。
過去には、あまりにも内容が薄く、低品質なページからの被リンクが多いと、ペナルティの対象になる時期もありました。
一昔前まではそれを悪用し、内容が薄く低品質なページから競合のサイトのリンクを貼り、その競合サイトの評価を落とすといった「ネガティブSEO」という手法も存在していました。
現在では、スパムリンクやネガティブSEOは、Googleのアルゴリズム上、機械的に評価の対象外とされるようになっていますが、手動でペナルティを課せられる可能性もゼロではありません。
こういった場合は、意図しないリンク元を「否認」すれば、ペナルティを解除できるようになります。
リンク元を調べられる無料の被リンクチェックツール4選
リンク元をきちんと調べるには、さまざまなツールを使って調べることができます。ここではまず、無料で使えるツールを4つ、紹介します。
リンク元を、ある程度詳細に調べることができるものもあるので、参考にしてみてください。
Google Search Console
Google Search Console(サーチコンソール)は、Googleが提供する無料のツールです。サーチコンソール上に登録した、自社サイトのリンク元を調べることができます。
まずは、サーチコンソールの使い方を簡単に解説します。ログインした後に、「ステータス」欄に表示される「リンク」タブをクリックします。すると、以下4つのリンクレポートが表示されます。
- 外部リンク
- 内部リンク
- 上位のリンク元サイト
- 上位のリンク元テキスト
被リンク元を確認する時は、「外部リンク」の右下にある、「詳細(青色表示)」をクリックすることで、さらに詳細なリンクレポートを見ることができます。
hanasakigani
参照元:hanasakigani.jp
hanasakiganiのメリットは、登録不要で使いやすいことです。
「マイサイトのURL」の空欄にリンク元を調べたいURLアドレスを入力し、「チェックをする(青色表示)」タブをクリックするだけです。
すると、被リンク数(ドメイン数)や被リンクページタイトル、URL、アンカーテキストなどが一覧で表示されます。
また、「競合サイト被リンクチェック」や「競合サイト被リンク危険度チェック」というサービスも提供しているため、このサービスを使えば、自社のサイトURLを入力するだけで、自動的に競合サイトのリンク元に関する情報も表示してくれます。
Bing Webmaster Tool
こちらは登録は必要ですが、無料で使えるツールのひとつです。リンク元の調査以外にも、ユーザーが「サイトにアクセスした際に使ったキーワード」や「そのボリューム数」「SEO上の問題が無いか」といったことを調べることもできます。
リンク元を探すには、登録後にホーム画面の左ウィンドウにある「診断ツール」タブをクリックし、続いて「リンクエクスプローラー」タブをクリックします。
すると「リンクエクスプローラー」欄が表示され、URLを記入するように表示されるので、その指示に従ってURLを入力し、「参照」タブをクリックすれば、被リンク一覧が表示されます。
ちなみに、フィルターをかけた上で被リンク一覧を表示したい場合は、「参照」タブをクリックする前に、「サイトによるフィルター」欄を埋めてから「参照」タブをクリックしましょう。
Online Broken Backlink Checker
参照元:Online Broken Backlink Checker
こちらのサイトは日本語版がなく、英語版のみのサイトになります。主に被リンクのリンク切れを調べるツールです。
確認方法は、先に紹介した「hanasakigani」に似て、非常に簡単です。サイト下に検索窓があるので、そこに被リンクを確認したいURLアドレスを入力し、「Check Broken Links(青色表示)」タブをクリックするだけです。
すると、被リンクがいつ切れたのかが分かります。競合分析にも使えるので、他のツールと併用するのがおすすめです。
リンク元を調べられる有料の被リンクチェックツール4選
これまでは、無料のチェックツールを紹介しましたが、ここからは有料のツールを紹介していきます。有料ツールの場合、無料ツールよりも詳しいリンク情報を収集することができます。
自社の予算と相談しながら、求める情報の精度によっては有料ツールを使用することも検討してみてください。
Ahrefs – Backlink Checker
こちらは、約30兆という莫大な数のリンクを検知し、精度の高いデータベースを構築します。
また、この優れた被リンク探知機能のほかにも、被リンクをアラートしてくれる機能もあるため、被リンクの増え具合を随時監視することも可能です。
利用価格については、月額100ドルから1,000ドル程度で、これは利用するオプションによって変わります。
使い方も比較的簡単で、「ドメイン又はURLを入力」の欄に検索したいURL等を入力し、右の「被害リンクチェック(橙色表示)」タブをクリックすれば完了です。
このチェックツールでは、対象サイトの被リンク数の時間ごとの推移を波線グラフとして見ることができ、単に数字や表で確認した場合と異なり、傾向を直感的に捉えることが容易になります。
Moz Pro – Link Explorer
参照元:Moz Pro
Moz Proは、検索ボックスに調べたいコンテンツのURLを入力するだけで、被リンク情報をすぐに表示させることができます。
ここで表示されるのは、以下の7項目です。
- Overview
- Inbound Links
- Linking Domains
- Anchor Text
- Top Pages
- Discovered and Lost
- Spam Score
たとえば「Discovered and Lost」では、リンク数が増減したURLが表示されます。「Discovered 」と「Lost」の2つから選択できるようになっており、前者を選択すると増加した被リンク元URLが、後者では減少した被リンク元URLがそれぞれ表示されるようになっています。
また、「Spam Score」では、スパム具合を数値化し、それが高い被リンク元サイトのURLを点数順に表示します。
このツールの料金は、最初の30日間は無料で試すことができますが、その後は月額179ドル程度の料金になってきます。また、機能が制限されますが、一部の機能を無料で使うこともできます。
Majestic
参照元:Majestic
Majesticも検索ボックスに調べたいコンテンツのURLを入力するだけなので、操作性がとても良いです。表示されるもののうち、特徴的なものとしては、「URL被リンク履歴」と「被リンクプロフィール」が挙げられます。
「URL被リンク履歴」では、過去3ヶ月間にわたって確認された被リンク数と参照元のドメインの推移を、グラフにて直感的に把握することができます。
また、「被リンクプロフィール」では、被リンクとその信頼性が相関図として表現されており、スパム性を判定するのに役立ちます。
料金は、3つのバージョンが用意されており、LITE(月額50ドル)、PURO(月額100ドル)、API(月額400ドル)のようになっています。
NEIL PATEL – Ubersuggest
参照元:Ubersuggest
Ubersuggestは、URLやキーワードを入力して「Submit」タブをクリックすると、左ウィンドウに「被リンク」タブが表示されるのでクリックします。
そうすると「被リンク」欄が表示され、その中に以下の7項目が表示されます。
- ソースページ
- ターゲットページ
- DOMAIN AUTHORITY
- PAGE AUTHORITY
- アンカーテキスト
- 初検知日
- 最終検知日
このうち、「DOMAIN AUTHORITY」はドメインについて、「PAGE AUTHORITY」ではそのURLについて、それぞれ検索エンジンにランクインする可能性を1から99のスコアで表してくれます。
料金は、月額3,000円程度と、有料ツールの中では比較的低価格となっています。
スパムリンクに対する対処法
先に紹介したように、自分のコンテンツが意図しないサイトからリンクを受けているようであれば、それを「否認」することで、ペナルティを受けるリスクを回避することができます。
「スパムリンクの否認方法」については、以下のような6つのステップが必要です。
- Googleサーチコンソールにログインし、ホーム画面の「ステータス」欄に表示される「リンク」タブをクリック
- 表示される「リンク」欄の右上にある「外部リンクをエクスポート」タブをクリックし、「そのほかのサンプルリンク」を選択しクリック
- サンプルリンクが表示されるので、意図しないものと思われるリンクを判別し、コピーしてテキストファイルにまとめる
- Googleサーチコンソールの「リンクの否認」ページにアクセスする
- 「リンクの否認」をクリック
- 否認するURLのテキストファイルをアップロードするような表示がされるので、その指示に基づいて3項目で作成したテキストファイルをアップロードし、「送信」タブをクリックする
スパムリンクの否認は、現時点で自動化する方法がないので、サイト運営者側で定期的に確認し、否認するしかありません。数が少ない内は良いですが、数が増えてきたらテキストファイルで否認したいページ・URLを一括でアップロードするのがおすすめです。
詳しい方法については「Search Console ヘルプ」をご覧ください。ヘルプにもあるように、リンクの否認は慎重に行う必要があるため、安易に否認するよりもサイト運営者やサーバーに連絡をとり、自サイトへの発リンクを削除してもらうよう、依頼しましょう。
まとめ
このページでは、リンク元を調べる目的と、被リンクを調べるツールについてご紹介しました。リンク元はSEOの評価を左右する要因の一つです。ぜひツールを使い、SEO対策に役立てて下さい。
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