パーマリンクとは?SEOへの影響やおすすめの決め方・設定方法を解説
パーマリンクというのは、ウェブサイト上でページごとに設定しているURLのことです。WordPressを使っている場合、パーマリンクはデフォルトで投稿日や記事タイトルなどが設定されています。しかし、SEO効果を考慮するのであれば、最適なパーマリンクに設定し直すことをおすすめします。
そこで今回の記事では、パーマリンクのSEOへの影響や最適なパーマリンクの決め方、設定方法などについて解説していきます。ぜひ参考にしてください。
WordPressでブログを運営している人であれば、「パーマリンク」という言葉を一度は耳にしたことがあるはずです。
パーマリンクというのは、ウェブサイト上でページごとに設定しているURLのことです。WordPressを使っている場合、パーマリンクはデフォルトで投稿日や記事タイトルなどが設定されています。しかし、SEO効果を考慮するのであれば、最適なパーマリンクに設定し直すことをおすすめします。
パーマリンクのSEOへの影響と決め方、WordPressの共通設定6種類の違いと設定手順、変更時のリダイレクト対応まで解説していきます。
パーマリンクとは?
👉 このパートをまとめると!
パーマリンクはページごとに設定する恒久的なURLのことです。
パーマリンクとは、Webサイトのページごとに設定しているURLのことです。WordPressで新規ページや固定ページを投稿した際に表示されます。
URLはネット上での住所のようなものですが、投稿後にパーマリンクを変更すると、他のサイトからもらっていた被リンクが無効になってしまうなどのデメリットが出てきます。
そのため、ブログ開始の初期段階に決定し、ページが増えても恒久的に変更しないのが鉄則です。のちに変更しなくてもいいように、初めから最適なパーマリンクを決定してブログ運営をしていくことが大切です。
パーマリンクの意味
WordPressの投稿ページごとのURLをパーマリンク(Permalink)といいますが、これ自体は造語で、恒久・不変を意味する「パーマネント」(permanent)と「リンク」(link)が掛け合わされたものです。
例えば、【https://www.1234.com/seo/permalink/】というURLがあった場合、パーマリンクはURL後半部分の【/seo/permalink/】が該当します。
よく見ていただくとわかるように、パーマリンクはカテゴリー構造に沿って決定されることになります。
パーマリンクのSEOへの影響
パーマリンクがSEOへ直接的に与える影響はない、というのが一般的な見解です。そのため、パーマリンクの違いが検索順位に影響するということはまずありません。
ただし、リンクのシェアなどができない複雑なパーマリンクでは、外部リンク(被リンク)を獲得する機会の損失に繋がりかねません。SEO対策を考えるうえで、外部からの被リンクの獲得は意識するべきです。
加えて、このウェブページがどんなコンテンツを扱っているのか一目でわかることは、ユーザビリティの向上にも繋がります。これは、Googleでも推奨されていることなので無視することはできません。
パーマリンク自体はSEOに大きく影響しないものの、ユーザビリティ向上や被リンク獲得をすることはSEOにおいては有効です。そのため、シンプルでユーザーにわかりやすいパーマリンク構造となるように設定した方が良いのです。
パーマリンクのおすすめの決め方を4つ紹介

👉 このパートをまとめると!
英単語・意味の伝わる構造・短さ・ハイフンの4点が基本です。
パーマリンクの決め方はさまざまですが、以下の4つがおすすめです。
- 英単語を使う
- ユーザーが理解できる構造にする
- 短くてシンプルなURL構造にする
- 単語と単語の間はハイフンを活用する
ここでは、それぞれのポイントごとに、パーマリンクの決め方を解説していきます。
英単語を使う
パーマリンクを決めるときは、日本語よりも英単語の方がおすすめです。なぜなら、日本語のパーマリンクだと、コピペする際に英数字と記号に変換されてしまうからです。
たとえば、
というURLをコピペしようとすると、日本語の「パーマリンク」の部分は以下のように変換されます。
このようなURLでは、SNSでシェアするにもリンクが貼りにくいため、せっかく良い記事を書いても拡散されにくいのです。その結果、SEOに重要な外部リンク獲得の機会損失にもなってしまいます。
このような理由で、パーマリンクは日本語よりも英単語で設定するのがおすすめなのです。
ユーザーが理解できる構造にする
パーマリンクを決めるときは、ユーザーが記事の内容を理解できるようなわかりやすい英単語で構成されたURLにするのがおすすめです。
なぜなら、Googleが推奨しているURL構造が「できる限りシンプルで、論理的かつ人間が理解できる」ものだからです。
たとえば、パーマリンクについて書かれた記事で、以下の2種類のURLがあるとします。
- https://www.seo.com/seo/1234abcde
- https://www.seo.com/seo/permalink
1よりも2の方が、パーマリンクについて書かれた記事であることが一目でわかりますよね。パーマリンクは、シンプルかつユーザーが記事内容をすぐに理解できる構造にするのがおすすめです。
短くてシンプルなURL構造にする
パーマリンクは、短くシンプルなURL構造がおすすめです。なぜなら、長くて複雑なURLではページ内容が理解しづらく、そのようなパーマリンク構造はgoogleも推奨していないですし、ユーザーにも不親切だからです。
- https://www.seo.com/seo/permalinknitsuitekaitakijidesu
- https://www.seo.com/seo/permalink
例えば、上記のような2種類のURLがあったとします。2のような短くてシンプルなURLの方が、ユーザーにとって意味がわかりやすいですよね。
このようなことから、パーマリンクは短くてシンプルなURL構造にするのがおすすめです。
単語と単語の間はハイフンを活用する
パーマリンクの英単語を繋げる場合、単語と単語の間はハイフンを活用するのがおすすめです。なぜなら、Googleが以下のように公言しているからです。
可能な限り、URL 内の単語は区切ることをおすすめします。具体的には、URL 内の単語を区切るにはアンダースコア( _ )ではなくハイフン( – )を使うようおすすめします。それにより、ユーザーや検索エンジンが URL のコンセプトを理解しやすくなるからです。
引用元: Google検索セントラル「Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス」
パーマリンクはシンプルでわかりやすい英単語にした方が良いと説明しましたが、場合によっては単語をつなげる必要性も出てきます。
たとえば、下記の2種類のURLで考えてみます。
- https://www.seo.com/seo/permalinkstructure
- https://www.seo.com/seo/permalink-structure
2のようにハイフンで単語を繋げた方が、ユーザーにとって読みやすく、ページのコンセプトをわかりやすく伝えることができます。
パーマリンクの設定方法

👉 このパートをまとめると!
共通設定・投稿スラッグ・カテゴリースラッグの3段階で設定します。
WordPressでパーマリンクを設定する場合、3つの方法があります。ここでは、どうやってWordPressでパーマリンクを設定するのか、それぞれの設定方法について解説していきます。
1.WordPressのパーマリンク設定から変更する

WordPressの管理画面から、設定→パーマリンクをクリックします。

パーマリンクの共通設定で選べるのは、次の6種類です。
| 共通設定 | URL例 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 基本 | https://example.com/?p=123 | 内容が読み取れないため原則として選ばない |
| 日付と投稿名 | https://example.com/2026/08/09/sample-post/ | 日付に意味があるニュース・日記系サイト |
| 月と投稿名 | https://example.com/2026/08/sample-post/ | 月単位のアーカイブを見せたいサイト |
| 数字ベース | https://example.com/archives/123 | 記事数が多く命名を機械化したい大規模サイト |
| 投稿名 | https://example.com/sample-post/ | 大半のオウンドメディア・ブログ |
| カスタム構造 | https://example.com/seo/sample-post/(/%category%/%postname%/ を指定) |
カテゴリー構造をURLに反映させたいサイト |
(出典: WordPress公式「パーマリンク設定画面」)
「基本」を選択すると、パーマリンクは記事番号で表示されます。「日付と投稿名」や「月と投稿名」では、日付または投稿月と記事タイトルがパーマリンクになります。そのため、パーマリンクがシンプルな構造にはなりにくいので、あまりおすすめはできません。
多くのオウンドメディアで無難なのは「投稿名」です。URLが短く、記事内容を表す英単語だけで構成でき、カテゴリーを入れ替えてもURLが変わらないためです。
一方でカスタム構造で /%category%/%postname%/ を指定すると、サイトの階層構造がURLに反映されます。ただしカテゴリーを変更するとURLも変わるため、再編の可能性があるサイトや複数人運用のサイトは「投稿名」が安全です。カテゴリー設計の考え方はWordPressのカテゴリー分けとSEO設定で解説しています。
カスタム構造を選ぶ場合は、空欄に /%category%/%postname%/ と入力します。入力欄の下に並ぶ「利用可能なタグ」のボタンをクリックすれば自動で入力され、打ち間違いを防げます。
なお、カスタム構造で設定しただけではカテゴリーと記事タイトルが日本語のままなので、英単語に変換する手間がかかります。その方法は以下で説明します。
2.投稿画面からパーマリンクの設定・変更をする
記事タイトルが日本語の場合、URLには日本語で表示されます。そのため、WordPressの投稿画面で英単語に変更する必要があります。
現行のブロックエディタでは、次の手順で変更します。
- 投稿編集画面で記事を一度「下書き保存」する
- 画面右上の設定(歯車)アイコンをクリックし、設定サイドバーを開く
- 「投稿」タブの「概要」パネルにある「URL」(バージョンによっては「スラッグ」「リンク」「パーマリンク」)の行をクリックする
- 開いたパネルの「URLスラッグ」欄に、記事内容を表す英単語を入力する
- 「公開」または「更新」をクリックして保存する
URLスラッグの入力欄は下書き保存より前には表示されません(出典: WordPress公式「投稿/固定ページ設定サイドバー」)。共通設定が「基本」「数字ベース」の場合はスラッグがURLに反映されないため、先に共通設定を見直してください。
クラシックエディタの場合は、タイトル直下のパーマリンクの「編集」をクリックし、英単語に書き換えてから「OK」をクリックします。
公開済みの記事でスラッグを変更するとURLが変わるため、旧URLから新URLへ301リダイレクトの正しい設定方法に沿ってリダイレクトを設定してください。
3.カテゴリーページのスラッグを変更する
カテゴリーページのスラッグも、英単語に変更しておきましょう。なお、カテゴリーのスラッグを変更するとURLも変更されます。カテゴリー名を決めるときも、後々変更することがないように慎重に決定してください。

WordPressの管理画面から、投稿→カテゴリーをクリックします。作成されたカテゴリーがあれば、ここに一覧で表示されます。また、カテゴリーの新規追加もここで行います。
今回は、カテゴリー名を「ランキング」、スラッグを「ranking」でカテゴリーを作成しました。作成ができたら、一番下の「新規カテゴリーを追加」ボタンをクリックすれば作業完了です。
パーマリンク設定をする際の3つの注意点
👉 このパートをまとめると!
初期設定・新規投稿時の設定・英単語での記述が要点です。
パーマリンクを設定するときは、下記の3つに注意しましょう。
- 初期段階で設定する
- 新規投稿時に設定する
- 日本語は使用しない
この3つはブログ運営をしていく上でもとても大切なことで、ここを誤ると下記のようなデメリットが生じてしまいます。そのため、パーマリンクを設定するときはくれぐれも注意してください。
1.WordPressをインストール後すぐに初期設定をする
パーマリンクは、WordPressをインストールしたらすぐに初期設定しておきましょう。なぜなら、ブログ投稿後に設定を変更すると、URLが変わってしまうからです。
途中でURLが変わると、他のサイトからせっかくリンクをもらっていても無効になってしまいます。これは、SEO効果を考えたときにとても大きな損失となります。
せっかくSEOで高めた評価がリセットされてしまってはもったいないので、WordPressをインストールしたらパーマリンクの設定は初期の段階で行っておくのがおすすめです。
2.投稿のパーマリンクは新規投稿時に設定する
投稿のパーマリンクは、新規投稿時に設定しましょう。また、ページ内容と関連するキーワードの英単語を使うと、ユーザーが理解しやすいのでおすすめです。
なぜなら、投稿後にパーマリンクを変更してしまうと、ここでもURLが変更されてしまいますし、ページ内容と関連するキーワードの方がユーザーにも親切だからです。
加えて、できるだけシンプルで短い文字列にした方が、ユーザーがページ内容を理解しやすいですし、文字数に制限のあるSNSでもシェアされやすくなります。
そのため、簡潔なパーマリンクの方がユーザーにも親切ですし、運営者にもメリットが多いものです。
このような理由から、パーマリンクは新規投稿時に設定し、可能であれば、ページ内容と関連するキーワードの英単語を使ってシンプルに設定するのがおすすめです。
3.日本語は使用しない
パーマリンクは日本語も使うことができますが、おすすめは英単語です。
前提として、日本語のパーマリンクそのものがGoogleのペナルティ対象になることはありません。Google検索セントラルは、URLにASCII以外の文字を使う場合はパーセントエンコードを行うよう案内しており、日本語URLの使用自体は禁じていません(出典: Google検索セントラル「Google 検索における URL 構造のベスト プラクティス」)。
それでも英単語をおすすめするのは、実務上のデメリットが大きいからです。日本語のURLをコピーすると、自動的にエンコード(変換)されてしまいます。
たとえば、ブラウザ上で「パーマリンク」とURL表示されていても、エンコードされると、下記のような意味不明な長いURLになってしまいます。
・パーマリンクのエンコード
エンコードされたURLはSNSやメールでの共有時に文字数を大きく消費し、リンク先の内容も伝わりません。
パーマリンクが長いからといってSEO的にマイナス要因となりませんが、SNSでのシェアや多国籍のユーザーの訪問を視野に入れたときに、英単語でパーマリンクを設定した方がメリットも大きいものです。
このような理由から、パーマリンクには日本語を使用しない方が良いと言えるのです。
大規模サイト・複数人運営でのパーマリンク命名ルールの決め方
👉 このパートをまとめると!
命名規則の厳密定義か記事ID採番かを運用規模で選び分けます。
執筆者が複数人になり公開本数が増えるほど、パーマリンクは「良い英単語を選ぶ」問題ではなく「ルールを決めて守らせる」運用の問題になります。各自が自由にスラッグを付けると、同じ概念に seo-tool と seo-tools と seotool が混在し、後から整えようにも既存URLは変更できません。
大規模サイトでのURL命名は、大きく2つの方式に分かれます。
| 方式 | URL例 | メリット | デメリット | 向いているケース |
|---|---|---|---|---|
| 命名規則を厳密に定義する | /seo/permalink-structure/ | URLだけで内容が伝わり、共有時のクリック率や被リンク獲得に有利 | 周知とレビューの工数が必要。人数が増えるほど表記ゆれが起きる | 月間数本〜数十本規模で編集体制があるメディア |
| 記事IDを機械的に採番する | /blog/43765/ | 重複や表記ゆれが構造的に起きず、公開までが速い | URLから内容を読み取れない | 月間数百本規模、投稿者が多数いる大規模メディア |
判断基準は運用人数と月間の公開本数です。スラッグをレビューできる体制があるなら前者、追いつかない規模なら後者を選び、内容の手がかりはタイトルタグとパンくずリストで補います。
命名規則を定義する場合は、次の4点を決めるだけでも表記ゆれを防げます。
- 単数形と複数形のどちらかに統一する(
toolとtoolsを混在させない) - 略語は社内で認めた語のみ使う(
seo・meoなどをリスト化する) - 単語数の上限を決める(3語程度に収める)
- 年号や「latest」を入れない(更新のたびに内容と矛盾する)
カスタム構造の /%category%/%postname%/ はカテゴリー変更の瞬間にURLが変わり、リダイレクトの設定漏れが起きやすくなります。GMO TECHの支援現場でも、カテゴリー再編にともなうリダイレクト漏れは検出頻度の高い不備です。設計を定期的に見直す運用なら「投稿名」が安全です。
GMO TECHのSEO支援では、スラッグの良し悪しよりも「命名ルールが文書化されていない」ことに起因する相談を多く受けます。最初に決めるべきは理想的なURLではなく、誰が書いても同じ形になる決め方です。
WEB集客ラボ自身も https://gmotech.jp/semlabo/{カテゴリー}/blog/{英単語のスラッグ}/ という構造を採用し、URLに含めるカテゴリーは「seo」「meo」「webmarketing」などの大分類のみに限定しています。細かい分類をURLに持たせないことで、テーマ再編がURL変更に直結しません。
URL設計は、URLのwwwあり・なしの違いと統一方法とカノニカルタグによるURLの正規化をセットで決めておくと、後戻りが起きにくくなります。
URL設計のルール策定や既存サイトの構造見直しを外部の視点で進めたい場合は、SEO Dash! byGMOの資料もご活用ください。
パーマリンクの設定後は変更しない方がいい3つの理由
👉 このパートをまとめると!
被リンク・評価の引き継ぎ・リダイレクト作業の負担が生じます。
パーマリンクを設定後に変更すると、下記のようなデメリットがあります。
- 被リンクの無効化
- ページ評価の引き継ぎに手当てが必要になる
- リダイレクトの種類と設定方法の手間がかかる
パーマリンクは、一度設定したら変更しないのが鉄則なので、それだけに設定する際は先を見据えて慎重に決定するようにしましょう。
1.被リンクの無効やSNSシェア回数がリセットされる
パーマリンクを変更すると、被リンクの無効やSNSシェア回数がリセットされます。なぜなら、パーマリンクを変更したらURLが変更されるからです。
そのため、せっかくページに貼られたリンクが無効になってしまうし、シェアされたURLではなくなるので、当然のことSNSのシェア回数もリセットされてしまいます。
自身のブログ内に設定した内部リンクであれば、URLを変更しても問題はありませんが、外部からリンクをもらっている場合は、相手にリンク修正をしてもらうことはまずできません。
これは、SEO評価に必須の被リンク数を全て無効化してしまうことになり、その損失は非常に大きいものです。
ただし、旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定すれば、被リンクの評価は新しいURLへ引き継がれます。損失が確定するのは、リダイレクトを設定しないまま旧URLを404にしてしまった場合です。
これはSNSでのシェアも同様です。SNSでシェアされたページはその回数がカウントされており、このカウント数をソーシャルカウントと言います。
ここで誤解しやすいのが、ソーシャルカウントとSEOの関係です。Googleが公表しているランキング要素に、SNSのシェア数は挙げられていません(出典: Google検索セントラル「Google 検索の仕組み」)。実質的な損失は、シェアを起点に得られていた被リンクや指名検索の機会、そして共有済みリンクからの流入が失われることにあります。
SNSでせっかく拡散された記事が、パーマリンクを変更したことでリンク切れになるのはとてももったいないことです。
2.ページの評価が引き継がれず順位が一時的に変動する
パーマリンクの変更はドメインの変更ではありません。ドメイン単位で積み上げた評価がゼロになるわけでもありません。実際に問題になるのは、URLが変わることでそのページに蓄積された評価の引き継ぎに手当てが必要になるという点です。
旧URLから新URLへ301リダイレクト(恒久的なリダイレクト)を設定すれば、Googleはリダイレクト先を正規版とみなすシグナルとして扱います(出典: Google検索セントラル「リダイレクトと Google 検索」)。リダイレクトを設定しないまま旧URLを404にすると、外部リンクも検索からの流入も行き先を失います。
ただし、正しく設定しても順位が即座に元通りになるわけではありません。Googleは、URLの変更を伴うサイト移転について「移転中、サイトのランキングが一時的に変動することを想定する」とし、中規模のサイトでほとんどのページの移転がインデックスに反映されるまで数週間かかると案内しています。あわせて、他サイトのリンクの再クロールとシグナルの転送のため、リダイレクトは1年以上維持することが推奨されています(出典: Google検索セントラル「サイトを移転する方法(URL の変更を伴うサイト移転)」)。
つまりパーマリンクの変更は、「評価がゼロになる」のではなく「引き継ぎ作業とその間の順位変動を引き受ける」判断です。実装手順は301リダイレクトの正しい設定方法で解説しています。変更のメリットがこのコストを上回らないなら、既存のURLは維持するのが賢明です。
3.リダイレクト設定をする必要があるので手間がかかる
パーマリンクを変更してしまうと、リンクをたどったアクセスではページの表示ができなくなります。また、検索エンジンにキャッシュが残っている場合、検索結果からアクセスしても同様にページは表示されません。
そのため、変更前のURLから変更後のURLに自動的に移動する「リダイレクト」設定をする必要があり、この作業にはとても手間がかかってしまいます。
とは言え、リダイレクト設定をしないままでいると変更前URLのアクセスは404エラーになるので、ユーザーの利便性を著しく下げてしまうことになります。
このリダイレクト設定ですが、WordPressなら「Redirection」というプラグインを使って簡単に行うことができます。

WordPressの管理画面で、プラグイン→「プラグインを追加」(バージョンによっては「新規追加」)の順にクリックします。

プラグインの検索画面に切り替え、検索窓に「Redirection」と記入します。

検索結果の画面先頭に「Redirection」が見つかりましたので、画面はそのままで「今すぐインストール」をクリックし、インストール完了後に「有効化」をクリックします。

WordPressの管理画面で、ツール→Redirectionの順にクリックすると、Redirectionの初期設定画面になります。

初期設定が終わっていないので、まずは「セットアップを開始」をクリックして初期設定を行います。

赤枠にチェックを入れて「セットアップを続行」をクリックします。これで初期設定が完了したので、これ以降はこの設定は必要ありません。

再度WordPressの管理画面でRedirectionをクリックして、転送ルールの設定を行います。
- ソースURL:パーマリンク変更前の古いURLを記入
- ターゲットURL:パーマリンク変更後の新しいURLを記入
以上で転送ルールの設定は完了したので、正しくリダイレクトできているか実際に変更前のURLにアクセスしてみましょう。無事にページが表示されたらリダイレクトできています。
パーマリンクに関するよくある質問
👉 このパートをまとめると!
用語の違い・推奨設定・日本語URL・変更時の影響に回答します。
Q1. パーマリンクとURL・スラッグの違いは何ですか?
URLはWeb上の住所全般を指す言葉で、パーマリンクはそのうち「ページごとに割り当てられた恒久的なURL」を指します。スラッグはその一部で、https://example.com/seo/permalink/ の permalink にあたる末尾の識別文字列です。
Q2. パーマリンクにおすすめの設定はどれですか?
多くのサイトでは共通設定の「投稿名」が扱いやすい選択肢です。カテゴリー構造をURLに反映させたい場合はカスタム構造の /%category%/%postname%/ が候補ですが、カテゴリー変更でURLも変わる点を許容できるかで判断してください。
Q3. 日本語のパーマリンクはSEOに悪影響がありますか?
Googleは日本語URLをペナルティの対象としておらず、ASCII以外の文字はパーセントエンコードして扱うよう案内しています。順位への直接的な悪影響はありません。ただしコピー時に長くなる、共有しづらいといった不便があるため、英単語での設定をおすすめします。
Q4. 公開済み記事のパーマリンクを変更したら、順位はどうなりますか?
301リダイレクトを設定していれば、Googleは新しいURLを正規版とみなすシグナルとして扱います。ただし再クロールとインデックスの更新には時間がかかり、その間は順位が変動します。中規模サイトで数週間を見込み、リダイレクトは1年以上維持してください。
Q5. 公開済み記事のパーマリンクを変更する手順を教えてください。
①変更前のURLを控える、②スラッグを変更する、③旧URLから新URLへ301リダイレクトを設定する、④内部リンクを新URLへ張り替える、⑤サイトマップを送信しURL検査ツールで登録をリクエストする、⑥Search Consoleで順位とインデックス状況を数週間確認する、の順で進めます。
まとめ
👉 このパートをまとめると!
初期設計が最善で、変更時は301リダイレクトで評価を引き継ぎます。
パーマリンクの概要とSEOへの影響、決め方の4つのポイント、WordPressでの設定手順、変更時のリダイレクト対応までを解説しました。
パーマリンク(URL)は恒久的なものなので、後で変更するのはデメリットが多くSEOにも大きく影響してきます。そのため、ブログ開設の初期段階から、しっかりとパーマリンクの設定を行っておきましょう。
複数人で運営する場合は、共通設定を「投稿名」にするかカスタム構造にするかを最初に決め、命名ルールを文書化しておくことが、後々のURL変更を防ぐ近道です。やむを得ず変更する場合は、301リダイレクトで評価を新しいURLへ引き継ぎ、Search Consoleで順位とインデックス状況を数週間単位で確認してください。
URL設計を含むSEOの基礎から施策の進め方は、SEO対策の記事一覧にまとめています。
サイト全体のURL構造やリダイレクトの不備をまとめて洗い出したい場合は、クローリング診断ツールのLumarで、URLを入力するだけでサイトの問題点を検出できます。
URL構造とリダイレクトの不備はLumarで一括検出
リダイレクトチェーンや重複URL、リンク切れなど、パーマリンク変更にともなう技術的な問題をサイト全体で洗い出せます。まずは無料診断で現状をご確認ください。
- SEO対策でビジネスを加速させる

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