検索順位チェックツール比較13選|機能・料金一覧や選び方のポイント、活用法を解説

そこで、利用したいのが検索順位チェックツールです。ツールを使うと大幅に時間短縮と効率アップが図れます。
検索順位チェックツールは3つの種類に分けられ、無料版・有料版がありますので、本記事を参考にして、ぜひ自社にベストなツールを選択してください。

検索順位チェックツールとは
検索順位チェックツールは、特定のキーワードで検索した時にWebページが検索結果の何位に掲載されているのかを確認するツールです。
狙いたいキーワードで自社コンテンツが検索結果にランクインしているのかを簡単にチェックすることができます。
自分でGoogleに検索キーワードを1件ずつ入力して、検索結果画面から自分のサイトを探し出すという方法ありますが、複数のキーワードチェックがしたい場合は時間がかかってしまうため、非効率になってしまいます。
その点、ツールを活用すれば、クリックひとつで瞬時に検索順位を把握できます。
検索順位はSEO対策やコンテンツマーケティング対策の効果を把握するための指標です。
上位に表示されないとクリック率やコンバージョン率にも影響することが考えられるため、日々の検索順位やその変動を分析することが重要になります。
そういった意味で、検索順位チェックツールはSEO対策に欠かせないツールです。
検索順位チェックツールの種類
このような検索順位チェックツールは以下3種類に分けられます。
- 簡易型
- インストール型
- クラウド型
単純に順位だけを計測する簡易的なものや自動で定期的に順位変動を観測できる本格的なSEO対策に使えるものまで使い勝手はさまざまです。
関連記事:【2021年最新版】SEOツールおすすめ21選!目的別・無料ツールも紹介
簡易型順位チェックツール
簡易型順位チェックツールとは、事前の会員登録が不要で、無料で利用できるツールです。
ブラウザ上で使えて複雑な操作もないため、その場で手際よく順位を知りたい場合に有用なツールです。
ただし、競合調査など細かく本格的に分析するには向いていません。
簡易型は多数ありますが、一般的によく使われているものをご紹介します。
- 検索順位チェッカー
- ohotuku.jp「順位チェック」
- SEOチェキ!
- SEOピッシュ
- SEOツールズ
検索順位チェッカー
検索順位チェッカーの特徴は保存機能とCSV形式で検索結果をダウンロードできることです。
「この条件を保存」というボタンをクリックした日から1年間、cookie機能で保存されます。
次回以降のアクセスでは自動的に保存内容が反映されるので、入力の手間が省けます。また、CVS形式でダウンロードできるのでオフラインでも検索順位の結果を確認できます。
計測結果は検索エンジンごとの順位とヒット数(検索結果数)が表示されます。
【検索順位チェッカーの主な特徴まとめ】
なお、環境によっては何度か再チェックするようにアナウンスされています。うまく順位が取得できない場合は、お問合せ窓口へ問い合わせてみるとよいでしょう。
ohotuku.jp「順位チェック」
ohotuku.jp「順位チェック」では、履歴機能が働く点が特徴的です。一度利用すると過去に調査したURL、キーワードがプルダウン形式で表示され、選択できます。
【ohotuku.jp 「順位チェック」の主な特徴まとめ】
ohotuku.jpはSEOに役立つ複数のツールを無料提供するサイトです。キーワード出現率や301リダイレクトを調査するツールなどがあります。
調査チェックと併せて利用するとSEO対策の強化に役立つでしょう。
SEOチェキ!「検索順位チェック」
SEOチェキ!は、SEO業界で有名な順位検索チェックツールです。
上部にあるタブを切り替えることでSEOに役立つ情報を調査できるツールを利用できます。
「検索順位チェック」は、URLとキーワードを入力するだけで簡単に使えます。
【SEOチェキ!の主な特徴まとめ】
また、SEO対策で重要な「タイトル」「h1タグ」「メタディスクリプション」などもチェックでき、無料ツールの中では充実した機能を備えています。
ただし、1IPアドレスあたり200回までの利用制限があります。とはいえ、1日に200回以上調査するケースは少ないので十分に活用できるでしょう。
また、ブックマークレット機能があるのも特徴的です。
ブックマークレットとはWebブラウザのブックマークから起動した際、ブラウザ上で簡単な処理を行う簡易的なプログラムです。
ブックマークに登録しておくと、ワンクリックで閲覧中のサイトの情報を調査してくれます。多くのサイトを調査する際に便利な機能です。
SEOピッシュ
SEOピッシュは最大10個のキーワードを調査でき、複数のキーワードで順位をチェックしたい場合に有用です。
さらに3ヶ月前からの検索順位が保存されるので、長期的に順位変動を把握できます。
【SEOピッシュの主な特徴まとめ】
SEOに関するノウハウや改善のためのアドバイス、ポイントを教えてくれる機能がある点がこのツールの魅力です。検索順位以外にもSEO対策に便利なツールが豊富にそろった万能ツールなので利便性が高いといえるでしょう。
順位チェックツール-SEO TOOLS(SEOツールズ)
順位チェックツール-SEOTOOLSもURLとキーワードの入力で簡単に検索順位を調査できます。
順位チェックの他に、SEOアクセス解析や被リンクチェックツールといったSEO対策ツールを利用できます。
また、オプションとしてSEO対策に関するリファレンス(用語や手順、ポイント解説)や最新ニュースの配信があります。
ニュース配信ではSEO対策のトレンドがわかるので、サイト運営者には見ておくとよいでしょう。
【順位チェックツール- SEOTOOLSの主な特徴まとめ】
インストール型順位チェックツール
インストール型順位チェックツールとは、専用のソフトをインストールしたパソコンで順位をチェックするツールです。
買い切り型のソフトが多いのでコストパフォーマンスが高いのが特徴です。
簡易型と違いパソコンを起動していれば自動で順位取得できます。
一方、複数デバイスの管理や複数人での共有ができないといった難点もありますが、高機能かつ低コストで運用できるので利便性は高いといえるでしょう。
以下、基本的に無料で使えるおすすめのツールを紹介します。
- Serposcope(サーポスコープ)
- 検索順位チェックツールGRC|SEOツールラボ
- RankTracker(ランクトラッカー)
Serposcope(サーポスコープ)
Serposcopeは、URLやキーワードの登録数が無制限でありながら無料で使えるツールです。
OSは、Windowsの他にMACにも対応可能です。キーワードをグループで分けて順位変動をグラフや表で見たり、データをダウンロードできたりなど長期的な分析に向いています。
ただし、Googleの画像認証機能に引っかかるケースが見られるため、大量に調査するには不向きかもしれません。
また、海外製ツールで日本語対応していないため、導入のハードルが高くなることも考えられます。とはいえ、多機能かつ無料で使い放題なので試してみるのもよいでしょう。
【Serposcopeの主な特徴まとめ】
検索順位チェックツールGRC|SEOツールラボ
検索順位チェックツールGRCは、2004年のリリース以降、長年にわたって人気のあるツールです。
検索順位チェック機能の他、過去の順位履歴を保存したり、競合サイトの順位を登録したりなど機能が豊富です。
計測した順位変化を定点観測する機能やグラフ表示する機能も搭載されているので、本格的なSEO対策に向いています。
また、このツールは無料版と有料版があり、無料版のキーワード登録は20個に制限されています。有料版で最も廉価なベーシックプランでは最大500個のキーワードが登録可能です。
キーワード登録数を増やす必要性があれば有料版を選択するとよいでしょう。
なお、べーシックプランの利用料は年間4950円と低コストです。この点はGRCの大きな魅力です。
その他注意点として、OS対応はWindowsのみとなっています。Mac用のソフトは現在のところリリースされていませんが、Mac上でWindowsを起動できれば利用可能です。
【GRCの主な特徴まとめ】
RankTracker(ランクトラッカー)
RankTrackerは海外製の順位チェックツールで、世界の有名企業やアフェリエイターも利用する信頼性の高いSEOツールです。
キーワードとURLは無制限で登録可能。順位チェックだけでなく、キーワードのグループ分けやメモ機能など機能面も充実しています。
こちらのツールも無料版と有料版があります。無料版は過去の履歴保存やエクスポートなど利用できない機能があるので、不足を感じたら有料版に切り替えるとよいでしょう。
【RankTrackerの主な特徴まとめ】
クラウド型順位チェックツール
クラウド型順位チェックツールはインストール型と同様、ブラウザ上で操作でき、自動で順位取得されます。
最大の特徴は、パソコンに専用のツールソフトをインストールする必要がないこと。
パソコンの容量を気にすることなく利用でき、取得データはクラウド上に保存されます。
データをクラウド上で共有できるため、デバイスを選ぶことなく複数人で利用可能です。
クラウド型は基本的に有料のツールですが、無料体験版もあるので購入前に利用してみるとよいでしょう。以下、SEOに有用かつ代表的なツールを紹介します。
- DemandMetrics(デマンドメトリクス)
- KEYWORD FINDER(キーワードファインダー)
- BULL(ブル)
- Gyro-n SEO(ジャイロンSEO)
- AZC
DemandMetrics(デマンドメトリクス)
DemandMetricsは、検索順位チェックを含めたSEOのモニタリングをおこなうことができるツールです。
大量のキーワードから分析をすることが可能となっています。
グラフやチャートなどを使って結果を表示してくれるので、修正すべき点が一目瞭然です。
サイト内のSEO診断やコンテンツの分析など、基本的なチェック機能も備わっているので、サイト運営にも役立てていくことができます。
DemandMetricsにはいくつかプランがありますが、人気があるのは月額100,000円のプロフェッショナルプランです。2,500キーワードまで利用することが可能です。
また、2週間の無料トライアルもあるので、こちらも利用してみるといいでしょう。
DemandMetrics(デマンドメトリクス)の主な特徴まとめ】
Gyro-n SEO(ジャイロンSEO)
Gyro-n SEOは検索順位チェック機能以外にSEOに役立つ機能が搭載された高機能ツールです。
検索順位チェック機能に必要とされる競合サイトとの順位比較やローカル検索、内部SEO対策をチェックできるページ・テキスト・流入パフォーマンスといった分析ツールなどで、本格的なSEO対策ができます。
こちらのツールも無料版と有料版があり、無料版は登録できるキーワードが10個までです。
本格的に利用する場合は、有料版の導入を検討することをおすすめします。ちなみに無料版は3ヶ月の無料体験版です。
他のツールよりも期間が長くなるので、じっくり機能を確かめられるのではないでしょうか。
【Gyro-n SEO(ジャイロンSEO)の主な特徴まとめ】
KEYWORD FINDER(キーワードファインダー)
KEYWORD FINDERはキーワード選定を支援する機能がメインのツールです。
付随する形で検索順位チェック機能が備わっています。キーワードの自動取得から検索順位の管理まで行えるため、総合的なSEOツールといえます。
こちらのツールは7日間の無料体験版が用意されています。有料版の利用料金が他ツールに比べて高額になるので、無料体験で有用性を確かめることをおすすめします。
【KEYWORD FINDER(キーワードファインダー)の主な特徴まとめ】
BULL(ブル)
BULLは、クラウド型の代表格と評されるGyro-n SEOと比較されるほど有名なツールです。
BULLでは順位推移と順位変動を同時にチェックできる点が特徴です。
順位変動はグラフで表示され視覚的に把握できます。また施策をメモすることも可能です。取得データはCSV・エクセル方式でダウンロードできます。
【BULL(ブル)の主な特徴まとめ】
有料版の利用価格も安価なので、企業だけでなく個人利用にもおすすめです。
検索順位チェックツールAZC
AZCは、検索順位チェック専用ツールです。
他のツールのような総合的なSEO対策とまでいきませんが、何よりもクラウド型では一番安価に利用できる点が魅力です。
自動計測・グラフ表示・過去3ヶ月間の履歴保存など検索順位チェックに必要な基本機能は搭載されています。
無料版と有料版があり、無料版はURL、キーワードともに5個まで登録可能です。5個以上の登録が必要であれば、有料版の最も安価なプランでURL、キーワードともに50個まで利用できます。
【AZC主な特徴まとめ】
クラウド型の恩恵をうけつつ、できるだけ低コストで導入したい場合におすすめのツールです。
検索順位チェックツール選びのポイント
検索順位チェックツールは種類や機能がツールごとで異なります。
そのため、まずは「このツールでは何ができて、何ができないのか」をよく調べましょう。
URLやキーワードの登録数の違いや有料版と無料版で使える機能が異なるなど、ツールによって特徴が出てきます。
ツールごとの特徴がわかると自社の目的や予算に合うかどうかが見えてきます。メリット・デメリットをよく理解した上で、適切なツールを選ぶようにしましょう。
また、どのツールを導入したらよいか迷う場合は、まず無料ツールや無料版を試してみるのも一つです。
大切なことは、自社が運営するWebサイトに役立つツールを選ぶこと。無理なく使え、費用対効果の高いものを選ぶようにしましょう。
検索順位チェックツールの活用法
検索順位チェックツールは適切に活用できなければ意味がありません。有効にツールの活用法で以下の通りです。
- 競合サイトの検索順位チェック
- 順位が下がった時の改善策
競合サイト分析は順位を上げるためには必須の対策です。また、順位は日々変化するものであり、徐々にまたは突然に下降することもあります。
このような状況において検索順位チェックツールは、順位を上げるための対策を考えるヒントをみつけるのに役立ちます。
競合サイトの検索順位チェック
検索順位チェックツールには競合サイトの検索順位のチェックや分析ができるものもあります。
自社サイトと同ジャンルかつ競合率の高いサイトの分析を徹底することが検索順位を上げるポイントです。
競合サイトは自社サイトにはない要素を含んでいるので良いところは吸収してコンテンツに反映させましょう。
また、分析をすると競合サイトと差別化できる要素も見えてくるでしょう。
差別化できそうなコンテンツを補填することで、検索順位を上げていくことができます。
さらに、競合サイト分析で自社では気づけなかったキーワードを発見できる可能性もあるので、競合サイト分析は重要なタスクだといえます。
順位が下がった時の改善策
検索順位の変動を観測していると、順位が降下することもあるでしょう。検索順位が徐々に下がってきたら、リライトを行うことが得策です。
競合コンテンツと比べて情報不足やユーザーに役立つ情報が盛り込まれていないなどの原因が考えられます。
自社コンテンツより上位にいる競合コンテンツを研究して、違いを見つけましょう。そして、コピーコンテンツにならないようにオリジナル性を保ちながらコンテンツ化していきましょう。
ただし、リライトだけで改善できるわけではなく、文字量やサイトのドメインパワーなどが影響していることもあるので、この点においても対策していくことが重要です。
また、検索順位が突然下がることもあります。
原因はいくつか考えられますが、まずGoogleからのペナルティを受けた可能性を考えましょう。
Googleのガイドラインに反する行為を行うと検索順位を落とされることがあります。早急に自社コンテンツの欠点を洗い出しましょう。
コンテンツのオリジナル性や質は保てているのか、リンクの設定に問題はないかなどをチェックして、改善していくことが必要です。
まとめ
検索順位チェックツールはSEO対策で必須のツールです。
検索順位の変遷をたどることで、自社サイトの盲点が見えてくると思います。
簡易型・インストール型・クラウド型といった種類がありますが、サイト規模や予算、目的に応じて選択することが大切です。
ツールを駆使して改善をくりかえしながら上位表示できるようにしましょう。
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