被リンクとは|SEO効果と良質な被リンクの獲得方法・注意点を解説
この記事では、外部サイトからの被リンクの集め方や、自サイトに向けられた被リンクを確認する方法、また、被リンクがマイナスに働いてしまう可能性についても解説していきます。
上手く活用すればWebサイト運営に大いに役立つ被リンクについて、この機会に理解をよく深めておきましょう。
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被リンクとは?
被リンクとは、特定のWebサイトに対して外部サイトが張っているリンクのことです。
例えば、自分が運営しているWebサイトの記事(おすすめのランチ5選)が、外部サイト(ランチブログ)においてリンク付きで引用された場合、「おすすめのランチ5選」が「ランチプログ」から被リンクを受けていることになります。
被リンクは、ただ単に外部サイトからリンクを張られている状態にすぎませんが、この被リンクの数や質は検索エンジンがWebサイトを評価する際の基準の一つとなっていて、重要な要素と言えるでしょう。
被リンクとSEO効果の関係性
結論として、被リンクはSEOに大きく影響すると言えます。
それは、Googleが被リンクを評価する方針にあるためです。
4. ウェブ上の民主主義は機能する。
Google 検索が機能するのは、どのサイトのコンテンツが重要かを判断するうえで、
膨大なユーザーがウェブサイトに張ったリンクを基準としているからです。Google では、200 以上の要素と、PageRank™ アルゴリズムをはじめとするさまざまな技術を使用して、各ウェブページの重要性を評価しています。PageRank のアルゴリズムでは、ページ間のリンクを「投票」と解釈し、どのサイトが他のページから最高の情報源として投票されているかを分析します。この手法なら、新しいサイトが増えるたびに情報源と投票数が増えるため、ウェブが拡大するにつれて効果も高まります。
Googleでは、被リンクをWeb上の「投票」と捉え、多く被リンクが張られているコンテンツにはそれだけたくさんの投票がされているとして、信頼性が高いとみなされます。
ただし、重要なのは被リンクの数だけではありません。そのリンクを張っている相手のサイトの質も重視されています。例えば、アクセス数の多い有名サイトや公共機関のサイトからの被リンクは、質の良いリンクとして評価されやすいでしょう。
被リンクは、「量」と「質」の両方が求められることを覚えておいてください。
良質な被リンクの獲得方法
良質な被リンクを獲得するために何より大切なのは、「良質なコンテンツ」を作成することでしょう。
外部のサイトにリンクを張ってもらうには、そのコンテンツにリンクを張るメリットを感じてもらわなければいけません。低品質なコンテンツはもちろん、これといった特徴のない凡庸なコンテンツでは、「リンクを張りたい」と思わせることは不可能です。
外部サイトにリンクを張ってもらえる良質なコンテンツとは、以下のようなコンテンツを指します。
- 読者から共感が得られるようなコンテンツ
- 読者が新しい発見を体験できるようなコンテンツ
- 検索エンジンとの相性が良いコンテンツ
上記を兼ね備えている、またはどれか一つでも満たせているコンテンツであれば、被リンクを張ってもらえる可能性は高くなるでしょう。
なお、被リンクを専門業者から購入するような行為は、Google公式が「ランキングに悪影響を与える可能性のあるリンク」と明記しています。
検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンクプログラムには、次のようなものがあります。
PageRankを転送するリンクの売買。これには次のものが含まれます。
- リンク自体やリンクを含む投稿に関して金銭をやり取りする
- リンクに関して物品やサービスをやり取りする
- 特定の商品について記載しリンクを設定してもらうのと引き換えにその商品を「無料」で送る
被リンクを獲得するために無駄な小細工などせず、あくまで正攻法で、質の高いコンテンツ作りに努めましょう。
獲得している被リンクの確認方法
自分のサイトが獲得している被リンクの数は、Google Search Console(サーチコンソール)上で確認することができます。
Google Search Consoleでの確認手順は、以下の通りです。
- Google Search Consoleに登録orログインする
- トップ画面の左側のメニューで、「リンク」を選択する
- 「外部リンク」の数値を確認する
まずは、Google Search Consoleに登録する必要があります。登録が完了したら、トップ画面から解析したいWebサイトのURLを選択しましょう。その後、左側のメニューバーから「リンク」を選択すると、「外部リンク」「内部リンク」の項目が表示されるので、外部リンクのほうを確認します。
ここで確認できる外部リンクの項目は、以下の3つです。
- 上位のリンクされているページ
- 上位のリンク元サイト
- 上位のリンク元テキスト
「上位のリンクされているページ」は外部リンクが多いページ、「上位のリンク元サイト」は外部リンクを多く出しているサイト、「上位のリンク元テキスト」は多く使われているアンカーテキストを確認できます。
Google Search Consoleは無料のため、気軽に利用してみてはいかがでしょうか。
被リンクに関する注意点
被リンクを悪質なやり方で獲得しようとするのは、Googleのガイドラインに抵触する恐れがあるため注意しましょう。
Google公式の検索セントラルでは、違反となる行為を以下のように明記しています。
Google 検索結果でのサイトのランキングを操作することを目的としたリンクは、リンクプログラムの一部と見なされることがあり、Google のウェブマスター向けガイドライン(品質に関するガイドライン)への違反となる場合があります。これには、自分のサイトへのリンクを操作する行為も、自分のサイトからのリンクを操作する行為も含まれます。
検索結果においてサイトのランキングに悪影響を与える可能性のあるリンクプログラムには、次のようなものがあります。
- 過剰な相互リンク(「リンクする代わりにリンクしてもらう」)や、相互リンクのみを目的としてパートナーページを作成すること。
- アンカーテキストリンクにキーワードを豊富に使用した、大規模なアーティクルマーケティングキャンペーンやゲスト投稿キャンペーン
- 自動化されたプログラムやサービスを使用して自分のサイトへのリンクを作成すること。
1つ目に挙げられている違反行為は、過剰な相互リンクに関するものです。リンク集などを利用した過剰な相互リンクを行うと、マイナス評価となる可能性があります。また、2つ目に挙げられている、上位表示させようとするキーワードをアンカーテキストに過剰に使用することも、NGです。3つ目に挙げられている、プログラムによって自身のWebサイトへのリンクを自動作成させるような行為についても禁止されているので、やめましょう。
まとめ
ここまで、被リンクの重要性や獲得方法、確認方法を説明してきました。
被リンクは、外部のサイトから信頼されている証であり、SEO効果にも大きく影響します。ただし、被リンクは多ければ良いというわけではなく、それが「良質な被リンク」であることが重要です。
良質な被リンクを獲得するためには、まず「良質なコンテンツ」を作ることから始めましょう。外部のサイトからリンクを張りたいと思ってもらえるようなコンテンツであれば、自然と良質な被リンクは増えていくはずです。
被リンクの獲得に最短ルートはありません。下手な小細工はすぐにばれ、逆効果となる恐れもあります。これから自分のサイトを運営していく方も、被リンクが少ないことに悩まれている方も、まずはコンテンツの質の見直しから始めてみてはいかがでしょうか。
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