Googleウェブマスター向けガイドラインの基本|SEO対策への活用ポイント
しかし、Webサイトの作成や運営に携わる方の中にも、Googleのガイドラインを一度も目にしたことがないという人もいるのではないでしょうか。
この記事では、Googleガイドラインの基本的な内容と、ポイントを押さえた活用例について紹介します。
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Googleウェブマスター向けガイドラインとは
Googleのウェブマスター向けガイドラインとは、Webサイトを運営する人向けに、Googleが公式に公開しているガイドラインのことです。
ガイドラインには、WebサイトがGoogleに認識され、インデックス登録されるためのポイントや、ペナルティを受けないための注意点が書かれています。そのため、ガイドラインに沿ったWebサイトの作成は、Googleに評価されるための指針となり、Webサイトの検索順位にも大きく関わってきます。
ガイドラインの遵守はSEO対策にもなるため、その内容を正しく理解し、Webサイトに反映させることが大切です。
Googleウェブマスター向けガイドラインの内容は大きく2つ
最新のGoogleのウェブマスター向けガイドラインには、大きく分けて下記の2つの内容が記載されています。
- 一般的なガイドライン
- 品質に関するガイドライン
それぞれのガイドラインの内容について、詳しく解説します。
一般的なガイドライン
一般的なガイドラインは、ユーザーやGoogleが「理解しやすい」「使いやすい」と感じるデザインやコンテンツの作り方、サイトの制作に関わる技術的なポイントを示したものです。
具体的な項目としては、以下のようなものがあります。
- 検索に使われる可能性の高いキーワードを、サイト内に含める
- PC、タブレット、スマートフォンなどあらゆるデバイス向けに、サイトをデザインする
- ページの読み込み時間を最適化する
このように、一般的なSEO対策に有効的な内容が記載されています。
また、一般的なガイドラインは、Googleがサイトを発見してからランク付けするまでの流れをスムーズにするための指針でもあります。ガイドラインに沿ったWebサイトを作成することで、Googleから認識され、検索エンジンのデータベースの中にサイトが登録されやすくなります。その後、 Googleによってサイトの品質評価が行われ、検索順位に反映されます。
ガイドラインを遵守し、Googleによる一連の流れをスムーズにすることは、リライト・改善作業など、その後のSEO対策を行っていくうえでも重要です。
品質に関するガイドライン
品質に関するガイドラインには、サイトが評価されるための「基本方針」と、偽装・不正行為とみなされる「具体的なガイドライン」が書かれています。
Googleがサイトを評価するうえでの基本方針は、以下の通りです。
- ユーザーの利便性を最大限に考慮したページ作成をする
- ユーザーを騙すようなことはしない
- 検索順位を上げるための不正行為をしない
- 独自性のあるサイト作りで、差別化を図る
続いて、禁止されている偽装・不正行為について、例を挙げて紹介します。
- 検索順位を上げることが目的で、ユーザーの役に立たないコンテンツの作成
- コンテンツをサイトの所有者に無断で複製する
- 商品説明やレビューを販売者からコピーしただけのような、内容の薄いアフィリエイトサイトの作成
- サイトにURLを設置し、スパムサイトや全く違うコンテンツへ移動させること
あくまで一例ですが、偽装行為・不正行為を行なった場合は、「検索エンジンからの削除」や「検索順位が下がる」といったペナルティの対象になります。また、ガイドラインにない不正行為を行なった場合や、意図せずに不正行為をしてしまった場合も、同様の措置がとられる場合があります。
基本方針や禁止行為について、内容を理解し、遵守することが、Googleから評価される1番の近道です。
Googleウェブマスター向けガイドラインの重要なポイント
「Googleウェブマスター向けガイドライン」は、Googleからの高評価を得るポイントやSEO対策につながるポイントなど、Webサイト制作において重要な内容が詰まっています。
ガイドラインの内容を踏まえて、サイト制作時に押さえておくべきポイントは、下記の3つです。
- Googleがページを検出できるようにする
- Googleがページを理解できるようにする
- ユーザーがページを利用しやすくする
ガイドラインを通して、Googleが何を良いとして、何を不適切とするのかを読み解くことが大切です。
Googleがページを検出できるようにする
Googleがサイトを見つけられるようにすることは非常に大切です。
作ったサイトを検索結果に表示させるには、Googleに認識され、インデックス(検索エンジンに登録)されることが必要となります。Googleに認識されるには、クローラーと呼ばれるWebサイトを巡回するロボットプログラムにサイトを巡回してもらい、データベース化される必要があるからです。
どれだけ良いコンテンツ、独自性のあるサイトを作ったとしても、Googleに見つかるとは限らないため、ガイドラインに沿ったやり方でGoogleに検出されやすいサイトを制作することが重要となります。
Googleがページを理解できるようにする
Googleが理解しやすいサイトを作ることも大切です。
クローラーはサイトを認識すると、サイトの構成や内容を読み取る作業を始めます。そのため、重要となってくるのが、サイトやページのクロールのしやすさ(読み取りやすさ)です。「わかりやすいページ階層デザイン」「検索キーワードを盛り込んだコンテンツの作成」などが、クロールのしやすさに関係します。
Googleが理解しやすい(クロールしやすい)サイト作りは、検索エンジンに登録されるための基礎的な段階です。
ユーザーがページを利用しやすくする
ユーザーが使いやすい・見やすいサイト作りも大切です。一般的なガイドラインや、Googleが公表している「検索エンジン最適化(SEO)スターターガイド」にも記載されており、SEO対策において最も重要なポイントと言えるでしょう。
利用しやすいサイトかどうかは、「役立つコンテンツか」「見やすいデザインか」「ページの読み込みが早いか」などの項目で評価されます。たとえGoogleが認識して理解したサイトであっても、ユーザーが利用しづらいものだった場合は良いサイトとは言えず、検索順位も下がってしまいます。
そのため、Google検索による上位表示を目指す場合は、まずユーザーの利便性を考慮したサイト制作をすることがポイントです。
Googleウェブマスター向けガイドラインの活用例
「Googleウェブマスター向けガイドライン」に沿ったサイト作りには、下記3点のポイントが重要であることを紹介しました。
- Googleがページを検出できるようにする
- Googleがページを理解できるようにする
- ユーザーがページを利用しやすくする
これらのポイントをサイト作りにどのように反映させるかが、重要な鍵となります。
Googleがページを検出できるようにする方法
Googleがサイトを見つけられるようにするために、下記3点の方法を試してみてください。
- 既にGoogleが理解しているページからリンクでアクセスできるようにしておく
- XMLサイトマップを作ってGoogleサーチコンソールに登録しておく
- robot.txtで検索エンジンのクローラーを拒否しない
クローラーは定期的にサイトを巡回し、サイトの最新版が検索エンジンに登録されているかチェックしています。サイト内にあるリンクにもアクセスするため、すでにGoogleが理解しているサイトにリンクを張っておくことで、Googleがサイトを見つけやすくなります。
さらに、クローラーに対してページ情報を伝える役割を持つ「XMLサイトマップ」を作ってGoogleサーチコンソールに登録することで、サイトの全体像や重要度を迅速にクローラーに伝えられ、サイトの検出も早くなります。
また、無駄なページをクロールさせないために役立つ「robot.txt」は、サイトを認識させたいときや拒否したいページがない場合は設定しないことが無難です。robot.txtの設定は、クローラーによってサイトの内容が理解できない状態になるため、検索エンジンに登録されにくくなってしまいます。
Googleがページを理解できるようにする方法
Googleが理解しやすいサイトにするためには、下記2点の方法を試してみてください。
- カテゴリーを分かりやすく作る
- サイトを構造化する
Googleがサイトの内容を理解しやすくするためには、わかりやすいカテゴリーを作る必要があります。具体的には「キーワードを含んだカテゴリータイトル」「自然な構造でのカテゴリー分け」「1ページ1カテゴリー」のように、Googleだけではなくユーザー目線も考慮すると、わかりやすく作成できます。
さらに、Googleにサイトを正確に理解してもらうためには、サイトの構造化がおすすめです。構造化によって、テキストに意味を持たせることができるため、正しい内容で検索エンジンに登録されるようになります。
ユーザーがページを利用しやすくする方法
ユーザーが使いやすい・見やすいサイト作成には、下記3点の方法を試してみてください。
- リンク切れがないようにする
- AMPなどを利用してページの読み込みを早くする
- モバイルフレンドリーとする
サイトに張っているリンクのURLが変わったり、サイトが削除されていたりすることで、リンク切れにならないようにするための注意が必要です。リンク切れがあると、Googleからユーザビリティが低いサイトと認識されてしまいます。
また、AMPの導入でページの表示速度を高めて、ユーザーが快適に利用できるサイトを作ることが大切です。ページの読み込みが遅いと、表示される前にユーザーがページから離脱してしまう可能性もあります。
他には、スマートフォンからも快適に利用できるように、モバイルフレンドリー対応にするのがおすすめです。今や、ユーザーの約8割がスマートフォンから調べ物をするため、モバイルフレンドリーは必須と言えます。
まとめ
今回は、Googleガイドラインの内容や、実際にサイトに反映できるおすすめの活用例を紹介しました。
サイト制作の際には今回紹介した内容を踏まえ、以下の3つのポイントを押さえることで、ペナルティを受けにくく、Googleから評価されやすいサイト作りが可能です。
- Googleガイドラインを正しく理解する
- Googleが見つけやすい・理解しやすいサイト作りが大切
- ユーザーの利便性の追求する
Googleからの評価=検索上位表示につながるため、ガイドラインに沿ったサイト制作こそが、最適なSEO対策と言えるでしょう。
ここでは紹介しきれなかったガイドラインの項目もあるため、実際にGoogleが公開しているガイドラインを確認されることをおすすめします。
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