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サイトリンクとは?その仕組みからメリット・対策までを解説

サイトリンクとは?その仕組みからメリット・対策までを解説
「サイトの訪問者数を増やしたいが、最適な方法が見つからない」
「サイトリンクを試してみたいが、わからないことが多くて不安」
「サイトリンクの意味やメリット、対策について知りたい」

本記事はこのような方に向けて執筆しました。

Webサイトを運営している方なら、一度は聞いたことがある「サイトリンク」。何となくの意味は知っていても、詳しくはわからないという方も多いはずです。

そこで本記事では、サイトリンクの概要や仕組み、メリット、対策まで詳しく解説していきます。
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サイトリンクとは?

サイトリンクとは?

サイトリンクとは、企業名やサービス名を検索した際、検索上位に表示されたサイトの直下に表示されるサブページのことです。

たとえば、「ニトリ」というキーワードで検索したとき、ニトリの公式HPの直下に「布団・寝具」「テーブル・机」など主要カテゴリーが表示されます。これがサイトリンクです。

【ニトリ公式HPのサイトリンク】

ニトリ公式HPのサイトリンク

要約すると、サイトリンクとは「サイト内にある有益なコンテンツへ移動するためのリンク」です。サイトリンクによって、ユーザーは自分の知りたいカテゴリーや情報にダイレクトに辿り着くことができます。

サイトリンクの仕組み

サイトリンクの仕組み

前提として、サイトリンクは「〇〇株式会社」や「〇〇(サービス名)」など、固有名詞のキーワードで検索した場合のみ表示されます。「サイトリンク 表示」や「SEO対策 やり方」など、何かの方法を調べるためのキーワードを打ち込んでも、基本的にサイトリンクは表示されません。

サイトリンクの仕組みには、Googleのアルゴリズムが関係しています。

Googleの公式ページには「ユーザーの役に立つとGoogleが判断した場合にのみ、検索結果に表示されます」と記載されており、サイト運営者側が表示の有無を設定できるものではありません。

また、掲載されるサイトリンクは最大8個です(Yahoo!広告の場合は6個)。いずれも広告ランクと掲載順位が高くなければ表示されず、基本的には検索エンジンの判断に委ねられます。

サイトリンクの3つのメリット

サイトリンクの3つのメリット

サイトリンクの表示は、サイト自体に多くのメリットをもたらしてくれます。特に押さえておきたいメリットは次の3つです。

  • ユーザーの意図に沿った誘導が可能
  • クリック率の上昇
  • 広告ランクの上昇

ユーザーの意図に沿った誘導が可能

1つ目のメリットは、ユーザーの意図に沿った誘導ができることです。

サイトリンクは、公式HPの直下に関連カテゴリーが表示されるため、ユーザーは行きたいページへショートカットできます。つまり、「欲しい情報までワンクリックで到達できる」ということです。

上記と同様、「ニトリ」を例に挙げてみます。「ニトリ」というキーワードを検索すると、検索結果に表示される公式HPの直下に、「布団・寝具」「本棚・ラック・シェルフ」「収納・衣類収納」「テーブル・机」がサイトリンクとして掲載されます。

「ニトリ」というキーワードで検索するユーザーの多くは、「新しい家具や収納などが欲しい」と考えていることが多いです。その中でも、寝具が欲しい人、テーブルが欲しい人などニーズは多岐に分かれます。

サイトリンクがあることで、上記のように細分化されたユーザーニーズを拾えるため、ユーザーが目的とするページまで自然に誘導することができるのです。

クリック率の上昇

2つ目のメリットは、クリック率が高まりやすいことです。平均で15〜30%のクリック率向上が見込まれます。

サイトリンクが表示されているサイトは、他の上位サイトと比べて、物理的に画面上で表示される面積が大きくなります。そのため視認性が高くなり、ユーザーにクリックされやすくなるのです。

また、複数の関連ワードを表示させられるため、多くの情報を伝えることができます。サイトリンクのないサイトよりも幅広くユーザーニーズを捉えられることで、結果的にクリック率の向上につながります。

広告ランクの上昇

3つ目のメリットは、広告ランクが上がりやすいことです。

広告ランクとは、キーワードを検索した際に検索順位を決める基準となる指標を指します。広告ランクが決まる要因はいくつかありますが、コンテンツの品質、すなわちユーザーニーズに応えているコンテンツであるかどうかが重要です。

サイトリンクが表示されることで、ユーザーニーズに応えることにつながり、広告ランクの上昇が期待できます。

サイトリンクで押さえておきたい3つの対策

サイトリンクで押さえておきたい3つの対策

サイトリンクの表示には多くのメリットがあることをお伝えしましたが、実際に表示させるためには具体的にどのような対策を打てば良いのでしょうか。

サイトリンクを表示させるために押さえておきたい対策は、以下の3つです。

  • Googleに理解されやすいサイト構造にしておく
  • サイトマップを最新の状態にしておく
  • グローバルナビゲーションにリンクの設置や構造化マークアップを行う

Googleに理解されやすいサイト構造にしておく

1つ目は、Googleに理解されやすいサイト構造にしておくことです。サイト構造がわかりやすいかどうかは、Googleにとって重要な判断基準となります。

わかりやすいサイト構造にするためには、以下の点を意識しましょう。

  • タイトルや見出しが簡潔でわかりやすいか
  • 何についてのページなのかを即座に理解できるかどうか
  • コンテンツの内部リンクが適切かどうか

サイトリンクで重要なのは、ユーザーが求めている情報にすぐ辿り着けるかどうかです。したがって、サイトの構造に矛盾が生まれないよう、わかりやすいコンテンツ作りを心がけることが大切です。

サイトマップを最新の状態にしておく

2つ目は、サイトマップを最新の状態にしておくことです。

サイトマップとは、サイトの構成をマップのように一覧で確認できるページのことです。Googleがサイトやページを発見する際の重要な手がかりとなるため、常に最新の状態を保っておくようにしましょう。

コンテンツが増えると、それに伴ってサイトマップのURLも増減します。そのため、サイトマップを再送信したり、削除したりして、Googleに評価されやすい状態にしておきましょう。

グローバルナビゲーションにリンクの設置や構造化マークアップを行う

3つ目は、グローバルナビゲーションへのリンクの設置やマークアップの実施です。

グローバルナビゲーションとは、Webサイト内にある、主要コンテンツがまとまっているメニューを指します。サイトリンクの多くは、グローバルナビゲーションやサイドバー、フッターに含まれているリンクであることが多いです。

また、サイトリンクを表示させるためには、グローバルナビゲーションがただのリンクではなく「サイト内の立派なナビゲーションである」ことを伝えなければなりません。

そのためにおすすめなのが、「構造化マークアップ」の活用です。構造化マークアップとは、サイトのテキスト情報やコンテンツ内容に対して、その意味をメタデータとして持たせることを指します。これにより、検索エンジンにサイト内のテキストの意味を正確に伝えることができるのです。

表示させたくないページは「no index」で対応する

表示させたくないページは「no index」で対応する

表示させたくないページがサイトリンクとして出てしまう場合は、「no index」タグを活用しましょう。

no indexとは、特定のサイトをGoogleなど検索エンジンにインデックスさせないようにするタグです。そのサイト(ページ)を検索結果に表示させたくない場合に使用します。

no indexのタグは、以下の通りです。

<meta name=”robots” content=”noindex” >

上記のメタタグを、表示させたくないページのHTMLの「head要素」に入れることで、ページのインデックスを防ぐことができます。サイトリンクを活用する上で表示させたくないページがある場合は、ぜひご参考ください。

まとめ

本記事では、サイトリンクについて、以下のポイントを中心にお伝えしました。

  • サイトリンクとは検索上位に表示されたサイトの直下に表示されるエリアのこと
  • サイトリンクは「〇〇株式会社」や「〇〇(サービス名)」など、固有名詞にのみ表示されるのが特徴
  • ユーザーの意図に沿った誘導、クリック率の上昇、広告ランクの上昇などのメリットがある
  • サイトリンクを表示させるためには、Googleに理解されやすいサイト構造であることが重要
  • その他サイトマップやグローバルナビゲーションへのリンクの設定などの対策も有効

サイトリンクが表示されれば、より多くのユーザーから自社サイトが認知され、それに伴いサイトの評価も高まるため一石二鳥です。ぜひ本記事の内容を、ご自身のWebサイト運営にお役立てください。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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