売れるECサイトのデザイン20事例を業界別に厳選紹介
「ECサイトを立ち上げたいが、デザインに悩んでいる」
「せっかく作るのなら、“売れるデザイン”にしたい」
「おすすめのデザインや参考事例をいろいろ見てみたい」
本記事はこのような方に向けて執筆しました。
ECサイトを含め、Webサイトを立ち上げる際、最も悩むといっても過言ではないのが「デザイン」です。
どのようなデザインがユーザーに受けるのか、お悩みの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで本記事では、ECサイトのデザイン決めのポイントと実際の参考例をご紹介していきます。
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売れるECサイトのデザイン3つのポイント
世の中には多くのECサイトが存在しますが、「売れるECサイト」にはどのような特徴があるのでしょうか。
まずは、売れるECサイトを作るうえでの3つのポイントをお伝えします。
- 情報をシンプルにまとめたデザインにする
- スマホで見やすいデザインにする
- 商品購入までの導線がわかりやすいデザインにする
売れるECサイトを作るためには、上記のポイントを確実に押さえるようにしましょう。
情報をシンプルにまとめたデザインにする
ECサイトを訪れる人は、「購入する商品が決まっている人」、または「ECサイト内でウィンドウショッピングをしたい人」のどちらかです。そのため、サイト自体がごちゃごちゃしているとユーザーはストレスを感じ、滞在時間や回遊率が下がってしまいます。
サイト運営側が「おしゃれなデザインが完成した!」と思っても、ユーザーから見ると「おしゃれだけど分かりにくい…」という場合も少なくありません。
もちろんおしゃれであることも大切な場合もありますが、優先すべきは「見やすさ」「わかりやすさ」です。
ECサイトの売上をアップさせるためにも、テキストと写真のバランス、サイト全体の色使いなどを工夫しましょう。
スマホで見やすいデザインにする
最近はパソコンよりもスマホユーザーのほうが多い傾向にあるため、ECサイトをパソコンとスマホの両方に対応させる「レスポンシブデザイン」にする必要があります。
パソコンで表示されるページをスマホで見ると、テキストや写真が小さすぎて見えにくいです。
ユーザー側の閲覧性を高めるためにも、パソコンにはパソコン用のデザイン、スマホにはスマホに最適化されたデザインを実装しましょう。
商品購入までの導線がわかりやすいデザインにする
いくらデザインが優れていても、「カートに入れる」ボタンがわかりにくい場所にあれば、ユーザーは商品を購入できません。
デザインをシンプルにする必要があるのは、ユーザーの回遊率や滞在時間を伸ばすためです。
したがって、「トップページ→商品ページ→カートに入れる→決済→購入完了」という、ユーザーが商品を購入するまでの導線をしっかりと作るようにしましょう。
また、ユーザーに興味を持ってもらうためにはトップページのファーストビュー(第一印象)も重要です。
導線の最初の段階で躓かないように、わかりやすいトップページ作りも心がけましょう。
【業界別】売れるECサイトのためのデザイン事例
売れるECサイトのポイントをお伝えしましたが、実際のサイトを見てみないとイメージを掴みにくいかと思います。
そこで本章では、実際に売れているECサイトの事例をご紹介します。飲食や雑貨、アパレル、美容など、各業界別にデザイン事例をピックアップしました。
飲食業界のECサイト5選
まずは、飲食業界のECサイトから見ていきましょう。
一二三家
引用:一二三家 公式HP
横浜家系ラーメンを提供する「一二三家」。店舗展開はもちろんECサイト運営も行っています。ECサイトの下部に進むと「ラーメン一覧」が表示され、写真を見ながら注文したい商品を選択できます。
サイトの真ん中に「急速冷凍 店の味をそのままご自宅へ」という文言を掲載することで、ユーザーの「ラーメンの配送ってどうなの」という不安を払拭しています。
筋肉食堂
高タンパク低カロリー食レストラン「筋肉食堂」のECサイトです。メニューの写真や金額はもちろん、カロリーやタンパク質、脂質を大きく表示させるなど、「ダイエット」や「筋トレ」をする層を惹きつける工夫がされています。
ツバメコーヒー
引用:ツバメコーヒー 公式HP
徳島にあるカフェ「ツバメコーヒー」の公式サイトです。店舗を拠点にECサイトを運営しており、メニューの「おかいもの」をクリックするとオリジナル商品が多数掲載されています。
たとえばコロナ禍でもコーヒーを楽しめる「おうち時間セット」や「自宅待機セット」など、ゆったりとくつろげるカフェだからこそ提供できる商品を販売しています。
ラーメン凪
引用:ラーメン凪 公式HP
国内をはじめ海外にも出展している「ラーメン凪」のECサイトです。自社で作ったラーメンを急速冷凍して全国に配送しています。
同サイトでは、ショップの商品ページだけでなく、「ラーメンの作り方」や「店長のこだわり」など、より自店のラーメンの魅力を伝える工夫がされています。
パンとエスプレッソ
引用:パンとエスプレッソ 公式HP
東京都は表参道をはじめ全国各地にベーカリーカフェを展開している「パンとエスプレッソ」のECサイトです。
「1個、1個、ていねいに。1日、1日、とどけます。」というキャッチコピーが魅力的な同サイトでは、「3時のおやつセット」や「ほうじ茶フレンチセット」など、パン好きなユーザーがそそる商品を多数販売しています。
見やすい写真とキャッチーな商品名が特徴的です。
雑貨業界のECサイト5選
続いて、雑貨業界のECサイトをご紹介します。
KIDORI(キドリ)
引用:KIDORI(キドリ)公式HP
KIDOLI(キドリ)は、盆栽や観葉植物などの販売を行うECサイトです。
ただ商品を羅列するだけでなく、「新入荷ページ」や「ピックアップ」などユーザーを惹きつけるメニューを設定しています。
またサイトには記事コンテンツもあり、盆栽の豆知識など役立つ情報を発信しています。
クローバースカイ
引用:クローバースカイ 公式HP
クローバースカイは、1950〜70年代の北欧ヴィンテージ雑貨を取り扱うショップです。トップページにテーブルやイスなどの自社商品を掲載することで、ユーザーにインパクトを与えています。
また、商品写真の背景がベージュになっていたり、ヴィンテージ感のあるフォントを使ったりと、サイト全体を通して北欧らしい落ち着いた雰囲気が醸し出されています。
mon cifaka online store
引用:mon cifaka online store 公式HP
mon cifaka online storeは、岡山にある雑貨店「シファカ」のECサイトです。キッチン用品からインテリア、アクセサリー、ファッションなどさまざまな商品を取り扱っています。
サイトには「シーンで探す」「価格で探す」「ラッピング」のカテゴリーを用意するなど、ユーザーにとって検索性の高い工夫がされています。
ヴィレッジヴァンガード
引用:ヴィレッジヴァンガード
全国展開する雑貨店「ヴィレッジヴァンガード」のECサイトです。ヴィレッジヴァンガードの実店舗といえば「何でも揃っている」「ごちゃごちゃしているところが良い」というイメージがあるかと思います。
ECサイトも同様で、商品数が多くて探しにくいと思いきや、カテゴリー分けやランキングなどが掲載されていて、見ていて楽しいサイトに仕上がっています。
フランフラン
引用:フランフラン
フランフランは、家具やキッチン用品を取り扱うECサイトです。
サイトには「加湿器特集」「こたつ特集」など特集ゾーンが設けられ、特定の商品を探しているユーザーが、さらに商品のことを深く知れるきっかけ作りがされています。商品ページから購入までの導線もスムーズです。
アパレル業界のECサイト5選
次に、アパレル業界で参考になるECサイトをご紹介します。
ユニクロ
引用:ユニクロ
大手アパレルブランド「ユニクロ」のECサイトです。ヒーローヘッダーに動画が用いられているため、ユーザーはクリックせずに動画を閲覧できます。
「MEN」「WOMEN」「KIDS」などのカテゴリーはもちろん、キーワードで探すことも可能です。検索性が高いため、ユーザーはすぐに商品に辿り着くことができます。
GU
引用:GU
ユニクロと同じくファーストリテイリング傘下である「GU」のECサイトです。
トップページに大きく新作やおすすめ商品が表示されているため、ユーザーはすぐに最新情報を知ることができます。服のカテゴリーも細かく分かれているので、ユーザーは自分の欲しいものをすぐに探し出せるでしょう。
Right-on
引用:Right-on
ジーンズを中心に販売する大手アパレル企業「Right-on」のECサイトです。トップページを開くと、いきなり「定番のスウェット」や「売れ筋新作アイテム」などがカード型で表示されています。
他にも「WEB限定商品」のカードがあるなど、ECサイトを訪れたユーザーに対してインパクトを与える工夫も見られます。カード型で細かくカテゴリー分けされているため、ユーザーにとっての閲覧性が非常に高いです。
しまむら
引用:しまむら
全国に店舗を展開する「ファッションセンターしまむら」のECサイトです。
洋服のカテゴリー分けはもちろん、「裏地あったかシリーズ」や「入園・入学新生活準備」など、ターゲット別に商品を画像でジャンル分けして紹介しています。
サイト下部にはLINEアットやTwitter、FacebookなどSNSへの誘導リンクも掲載しています。
アメリカンイーグル
引用:アメリカンイーグル
アメリカンイーグルは、アメリカを発祥とする大手カジュアルブランドです。ECサイトも展開しており、大きな画像をメインに商品を紹介しています。
下にスクロールすると、「Tシャツで自分を表現しよう」など、ターゲットに響くキャッチーなコピーを掲載するなど、ユーザーの購買促進につなげています。
美容業界のECサイト4選
続いて、美容業界で売れているECサイトを4つ見ていきましょう。
新日本製薬
引用:新日本製薬
新日本製薬は、福岡に拠点を構える化粧品や健康食品、医薬品メーカーです。
公式のオンラインショップも運営しており、ヘッダーでは左右にスライドできる形で商品を紹介しています。
「おすすめの化粧品ランキング」や「数量限定のキャンペーン」など、ユーザーの興味を引くコンテンツが並んでいるのが特徴です。
オルビス
引用:オルビス
オルビスは、東京都品川区に本社を置く化粧品、栄養補助食品メーカーです。ホワイトを基調とした、美容品メーカーらしいシンプルなECサイトが特徴です。
グローバルメニューには「スキンケア」「メイクアップ」「インナーケア」など、美容製品がわかりやすくカテゴリーで分類されています。
資生堂
引用:資生堂
資生堂は、化粧品の国内シェア1位、世界シェアでも第5位を誇る大手化粧品メーカーです。ヒーローヘッダーやグローバルメニューは、一見何の変哲もありません。
しかしサイトを下にスクロールすると。「感性から探す」や「商品選びにお困りの方はこちら」など、ユーザーニーズに徹底的にこだわったカテゴリーが用意されています。
化粧品選びが十人十色ということを前提に、多くのユーザーの悩みに応える形のECサイトになっています。
ファンケル
引用:ファンケル
ファンケルは、神奈川県横浜市に本社を構える化粧品メーカーです。
化粧品から健康食品、青汁、雑貨まで幅広い商品を取り扱っていることから、カテゴリーの表示範囲が広いのが特徴です。
またトップページにある商品すべてを写真付きで紹介することで、ユーザーがイメージを掴みやすくなっています。
ECサイトのデザインを参考にしたいギャラリーサイト5選
ECサイトのデザインを考える際に参考にしたいのが、「ギャラリーサイト」です。
ギャラリーサイトとは、WEBサイトやデザイン、ランディングページ、バナーなど同じ系統のコンテンツが1つのサイトにまとまっているサイトを指します。
ここでは、ECサイトのデザインを集めた、おすすめのギャラリーサイトをいくつかご紹介します。
MUUUUU.ORG
引用:MUUUUU.ORG
MUUUUU.ORGは、写真からアニメ、イラストまで幅広いWebデザインを集約したギャラリーサイトです。
間隔を空けずにデザインのサムネイルが並んでいながらも、サイト全体に統一感があります。
真似したくなるECサイトが数多く掲載されているため、ECサイトのデザインにお悩みの方は、ぜひ一度参考にしてみてください。
Cartfrenzy
引用:Cartfrenzy
Cartfrenzyは、600を超えるECサイトのデザインを紹介している海外のギャラリーサイトです。
多くのECサイトを一度に見ることができ、「ショップ検索機能」を使えば、キーワードやタグからすぐにデザインを検索できます。サイト自体がシンプルなので見飽きないのが特徴です。
ikesai.com
引用:ikesai.com 公式HP
Ikesai.comは、イケサイが運営しているWebサイト特化型のギャラリーサイトです。
カテゴリーが細分化されており、コーポレートサイトからネット関連サービス、飲食、旅行、ファッションなどさまざまなWebサイトのデザインを閲覧できます。
「オンラインショップ・EC」のカテゴリーもあり、カラムやカラーなどから理想のサイトを検索できます。
I/O 3000
引用:I/O 3000 公式HP
I/O 3000が運営するギャラリーサイトで、ECサイトのデザインが多く掲載されています。
300を超えるサイトが掲載されており、国内だけでなく海外のECサイトも閲覧可能です。
一つひとつのサムネイルが大きいため、トップページだけを見てもデザインのイメージを掴むことができます。
S5-Style
引用:S5-Style 公式HP
S5-Styleは、国内から海外まで幅広いWebサイトを掲載しているギャラリーサイトです。
グリーンを基調とした落ち着いたサイトカラーが特徴で、ユーザー側も飽きずにデザインを調べることができます。
もちろん「オンラインストア」のカテゴリーもあり、その中からさらにタイプを絞ることができます。
まとめ
この記事では、ECサイトのデザインについて、下記のポイントを中心にお伝えしました。
- ECサイトのデザインでは、情報をシンプルにまとめることが大切
- スマホユーザー向け、かつ商品購入までの導線がわかりやすいデザインにする
- 飲食、雑貨、アパレルなど業界業種によってサイトの特色は異なる
- 画像の大きさやカテゴリー表示など、ユーザーの目を引くデザインを考える
ECサイトは、店舗における「ショーケース」です。ユーザーの目を引くためにも、サイトの第一印象は重要になります。
ただし、商品購買につなげるためには見た目だけでなく、わかりやすさや購入までの導線設定も大切です。
ぜひ本記事を参考に、ご自身のECサイト制作にお役立てください。
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