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Googleアナリティクスでのユーザー数の確認方法を解説

Googleアナリティクスでのユーザー数の確認方法を解説

今回は、Googleアナリティクスの基本指標である「ユーザー数」について解説します。

ユーザーの定義・カウント方法を誤解したままでは効果のあるサイト分析が行えません。

本記事を参考に「ユーザー」の認識を正しく理解できているか確認してみてください。

Googleアナリティクスのユーザー数とは

Googleアナリティクス(GA)のユーザー数とは、指定した期間内にサイトにアクセスしたユーザーの数のことです。ただし同じユーザーが何度訪問しても、同じブラウザから訪問している限りは1としてカウントされます。

GA上でユーザーを確認したいときはどこで見るのか?

Googleアナリティクスのページで「ユーザー」→「概要(サマリー)」を選択すると、指定した期間のサイト全体のユーザー数を確認できます。

Googleアナリティクスのユーザー数

ユーザー数のカウント方法

ユーザーはブラウザに紐づくcookieの情報で識別されており、同じユーザーでも別のブラウザやデバイスからサイトを訪問すると、実際のユーザー数よりも多くカウントされます。

例えば、今あなたがスマホのGoogle chromeから本サイトを訪れているとして、後でスマホのsafariから再度本サイトを訪問した場合、ユーザー数が2とカウントされます。さらに、あなたが家に帰ってパソコンのGoogle chromeから再度本サイトを訪問した場合、デバイスが変わるため別ユーザーとみなされ、ユーザー数は合計で3とカウントされます。

「正確なユーザー数は計測できないのか?」と思う人もいるでしょう。

Googleアナリティクスで「クロスデバイス計測」を設定すれば、自動的にデバイスを跨いだユーザーを識別してくれるので、正確にユーザー数を計測することができます。正確にユーザー数を計測することで、より精度の高い分析が可能になるので、ぜひ「クロスデバイス計測」を設定しましょう。

クロスデバイス機能の設定方法は以下の通りです。

[ユーザー]→[クロスデバイス]→[複数デバイスによる重なり]→[続行]

カウントの注意点と具体例

Aさんが7月中に、同一ブラウザを経由してサイトへ2回訪問したと仮定します。訪問した日は7月1日、15日です。計測の指定期間を7月1日〜7月31日に設定した場合、同じユーザーは何度もカウントしないのでユーザー数は1になりますね。

しかし、指定期間を2つの期間に分けて分析してみると数値は変動します。7月1日〜7月14日で計測した場合、Aさんは7月1日にサイトを訪問しているのでユーザー数は1。指定期間が7月15日〜31日の場合も、Aさんは15日にサイトを訪問しているのでユーザー数は1とカウントします。

このような週単位での計測などを実施した場合、7月1日~7月14日と7月15日~31日のユーザー数を足すと2になるからと言って、「7月全体のユーザー数は2である!」と思い込まないように注意が必要です。理由は、同じユーザー(今回はAさん)が何度も訪問している可能性があるためです。

ユーザー数計測に関するよくある疑問

疑問1:
1月と2月のユーザー数の合計数と1〜2月の2か月で集計したユーザー数が一致しないのは、なぜでしょうか。

以下を例に解説します

【例】

1月のサイト訪問者:Aさん Bさん Cさん
2月のサイト訪問者:Aさん Dさん Eさん

1月のユーザー数は3
2月のユーザー数は3

1月と2月のユーザー数を単純に合計すると6ですが、1月〜2月で見るとAさんが重複しているため除外されてカウントは5となります。

疑問2:
全てのユーザー数が5万人であるのに、年齢別ユーザー数を合計すると2万人と表示されます。数値にズレが発生するのはなぜでしょうか。

全てのユーザーの年齢をGA上で捕捉し、特定するのは不可能なためです。年齢が判別できているユーザーの数のみをカウントしているので、全体のユーザー数とは数値にズレが生じてしまいます。

まとめ

今回は、ユーザー数の定義とカウント方法のルールについて解説しました。指定期間内において同一ユーザーは重複してカウントされないため、誤解しないように注意が必要です。

また、サイトへアクセスするデバイスが変わると正確なユーザー数が計測できないという問題は、「クロスデバイス計測」を活用して分析できます。自分のサイトにどれだけのユーザー数が訪問しているのかをしっかりキャッチアップして、より効果的なサイト改善を実行しましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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