LINE公式アカウントの作り方|開設方法や使い方についても解説
そこでこの記事では、LINE公式アカウント導入を検討されている方に向けて、LINE公式アカウントとはどんなものなのか、また公式アカウントの作成方法ついてなど、詳しく解説します。
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LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントとは、企業や店舗がLINE上で情報発信するためのビジネス用アカウントです。友だち登録しているユーザーにさまざまな情報や商品の提案などができます。
LINEは、日本国内の月間利用者数が9,200万人(20226月末時点)を超え、日本の総人口の約7割に上るユーザーをかかえるほどに成長しました。2019年4月18日以降、大企業向けサービス「LINE公式アカウント」と中小企業・店舗向け「LINE @」が統合し、企業や店舗がより使いやすいようLINE公式アカウントとしてサービスを提供しています。
LINE公式アカウントを作る方法
LINE公式アカウントは、大きく3つの手順で作成します。
LINE公式アカウントはどこで作れるのか
LINE公式アカウントは、LINEの公式サイト「LINE for Business」の「LINE公式アカウントをはじめる」ボタンから作成できます。
アカウント開設の3ステップ
LINE公式アカウントは、以下の手順で作成します。
- LINEビジネスIDの作成
- ログイン
- LINE公式アカウントの作成
LINE公式アカウントを作成するには、まずは「LINEビジネスID」を作成します。
LINEビジネスIDとは、その名の通りLINEが提供するビジネス・開発者向けのサービスで、各種管理画面にログインができる共通認証サービスです。
LINEビジネスIDは、LINEアカウントかメールアドレスの2つの方法で作成できます。
- LINEアカウントで登録:個人で利用しているLINEアカウントで登録
- メールアドレスで登録:社内メールなどのメールアドレスで登録
個人のアカウントで登録しても、友だちの情報が引き継がれることはありません。
LINEビジネスIDは仕事で使用する場合がほとんどであるため、メールアドレスで登録する方も多くいらっしゃいます。ただし、メールアドレスで登録すると以下の機能が使用できないため、注意が必要です。
- お支払情報の登録
- テスト配信をLINEで受信
LINEビジネスIDが作成できたら、管理画面にログインします。ログインできると、LINE公式アカウントの作成画面が表示されます。ユーザー名やアカウント情報、業種などの必須項目を記入し、入力の確認を行うとLINE公式アカウントの作成完了です。
関連記事:LINE公式アカウントの管理者追加方法|複数人で管理する場合の権限についても説明
LINE公式アカウントの基本設定
以下では、LINE公式アカウントの基本設定について解説します。
基本情報の登録(アカウントの設定)
基本情報の登録は、以下の9項目を設定します。
- 紹介文
- 営業時間
- 予算
- 電話
- Webサイト
- 予約
- 支払い方法
- 設備
- 住所
紹介文は30文字以内であるため、短い文章でお店やビジネスの特徴を伝えられるよう工夫しましょう。また、顧客に安心して来店してもらえるよう、コロナ感染症対策への取り組みに対するアピールも忘れずに行なってください。
プロフィールの設定
プロフィール設定では、以下の項目を設定します。
- チャット内の背景画像
- フォロワー数表示の可否
- ボタン
- 背景色
- フッターボタン(友だち追加ボタン)の色
特に重要なのは、ボタンの設定です。ボタンのデザインによって、ユーザーが自社商品・サービスへ誘導しやすくなります。
ボタンの種類は、以下の8つの中から3つ選択できます。
- トーク
- 投稿(LINE VOOM)
- 通話
- クーポン
- ショップカード
- 位置情報
- サービスページ
- 予約
トークは固定で設定されているため、残り2つを選択します。自社の業種や普段使う機能に合わせて設定しましょう。
たとえば、物販や飲食店では「クーポン」、オフライン店舗がある場合は「ショップカード」、LINE VOOMへ頻繁に投稿する方は「投稿」などがおすすめです。
あいさつメッセージの設定
あいさつメッセージとは、友だち追加されたときに最初に送られるメッセージで、友だち登録したユーザーに印象付けるため、重要な項目です。提供する商品やサービスに合わせて丁寧に設定しましょう。
テキストはもちろん、スタンプや画像、動画も設定可能です。テキストのみ使用するのではなく、絵文字やスタンプ、画像を含めると見栄えが大きく変わるため、積極的に活用しましょう。
関連記事:LINE公式アカウントのあいさつメッセージの設定方法|有効な作成例文も紹介
メッセージ配信
メッセージが正確に配信できるかのメッセージ配信テストを行います。管理画面「ホーム」から「メッセージ配信」を選択して、画面右上にある「作成」を選択すると、新規メッセージが作成できます。
自分の個人アカウントや会社の方の個人アカウントで友だち登録を済ませておき、メッセージが正確に配信されるかテスト用で配信しておきましょう。
認証済アカウント・未認証アカウントの違い
LINE公式アカウントには、認証済アカウントと未承認アカウントがあります。
認証済アカウントは、LINEが独自に行う審査を通過したアカウントで、以下の機能が利用できます。
- 友だち検索結果に表示
- 店舗用ポスターのダウンロード(LINE公式アカウントの二次元コード)
- 友だち追加広告の利用
- 請求書決済
一方、未承認アカウントは、上記の機能が利用できません。
アカウントの認知度と信頼度を高めるためにも、認証取得は必要です。
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントには、有料プラン「ライトプラン」「スタンダードプラン」の2種類と無料プラン「フリープラン」の合わせて3種類あります。
有料プランでできること
有料プランと無料プランでは、送れるメッセージの通数と追加メッセージ料金が異なります。
有料プラン内容は、以下の通りです。
- ライトプラン:15,000通、追加メッセージ料金5円
- スタンダードプラン:45,000通、追加メッセージ料金3円
その他の機能は、有料プランも無料プランともに利用できるため、大きな違いはありません。
無料プランでできること
無料プランでは、月に1,000通までメッセージを送ることができます。1,000通を超えた場合は追加メッセージを送ることができないため、誤って「1,000通を超えてしまった」となることはありません。
1,001通以上のメッセージを送りたい場合は、有料プランへ変更が必要です。
LINE公式アカウントの使い方
LINE公式アカウントでは、主に以下の5つの機能を使用します。
- メッセージの一斉配信
- ユーザーとの個別にチャット
- 自動応答メッセージによるお知らせ
- ショップカードによるポイント管理
- クーポン配信で来店促進
メッセージの一斉配信
メッセージの一斉配信は、LINE公式アカウントの最も基本的な機能です。公式アカウントを友だち登録してくれたユーザーに対して、一括でメッセージを送ることができます。
たとえば、お得で役立つ情報や商品情報、新商品の案内など、ユーザーの興味を引くようなメッセージを送信するとこで自社商品やサービスに誘導できます。
また、メッセージは「リンクをタップしたユーザー」「メッセージを開いたユーザー」など、特定のユーザーに絞って送信することができ、無駄なやりとりの削減と効果的な訴求も可能です。
ユーザーとの個別にチャット
一斉配信とは別で、ユーザーと個別でチャットも可能です。普段プライベートで使っている個人LINEと同じような感覚で、手軽にユーザーとチャットを行うことができます。
ただし、個別チャットを行うには、ユーザーから公式アカウントへメッセージを送信してもらう必要があります。
自動応答メッセージによるお知らせ
自動応答メッセージは、ユーザーからのメッセージに自動でメッセージを送信する機能で、「応答メッセージ」と「AI応答メッセージ」の2種類があります。
応答メッセージは、ユーザーが送信したメッセージの中に含まれる特定のキーワードに対して、あらかじめ設定した内容のメッセージを自動で送信します。たとえば、「お店に行く」というキーワードが送られてきた場合、店舗の一覧を自動で送信されるよう設定が可能です。
一方、AI応答メッセージは、ユーザーが送信したメッセージに対して、AIが判別して適切な返信を自動でする機能です。AI応答メッセージの場合、返信内容を設定する必要はありません。代わりに、応答設定を「チャット」へ切り替えが必要です。
ショップカードによるポイント管理
ショップカードは、お店やサービスのポイントカードをLINE上で完結できる機能です。企業やお店であらかじめ設定した特典を、ポイントに応じて受け取ることができます。紙のカードに比べ、持ち運ぶ手間や、紛失の恐れもないため、ユーザーにとって使いやすい機能です。
クーポン配信で来店促進
LINE公式アカウントでは、クーポンの作成・配信ができます。企業やお店で独自に設定したクーポンを配信することで、来店・購入を促進します。クーポンは、紙のクーポンと同様にお店で利用可能です。
また、クーポン作成時に「抽選」を選択することで、抽選で特定の人数にのみ配布もできます。
まとめ
LINE公式アカウントは、販売促進や囲い込みを目的に多くに企業に利用されているサービスです。LINEビジネスIDを取得するだけで簡単に作成でき、各機能を活用することで店舗への来店や商品購入につながります。
今回の記事を参考に、LINE公式アカウントの運用を開始してみてはいかがでしょうか。
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