HR広告

採用に効くGoogleビジネスプロフィール活用法|求職者は応募前に”下見”している

採用に効くGoogleビジネスプロフィール活用法|求職者は応募前に”下見”している
Googleビジネスプロフィールは店舗ビジネスには必須の施策と言われるまでになり、急成長を続けているサービスです。

一見、店舗ビジネスというと主にBtoCのサービスと認識するケースが多く、業態によっては「自分は関係ない」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

実は、Googleビジネスプロフィールは採用活動にも重要な要素の1つと言える機能があります。
今回は、Googleビジネスプロフィールが採用活動においてどのような効果があるのか、分かりやすく紹介します。

求人媒体に出稿しているのに応募が集まらない。応募はあっても面接当日にドタキャンされてしまう。採用担当者や人事責任者の方であれば、一度はこうした壁にぶつかった経験があるのではないでしょうか。

その原因のひとつが、求職者が「あなたの会社をGoogleマップで”下見”している」という事実が見落とされている点にあります。求職者は応募ボタンを押す前に、求人原稿には載っていない情報——職場の雰囲気、社員の様子、所在地、そして第三者によるクチコミ——をGoogleで確認しています。

このとき求職者の目に入るのが、Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス、以下GBP)です。GBPとは、Google検索やGoogleマップ上に店舗・企業情報を表示し、無料で管理できるGoogle公式ツールを指します。集客ツールというイメージが強いGBPですが、実は採用ブランディングの強力な武器になります。

本記事では、MEO(マップエンジン最適化)支援実績No.1のGMO TECHが、GBPを採用に活かす方法を「理屈」と「手順」の両面から解説します。具体的には、以下の流れで進めます。

  • なぜ効くのか(理論): 求職者がGBPを見る心理と2つのタイミング
  • 何をやるのか(実践): 採用に効くGBP実践手法6つ
  • どう始めるか(設定): 初期設定ステップと法人運用の権限設計
  • どう伸ばすか(発展): Google for Jobs連携・効果測定・注意点

「Googleマップが採用に関係あるの?」という半信半疑の状態から、「今日からやれることがある」という確信に変わるよう構成しました。順番に読み進めてください。

Googleビジネスプロフィール(GBP)とは|採用担当者がまず押さえる基本と主機能

👉 このパートをまとめると!

  • GBPはGoogle検索・マップに自社情報を無料掲載・管理できる公式ツール

Googleビジネスプロフィール(旧Googleマイビジネス、以下GBP)とは、Google検索やGoogleマップのローカル検索結果に、店舗・企業の情報を表示し、無料で管理できるGoogle公式ツールです。Googleは2021年11月に「Googleマイビジネス」から「Googleビジネスプロフィール」へ名称を変更したため、本記事では新名称のGBPで統一します。

社名で検索した際、検索結果の右側(PCの場合)や上部(スマホの場合)に表示される、会社名・住所・営業時間・写真・クチコミがまとまった情報パネル。あれがGBPで管理されている情報です。求職者があなたの会社名を検索したとき、求人サイトより先にこのパネルが目に入るケースは珍しくありません。

採用担当者がまず押さえておきたいのは、GBPに備わる主要機能です。求人媒体の管理画面とは異なり、これらはすべて無料で利用でき、自社で自由に運用できます。

主機能 採用での使いどころ
最新情報の投稿 募集職種・職場イベント・社員紹介を発信
ビジネス情報 会社名・住所・電話・営業時間・入口/駐車場を正確に登録
写真・動画 職場の雰囲気・作業風景・社員の様子を訴求(枚数制限なし)
クチコミの確認と返信 顧客視点の評価を確認し、誠実に返信して企業姿勢を示す
(旧)Q&A/最新情報投稿 「未経験OK?」など採用FAQを最新情報投稿で先回り掲載
パフォーマンス 閲覧数・経路検索数を採用KPIに紐づけて効果測定

これら6つの機能を「集客視点」ではなく「採用視点」でどう使い倒すかが、本記事の中心テーマです。

GBPそのものの登録方法やメリット・デメリットといった基礎は、Googleビジネスプロフィールとは?使い方やメリット・デメリットを解説で詳しく解説しています。本記事は「採用にどう使うか」に絞って進めます。

なぜGBPが採用に効くのか|求職者は応募前に会社を”下見”している

👉 このパートをまとめると!

  • 求職者は応募前にマップで会社を下見し、雰囲気・経路・クチコミで判断する

GBPが採用に効く根本的な理由は、求職者が応募を決める前に、Googleマップであなたの会社を”下見”しているからです。求人原稿に書かれた情報だけで応募を決める求職者は、もはや多数派ではありません。

GMO TECHが実施した「ユーザーのWeb検索行動についての調査」では、Web検索でお店を探す際に地名を入れて検索するユーザーが81.7%にのぼることが分かっています(GMO TECH調べ)。この「場所を意識して調べてから行動する」習慣は、買い物だけでなく就職・転職活動でも同じように働きます。求職者は気になる企業を見つけたら、まずGoogleで社名や所在地を検索するのです。

さらに、クチコミの信頼性も無視できません。GMO TECHの「クチコミの信用性についての調査」では、多くのユーザーがクチコミを購買・来店の判断材料にしている実態が明らかになっています(GMO TECH調べ)。企業側が発信する求人原稿と違い、第三者が書いたクチコミは「リアルな評判」として受け止められ、求職者の意思決定に影響します。

採用支援メディア「WWGスペース」によれば、クチコミの注目度・信頼度が高まる中で、顧客視点のクチコミが求職者の判断基準になっているといいます。つまり、商品やサービスへの評価が「この会社は信頼できそうか」という採用判断にまで波及しているのです。

求職者がGBPを閲覧する2つのタイミング

求職者がGBPに接触するタイミングは、大きく2つに分けられます。この2タイミングを理解すると、「いつ・何を見せるべきか」が明確になります。

1つ目は、企業情報を事前にチェックするタイミングです。 求人を探すとき、一般的には「東京 営業 未経験」のようなキーワード検索が多いですが、ピンポイントで企業名を検索する求職者もいます。社名で検索する求職者は、その企業をすでに認知しており、求人原稿にない情報を求めている——つまり応募意欲が高い層です。GBPに登録している企業は社名検索で上部に表示されるため、この意欲の高い求職者の目に確実に留まります。

たとえば飲食店Aの場合、「お店の口コミ評価は高いか」「実際の店内はどんな雰囲気か」を確認してから応募するか決める求職者が想定されます。一方、製造業のB社では「工場の外観」「通勤に使う最寄り駅からの距離」を地図で確かめる求職者が考えられます。業種は違っても、応募前に”下見”する行動は共通しています。

2つ目は、面接会場へのルート検索時に同時にチェックするタイミングです。 面接が決まった求職者は、当日に向けてGoogleマップで会場までの経路を調べます。このとき視認性の高いGBPの情報パネルに自然と接触し、写真やクチコミも一緒に目にすることになります。応募意欲とは別の目的(道案内)で訪れても、企業の印象がここで上書きされるのです。

求職者がGBPで見ている3つのポイント

求職者がマップ上で具体的に確認しているのは、主に次の3点です。明治発明会のnote記事によれば、若手求職者の多くがこれらをチェックしているといいます。

  • 通勤ルートと所要時間: 自宅から遠い、乗り換えが多いといった理由で、応募をためらう求職者は少なくありません。最寄り駅からのアクセスが分かりやすいかが応募率を左右します。
  • 外観・社内の雰囲気: 写真から「ここで働く自分」をイメージできるかどうか。清潔感のあるオフィスや活気ある作業風景は、それだけで応募の後押しになります。
  • クチコミ評価: ポジティブな評価は応募意欲を高め、ネガティブな評価や無回答の苦情は応募を遠ざけます。星の数だけでなく、企業の返信姿勢まで見られています。

GBPは採用における「第二のホームページ」

GBPは、採用における「第二のホームページ」と位置づけられます。これはLocalBaseが提唱する考え方で、求人サイトには載らない会社の魅力——職場の雰囲気、営業所の様子、日々の活動——を、自社で自由に発信できる情報チャネルだという意味です。

採用サイトを自前で持つには制作コストがかかりますが、GBPは無料で、しかも検索結果の一等地に表示されます。求人媒体への出稿と並行してGBPを”第二のHP”として磨き込むことで、追加の広告費をかけずに採用ブランディングを強化できます。次の章では、この「第二のHP」を採用向けに整える6つの実践手法を解説します。

採用に効くGBP実践手法【6つ】

👉 このパートをまとめると!

  • 基本情報・写真・採用投稿・道順案内・クチコミ・Q&Aの順で整える

ここからが本記事の中核です。「求職者は応募前に下見している」という心理を踏まえると、採用担当者がやるべきことは6つに整理できます。難易度と効果の目安を先に示します。

手法 難易度 採用への効果
1. 基本情報を正確・最新に保つ 高(土台)
2. 写真・動画で職場の雰囲気を訴求
3. 採用情報を投稿し求人ページへリンク
4. アクセス・道順を案内する 中〜高
5. クチコミを獲得し誠実に返信
6. 採用FAQを投稿・自社サイトで提示

上から順に着手するのがおすすめです。土台となる基本情報を固めてから、写真・投稿へと積み上げていきましょう。

手法1: 基本情報を正確・最新に保つ

すべての施策の土台が、基本情報の正確さです。会社名・住所・電話番号・営業時間が古かったり誤っていたりすると、それだけで「管理が行き届いていない会社」という印象を与えてしまいます。

採用文脈で特に重要なのが、建物の入口や駐車場の情報です。面接に来る求職者は、その場所を初めて訪れます。「ビルの何階か」「来客用駐車場はあるか」「裏口ではなく正面入口はどこか」が分かるだけで、当日の不安が大きく減ります。住所欄の補足や写真、後述する道順投稿で補いましょう。

手法2: 写真・動画で職場の雰囲気を訴求する

求人原稿では写真の掲載枚数に制限があることが多いですが、GBPなら枚数制限なく写真・動画を掲載できます。これは採用において大きな利点です。

掲載すべきは、求職者が「働く自分」をイメージできる素材です。具体的には、オフィスや店舗の外観、実際の作業風景、休憩スペース、社員が働く様子、社内イベントの様子などが挙げられます。たとえば物流倉庫C社では整然とした庫内や最新設備の写真が安心感につながり、美容室Dでは清潔なセット面やスタッフの笑顔が「ここで働きたい」という気持ちを後押しします。

写真の追加・削除の具体的な操作はGoogleビジネスプロフィールの写真の追加・削除方法で解説しています。なお、社員が写る写真を掲載する際は、必ず本人から肖像権の使用同意を取得してください。退職後のトラブルを避けるため、入社時や撮影時に書面で同意を得る運用が安全です。

手法3: 採用情報を投稿し、求人ページへリンクする

GBPの「最新情報」投稿機能を使えば、募集職種・給与・勤務時間といった採用情報を発信できます。さらに投稿には「ボタンを追加」機能があり、自社の採用ページや求人原稿へ直接リンクを貼れます。

このリンク機能の価値は、求職者の「再検索の手間」をなくす点にあります。GBPで会社に興味を持った求職者が、改めて求人サイトを検索し直す必要がなくなり、ワンクリックで応募導線に乗せられます。導線の摩擦が減るぶん、応募率の向上が期待できます。

ただし注意点として、まったく同じ内容の投稿を繰り返すと低品質と判定されるおそれがあります。職種ごとに内容を変える、社員インタビューを添えるなど、投稿に変化を持たせましょう。リンクにUTMパラメータを付与しておけば、GBP経由の流入をGoogleアナリティクスで計測でき、後述する効果測定にも役立ちます。

手法4: アクセス・道順を案内して面接率・来訪率を上げる

当記事が最も強調したいのが、アクセス・道順の案内です。多くの採用担当者が見落としていますが、これは面接のドタキャン・遅刻を防ぐ強力な施策です。

求職者は応募後、「無事にたどり着けるだろうか」という不安を抱きやすいものです。Tokonの解説では、場所が分からないことによる遅刻が面接キャンセルの一因になると指摘されており、対策として30秒程度の「行き方動画」を勧めています。最寄り駅の改札から会社の入口までを縦画面で撮影し、GBPに投稿しておくのです。素材があれば最短当日にも制作でき、動画の末尾に採用ページのリンクやメッセージを添えることもできます。

この施策は「求職者がたどり着けるか不安に思う心理」に直接応えるものです。最寄り駅からのルート、目印になる建物、駐車場の場所を示すだけで、求職者の不安は「行ける」という安心に変わり、面接来訪率の改善が見込めます。

手法5: クチコミを獲得し、誠実に返信する

顧客視点のクチコミは、求職者にとって「この会社は信頼できるか」を測る材料になります。だからこそ、良質なクチコミをコツコツ集め、すべてのクチコミに誠実に返信する運用が大切です。

クチコミを増やす正規の方法は、満足してくれた顧客に投稿をお願いすることです。会計時にQRコードを案内する、サンクスメールにレビュー依頼を添えるといった形で、自然な記入を促します。返信は迅速かつ丁寧に行い、ネガティブなクチコミに対しても単なる謝罪ではなく改善策を示すことで、企業の誠実さを求職者にアピールできます。

一方で、やってはいけない手法もあります。金券・割引・無料サービスなどの特典と引き換えにクチコミを依頼する行為は、Googleのクチコミポリシーで明確に禁止されています。同様に、従業員や知人になりすました自作自演の投稿、クチコミの見本を店頭に掲示する行為もポリシー違反です。これらは発覚した場合にクチコミ削除やアカウント停止のリスクがあるため、絶対に避けてください。ネガティブなクチコミへの具体的な対処法はGoogleビジネスプロフィールの悪い口コミ投稿の削除や対処方法で詳しく解説しています。

手法6: 採用FAQをGBP投稿・自社サイトで先回り提示する

かつてGBPには「Q&A(質問と回答)」機能があり、採用FAQの掲載に活用できました。ただしGoogleは2025年12月以降、ユーザーによる新規質問の投稿を停止し、Q&A欄を段階的に縮小しています。そのため現在は、Q&Aに依存せず別の手段で疑問を先回り解消するのが現実的です。

具体的には、「未経験でも応募できますか?」「面接の服装に指定はありますか?」「車通勤は可能ですか?」といった採用でよくある疑問を、GBPの「最新情報」投稿や自社採用ページのFAQセクションにまとめて掲載します。求職者が抱きがちな不安を事前に解消することで、応募へのハードルを下げられ、問い合わせ対応の工数削減にもつながります。

GBPを採用に使い始める初期設定ステップ

👉 このパートをまとめると!

  • 法人アカウント準備→オーナー登録→所有権確認→管理者権限付与の4手順

ここまでの実践手法を運用するには、まずGBPを法人として正しくセットアップする必要があります。初期設定は次の4ステップで進めます。

  • 法人用Googleアカウントを準備する: 採用・広報で長く運用するため、個人アカウントではなく法人用のGoogleアカウントまたはGoogle Workspaceを用意します。個人アカウントで登録すると、その担当者が退職した際にプロフィールごと管理不能になるリスクがあるため避けましょう。
  • GBPのオーナー登録を行う: 自社のプロフィールがまだ存在しない場合は、ビジネス名・業種・所在地・連絡先を入力して新規作成します。すでにGoogleが自動生成したプロフィールが存在する場合は、そのプロフィールに対してオーナー権限をリクエストします。
  • 所有権の確認を行う: Googleがビジネスの実在性を確認するステップです。確認方法はハガキ(郵送コード)・電話・メール・動画などがあり、ビジネスの種類によって選べる手段が異なります。画面の案内に従って手続きを進めます。
  • 採用・広報担当者に管理者権限を付与する: オーナーが取得できたら、実際に運用する採用担当者や広報担当者をユーザーとして追加し、適切な権限を割り当てます。

オーナー確認でつまずいた場合の対処はGoogleビジネスプロフィールのオーナー確認方法を参照してください。アカウント作成から登録までの全体像はGoogleビジネスプロフィールのアカウント作成~登録方法で図解しています。

法人でGBPを採用運用する際の体制・権限設計

👉 このパートをまとめると!

  • 権限を役割で分け、退職時の移譲ルールを決めて運用を止めない設計に

GBPを法人で運用する際に多くの企業が見落とすのが、権限設計と運用体制です。個人のスキルに依存した運用は、担当者の異動・退職で簡単に破綻します。競合記事ではほとんど触れられていない論点ですが、採用運用を長く続けるうえで極めて重要です。

GBPの権限には複数の段階があり、役割に応じて割り当てます。

権限 できること 推奨する割り当て先
メインのオーナー 権限の付与・削除、プロフィール削除を含む全操作(1名のみ) 経営層または情報システム管理者
オーナー ユーザーの追加・削除とプロフィール削除以外の編集全般 採用・広報の責任者
管理者(旧サイト管理者) 情報編集・投稿・返信など運用全般(ユーザー管理・削除は不可) 採用担当・広報担当・外部協力者

設計のポイントは、「メインのオーナーは退職しにくい立場の人」に置くことです。現場の採用担当者をメインオーナーにすると、その人が辞めた瞬間にプロフィールの最高権限が宙に浮きます。オーナーは経営層や情シスが保持し、現場担当者には管理者権限を付与する形が安全です。

担当者の交代・退職時には、権限移譲のフローをあらかじめ決めておきます。共有メールアドレス1つで運用する方法は手軽ですが、パスワード流出時に全権限が危険にさらされる落とし穴があるため、個別アカウントでの権限管理を推奨します。複数拠点・複数店舗を展開する企業では、グループ単位でまとめて管理する仕組みを使うと、店舗ごとの採用情報を一元的に運用できます。採用部門・広報部門・店舗運営部門が連携し、「誰が何を投稿するか」の役割分担を明文化しておくと、運用が属人化せず継続します。

複数拠点・複数担当でGBPを採用運用するのは、想像以上に手間がかかります。投稿スケジュールの管理、クチコミの監視と返信、各拠点の情報更新を人手だけで回すのは負担が大きいのが実情です。GBPの運用を効率化したい場合は、MEO支援実績No.1の MEO Dash! byGMO の活用が有効です。複数店舗の情報・投稿・クチコミを一元管理でき、採用運用の工数を大幅に削減できます。まずは資料をご覧ください。

MEO Dash! byGMOの資料を無料ダウンロード

複数店舗のGBP運用を一元管理し、採用にも効くプロフィールへ

投稿・クチコミ返信・情報更新を人手だけで回すのは大きな負担です。MEO支援実績No.1のMEO Dash! byGMOなら、複数拠点のGBP運用を効率化し、採用と集客を同時に強化できます。

GBPと「Google for Jobs(おしごと検索)」を連携させる

👉 このパートをまとめると!

  • 求人ページとGBP最新情報欄を連携させ、無料の求人検索枠に露出する

GBPの採用活用をさらに一歩進めたい企業には、「Google for Jobs(おしごと検索)」との連携がおすすめです。上位の競合記事の多くがまだ扱っていない領域のため、ここを押さえれば情報の網羅性で差をつけられます。

Google for Jobs(おしごと検索)とは

Google for Jobsとは、Googleの検索結果上部に求人専用の枠を表示する、無料の求人検索サービスです。求職者は会員登録なしで利用でき、スマートフォンのGPSをもとに通勤圏内の求人を簡単に探せます。企業側は広告費をかけずに掲載でき、上位表示を目指せる点が魅力です。

OnlyOneマネジメントの解説では、運用にやや手間がかかるぶん利用企業がまだ少なく、ライバルが少ない「ブルーオーシャン」状態にあると指摘されています。早めに取り組む企業ほど有利になりやすい領域です。

GBPの「最新情報」欄に求人ページをリンクする(MEO×JEO融合)

Google for Jobs活用の中核戦略が、GBPの「最新情報」欄に自社の求人ページをリンクさせることです。GBPを正確に整備し、最新情報を定期的に更新したうえで求人ページと連携させることで、店舗集客(MEO)と採用(求人検索)を連動させられます。これは「MEO対策とJEO対策の融合」と呼ばれる考え方です。

掲載方法とJEO(求人検索最適化)の基本

Google for Jobsに自社求人を表示させるには、専用の登録画面はなく、次の準備が必要です。

  • 自社サイトに求人ページを作成する: 募集職種ごとに独立した求人ページを用意します。
  • JobPosting構造化データを実装する: Googleが求人情報として認識できるよう、求人ページにJobPosting構造化データをマークアップします。Google検索セントラルの公式ドキュメントによれば、必須プロパティは title(職種名)・description(求人説明)・datePosted(投稿日)・hiringOrganization(採用組織)・jobLocation(勤務地、addressCountryを含む)の5つです。加えて validThrough(掲載終了日)や baseSalary(給与)・employmentType(雇用形態)などの推奨プロパティを設定すると、表示の質が高まります。
  • JEO(求人検索最適化)を意識する: 検索されやすいキーワードを職種名に自然に含め、勤務地は正確に、給与は明示します。情報は定期的に更新し、新しい状態を保つことが上位表示に有効です。

JobPosting構造化データの実装が難しい場合は、WordPressの Rank Mathプラグイン を使うと、フィールドに入力するだけで構造化データを自動生成できます。なお、JobPosting構造化データはあくまで自社の求人ページに実装するものであり、本記事のような解説ページに実装する必要はない点に注意してください。

採用の入口を増やすには、Google for Jobs以外の求人検索エンジンも併用すると効果的です。主要な求人検索エンジンの違いは話題の求人検索エンジンとは?主要4サイトを比較で整理しています。

採用運用でやってはいけないこと・注意点

👉 このパートをまとめると!

  • インセンティブ口コミ・名称へのKW詰め込み・虚偽情報・投稿使い回しはNG

GBPを採用に活用する際は、Googleのポリシー違反やペナルティを避けるための注意点を押さえておく必要があります。良かれと思った施策が、かえって信頼を損なうこともあります。

  • クチコミのインセンティブ付き依頼・なりすまし・お手本掲示: 特典と引き換えのクチコミ依頼、従業員や知人になりすました投稿、クチコミ見本の店頭掲示は、いずれもGoogleのクチコミポリシー違反です。クチコミ削除やアカウント停止のリスクがあります。
  • ビジネス名へのキーワード詰め込み: ビジネス名は実際の会社名・店舗名のみを登録します。「採用に強い」「未経験歓迎」などのキーワードを社名に追記する行為はガイドライン違反です。
  • 不正確・虚偽の情報: 住所や営業時間を実態と異なる内容で登録してはいけません。求職者を誤誘導するうえ、信頼を一気に失います。
  • 同一内容の投稿の使い回し: まったく同じ採用投稿を繰り返すと、低品質と判定されるおそれがあります。内容に変化を持たせましょう。
  • ネガティブクチコミ・退職者の不適切投稿への対応: 事実無根の中傷や、ポリシー違反のクチコミはGoogleに削除をリクエストできますが、削除には条件があり、必ず消せるわけではありません。感情的に反論せず、冷静なトーンで対応することが大切です。

退職者や第三者による悪質なクチコミへの具体的な対処法はGoogleビジネスプロフィールの悪い口コミ投稿の削除や対処方法で、削除申請の条件と限界を含めて解説しています。

GBPの採用活用の効果を測定する(パフォーマンス)

👉 このパートをまとめると!

  • パフォーマンスの閲覧数・経路検索数を応募数・面接来訪率と紐づけて改善する

GBPの採用施策は、「やりっぱなし」にせず効果を測定してこそ改善につながります。GBPには「パフォーマンス(旧インサイト)」という分析機能が標準で備わっており、無料で各種データを確認できます。

パフォーマンスで確認できる主な指標と、採用KPIとの紐づけは次のとおりです。

  • プロフィールの閲覧数: 求職者を含むユーザーがどれだけGBPを見たかの目安。採用投稿を出した前後で比較します。
  • 検索クエリ(どんな言葉で見つけられたか): 社名検索が多ければ「事前チェック」層、エリア+業種検索が多ければ潜在層の流入を示します。
  • 電話・経路検索の数: 経路検索数の増加は、面接来訪の前段階として参考になります。
  • 写真の表示回数: 職場写真がどれだけ見られているかを把握できます。

これらをそのまま眺めるだけでなく、自社の採用KPI——応募数・面接来訪率・採用単価——と紐づけることが重要です。たとえば「採用投稿を出した週は経路検索が増えたか」「写真を増やした月は応募数が伸びたか」を追います。手法3で触れたUTMパラメータ付きの採用ページへ誘導しておけば、GBP経由で何人が応募ページに到達したかをGoogleアナリティクスで正確に計測できます。Google for Jobs経由の流入は、Google Search Consoleの検索パフォーマンスでも傾向を確認できます。パフォーマンスでキーワードを確認する方法はGoogleビジネスプロフィールでキーワードを確認する方法で詳しく解説しています。

よくある質問(FAQ)

👉 このパートをまとめると!

  • 採用専用GBP・求人リンク・効果が出る期間など実務の疑問に回答する

GBPを採用に活用する際に、採用担当者からよく寄せられる質問にまとめて回答します。

Q. 採用専用のGBPを店舗用と別に作れますか?
原則として、1つの実店舗・事業所に対してGBPは1つです。採用用と店舗用を別々に作成すると、重複リスティングとしてガイドライン違反になるおそれがあります。採用情報は既存のGBPの「最新情報」投稿やQ&Aで発信するのが正しい運用です。

Q. GBP投稿に求人サイト(Indeed等)のリンクは貼れますか?
GBPの最新情報投稿の「ボタンを追加」機能で外部リンクを設定できます。自社採用ページへのリンクが基本ですが、求人サイトの自社ページへリンクすること自体は可能です。ただし応募導線をシンプルに保つため、リンク先は1つに絞るのがおすすめです。

Q. 採用効果はどのくらいの期間で出ますか?
基本情報や写真の整備による印象改善は比較的早く効果が表れますが、クチコミの蓄積やGoogle for Jobsでの露出は時間を要します。数週間〜数か月単位で継続し、パフォーマンスで変化を追いながら改善するのが現実的です。即効性よりも継続運用が成果を左右します。

Q. 写真に社員が映る場合の肖像権同意はどう取りますか?
社員が特定できる写真を掲載する際は、必ず本人から使用同意を得てください。入社時の書面同意や、撮影ごとの同意確認が安全です。退職予定者の写真は、トラブル防止のため掲載を控えるか、退職時に削除する運用を決めておきましょう。

Q. 退職者の不当なクチコミを削除する方法は?
ポリシー違反(虚偽・中傷・利益相反など)に該当するクチコミは、Googleに削除をリクエストできます。ただし審査があり、必ず削除されるとは限りません。事実に基づく批判は削除対象になりにくいため、誠実な返信で姿勢を示す対応も併用しましょう。

Q. Google for Jobsに自社求人を表示させるにはGBPだけで足りますか?
GBPだけでは足りません。Google for Jobsへの掲載には、自社サイトに求人ページを作成し、JobPosting構造化データを実装することが必要です。GBPは「最新情報」欄から求人ページへ誘導する役割を担い、両者を連携させることで効果を高めます。

Q. JobPosting構造化データの実装が難しい場合の代替策は?
WordPressサイトであれば、Rank Mathなどのプラグインを使うことで、専門知識がなくても構造化データを自動生成できます。フィールドに沿って情報を入力するだけで実装できるため、社内にエンジニアがいない企業でも対応可能です。

まとめ|今日から始める3ステップ

👉 このパートをまとめると!

  • 基本情報と写真の整備→採用投稿と道順案内→クチコミ運用と効果測定の順で着手

求職者は応募前に、Googleマップであなたの会社を”下見”しています。その心理を理解したうえでGBPを採用向けに整えれば、追加の広告費をかけずに応募・面接率を高められます。最後に、今日から始める3ステップにまとめます。

  • 基本情報・写真を整備する: 会社名・住所・入口/駐車場情報を正確にし、職場の雰囲気が伝わる写真を掲載して、GBPを”第二のホームページ”として磨きます。
  • 採用情報の投稿+道順案内で応募・面接率を上げる: 募集職種を投稿して求人ページへリンクし、行き方動画や経路案内でドタキャン・遅刻を防ぎます。
  • クチコミ運用と効果測定を仕組み化する: 良質なクチコミをコツコツ集めて誠実に返信し、パフォーマンスで効果を測りながら改善を続けます。

GBPの採用活用は、一度設定して終わりではなく、継続的な運用と改善が成果を分けます。とはいえ、複数拠点の情報更新やクチコミ監視を自社だけで回すのは負担が大きいのも事実です。MEO支援実績No.1のGMO TECHが提供する MEO Dashboard byGMO なら、複数店舗のGBP運用を一元管理し、採用にも集客にも効くプロフィールづくりを支援します。GBP運用にお悩みの方は、まずはお気軽にご相談ください。

MEO Dashboard byGMOに無料相談

採用にも集客にも効くGBP運用を、プロと一緒に

GBPの運用に手が回らない、複数拠点の管理が大変——そんな課題はMEO支援実績No.1のGMO TECHにご相談ください。MEO Dashboard byGMOが採用と集客を同時に支援します。

監修: GMO TECH株式会社 MEO事業部
公開日: 2021-09-07 / 最終更新日: 2026-07-30

CONTACT US

デジタルマーケティングに関することならお気軽にご相談ください

メルマガ登録

メールマガジンはこちらからご登録ください。

デジタルマーケティングに関するホットな情報をお届けいたします。

フォームからのお問い合わせ

GMO TECHへの業務依頼、発注を希望される方はこちらよりご連絡ください。