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EFOとは?離脱を防ぐ20の改善施策とツールの選び方を解説

EFOとは?離脱を防ぐ20の改善施策とツールの選び方を解説
会員登録や商品購入、資料請求など、WEBサイトにはさまざまな「入力フォーム(エントリーフォーム)」があります。
EFO(Entry Form Optimization)とは、入力フォームを最適化することでユーザーが途中離脱する原因をなくし、スムーズにコンバージョンへ導くための施策です。
この記事では、EFOの意味や具体例、具体的な施策などについて解説します。

公開日: 2020-12-09 / 最終更新日: 2026-06-16
監修: GMO TECH株式会社 マーケティングソリューション部門

広告やSEOで集客を頑張っても、最後の入力フォームでユーザーに離脱されては成果につながりません。EFO(入力フォーム最適化)は、コンバージョン直前の取りこぼしを減らす、費用対効果の高い施策です。

この記事では、EFOの意味と重要性から、ユーザーが離脱する原因、すぐ実践できる20の改善施策、GA4を使った効果検証、ツールの選び方までを、マーケター・Web担当者の実務目線でまとめて解説します。


EFO(入力フォーム最適化)とは?

👉 このパートをまとめると!
EFOは入力フォームを使いやすく改善し、離脱を防いでCVRを高める施策です。

EFOとは「Entry Form Optimization」の略で、日本語では「入力フォーム最適化」を意味します。読み方は「イーエフオー」です。問い合わせ・資料請求・会員登録・商品購入などの入力フォームを使いやすく改善し、ユーザーの途中離脱を防いでコンバージョン率(CVR)を高めるための施策全般を指します。

入力フォームは、ユーザーがコンバージョンに到達する直前の最後の接点です。項目が多い、入力方法がわかりにくい、エラーの原因が表示されない、スマートフォンで操作しにくいといった問題があると、商品やサービスに関心を持って到達したユーザーでも送信前に離脱してしまいます。EFOでは、入力項目の削減・必須/任意項目の明確化・入力例の表示・住所の自動入力・リアルタイムエラー表示などを通じて、ユーザーが迷わずスムーズに入力できる状態を目指します。

同じアクセス数でも、フォームの完了率が上がれば問い合わせや申し込みの件数を増やせます。そのためEFOは、広告やSEOで集めたユーザーを成果につなげるうえで欠かせないWebマーケティング施策の一つに位置づけられます。

EFOの意味と読み方(Entry Form Optimization)

EFOを構成する3語を分解すると、施策の本質が見えてきます。

単語 意味 EFOにおける役割
Entry 入力・記入 ユーザーが情報を打ち込む行為
Form フォーム 氏名・住所・メールなどの入力欄の集合
Optimization 最適化 離脱を減らし完了率を高める改善

つまりEFOは「フォームへの入力という行為を、ユーザーにとって最適化する」取り組みです。デザイン変更だけでなく、入力補助機能の追加・項目の見直し・エラー表示の改善など、フォームの体験全体を扱う点が特徴です。

EFOとLPO・CROの違い(比較表)

EFOは、CVR改善に関わる施策の中でフォーム部分に特化した位置づけです。混同されやすいLPO・CROとの違いを整理します。

項目 EFO LPO CRO
正式名称 Entry Form Optimization Landing Page Optimization Conversion Rate Optimization
日本語訳 入力フォーム最適化 ランディングページ最適化 コンバージョン率最適化
対象範囲 入力フォーム部分のみ ランディングページ全体 サイト全体のCV導線
主な施策 項目削減・入力補助・エラー表示改善 ファーストビュー改善・CTA配置・コピー変更 LPO・EFO・ABテスト・導線見直しなど包括的
目的 フォーム離脱率の低減 ページ全体のCV率向上 サイト全体のCV率向上

関係を一言でいえば、EFOとLPOはCROに含まれる施策です。CROがサイト全体のCV率を高める包括的な取り組みであり、その中でページ全体を扱うのがLPO、フォーム部分に焦点を当てるのがEFOにあたります。フォームがLP内に設置されている場合は、LPOの一環としてEFOを実施するケースも多くあります。CVR全体の考え方はCVR(コンバージョン率)とは?計算式と平均値、改善方法を詳細に解説!、ページ全体の最適化はランディングページ(LP)とは?作り方から費用、SEO対策まで徹底解説【完全ガイド】もあわせてご覧ください。


EFOが重要な理由とフォーム離脱の実態

👉 このパートをまとめると!
フォーム離脱率は6〜7割が一般的。CV直前ゆえ取りこぼしの損失が大きいパートです。

EFOが重要な最大の理由は、入力フォームがコンバージョン直前の接点だからです。フォームまで到達したユーザーは、すでに商品・サービスに一定の関心を持っています。その温度感の高いユーザーを送信前に取りこぼすことは、最も「もったいない」損失といえます。

フォーム離脱率は60〜70%、業種別の目安

何も対策していないフォームでは、到達したユーザーのうち多くが入力途中で離脱するといわれています。一般的に、フォーム離脱率の目安は60〜70%とされます。つまりフォームに到達した10人のうち6〜7人が完了せずに離脱している計算です。

業種・フォーム種別による離脱率の目安は、おおむね以下のとおりです。

業種・フォーム種別 離脱率の目安
ECサイト(購入フォーム) 70〜80%
BtoB(資料請求・問い合わせ) 50〜60%
会員登録 60〜70%
保険・金融(見積もり・申込) 70〜85%

※上記の離脱率はあくまで一般的な目安であり、フォームの項目数・業種・流入経路によって大きく変動します。自社の実数値はGA4などで把握することが前提です(具体的な数値は最新の調査・自社計測に基づく確認が必要です)。

離脱原因の傾向については、一次調査も参考になります。BtoBコンテンツマーケティング支援を提供する株式会社Coneの調査では、BtoBフォーム入力者の76.9%が途中で離脱し、その原因の多くが運営者側の「削れない項目」にあると報告されています(出典: PR TIMES「BtoBにおけるフォーム入力者の76.9%が途中で離脱する原因は、運営者の『削れない項目』にあった【Cone調査】」)。離脱率が高いということは、裏を返せばEFOによる改善余地が大きいということでもあります。

コンバージョン直前だからこそ取りこぼしの損失が大きい

広告やSEOにかけたコストは、ユーザーをフォームまで運ぶための投資です。そのフォームで離脱されてしまえば、集客コストはコンバージョンに結びつかないまま消えてしまいます。

たとえば月間1,000人がフォームに到達し、離脱率が70%だとすると、完了するのは300人です。EFOで離脱率を60%に下げられれば完了は400人となり、広告費を1円も増やさずに獲得件数が約1.3倍になります。新たに集客を増やす前に、すでにフォームへ到達している流入を効率的に成果へ変える——これがEFOのコストパフォーマンスの高さです。離脱の全体像を理解するうえでは離脱率の目安や離脱率が高い原因・下げるための改善方法を解説!もあわせて参考にしてください。


ユーザーが入力フォームから離脱する主な原因

👉 このパートをまとめると!
離脱原因は「項目過多・わかりにくさ・エラー・入力消失・スマホ非対応」の5系統です。

効果的にEFOを進めるには、まずユーザーがどこで、なぜつまずいているのかを把握することが出発点です。離脱原因は大きく次の5系統に整理できます。それぞれの原因が、次章の改善施策のどのカテゴリに対応するかも示します。

離脱原因 内容 対応する改善施策カテゴリ
①入力項目・ステップが多い 求められる情報が多く「面倒」「時間がかかりそう」と感じる 入力前の負担を減らす施策
②入力方法がわかりにくい ハイフン・全角半角・パスワード条件などのルールが不明 入力中の迷いを減らす施策
③エラーの原因が不明瞭 「入力に誤りがあります」だけで、どこを直すかわからない 入力中の迷いを減らす施策
④入力内容が消える エラーや戻る操作で入力済みの内容がリセットされる 完了まで進みやすくする施策
⑤スマホで使いにくい 入力欄やボタンが小さく、キーボードが項目に合わない スマホ向けの施策

①入力項目・ステップが多い——氏名・メール・電話だけで十分なはずのフォームで、住所・性別・職業まで必須にすると心理的ハードルが上がります。完了までのステップ数が多いことも同様に離脱を招きます。

②入力方法がわかりにくい——電話番号にハイフンが要るのか、郵便番号は半角か、パスワードの条件は何か。入力中に迷わせる要素はそのまま離脱要因になります。

③エラーの原因が不明瞭——送信後に「入力内容に誤りがあります」とだけ表示されても、どの項目をどう直せばよいかわからず、修正を面倒に感じて離脱します。

④入力内容が消える——複数項目や長文を入力した後にエラーや戻る操作で内容が消えると、再入力を諦める可能性が高まります。

⑤スマホで使いにくい——PCでは問題なくても、スマホでは入力欄が小さい・ボタンが押しにくい・キーボードが項目に合わないといった理由で離脱が起きます。

この「原因→打ち手」の対応を意識すると、自社フォームのどこを優先して直すべきかが見えてきます。次章では、5つの原因に対応する具体策を4カテゴリ・合計20施策で解説します。


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フォーム離脱を防ぐEFO改善施策20選

👉 このパートをまとめると!
施策は「入力前・入力中・完了まで・スマホ」の4カテゴリ20個で体系化できます。

ここからは、前章の離脱原因に対応する改善施策を「入力前の負担を減らす」「入力中の迷いを減らす」「完了まで進みやすくする」「スマホ向け」の4カテゴリ・合計20施策で解説します。すべてを一度に実装する必要はありません。自社のビジネスやフォームの目的に合わせて取捨選択してください。

入力前の負担を減らす施策(原因①に対応)

1. 入力項目を最小限にする
ユーザーに求める情報は必要最小限に絞ります。初回登録や資料請求の段階では、氏名・メールアドレスなど目的達成に必要な情報だけにし、住所・生年月日・職業などは本当に必要なときだけ入力してもらいます。後から取得できる情報は、会員登録後や購入手続きの中で段階的に集める設計も有効です。

2. 必須項目と任意項目を明確に区別する
「必須」「任意」をひと目で判断できるよう明記します。区別が曖昧だと「全部入力しないといけないのか」と感じさせ、負担が増します。任意項目が多い場合は、思い切って削除する判断も検討しましょう。

3. 不要な項目を削除する(BtoBは電話番号項目の要否を再検討)
BtoBの資料請求フォームでは、電話番号項目の扱いが離脱率を左右します。自社が電話営業をしないのであれば、電話番号の項目は外すのが有効です。項目があるだけで入力負担が増えるうえ、「営業電話がかかってくるのでは」という心理的抵抗を生みます。営業フローと照らし合わせ、本当に必要な項目だけに絞り込みましょう。

4. 離脱要因になるリンクを排除する
フォーム入力中に別ページへのリンクやバナーが多いと、入力が中断されやすくなります。フォーム画面ではヘッダー・フッター・サイドバーを非表示にするなどして、ユーザーが入力に集中できる環境を整えます。利用規約などの必要なリンクは、新しいタブで開く設定にして入力途中のフォームへ戻りやすくします。

5. 送信メリットを明示する
「フォームを送信するとどんなメリットがあるか」をフォーム近くに書いておくと、入力と送信の動機づけになります。問い合わせフォームでは、どんな相談ができるか具体例を添えるとハードルが下がります。

入力中の迷いを減らす施策(原因②③に対応)

6. 入力例・入力形式を表示する
迷いやすい項目には入力例を添えます。氏名「山田 太郎」、電話番号「090-1234-5678」、日付「2025/01/09」のように示すことで、入力ミスやエラーの発生を未然に防げます。

7. ラベルを具体的にする
「ご連絡先」のような曖昧なラベルは避け、「電話番号(携帯)」のように何を入力するかが一目でわかる表記にします。

8. 住所・フリガナを自動入力にする
郵便番号から住所を自動補完すれば、都道府県・市区町村の入力の手間を省けます。氏名入力に合わせてフリガナを自動入力する機能も有効です。ただし自動入力は万能ではありません。フリガナの自動入力は名前によっては誤変換が起こり、かえって修正の手間を生むことがあります。そもそも「フリガナ項目が必要か」を検討したうえで導入しましょう。

9. メールアドレスのドメイン候補を表示する
「@」を入力した段階で @gmail.com @icloud.com @yahoo.co.jp などの候補を表示します。特にBtoCでは携帯キャリアやフリーメールが多いため、候補表示は入力の手間とミスの両方を減らせます。メールアドレスの誤入力は確認メールが届かない原因にもなるため、EFOの観点でも重要です。

10. 全角・半角を自動変換する
全角で入力された数字を半角へ自動変換するなど、入力形式のズレを自動で吸収します。「やり直し」のストレスを減らせるため、離脱防止に直結します。

11. エラーをリアルタイムで表示する
送信後にまとめて表示するのではなく、入力中(次の項目に移る際)にその場でエラーを知らせます。「メールアドレスの形式で入力してください」「8文字以上で入力してください」など、誰にでもわかる言葉で、該当項目の近くに具体的に表示することが重要です。

12. エラー箇所を色やアイコンで明示する
エラーのある項目は背景色やアイコンで一目でわかるようにします。ただし背景色は入力内容が読める濃度・コントラストにし、修正しやすさを損なわないよう配慮します。

完了まで進みやすくする施策(原因④に対応)

13. 入力内容を保持する
エラー発生時やページを戻ったときに入力済みの内容が消えないようにします。一時保存やセッション切れの起きにくい設計を行い、再入力のストレスによる離脱を防ぎます。

14. ステップナビゲーション・進捗バーを表示する
複数ページにわたるフォームでは「ステップ1/3:お客様情報」のように現在地と全体像を示します。あとどれくらいで完了するかが見えると、途中離脱を抑えられます。

15. 確認画面の要否を見極める
確認画面は入力ミス防止に役立つ一方、送信までのステップを増やし離脱要因にもなります。問い合わせ・資料請求・無料会員登録など修正リスクが低いフォームでは省略を検討し、リアルタイムエラー表示で代替します。一方、購入・予約・決済・契約申し込みなど誤入力がトラブルにつながるフォームでは残した方がよい場合もあります。一律に「設置すべき/不要」と決めず、フォームの目的に応じて判断することが重要です。

16. 完了画面を表示する
送信後の完了画面がないと、ユーザーは「送れたのか」がわからず不安になり、電話での再確認や二重送信を招きます。完了画面で送信成功を明確に伝えましょう。

17. 送信ボタンを最適化する
送信ボタンは目立つ色・大きさにし、テキストは「送信」より「資料を申し込む」など具体的なアクションを示す表現にします。誤操作を招くリセットボタンは横に置かないようにします。

スマホ向けの施策(原因⑤に対応)

18. ラベルを入力欄の上に配置する
スマホでは画面幅の制約から、ラベルは入力欄の上に置くのが基本です。視線を縦方向にそろえることで入力しやすくなります。

19. 項目ごとにキーボードを切り替える
電話番号・郵便番号では数字キーパッド、メールアドレスではアルファベット入力など、項目に合わせてキーボードを自動で切り替えます。入力の手間を大きく減らせます。

20. タップ領域と余白を十分に確保する
ボタンや入力欄を十分に大きくし、項目間の余白を広めに取ります。指で操作するスマホでは、小さすぎる要素や狭い余白が誤操作と離脱を招きます。プルダウンよりタップしやすい選択形式を使うのも有効です。

これら20施策のうち、1〜5・15〜17のような基本施策はコード修正が少なく、無料・短期間で着手できます。まずはここから始め、自動入力やリアルタイムエラーなど実装に工数のかかる施策は効果検証を見ながら段階的に進めるのがおすすめです。


EFOの効果検証方法(GA4で離脱箇所を把握する)

👉 このパートをまとめると!
4つのKPIをGA4のファネルデータ探索で測り、3原則を守って検証します。

EFOは「やって終わり」ではありません。施策の効果を正しく測定し、継続的に改善することで成果が積み上がります。ここでは見るべきKPIと、GA4を使った測定手順、検証の原則を解説します。

見るべき4つのKPI(完了率/離脱率/エラー発生率/平均入力時間)

EFOの成果を測るには、次の4つの指標を定期的にモニタリングします。

KPI 定義 見方・ポイント
フォーム完了率 フォーム表示数に対する送信完了数の割合 改善前後で比較。向上幅で施策効果を判断
離脱率 入力を開始したが完了しなかった割合 一般的に60〜70%。下げることが目標
エラー発生率 バリデーションエラーが出た入力の割合 高い項目は入力形式や説明文を見直す
平均入力時間 表示から送信完了までの所要時間 長すぎる場合は項目数や入力方式を再検討

これらを「改善前」と「改善後」で比較することで、施策の効果を定量的に把握できます。特にエラー発生率は「どの項目でつまずいているか」を特定する手がかりになり、優先的に直すべき箇所が見えてきます。

GA4「探索→ファネルデータ探索」での測定手順

無料で使えるGA4を活用すれば、フォームの離脱状況を可視化できます。基本的な手順は次のとおりです。

  • GA4の「探索」メニューを開く
  • 「ファネルデータ探索」テンプレートを選択する
  • ステップに「フォーム表示」「入力開始」「確認画面」「完了画面」などを設定
  • 各ステップ間の離脱率を確認する

この方法で「どの画面・どのステップで離脱が多いか」が一目でわかります。まずはGA4で現状を把握し、改善の優先順位を決めましょう。GA4の基本的な使い方は【初心者向け】GA4とは?導入のメリットや基本的な使い方・見方を徹底解説で解説しています。項目単位の細かい離脱分析や、フォーム内のどこでマウスが止まっているかを見たい場合は、無料ヒートマップツールの選び方からおすすめのサービス・活用方法を紹介で紹介するヒートマップの併用も有効です。

効果検証の3原則(施策は1つずつ/比較期間を揃える/十分なサンプル数)

正確に効果を測るために、次の3原則を守りましょう。

① 施策は1つずつ実施する——複数施策を同時に行うと、どれが効いたか判別できません。「1施策→効果測定→次の施策」のサイクルを徹底します。

② 比較期間を揃える——改善前後で同じ長さの期間(例: 2週間ずつ)を比較します。キャンペーンや季節要因でCVが変動する時期は避けます。

③ 十分なサンプル数を確保する——フォーム到達数が少ないと、偶然の変動と施策効果を区別できません。判断には一定のサンプル数を確保してから臨むのが望ましいでしょう。複数案を同時に比較したい場合はABテストの活用も有効です。


EFOの実施手順【3ステップ】(分析→改善→検証)

👉 このパートをまとめると!
「分析→改善→検証」のPDCAを1施策ずつ回し続けるのがEFO成功の近道です。

EFOは「分析→改善→検証」のサイクルで進めます。一度で終わらせず、継続的にPDCAを回すことが成果への近道です。

ステップ1|現状分析で課題を特定する
まず現状のフォームの問題点を把握します。確認すべきは、フォーム完了率・離脱率の現状値、どの入力項目で離脱が多いか、エラーが頻発している項目はどれか、ユーザーからの入力に関する問い合わせ内容などです。GA4やヒートマップで離脱箇所を可視化し、カスタマーサポートに寄せられる「入力できない」といった声も貴重なヒントにします。この段階で「どこを直せば効果が大きいか」の仮説を立てます。

ステップ2|優先度の高い施策から実行する
分析結果をもとに改善を実行します。おすすめの優先順位は次のとおりです。

優先度 施策例 理由
不要な入力項目の削減 工数が少なく効果が出やすい
必須・任意の明確化 ユーザーの迷いを減らせる
入力例の表示 エラー率の低下に直結
リアルタイムエラー表示 実装にやや工数がかかる
住所・フリガナの自動入力 ツール導入で対応可能
外部ID連携・高度な分析 開発コストが高い

まずは無料でできる基本施策から着手し、すぐに効果を実感しやすい部分から成果を積み上げます。

ステップ3|効果を検証し、改善を繰り返す
施策実行後は2〜4週間のデータを収集し、改善前の同期間と比較してKPIの変化を確認します。効果があれば次の施策へ、なければUI・文言・構成を見直します。期待どおりの効果が出ないときはABテストで客観的に判断するのも有効です。


EFOツールとは?導入を検討すべきケースと選び方

👉 このパートをまとめると!
基本施策は内製可。自動入力や項目別分析を効率化したいときがツールの出番です。

EFOツールでできること(入力支援/離脱防止/分析/モバイル最適化)

EFOツールとは、入力フォームに専用タグを設置することで、各種EFO施策を効率的に実装・運用できるサービスです。主にできることは次の4領域に整理できます。

  • 入力支援: 住所・フリガナの自動入力、全角半角の自動変換、ドメイン候補表示など
  • 離脱防止: リアルタイムエラー表示、入力内容の保持、ステップフォーム化など
  • 分析: 項目別の離脱率・エラー率・平均入力時間の計測、レポート出力
  • モバイル最適化: キーボードの自動切替、スマホ向けレイアウトの最適化

GA4だけでは項目単位の細かい離脱・エラー分析は手間がかかりますが、ツールを使えば「どの項目でつまずいているか」を可視化しやすくなります。

内製で済むケースとツールが必要なケースの判断基準

EFOツールは必須ではありません。項目削減・必須/任意の明確化・入力例の表示・不要リンクの削除といった基本施策は、ツールなしでも改善できます。一方で、次のようなケースではツール導入が有効です。

内製で済むケース ツール導入を検討すべきケース
項目削減・ラベル改善など基本施策が中心 住所/フリガナ自動入力など実装工数の大きい施策をしたい
開発リソースが社内にある エンジニアの工数を確保できない
まずコストをかけず試したい 項目別の離脱分析・ABテストを効率化したい
フォーム到達数がまだ少ない フォーム到達数が多く費用対効果が見込める

注意したいのは費用対効果です。EFOツールは基本的に月額制で、相場はおおむね月額1万〜5万円程度(多機能・高性能なツールでは月額10万円を超える場合もあります)とされます(料金は各サービス・プランにより異なるため、導入時の確認が必要です)。フォームに到達するユーザー数が少なければ投資を回収しにくいため、まずは内製の基本施策とGA4での効果検証から始め、伸び悩んだ段階でツール導入を検討するのが堅実な順序です。

目的別の選び方(離脱対策/エラー対策/スマホ/分析/短期導入)

ツールを選ぶ際は、ランキングや「シェアNo.1」といった売り文句に頼るのではなく、自社の目的に対してどの機能が必要かという選定軸で比較します。目的別の着眼点は次のとおりです。

目的 重視する選定軸
離脱対策を強化したい 入力内容保持・離脱防止機能・ステップフォーム対応
エラーによる離脱を減らしたい リアルタイムバリデーション・全角半角自動変換
スマホ完了率を上げたい キーボード切替・モバイル最適化の対応範囲
データで改善したい 項目別の離脱/エラー分析・レポート機能
とにかく早く導入したい タグ設置のみで使える手軽さ・導入サポート
コストを抑えたい 初期費用・月額・対応フォーム数のバランス

加えて、対応可能なフォーム数、サポート体制、料金体系(固定制か変動制か)も確認しましょう。複数の軸に優先順位をつけ、自社フォームの課題に最も効く機能を持つツールを選ぶことが、費用対効果を高めるポイントです。


EFOに関するよくある質問(FAQ)

👉 このパートをまとめると!
費用・ツール要否・確認画面・LPO/CROとの違い・離脱率目安をまとめて解消します。

Q1. EFOの費用はどれくらいかかりますか?
実施方法によって異なります。入力項目の削減や入力例の追加など社内で対応できる改善であれば、外部費用をかけずに始められます。自動入力・リアルタイムエラー表示・項目別の離脱分析などを効率的に行う場合はEFOツールの導入費用がかかり、相場はおおむね月額1万〜5万円程度(多機能なツールでは月額10万円を超える場合もあります)とされます。まずは内製でできる改善から始め、フォーム到達数や離脱率を確認したうえでツール導入や外部支援を検討するとよいでしょう。

Q2. EFOツールは導入すべきですか?
必須ではありません。項目削減・必須/任意の明確化・入力例の表示・不要リンクの削除などはツールなしでも改善できます。一方、住所の自動入力・リアルタイムエラー表示・入力内容の保持・項目別の離脱分析などを効率的に実施したい場合や、開発リソースが不足している場合は導入が有効です。

Q3. フォームの確認画面は必要ですか?
一律に必要とは限りません。問い合わせ・資料請求・無料会員登録など入力ミスの影響が小さいフォームでは省略を検討でき、その場合はリアルタイムエラー表示や送信前の確認表示でミスを防ぎます。一方、購入・予約・決済・契約申し込みなど誤入力がトラブルにつながるフォームでは残した方がよいケースもあります。

Q4. EFOとLPO・CROの違いは何ですか?
EFOはフォーム部分に特化した最適化、LPOはランディングページ全体の最適化、CROはサイト全体のCV率を高める包括的な取り組みです。関係としては、EFOとLPOはともにCROに含まれる施策で、EFOはその中でフォームに焦点を当てたものと理解すると整理しやすいでしょう。

Q5. フォーム離脱率の目安はどれくらいですか?
一般的にフォーム離脱率の目安は60〜70%とされます。業種別ではECの購入フォームが70〜80%、BtoBの資料請求・問い合わせが50〜60%、会員登録が60〜70%、保険・金融が70〜85%程度が目安です。ただしこれらはあくまで一般的な傾向であり、自社の実数値はGA4などで把握することが前提です。


まとめ

EFOとは、入力フォームを使いやすく改善し、ユーザーの途中離脱を防いでコンバージョン率を高める施策です。コンバージョン直前の取りこぼしを減らせるため、新たに集客を増やす前に取り組む価値の高い施策といえます。

進め方の基本は次のとおりです。

  • まず離脱原因(項目過多・わかりにくさ・エラー・入力消失・スマホ非対応)を把握する
  • 入力前/入力中/完了まで/スマホの4カテゴリ20施策から、自社に必要なものを選ぶ
  • 項目削減・必須/任意の明確化・入力例の表示など、無料の基本施策から着手する
  • GA4のファネルデータ探索で4KPI(完了率/離脱率/エラー率/平均入力時間)を測定する
  • 施策は1つずつ・期間を揃え・十分なサンプル数で検証し、PDCAを回し続ける

EFOは一度で完了するものではありません。フォーム完了率や離脱率を確認しながら、ユーザーが迷わず入力できる状態を継続的に整えていきましょう。


本気で改善するなら

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