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検索順位が上がらない原因と対策|順位を上げるコツも紹介

検索順位が上がらない原因と対策|順位を上げるコツも紹介
素晴らしいコンテンツを作ったのに検索順位が上がらずに困っている場合、SEOの取り組みに問題があるかもしれません。

ひと口にSEOと言っても要素はさまざまで、上がらない原因は何かを特定するには、Googleのアルゴリズムに沿った対策を施す必要があります。

今回は、検索順位が上がらない原因と、検索順位を上げる方法を解説します。

ホームページやブログを上位表示させたい人は、原因をしっかり特定してみましょう。
プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のウェブサイト大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
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検索順位が上がるまでの期間

検索順位を上げる施策を解説する前に、コンテンツ作成から検索順位が上がるにはタイムラグがあることを理解してかなければなりません。

検索順位は、Googleが設定したアルゴリズムによって評価されて決定します。

ドメイン単位による評価が重要とされており、ドメインパワーが強いとコンテンツの投稿から短期間で上位表示することも可能だといわれています。

一般的にはコンテンツの投降後、上位表示されるかどうかの結果が出るまでに3~6ヶ月必要です。

投稿して間もないコンテンツが上位表示されるまでには時間がかかることを覚えておきましょう。

検索順位が上がらない原因と対策

コンテンツ投稿から半年以上経過しても検索順位が上がらない場合、コンテンツそのものに何らかの欠陥があるかもしれません。

以下で解説する6つに原因がないかを検証し、問題が見つかった場合は適切な対処をしましょう。

選定したキーワードに原因がある

選定したキーワードに原因がある場合があります。

キーワード関連の問題はさまざまで、次のような原因を考えるといいでしょう。

  • ライバルが多い(キーワードの難易度が高い)
  • キーワードとコンテンツの中身がずれている
  • キーワードに対する対策が薄い

キーワードに問題がある場合、コンテンツの文章中に含まれるキーワードに注目してください。

記事やコンテンツを作成している段階で大きくずれてしまっていたり、内容が薄くなる原因になっていたりします。

対処法としては既存記事のリライトやキーワードに即したコンテンツの追加、ずれている内容のコンテンツそのものの削除があります。

あるいは、上位表示を狙うキーワードそのものを検討し直してもいいでしょう。

キーワード選定の詳しい解説はこちらの記事をご覧ください。
関連記事:キーワード選定の方法 SEOで上位表示するためのコツを解説

コンテンツに原因がある

コンテンツの評価が関係して、上位表示されない可能性もあります。コンテンツの内容が薄かったり、質が低かったりする場合がそれです。

「質の低いコンテンツ」とは、主に次の要素を持つ場合だといわれています。

  • テキストが不自然
  • キーワードが盛り込まれすぎている
  • コンテンツがほぼ同じ内容
  • 他サイトからのコピー

Googleはサイトのコンテンツを独自性や権威性で評価する方針を一部明らかにしています。

E-A-Tと呼ばれるものがそれです。もし上記にひとつでも該当するコンテンツがある場合、該当コンテンツそのものを削除するか、「noindex設定」をして、Googleが評価しないようにしましょう。

E-A-Tについては下記の記事で詳しく解説しています。併せてご確認ください。
関連記事:SEOに重要なE-A-Tとは?Googleの評価基準と対策方法を紹介

また、既存コンテンツを作り直す場合は、文章のリライトと画像の追加などを中心にコンテンツ拡充を最優先でおこなってください。

「内容が薄い」と判断されなくなり、上位表示される可能性があります。

SEOの内部対策に原因がある

内部対策とは、Googleに評価してもらうためにおこなう、サイト内部に対するSEO施策のことです。

検索エンジンにサイトの情報を正確に伝えるために必要な施策ではあるものの、ハードルが高く感じるかもしれません。

内部対策に問題がある原因のほとんどは、SEOに対する理解不足・勘違いです。

たとえば、同じ内容のサイトでもすべてテキスト表示されているものと、引用元のPDFをそのまま掲載しているものがあった場合、前者を高く評価する傾向にあります。

これは、サイト内容を読み込むクローラーがテキストをもとにコンテンツを判断しているためです。

上記以外にも細かな対策がなされていないために、上位表示されないケースはあります。

内部対策に問題がある場合は、以下のような対策が有効とされています。

  • 各種タグの最適化(title、h1/h2/h3、altなど多数)
  • 重複ページと内容が薄いページの見直し
  • URLの正規化
  • 表示速度の改善
  • モバイルファースト対応 など
SEOの内部対策については、下記の記事を参照してください。
関連記事:SEOの内部対策とは?重要性や対策方法、チェックツールも合わせて紹介

外部のSEO対策に原因がある

外部SEO対策とは、別のサイトから被リンクを多く受ける施策です。

これ自体に問題はないのですが、2011年からのべ3年間にわたっておこなわれた大規模アップデート(パンダアップデート、ペンギンアップデート、ハミングバード)で、不自然な被リンクが多すぎるサイトについてはペナルティを課されるようになりました。

かつて、被リンクが異常に多いサイトは「リンクを買う」ことで被リンク数を獲得している場合が多く、コンテンツ自体の内容が薄いことも珍しくありませんでした。

「コンテンツには有用な情報が含まれていないのに、被リンクの数によって上位表示されてしまう」という状況が、Googleが内容重視の評価基準に切り替えた要因でもあります。

健全な被リンクの状況を保つ対策としては、質が低い被リンク(低品質サイトからの被リンク)を削除することが挙げられます。

Google Search Consoleを使用して、外部リンク状況を確認するとともに、削除依頼を該当のサイト運営者に依頼しましょう。また、「リンク否認ツール」を使っての対策も有効です。

SEOの外部対策については下記の記事で詳しく解説しています。
関連記事:SEOの外部対策とは?実践方法や注意点を解説

検索エンジンにインデックスされていない

検索エンジンにインデックスされていないと、いかに質の良いコンテンツであっても上位表示されません。

インデックスが得られない原因は、例えば「ドメイン取得から間もない」こと、もしくは「ペナルティを受けている場合」が該当しますが、最も多いのはタグの設定間違いです。

内部対策でも触れましたが、適切なタグを設置していないと検索エンジンは正しく読み込み・評価をしてくれません。

検索エンジンにサイトの情報を正しく伝え、インデックスを促進する施策が必要になります。

タグの最適化をおこない、その上でサイトマップ送信などの施策をおこないましょう。

ペナルティが発生している

Googleが定める「品質評価ガイドライン」に違反しているコンテンツを公開することによって、ペナルティを受ける場合があります。

検索順位が低下したり、インデックスが削除されて検索結果に表示されなくなってしまったりします。

ペナルティを受けるコンテンツとは、次のようなものです。

  • オリジナル性がない(自動生成やコピーなど)
  • 質の低いコンテンツ(異常な数の被リンクなど)
  • 関連性のないリンクの設置

ペナルティを受けている場合、まずはガイドラインを再確認し、違反している個所を修正しましょう。

Google Search Consoleに違反通知が届いている場合は修正後に「再審査リクエスト」をしてください。

尚、ガイドラインは随時更新されます。

新コンテンツ制作時はもちろん、リライトの際にもガイドラインに違反しないようにアンテナを張っておきましょう。

検索順位を上げるためのコツ

検索順位を上げるには、以下の内容を意識してコンテンツ作成をしましょう。

大切なのは施策もそうですが、考え方も含まれます。

どちらも重要な要素なので、常に意識を向けてみてください。

ユーザーニーズを満たしたコンテンツを作成する

ユーザーニーズを満たしたコンテンツを作成しましょう。

そもそもユーザーは何かしらの疑問や課題を解決するために検索をおこないます。

そのため、想定するキーワードから連想されるユーザーニーズを洗い出し、コンテンツに活かすといいでしょう。

また、その悩みや課題に共感するだけではなく、ひとつの答えを明示することも重要です。

それに伴って、課題解決につながる内容を盛り込む必要もあります。

コンテンツ作成時には、必ず想定読者(ペルソナ)のニーズを満たしているかを考えましょう。

SEOをおこなう

検索エンジンに評価されるにはSEOが重要です。

検索エンジンのアルゴリズムは日々変わっており、ひとつの明確な答えはありません。

また、検索エンジンのトップシェアを誇るGoogleはそのアルゴリズムを完全には公開していません。

常に情報にアンテナを張り、適切なSEOを実施しましょう。

SEOの全体像や、基本の対策方法は下記の記事で詳しく解説しております。
関連記事:【2022年最新版】SEOとは?8つの基本対策を分かりやすく徹底解説

検索順位の数値を計測する

検索順位を計測することで、ユーザーニーズの洗い出しやコンテンツ作成のヒントになります。

検索順位の計測ツールにはいくつかの種類がありますが、代表的なツールは次の3つです。

SEOチェキ

SEOチェキ

(画像出典元:SEOチェキ

無料で利用できる「SEOチェキ」は、初心者でも使いやすい順位検索ツールです。

該当ページのURLを入力するだけで、内部情報やキーワードごとの順位計測をおこないます。

便利ですが、1日の使用回数には200回という上限があるので注意しましょう。

GRC

GRC

(画像引用元:SEOツールラボ

有料の順位計測ツールが「GRC」です。

検索したいURL件数によって価格は異なりますが、定点観測には便利なツールです。

Google以外にYahoo!やBingでの順位検索もできます。

また、指定した日時で検索順位の自動取得もでき、利便性が高いといえるでしょう。

BULL

BULL

(画像引用元:BULL

「GRC」と同じく有料の順位検索ツールに「BULL」があります。

パソコンを起動させることなく自動で検索順位を確認できるので、非常に便利なツールです。

有料オプションを追加することで利便性がさらに向上します。

2週間の無料トライアルをしてみてから導入するかを検討してもいいでしょう。

まとめ

検索順位が上がらない理由を調べていると、複数の原因に直面する可能性があります。

何から手を付ければいいかわからなくなるとは思いますが、ひとつずつ確実に解決していきましょう。

各種対策を実施した後は、検索順位ツールを使って定点観測をおこない、上位表示させるためのさらなる施策を講じていくことをおすすめします。

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