発リンクとは?SEO効果の有無からリンクを貼る際の注意点まで解説
発リンクとは、あなたのWebページから内部・外部のWebページに移動するためのリンクを意味します。
適切な発リンクを設置することでユーザービリティが向上し、Webサイトの評価が上がるため、SEO効果を得ることも可能です。
本記事では、発リンクを張る際の注意点やチェック方法について解説します。
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発リンクとは?
発リンクとは、Webサイトから別のページに移動するためのリンクを意味します。
発リンクには「内部リンク」と「外部リンク」の2種類があります。
「内部リンク」は同じWebサイトの中を移動するリンクのことで、例えば、あるページから同一のサイトのトップページに移動するリンクがこれにあたります。
そして、「外部リンク」とは、Webサイトから別のWebサイトに移動するリンクのことです。例えば、総務省の調査データをサイトに掲載した際、総務省のデータ元のリンクを掲載することがこれにあたります。
一般的に、発リンクはWebサイトから別のWebサイト(外部)へ移動するリンクのことを意味するため、同一のサイトを移動するリンクのことは「発リンク」ではなく「内部リンク」と表記することが多いです。
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発リンクのSEO効果
SEO対策全般に言えることですが、ユーザー目線に立って、どのようなサイトが求められているのかを意識してサイトを作成することが大切です。
発リンクに関しても、ユーザーはどんなリンクがあるとそのページを信頼できるのか、どんなリンクがユーザーにとって有益なのかを意識して張るようにしましょう。
有益で信憑性のある良質な発リンクを張ることで、ユーザーだけでなく検索エンジンの信頼を得ることができます。その結果として、検索結果であなたのWebサイトが上位表示されることにつながるのです。
逆に、あなたの作成したページと関連性の無いWebサイトへの発リンクや、不自然なリンクの張り方をすると、ユーザーは不信感を抱き検索エンジンからの評価も下がってしまいます。
発リンクはむやみやたらと設置すれば良いというわけではありませんので、メリット・デメリットを理解したうえで適切な発リンクを張るようにしましょう。
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発リンクのメリット
発リンクのメリットは以下の5つです。
- 参照元を知らせることで掲載データの信憑性を高められる(外部リンク)
- 良質なサイトとの関係性を提示することでSEO効果を得られる(外部リンク)
- ユーザーの滞在時間が長くなりサイトの評価が上がる(内部リンク)
- ページ同士の関連度が上がり、リンクしたページも併せて評価が上がる(内部リンク)
- ページを作成した直後でもインデックスされやすい(内部リンク)
まず、外部リンクにおけるメリットとして、公的なサイトや専門家(プロ)のサイトのリンクを張ることで、あなたが作成したページの信憑性を上げることができます。
また、良質なWebサイトを適切に紹介することで、ユーザーにとって有益なサイトであると判断された場合、検索エンジンからの評価も上がりSEO効果を得ることができます。
そして、内部リンクのメリットとして、ユーザーがページを読み進める際に知りたい情報をすぐに調べられるWebサイトは、ユーザーにとって親切で良質なサイトであるという評価を受けられます。
ユーザーはあなたのWebサイト上を移動して情報を読み進めるので、滞在時間が長くなってSEO効果を得やすいです。
また、各ページ同士が関連付けられると検索エンジンに認知されやすいため、公開してすぐのページでもインデックスされたり、すでにあった記事のパワーを受けて新規ページの評価も上がったりと良いことばかりです。
発リンクのデメリット
発リンクのデメリットは以下の5つです。
- 自身のWebサイトから離脱を招いてしまう
- ページと関連性の無い発リンクは評価を下げてしまう
- 質の悪いサイトへの誘導や不自然な発リンクはペナルティ対象になる
発リンクの設置にあたり避けたいのが、自身のWebサイトからユーザーが流出することです。
広告用のサイトやデータの引用元として発リンクを張るのは必要なことですが、自身のWebサイトに無いコンテンツを他者のWebサイトで補おうとすると、せっかく訪問してくれたユーザーが離脱してしまいます。
また、ページと関連性のないWebサイトへの発リンクを張ったり、わかりにくいアンカーテキスト(発リンクを貼り付ける文字列)を使用するのは、ユーザーファーストとは言えずあなたのWebサイトの評価を下げてしまいます。
さらに、良質ではないWebサイトを発リンクでつなぐと、たとえ関わりのないサイトであっても連動してあなたのWebサイトの評価が下がり、SEO的にも良くありません。
ユーザーにとって本当に必要な発リンクを、適切な方法で設置することが大切です。
発リンクと被リンクの違い
発リンク | 被リンク | |
---|---|---|
自分で作成できるか | 作成可能。 | 作成できない。 ※自身が運営している他のWebサイトから作成することは可能。 |
ユーザーの流出・流入 | 自身のWebサイトから外部のWebサイトへユーザーが流出。 | 他のWebサイトから、あなたのサイトへユーザーが流入。 |
外部サイトから得られるSEO効果 | 適切なWebサイトへの発リンクを設置することで、サイトの評価が上がる。 | 良質なWebサイトから被リンクを受けることでページランクが上がり、SEO効果が十分に得られる。 |
内部リンクの効果 | ユーザーが求める詳しい情報や収益をもたらしてくれるページに誘導できる。 | 他ページからの内部被リンクによりユーザーの流入が増える。 |
発リンクは、今までお伝えしましたように、自分のWebサイトから他のWebサイトにリンク(外部リンク)を設置したり同一のサイト内を移動するリンク(内部リンク)を設置することです。
一方、被リンクは他のWebサイトから自分のサイトに向けて発リンクを設置してもらうことなので、ユーザーの移動の向きが真逆になります。
※発リンクはあなたのサイトから他のサイトへユーザーが移動、被リンクは他のサイトからあなたのサイトにユーザーが移動してくる。
発リンクは良質なサイトへの外部リンクを適切に設置することでユーザビリティが上がり、評価され、長期的に見るとSEO効果を得られます。
被リンクはSEO対策でも重要項目とされていて、他のサイトから被リンクを受けることでページランクが上がり、検索エンジンからの評価につながります。つまり、SEO効果が得られるということです。
しかし、自分自身で被リンクを作成することはできませんので、他のサイトが発リンクを張りたくなるような良質なWebサイトを作成することが鍵となります。
ツールを使えば簡単に発リンクのチェックが可能
発リンクを張るうえで重要なのが、良質なWebサイトに適切な方法で設置ができているかということです。
発リンクの状況をページごとに目視で確認するのは手間がかかりますが、無料のツールを使用すれば簡単に発リンクをチェックできます。
おすすめは、【SEOチェキ】という無料ツールです。
SEOチェキはWebサイトの分析に使えるツールで、キーワードの出現頻度や検索順位などを無料で解析してくれるので、SEO対策には欠かせないサービスです。
Googleで【ワードプレス 使い方】を検索して1位に出てくるページのURLを使って、SEOチェキで分析していきます。
【SEOチェキの使い方】
1.SEOチェキにアクセスします
2.検索ボックスにチェックしたいURLを入力して【チェック!】をクリックします
3.ページ情報の【発リンク数】の部分の数を確認します
調査したページでは、外部リンクが17個、内部リンクが53個あることが分かりました。
より詳しい発リンクの情報を見たい場合は、【全ての発リンクを見る】をクリックしましょう。
4.発リンクが一覧表示されるので解析します
一覧の上部には発リンクの内訳が載っています。(nofollowリンクについては後程ご紹介します)
各発リンクごとに、1行目にアンカーテキスト、2行目に発リンクのURLが記載されています。
また、アンカーテキストが太字だと【外部リンク】、細字だと【内部リンク】、緑字だとnofollowリンクとなっているので、競合サイトがどのようなアンカーテキストで発リンクを設置しているのかを一覧で確認できます。
SEOチェキは自身のWebサイトに発リンクをしっかり設置できているかのチェックだけでなく、競合サイトがどのような発リンクを設置しているのか調査するためにも使えるので、ぜひ使ってみてください。
発リンクを張る際に注意したい3つのポイント
発リンクを張る際に気をつけるべきこととして、以下の3点が挙げられます。
- ガイドラインの基準に沿った発リンク数にする
- 情報の関連性・信頼性が高いページへの発リンクを張る
- 信頼できないコンテンツへの発リンクにはnofollowを使う
これらに注意しないとSEOの効果を得にくくなってしまうので、発リンクを張る際にはしっかり意識して取り組んでいきましょう。
ガイドラインの基準に沿った発リンク数にする
Webサイト1ページあたりの発リンク数として、Googleのガイドライン上では以下のような記載があります。
1ページのリンクを妥当な数に抑えます(最大で数千個)。
つまり、1,000個以下の発リンク数であれば問題は無いということになります。
1,000個を超えなければ発リンク数をどんどん増やしましょう!というわけではありません。
リンクが大量に設置されたページは、ユーザーから見ても読みにくいので、ユーザビリティの低下につながります。
また、外部リンクに関しては設置した分だけ外部のWebサイトにユーザーが流出するリスクもあるので、発リンクを設置しすぎるのはおすすめできません。
あくまで必要に応じて、Webページ上の適切な場所に、良質なWebサイトへ導く発リンクを設置することが大切です。
外部Webサイトへの発リンクを設置する必要があるケース
- Webページで紹介したデータの、公的機関や専門家によるエビデンスの提示
- 実績を証明するための証拠提示
- おすすめの商品やサービスを紹介する際の購入方法の案内
こういった外部リンクはユーザーにとって有益なので、発リンクの設置を推奨します。
情報の関連性・信頼性が高いページへの発リンクを張る
こちらは発リンクの中でも「外部リンク」に関する内容なのですが、発リンクを設置する際にあなたのWebページと発リンク先のWebページに関連性があるか確認することが大切です。
過去にGoogleからペナルティを受けた例として、以下のようなものがあります。
フォーラムでのコメントにおいて、投稿や署名の中に含まれる作為的なリンク。
コメント欄に勝手にURLを張り付ける行為をした人のWebページや、その張り付けられた広告のWebサイトにペナルティが発生しました。
このように、関連性が不明な不自然な発リンクは、あなたのWebサイトの評価を下げるので注意が必要です。
また、信頼性が低いページに誘導する発リンクも、紹介したあなたのサイトの信頼までも下げることになってしまうので気をつけましょう。
信頼できないコンテンツへの発リンクにはnofollowを使う
やむを得ず信頼性の低いページに発リンクを設置する場合は、nofollowというタグをつけることが推奨されています。
nofollowをつけるとGoogleに「このサイトとは関係ありませんよ」というメッセージを送ることができます。
その結果、発リンク先のWebサイトに引っ張られてあなたのWebサイトの評価が下がることを回避できます。
nofollowの設定はとても簡単で、リンクを設置する際に使用するaタグに、rel=”nofollow”を追加するだけです。
nofollow設置前
<a href="https://www〜〜〜">アンカーテキスト</a>
nofollow設置後
<a rel="nofollow" href="https://www〜〜〜">アンカーテキスト</a>
発リンク先とあなたのWebサイトの関係性を伝えるタグは、nofollow以外にも、広告リンクに使用する【sponsoredタグ】やコメントリンクに使用する【ugc】などがあります。
詳細はGoogleガイドラインの「Google に外部リンクの関係性を伝える」に記載がありますので、気になる方は見てみましょう。
まとめ
ここまで、発リンクの意味やSEOにおける効果、注意点などを解説してきました。
発リンクはあなたのWebサイトの信頼性を向上させ、ユーザビリティを高めることができたりと、SEOの面でも多くの恩恵を受けることができます。
その一方で、信頼性の低いページに発リンクを張ると自分のページの評価も下がってしまったり、注意しなければならないことも多いです。
当記事で紹介したツールを活用したり、ポイントを押さえて、適切な発リンクの設置を心がけましょう。
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