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スマホ用のSEO対策の重要性とは?5つの施策を解説

スマホ用のSEO対策の重要性とは?5つの施策を解説
現在のSEOでは、モバイルファーストインデックスやモバイルフレンドリーの重要さが高まっています。PCでの検索エンジン利用シーンは限定され、多くの場面でスマホ検索が行われるようになりました。

これまではPCサイトがコンテンツ評価の判断材料でしたが、Googleは公式にスマホサイトを判断材料に変更しています。この記事では、スマホSEOの重要性と対策を紹介します。サイト運営にお役立てください。
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スマホSEOの重要性について

はじめに、2022年現在のスマホSEO対策の重要性を解説します。総務省が公表している資料「令和2年度情報通信白書」によれば、インターネット利用デバイスは、スマートフォンがPCを上回っているとしています。

スマートフォンの普及率は上昇し続けており、世帯におけるスマホ保有割合は国民全体の8割を超え、個人保有率も7割近くになっています。インターネットをめぐる状況はPCのみならず、スマートフォンユーザーにもPC同様の高品質なコンテンツ提供が求められていることがわかります。

このような背景もあり、GoogleもSEO評価基準をモバイルファーストインデックスや、モバイルフレンドリーに重きを置いた変更をしています。

Googleが発表したMFI(モバイルファーストインデックス)とは、スマートフォン用のページをインデックスし、検索評価対象とすることです。検索エンジンが情報を整理するとき、PCサイトの品質をメインにインデックスしてきましたが、スマートフォンサイトの品質をコンテンツ評価のメイン対象に変更しています。

インデックスとは、Webサイトの情報をクローラーによって整理し、データベースに登録されることです。Googleクローラーはユーザーファーストなので、質の良いページが上位に表示される仕組みということになります。 現状「検索エンジン=Google」という構図になっているので、スマホSEOのポイントは、Googleが推奨するコンテンツづくりを行うことです。

モバイルフレンドリーとは、スマートフォンからサイトを閲覧したときに、快適に表示されることです。ホームページがスマートフォンに対応されているかを判断する要素となります。 心がけることは、情報を得たい人が、どのような方法で何を求めてサイトを訪れるのかということです。飲食店経営で例えると、良質な料理をつくり、気持ちの良い配膳をすることと同じです。良質な内容の記事をつくり、読みやすく文章で伝えることを心がけることが、webサイトづくりに必要な要素となっています。

多くのユーザーは、SNSからのサイト訪問であったり、出先での店舗探しであったりと「スマートフォンで情報を得たい」という願望を抱いています。変化の激しい社会に生きる人々が、手元のスマートフォンで多くのタスクをこなしたいと願うのは自然なことです。Googleでも、スマートフォン時代の生き方に寄り添った検索エンジンアルゴリズムを構築しているということです。

スマホ用のSEO対策のポイント

スマートフォンに対応したSEO対策のポイントには、ユーザーの検索行動の違いや画面表示を意識したものがあります。重要な対策要素を紹介します。

1.PCユーザーとは検索行動が異なる

PCユーザーとスマホユーザーでは、検索行動が異なります。PC検索は、オフィスや自宅で落ち着いた状態で行う傾向がありますが、スマートフォン検索は、移動や家事をしながらなど、片手間で検索される事が多いです。

このような使い方の違いは、スマホのSEO対策を意識する際に重要です。なかでも、大切な要素が「マイクロモーメント」です。マイクロモーメントとは「知りたい」「行きたい」「買いたい」「したい」といった4つの欲求がうまれた瞬間にスマートフォンを利用することを指します。Googleによって定義された用語で、いまやスマホSEOでは見逃せない概念です。

マイクロモーメントを具体的に表すと、次のような例が挙げられます。

  • 知りたい…「インターネット 歴史」
  • 行きたい…「Wifi カフェ 秋葉原」
  • 買いたい…「Webライター 参考書」
  • したい…「検索順位 上げる 方法」

このように、疑問をその場で解決するときに、反射的にスマートフォンの検索窓に入力する場面があります。これが、マイクロモーメントな行動です。PCを立ち上げるシーンでなくても、スマホ検索なら瞬時にできることが背景にあります。

このうち、スマートフォンによる検索ニーズが高いのは「知りたい」であることもわかってきています。気になることをその場で知りたいときに、辞書的な使い方をするには、PCよりもスマートフォンが適しています。ただし、論文を探したり、商品の詳細を調べたいときなどの深く知りたい場面では、PCからの検索ニーズが高い傾向です。

2.パソコンとスマホでコンテンツを統一する

PCサイトとモバイルサイトのコンテンツ品質は、同等のものにしましょう。その上で、モバイルファーストインデックスを意識したサイト制作を行います。

モバイル用コンテンツが、PCコンテンツに比べて情報量や品質がよくない場合は改善しましょう。従来のように、モバイルサイトはとりあえず作っておこうといった体制では、検索順位は低下します。

スマートフォンから検索するユーザーが満足できるコンテンツ内容があり、読みやすく操作性も良いことが求められます。そのためには、PCサイトとモバイルサイトを同じ品質にする必要があります。

3.スマホの画面サイズでの見やすさを考慮する

モバイルサイトは、画面の表示がモバイルフレンドリーになるよう最適化しましょう。スマートフォンでのスムーズな閲覧実現は、ユーザー獲得に欠かせない手法です。読みやすさが不十分なサイトは、サイト離脱率があがります。表や画像の見やすさやフォント、文章の間隔などを複数のスマートフォンからチェックして調整しましょう。

まず、表や画像は許せる範囲でサイズを軽くしていきます。モバイルサイトでは、デスクトップ表示に対応するためのピクセル数は必要ありません。高解像度の画像データが含まれると、サイトが重たくなってしまう原因になります。スマートフォンでの小さな画面を前提にしたピクセル数まで落としてみましょう。そうすることで、画像データがテキストと時間差なく表示されるようになります。ただし、美術品の紹介や景色写真の紹介がメインのコンテンツなどは、画像の解像度を高くし、写真の良さや美しさを伝えましょう。

また、PCとスマホでは操作性が異なります。スマホでは、小さな範囲でタップ・入力・スクロール・スワイプを行います。できるだけ直感操作ができることを目指します。操作性を向上させることは、検索ランキングに好影響を与える要素となります。

4.表示速度を改善する

スマートフォンユーザーにとって、Webページの読み込みにかかる時間は、短いほど良いとされます。Googleでは、「スピードアップデート」を導入しており、ページの表示速度をスマホにおける検索ランキングの構成要素としました。ページの読み込みが遅いサイトは、検索順位が下がる可能性があるということです。

モバイルサイトの表示速度を改善する代表的な方法は、レスポンシブデザインなどを導入して、モバイルフレンドリーなサイトにすることです。また、コンテンツ内部の改善点としてチェックしたいのは、画像データの重さを確認してリサイズすること、可能な限りシステムフォントを使用することなどがあります。

スマートフォンでの検索場面では、表示速度が遅いとユーザーにストレスがかかります。2秒未満で表示するのが理想で、それ以上かかってしまうようであれば、その段階で離脱するユーザーが多いことが分かっています。スマートフォンにおける表示速度は、PCにおける表示速度とは比較にならないほど重要度が高いのです。速度に配慮したサイト制作を行いましょう。

5.レスポンシブデザインを実装する

PCサイトとモバイルサイトは、同品質のものにすることをGoogleが推奨しています。今後は、ほとんどのサイトがレスポンシブデザインを採用していくことが予想されます。

レスポンシブデザインの役割は、PC・スマホ・タブレットなどのデバイスに合わせてWebサイトを適切なレイアウトに変更して表示することです。特徴は、メディアクエリ機能を使用していることです。メディアクエリは、指定画面サイズに応じてCSSを設置できる方法です。レスポンシブデザインを実装するために必要不可欠な要素です。

レスポンシブデザインを採用すれば、モバイルサイトを別途つくったり、修正したりする手間が削減できます。

スマホに対応しているか確認する方法

運営サイトがスマートフォンサイトに対応しているかは、Googleのモバイルフレンドリーテストとモバイルユーザビリティレポートを活用して確認しましょう。

Googleのモバイルフレンドリーテスト

Googleモバイルフレンドリーテストとは、Google検索をしたときに、サイトタイトルの下に「スマホ対応」という印が出ていることです。これは、Googleが提供する「モバイルフレンドリーテスト」をパスしたサイトに与えられるラベルです。

モバイルフレンドリーのアルゴリズムはスマートフォンでの閲覧に対応するため、最適化されたサイトが検索上位にランクインする仕組みです。スマートフォンに対応していることと同時に、信頼できるサイトであることを示します。検索ランキングも優位になります。

Googleモバイルフレンドリーテストの使い方は、次の通りです。

  • Googleツールのモバイルフレンドリーテスト
    (https://www.google.com/webmasters/tools/mobile-friendly/)にアクセス
  • 自分のサイトURLを入力
  • モバイルフレンドリーテストの判定の結果が表示される
  • 提示された解決方法に従ってサイトの修正を行う
  • 実際に複数のスマートフォンからサイトを見てみる

Googleが発表しているモバイルフレンドリー判定の指標には、「Googlebotによってクロールされる状態であること」「Flashを利用していないこと」「モバイル画面に適したフォントサイズであること」「横にスクロールせずに読めるコンテンツ幅であること」「リンクの誤タップを予防できる配置であること」などがあります。

Googleサーチコンソールのモバイルユーザビリティレポート

スマホ対応しているか確認する方法には、モバイルフレンドリーテストのほかに、Google Search Consoleの「モバイルユーザビリティレポート」というものがあります。

Google Search Consoleのモバイルユーザビリティレポートは、モバイルユーザビリティに関連するエラーをレポートする機能です。レポートは検索トラフィック経由で確認できます。エラーがあると、その内容が示されたレポートを出力できます。レポートに沿ってサイトを修正していくことで、スマートフォン対応サイトとしての認証を目指します。

エラー内容はわかりやすく表示されるので、問題に素早く対応できます。「Flashが使用されています」「サイズがビューポートに対応していません」「タップ要素同士が近すぎます」などのエラー要素と、対処法がナビゲートされます。

まとめ

今回は、スマホSEOの重要性と対策にフォーカスして解説しました。スマートフォンにおける閲覧の快適さは、ユーザーの利便性を高め、生活の質を向上させるでしょう。モバイルフレンドリーであることは上位表示される大きな要素になります。

また、サイトの主軸となるコンテンツ内容が良質であることも重要です。コンテンツ内容は、ユーザーが常に納得のいくものになるよう心がけましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
   

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