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Googleアナリティクス(GA4)の見方|ポイントを詳しく解説

Googleアナリティクス(GA4)の見方|ポイントを詳しく解説
Googleアナリティクスとは、無料で使える高機能なアクセス解析ツールです。しかし機能が多いことで、実際どのように使えばいいのかわからない、という方もいるでしょう。

今回の記事では、Googleアナリティクスで見るべきポイント(2022年現在)や解析結果の見方について解説します。Googleアナリティクスを導入したものの、どうやって活用すればよいのかわからない、という場合にぜひ参考にしてみてください。

Googleアナリティクスで見るべきポイント

Googleアナリティクスで見るべきポイントは、下記の3項目です。

  • ページとスクリーン
  • リアルタイム
  • 経路データ探索

基本的には上記の3項目を押さえておけば、アクセスアップやコンバージョンアップに向けて十分なデータを得ることができます。では、この3項目でどのような情報が得られるのかを解説しましょう。

ページとスクリーン

ページとスクリーンでは、主に指定した期間でのサイト表示回数や訪問者数、記事ごとの訪問者数などを知ることができます。

また、GA4からの新指標では、平均エンゲージメント時間(ユーザーがサイトを閲覧した時間)を確認できるようになっています。これは、UA(ユニバーサルアナリティクス)における直帰率などの行動レポートと違って、ユーザーの満足度を計る指標です。

不要な情報の多い記事はすぐに離脱されてしまうのに対して、エンゲージメント時間が長い記事は、それだけユーザーに読み込まれている記事であることがわかります。読み込まれている記事はユーザーの満足度が高いということなので、ユーザーの満足度(エンゲージメント)を知るための指標とすることも可能です。

他にも、ベントを設定することで内部リンクなどのクリック数やダウンロード回数などを知れる機能もあり、ユーザーの動きやページ遷移の詳細情報なども把握できます。このように、サイト内での訪問者の動きを把握するために、ページとスクリーンの情報はとても便利に活用できるのです。

リアルタイム

リアルタイムレポートでは、現在のサイトアクセス状況を知ることができます。どのページに、何人のユーザが、どこからアクセスしているのか、など最新の情報をリアルタイムで知ることが可能です。

活用方法の事例としては、新規投稿がユーザーの興味関心を引いているのか知りたい場合、ツイートや広告への反応を確認したい場合、などユーザーのリアクションを見たい場合によく使われます。ほかにも、SNSでのバズ投稿やGoogleDiscoverなどの要因で、突発的にアクセスが増えた際の解析で使うこともできます。

反応がある記事では、投稿後にアクセスがどんどん伸びるのをリアルタイムで確認できますし、サイト内のユーザー行動もわかる機能です。

経路データ探索

GA4の経路データ探索レポートでは、ユーザーがサイト内をどのようにたどったのか、その経路がツリーグラフで表示されます。

これは、サイト内でのユーザー行動を確認したい時にはとても便利な機能です。たとえば、ランディングページへと誘導するための導線を引いた場合に、意図した通りにユーザー行動を誘発できているのかを確認することができます。

また「始点」からの経路データだけでなく、「終点」を基準とした経路データを見ることも可能です。そのため、特定のページへどのような経路で遷移してきたかも確認することができます。

ページとスクリーンの見方

ページとスクリーンの見方

ページとスクリーンは、アナリティクスのTOPにあるサイドメニューのレポートから選択します。表示されていない場合は、ホームアイコン下のレポートをクリックしてください。

レポートをクリックしてもページとスクリーンが表示されていない時は、ライフサイクル→エンゲージメントの順でクリックすると表示されます。

ページとスクリーン内で着目するべき項目

ページとスクリーンでは、特定の期間のページごとの閲覧数や滞在時間などが確認できるのは先述のとおりです。ここではページとスクリーン内で着目するべき項目について解説していきます。

まずは、表示回数の推移です。①のグラフでは、指定した期間におけるページごとの表示回数の遷移が確認できます。デフォルトではアクセス数が多い上位4記事のグラフが表示されていますが、他のページの遷移を確認することも可能です。

次に、②の項目です。表示回数はページビューのことで、何回ページが表示された(読まれた)かを知ることができます。ユーザー数は、記事ごとの訪問者の数のことです。表示回数と似ていますが、どの記事が何人の人に読まれているかを把握できます。

続いて、③の平均エンゲージメントです。これはページごとの閲覧時間を表しており、ページがしっかり読まれているかを知るための指標の一つでもあります。

最後に④のイベントですが、ここでは各記事のイベント数を確認することができます。イベントはクリック数やダウンロード数などの計測に使いたい機能です。そのため、イベントごとの計測結果が知りたい時は「全てのイベント」の部分をクリックして、各イベント毎でソートしてください。設定したイベントだけの発生数などを確認することができます。

リアルタイムの見方

リアルタイムの見方

リアルタイムは、アナリティクスのTOPからレポートをクリックすると最上段に表示されます。

この画面では、現在のサイト訪問者の状況をより詳細に確認することができます。

現在のサイト訪問者の状況について着目するべき項目

①では、アナリティクスを確認している今現在から過去30分間のユーザー数を1分毎に確認できて、モバイル・デスクトップ・タブレットの割合も把握できます。

②では、過去30分間のユーザーが訪れたページと各ページ毎の表示数を確認可能です。

③では、過去30分間に発生したイベントに反応したユーザー数を確認できます。

なお、Googleアナリティクスのセッションの定義は「30分」とされていますが、リアルタイムレポートでは、5分間無操作状態が続くと「アクティブユーザー」ではなくなります。

このアクティブユーザー数の把握はリアルタイム特有の指標であり、今まさにサイト内を行動しているユーザーを反映しているということです。

経路データ探索の見方

経路データ探索の見方

経路データ探索は、アナリティクスのTOPのサイドメニューにある「探索」をクリックすると、表示される画面に上記画像の項目表示されます。

表示されたら、一番右側にある「経路データ探索」をクリックします。

経路データ探索を開くとイベント名が表示される

経路データ探索を開くと表示されているのは、イベント名です。

ここでは、ユーザーがどのコンテンツへ遷移するかを把握することを想定したレポート作成手順を解説していきます。

まずは、ページタイトルごとの経路に変更する必要があるので、赤で囲んだステップ+1の部分の「イベント名」をクリックして「ページタイトルとスクリーン名」に変更します。

レポート作成手順

正しく設定できれば、ページ名でユーザーの辿った経路を確認可能です。

記事Aから記事Bに何人遷移したかなどを把握できるので、ライティングページの内部リンクを設置した場合に意図した行動をユーザーがしてくれているか、確認するのに役立ちます。

まとめ

今回の記事では、Googleアナリティクスの見方について解説してきました。

いろいろと機能が多いGoogleアナリティクスは、たくさんの情報を知ることができる反面、慣れないと扱いにくいものです。しかし、いくつかのポイントを押さえて活用するだけで、一般的なアクセス解析ツールでは得ることができない貴重なデータを取得することができます。

Googleアナリティクスを上手に活用して、コンバージョンの向上やSEOにおけるアクセスアップにつなげるためにも、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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