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インターネット上からURLアドレスを消したい!削除方法や削除ツールの使い方を解説

インターネット上からURLアドレスを消したい!削除方法や削除ツールの使い方を解説
Webサイトを運営していると、情報の古くなったページなど特定のページリンクをGoogleの検索結果から消したいと思うことがあるかもしれません。

しかし、ページ自体を削除しても、どのタイミングで検索結果から消えるのかははっきりとわからないものです。

そこで活用したいのが、URLを削除するツールです。この記事では、インターネット上から特定のURLを消す方法などについて解説します。
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インターネット上からURLアドレスを消したい場合

サイトを運営する中で、「インデックスさせたページのURLアドレスを削除したい」と思ったことがある人は多いでしょう。

誤って個人情報を載せてしまったり、ユーザーに見て欲しくない内容があったりなど、理由はさまざまです。

インターネット上からURLを消したい場合、「Google Search Console」の機能を利用します。正しい手順を用いないと、ページがなかなか削除されなかったり、削除されたはずなのに再びインデックスされたりすることがあるので注意が必要です。

Googleの検索結果からURLを削除するには、「Google Search Console」と呼ばれるツールにあるURLの削除機能を利用します。

ただし正しい手順を用いないと、ページが削除されないことや、削除されたはずのページが再びインデックスされることがあるので気を付けましょう。

URLを正しく消すための手順

ここでは、Google Search Consoleを用いたURL削除の手順について紹介します。

  • GoogleSearch Consoleにログインし、削除予定のドメインがプロパティに選択されているかチェック
  • 画面左のメニューから「Googleインデックス」「URLの削除」の順に選択
  • 「一時的に非表示にする」を選択し、削除したいURLを入力

そして、表示されているプルダウンから以下のいずれかを選択し、「続行」をクリックします。

検索結果でページを一時的に非表示にし、キャッシュから削除する

ここで使用されている「キャッシュ(cache)」とは、英語で「隠し場所」や「貯蔵所」などを意味する言葉です。ブラウザが一時的に残している過去のページデータのことであり、現金を意味する「cash」とは異なります。

一度検索した情報を残しておくことで、ブラウザで改めて表示させる際に読み込みを早くすることが目的です。

このプルダウンを選択すると、一定期間Googleの検索結果に表示されなくなります。

表示されない間もクロールが行われており、キャッシュとスニペット(検索結果で表示される説明文)は更新される点には要注意です。

あくまでも一時的な措置であり、期間が過ぎると再度表示されるようになる点は理解しておきましょう。

キャッシュからページを削除

キャッシュデータとスニペットだけを削除します。検索結果には引き続き表示されるため、ご注意ください。

一時的にディレクトリを非表示にする

「一時的にディレクトリを非表示にする」を選択すると、ページ単位ではなく配下のページを含むディレクトリ全体を一定期間非表示にできます。

たとえば、「https://○○○〇.jp/item/」を入力してこちらを選択した場合、この配下にある「https://○○○〇.jp/item/△△△~」と表示されるページすべてが非表示になります。

削除したいURLを入力するときの注意点

削除したいURLを入力する際には、以下の点に注意が必要です。

  • 大文字・小文字は区別されて認識される
  • 入力したURLは、完全一致していなくてはならない(「.jpg」や「www」なども含め)
  • アンカー(#)は含めない
  • サイト全体を非表示にするならURLを入力しない

URLを検索結果から完全削除する方法

これまで紹介した方法は、あくまでも一時的な非表示をする方法です。

もし完全に削除させたいのであれば、これまでの作業に加えて以下の手順を踏む必要があります。

410のHTTPステータスコードを返す

すぐに完全削除したい場合、対象となるWebページのコンテンツをサーバー上からすべて削除し、HTTPステータスコードを「410(Gone:消滅)」と返すように設定します。

HTTPステータスコードとは、ブラウザからサーバーへのリクエストに対して、返信されるレスポンス内容を表す3ケタの数字コードです。

「410」は、「サーバー上からファイルが削除されたため存在していない」などの理由から表示されないことを意味します。

似たコードに「404」があるのですが、こちらは「表示されない」ことを意味するため、「410」と比較して削除されたことをGoogleが認識するまでに時間がかかる恐れがあります。

「削除された」とすぐにGoogleに認識してもらうためには、「410」がベストです。

noindexを付与する

次に、「noindex」メタタグを設定し、インデックスされないように指定します。

削除したいページのHTMLのheadタグに、以下を記述すればOKです。

<meta name=”robots” content=”noindex”>

また、WordPressを利用している場合はプラグインを利用すれば簡単に設定できます。

削除ツールの誤った使い方とは?

URL削除ツールは便利ですが、以下の目的で使用することはおすすめしません。

  • 古いURLを削除する目的での使用
  • サイトをゼロから再スタートする目的での使用
  • ペナルティを受け、サイトをリセットする目的での使用
  • URLを統一する目的での使用

古いURLを削除する目的での使用

古いURLは、あえて削除ツールで削除する必要がありません。

Googleのクローラーが次回クロールする際に、自動的に削除されることを待てば十分だからです。

サイトをゼロから再スタートする目的での使用

サイトを改めてスタートさせたい場合、Google Search Consoleの再審査リクエストを利用することが一般的です。

再審査リクエストとは、サイトに何らかの対策を施したあとに、Googleに再審査を依頼するためのアクションを指します。

ペナルティを受け、サイトをリセットする目的での使用

ペナルティを受けた場合、問題を解決したうえで再審査リクエストを送信することで解消できます。

ペナルティを受けた際には、警告の理由と再審査リクエストボタンが表示されるため、URL削除をせずにこちらの手続きを行いましょう。

URLを統一する目的での使用

URLを統一する場合、Googleはcanonicalと呼ばれるタグやリダイレクトの利用を推奨しています。

canonicalとは、よく似たコンテンツや完全に同じコンテンツがある場合に、どちらが正規コンテンツなのかを示すタグです。

以下を重複ページのタグ内に記述することで、効果を発揮します。

<link rel=”canonical” href=”正規ページのURL”>

上記の「正規ページ」とは、似たようなコンテンツの中の代表的なコンテンツを指します。URL統一においてURL削除は推奨されていないため、利用しない方が良いでしょう。

URL削除ツールを用いれば、検索結果から一時的に非表示にすることができます。完全に検索結果から削除したい場合は、noindexメタタグを用いて対応しましょう。

また、Googleから手動ペナルティを受けたり、ハッキングを受けたりした場合は、URLを削除してリセットしようとせず、それぞれ適した方法で対処してください。

まとめ

インターネット上からURLを削除したい場合、Google Search Consoleの削除ツールを使用することが一般的です。

ただし、正しい手順を踏んで行わないと誤った結果につながる危険性があるため注意しなくてはなりません。

また、削除ツールを本来の目的以外の目的のために使用した場合も、思わぬ結果につながる恐れがあるため避けた方が良いでしょう。正しい手順と利用方法を理解し、安全にURL削除を進めてください。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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