not providedってどういう意味?解決法や検索キーワードの調べ方を解説
この記事では、not providedが表示される理由や検索キーワードの調べ方を紹介します。分析した検索キーワードの活用方法も解説しているので、新たなSEO対策を施す際にぜひお役立てください。
- 【無料のおすすめ資料】2024年版・絶対押さえるべきWEBマーケティング用語169選
-
「生成AI」「LLM」など、AI時代のWEBマーケティングを制する!
基礎から最新トレンドまで、169の必須用語を完全網羅。
今すぐ無料ダウンロードして、知識をアップデートしよう!
not providedとは?
「not provided」とは「情報を提供できない」という意味で、検索ユーザーのキーワード情報が取得できない場合に、Googleアナリティクスで表示される言語です。ここからは、not providedが表示される理由やnot provided表示に影響を及ぼすSSL化をご説明します。
SEO対策を行う際の検索キーワードの重要性も解説しているので、併せて確認していきましょう。
なぜnot providedの表示が出るのか
not providedの表示には、Googleアナリティクスの仕様変更が大きく関係しています。以前は、Googleアナリティクスで検索ユーザーのキーワード情報の取得が可能でした。
しかし、セキュリティの強化や個人情報の保護を目的としたSSL化の導入以降、Googleアナリティクスで表示される検索ユーザーのキーワード情報はnot providedが大半を占めており、検索ユーザーのキーワード情報を調査するのは困難となりました。
SSL化ってなに?
SSL(Secure Sockets Layer)は、インターネット上の通信を暗号化するための仕組みです。
個人情報の保護に加えて、データの改ざんやなりすましの防止にも役立つため、インターネット上での通信や決済が当たり前な現代において、重要な役割を果たしています。
SEO対策には欠かせない検索キーワードの重要性
検索ユーザーのニーズに対応するために、検索キーワードを多く盛り込んだコンテンツを制作することで、検索結果の上位に表示される可能性が高まります。SSL化が普及した現代では、検索キーワードを完全に分析するのは難しい傾向にありますが、新たなSEO対策を検討する際には、not providedを解決して検索キーワードを調査する方法をうまく活用するとよいでしょう。
not providedを解決して検索キーワードを調べる方法
not providedの解決策を無料で見つけ出すのは困難ですが、以下の方法を活用すればある程度の予測が可能です。
Googleアナリティクスで調べる
Googleアナリティクス内の「ランディングページ」の項目から、検索キーワードをある程度予測できます。
- Googleアナリティクスにログイン
- 集客・キャンペーン・オーガニック検索の順にクリック
- セカンダリディメンション・行動・ランディングページの順にクリック
- not providedでサイト内に流入した検索ユーザーが最初に閲覧したページのURLを確認
Googleサーチコンソールで調べる
続いて、Googleサーチコンソールを利用する方法です。
Googleサーチコンソール内の「検索アナリティクス」の項目を確認すれば、検索キーワードをある程度予測できます。
- Googleサーチコンソールにログイン
- 検索アナリティクスをクリック
- 検索キーワードに該当するクエリの内容を確認
ただし、この方法の調査対象はGoogleの検索エンジンから検索されたキーワードのみで、分析可能な情報は過去2か月分に限定されているため、注意しましょう。
過去のデータから調べる
サイトへの訪問数がある程度確保されている場合は、not provided表示のキーワードと確認可能なキーワードの割合がほぼ等しくなると言われているため、過去のデータをもとに検索キーワードを調べる方法が有効です。
- Googleアナリティクスにログイン
- 集客・すべてのトラフィック・チャネルの順にクリック
- Organic検索をクリック
- 調べたい日付を設定
- not provided以外でサイトへの訪問数が多いキーワードを確認
サイト内検索で調べる
サイト内で検索されたキーワードは検索ユーザーのニーズに対応している可能性が高いため、検索キーワードを調べる際の参考材料として活用できます。
- Googleアナリティクスにログイン
- 行動・サイト内検索・サイト内検索キーワードの順にクリック
- 検索キーワードを確認
Similar Webで調べる
自分のサイトや競合サイトのアクセス状況を確認できる「Similar Web」の無料版では、5位までの検索キーワードを調べられます。
- 使用するブラウザに応じて、Similar Webのプラグインをダウンロード
- 調べたいサイトをブラウザに表示
- プラグインをクリック
- Searchを選択
- Top Organic Keywordsを確認
検索連動型広告であれば予測できる
「Google AdWords」や「Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチ」などの検索連動型広告を利用している場合は、広告内の検索情報が管理画面に公開されるため、検索キーワードをある程度予測できます。
【Google AdWordsの場合】
- Google AdWordsにログイン
- すべてのキャンペーン・キーワード・検索語句の順にクリック
- 検索語句レポート欄に表示された検索キーワードを確認
【Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチの場合】
- Yahoo!プロモーション広告 スポンサードサーチにログイン
- キャンペーン管理・キーワード・すべてのキーワードの順にクリック
- 検索クエリ欄に表示された検索キーワードを確認
有料のツールで調べる
有料のツールを使うことで、詳細な検索キーワードを調べることが可能です。たとえば、「Similar Web」の有料版では検索キーワードを500位まで調べられるため、効率よく検索キーワードを把握しておきたい方にはおすすめです。
検索キーワードの活用方法
ここからは、検索キーワードの活用方法をご説明します。検索キーワードを効果的に活用して、SEO対策がしっかりと施されたコンテンツを制作しましょう。
マーケティングの成功度の判断材料
検索キーワードは、マーケティングの成功度の判断材料として活用できます。検索ユーザーのキーワード情報をもとにターゲットユーザーの集客率を予測し、新たなSEO対策を検討するとよいでしょう。
効率よくコンテンツを追加できる
想定外の検索キーワードが出る場合には、そのキーワードを盛り込んだ新たなコンテンツを追加するのもおすすめです。ユーザーの流入が多いキーワードは、需要も高い傾向にあるため、新たなコンテンツを効率よく追加して、運営サイトの上位表示を目指しましょう。
リスティング広告の集客施策に活用
検索キーワードは、リスティング広告の集客施策にも活用可能です。リスティング広告は検索結果に応じて表示されるため、商品購入や資料請求などのアクションにつながりそうなキーワードがある場合は、うまく活用して集客率の向上に役立てましょう。
まとめ
SSL化が普及した現代では、SEO対策を行ううえで重要な検索キーワードの分析が難しい傾向にありますが、Googleが提供するアナリティクスやサーチコンソールなどの分析ツールを活用すれば、検索キーワードをある程度予測できます。
サイトを分析する際には、not providedを解決したうえで検索キーワードを調査し、効率的に新たなSEO対策を取り入れるとよいでしょう。
- 【無料のおすすめ資料】2024年版・絶対押さえるべきWEBマーケティング用語169選
-
AI時代のWEBマーケティングを制する!
基礎から最新トレンドまで、169の必須用語を完全網羅。
「生成AI」「LLM」など注目キーワードも満載!
今すぐ無料ダウンロードして、知識とスキルをアップデートしよう!