Googleのサイト内検索の利点ってなに?導入方法や使い方を解説
サイト内検索はユーザーが快適にサイト閲覧をするための機能に思われますが、うまく活用できればサイト運営者にとってもメリットの多い機能です。この記事では、サイト内検索の利点や具体的な方法、導入方法を解説していきます。
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サイト内検索とは?
サイト内検索とは、特定のWebサイト内の知りたい情報についてのキーワードや文脈を入力して、検索できる機能です。今やほとんどのWebサイトに備わっており、サイト内に設置された検索窓からキーワードを入力して、関連するWebページを検索できます。また、サイト内検索を自身のWebに導入すれば、SEOの観点から見ても以下のような効果が期待できるでしょう。
GoogleのWebサイト内検索を導入するメリット
GoogleのWebサイト内検索を導入するメリットは、以下の4つです。
ユーザーの利便性が向上する
サイト内検索があれば、ユーザーは求めている情報が手に入れやすいうえ、知りたいコンテンツにたどり着きやすくなるためユーザビリティの向上につながるでしょう。
ユーザーニーズを把握できる
サイト内検索は、ユーザーのニーズを把握するための重要なデータです。ユーザーが入力したサイト内検索の履歴を確認すれば、ユーザーがサイトにおいて求めている情報がどんなものかを把握できるでしょう。
コンバージョン率の向上が期待できる
NTTレゾナントの調査によると、ECサイトを訪問したユーザーの8割は、検索機能を利用すると言われています。サイト内検索で商品にたどり着いたユーザーの購買率は圧倒的に高く、他の流入よりも約10倍購買に結びやすいという結果もあるほどです。ECサイトに限らず、サイト内検索の導入で滞在時間が増加し、コンバージョン率の向上が期待できるでしょう。
サイトを快適に運営できる
サイト内検索は、キーワードを入力することで関連記事を検索することが可能です。そのため、サイトの管理者が編集・削除したい情報を探す手間を大幅に省き、効率的な作業を行えます。特にコンテンツが多いサイトほど、管理しやすくなるでしょう。
サイト内検索の具体的な方法
サイト内検索の具体的な方法は、以下の4つです。それぞれ利用方法を解説します。
検索オプションを利用する
検索オプションを利用する際の手順は以下のとおりです。
- Google検索の「設定」から「検索オプション」をクリックする
- 「サイトまたはドメイン」の項目で、ドメイン名を入力後「詳細検索」をクリックする
- 入力したドメイン内のインデックスされているWebページだけが、検索結果に表示される
検索コマンドを利用する
検索コマンドを利用する際の手順は以下になります。
- Google検索の検索フォームに検索コマンド(site:)を入力する
- site:のコマンドの後に、サイト内検索したいドメイン名を入力して「Google検索」をクリックする
- 入力したドメイン内のインデックスされているWebページだけが、検索結果に表示される
拡張機能を利用する
拡張機能を利用する場合は、以下のステップを踏んでください。
- 拡張機能「Search the current site」の専用ページに遷移する
- 専用ページに表示されている「Chromeに追加」をクリックする
- サイト内検索をしたいサイトURLにアクセスする
- ブラウザの拡張機能アイコンをクリックして表示される「Search the current site」をクリックする
- 検索フォームが表示されたら、検索したいキーワードや文脈を入力して「検索」をクリックする
- ドメイン内の特定の単語や文脈が入っているWebページだけが、検索結果に表示される
ブラウザの検索エンジン管理機能を利用する
ブラウザの検索エンジン管理機能を利用する場合は、以下の手順となります。
- Chromeブラウザのメニューから設定をクリックする
- 「検索エンジン」を選択した後「検索エンジンの管理」をクリックする
- 「追加」をクリックする
- ポップアップ画面に表示される情報を設定して「保存」をクリックする
- 追加した検索エンジンを「デフォルトに設定」する
- GoogleChromeの検索ボックスに設定した「キーワード」を入力する
- 特定の検索エンジンを呼び出して、その検索エンジンのサイト内で検索ができる
Googleのサイト内検索の導入方法
サイト内検索をWebサイト内に導入するには、以下の手順でGoogleのカスタム検索を利用しましょう。
- Googleのプログラム可能なエンジンから「使ってみる」をクリックする
- 「検索するサイト」にWebサイトのURLを入力する
- 「言語」「検索エンジンの名前」を入力して「作成」ボタンをクリックする
- メニューの「検索エンジンの編集」から登録した検索エンジンを選ぶ
- 「コードを取得」をクリックする
- コードをコピーして表示させたいWebサイトのHTMLソースに貼り付ける
- Googleカスタム検索エンジンがWebサイト上に表示される
Googleカスタム検索は、無料かつ手軽に導入できるためおすすめです。しかし、UI・デザインが最低限で、検索窓にGoogle広告が表示されてしまうこともあるため、導入する際は注意してください。
その他のサイト内検索の導入方法
その他のサイト内検索を導入する場合は、WordPressを利用するか専用のサイト内検索ツールで導入しましょう。
WordPressで導入
WordPressを使用してWebサイトを運営していれば、デフォルトでサイト内検索が設置されています。標準機能やプラグインを使う必要はありませんが、カスタマイズした場合にタグやプラグインを活用してサイト内検索を設置することも可能です。
以下のタグを使えば、サイト内検索の検索窓を好きな場所に呼び出せます。
<?php get_search_form(); ?>
無料で使えるプラグインもあるので、カスタマイズしたい場合は利用しましょう。
専用のサイト内検索ツールで導入
専用のサイト内検索ツールは高機能ですが、その分コストがかかります。ECサイトなど、コンテンツ量が膨大な場合や内部検索が売上に直結する場合に検討するのがおすすめです。
専用ツールの導入を検討する場合は、以下の点に注意して慎重に選びましょう。
- 検索窓のデザイン
- 検索速度
- 検索精度
- 管理画面の操作性
- その他の機能
- サポート体制
サイト内検索の結果を確認する方法
サイト内検索の結果は、以下の手順でGoogleアナリティクスから確認できます。
- Googleアナリティクスにログインする
- 管理画面から、歯車マークをクリックして「ビューの設定」を選択する
- 設定画面のサイト内検索のトラッキングを「オン」に変更する
- クエリパラメータにサイト内検索を実行したときに、?の次にくる文字を入力
- URLからクエリパラメータを削除する(必要なければチェックしない)
- 設定を保存する
サイト内検索の導入に関する注意点
サイト内検索を導入する際は、以下の2点に注意してください。
サイトの形式によっては必要ではない
サイト内検索は、サイトの形式によっては不要です。コンテンツ量が少ないサイトや構成のシンプルなサイト、サイトマップ、内部リンクを適切に利用しているサイトは、サイト内検索がなくても問題ありません。サイト内検索を一定期間導入して効果を検証後、設置をそのまま続けるか決めるのがおすすめです。
サーバーが重くなる場合がある
サイト内検索はサーバーに負担がかかるため、ページの表示速度が低下するかもしれません。表示速度が低下するとSEOの順位低下を招く危険性があり、ユーザーと運営者にとってデメリットしかないため、サイト内検索導入による負荷を確認することは重要です。場合によっては、サーバーへの負担を軽くするツールの導入を検討しましょう。
まとめ
サイト内検索を利用することは、ユーザーだけでなくサイト運営側にとってもメリットが多いでしょう。導入することで得られる利点をうまく生かすことができれば、今以上に効果的なWebサイト運営が実現できます。サイト内検索の方法はいくつかあり、ユーザーや運営者の目的に応じて導入方法の適切な選択が必要です。効果的にサイト内検索を設置して、Webサイトを快適に運用しましょう。
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