内部リンクとは|張り方のコツやおすすめの設置場所・SEOへの影響を解説
この記事は、内部リンクの概要や張り方のコツ、適切な設置場所について説明します。さらに、内部リンクがSEOに与える影響や、内部リンク作成時に注意すべきポイントについても紹介します。
内部リンクとは、同じサイト内のページ同士をつなぐリンクのことです。設置する場所や張り方のコツを押さえるだけで、検索エンジンの評価とユーザーの回遊性は大きく変わります。
基礎となる定義から、外部リンクとの違い、SEOへの影響、内部リンク構造の最適化、そして確認・管理の方法までを順に整理します。SEO担当者やサイト運営者が、内部リンクの設計を明日から実務で見直せる状態になることを目的とした解説です。
読み進めることで、次のポイントが理解できます。
- 内部リンクと外部リンクの違い
- 内部リンクの正しい張り方5つのコツ
- 設置におすすめの5つの場所
- 内部リンクがSEOへ与える3つの影響
- トピッククラスターやピラミッド型を使った内部リンク構造の最適化
- 内部リンクの確認・管理方法と、避けるべき3つの注意点
内部リンクとは?
👉 このパートをまとめると!
内部リンクは同一サイト内のページ同士をつなぐリンクで、回遊性とSEO評価を支えます。
内部リンクとは、同一サイト内のページ間でのリンクのことです。パンくずリストやグローバルナビ、本文中のリンクなど、サイト内のページ同士をつなぐすべてのリンクが内部リンクに含まれます。
ユーザーはサイトを利用する際、内部リンクをたどってサイト内を回遊します。ユーザーにとって満足度の高い使いやすいサイトを作るには、内部リンクを適切に張ることが重要です。内部リンクが最適化され、利便性の高いサイトになれば、ユーザーの流入数は安定的に増加していきます。
また、検索エンジンがサイト内を評価する際に利用するのも内部リンクです。検索エンジンのクローラーは、ページ間に張られた内部リンクをたどってサイト内を巡回し、個々のページを評価していきます。内部リンクが最適化されていればサイトの評価が上がるため、内部リンクはSEO上でも重要な役割を担います。
内部リンクと外部リンクの違い
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内部リンクは同一サイト内、外部リンクは他サイトとをつなぐ点が最大の違いです。
内部リンクと外部リンクの違いは、リンクがつなぐ範囲にあります。内部リンクが同一サイト内のページ同士をつなぐのに対し、外部リンクは自サイトと他サイトをつなぐリンクを指します。
外部リンクはさらに2種類に分かれます。他のサイトから自サイトへ向けられたリンクを「被リンク(バックリンク)」、自サイトから他のサイトへ向けたリンクを「発リンク」と呼びます。被リンクは第三者からの評価としてSEOに影響し、発リンクは情報の裏付けとして機能します。
内部リンクと外部リンクの最も実務的な違いは、コントロールのしやすさです。内部リンクは自社ですべて設計・管理できますが、被リンクは他者の判断に依存するため、意図どおりに増やすことが難しい要素です。だからこそ、自社で確実に改善できる内部リンクの最適化が、SEOの土台として優先されます。
| 項目 | 内部リンク | 外部リンク |
|---|---|---|
| つなぐ範囲 | 同一サイト内のページ同士 | 自サイトと他サイトの間 |
| 主な例 | パンくずリスト・グローバルナビ・本文中リンク | 被リンク(他サイトから)・発リンク(他サイトへ) |
| SEO上の主な役割 | サイト構造の伝達・クローラー誘導・回遊性向上 | 第三者評価の獲得(被リンク)・情報の裏付け(発リンク) |
| コントロール | 自社で設計・管理できる | 被リンクは他者依存で管理が難しい |
内部リンクの張り方5つのコツ
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正規化URL・重要度・関連度・alt・アンカーテキストの5点が張り方のコツです。
内部リンクは、やたらに張って量を稼げばよいものではありません。適切に作成しないと、かえってサイトの評価を落とすことになります。
内部リンクを張るうえで気をつけるべきポイントは、次の5つです。
- 正規化されたURLにリンクを張る
- 重要度の高いページにリンクを集める
- 関連度の高いページにリンクを張る
- 画像にはalt属性を設定する
- アンカーテキストに適切なキーワードを含める
これらの点に留意して内部リンクを作成すれば、サイトの評価が高まります。
正規化されたURLにリンクを張る
サイト内には、異なるURLでも同一の内容が表示されるページが多くあります。内部リンクを作成する際は、同一のページに対して異なるURLを使うことは避け、正規化されたURLを使用します。
検索エンジンは、クローリング時にURLが異なると、実際には同一ページであっても別ページと認識します。その結果、同一ページに対する評価が複数のURLへ分散するという、もったいない状況が発生します。
例えば、次のような方法でURLを正規化します。
- パラメータのついていないURLを指定する
- index.html を指定するかどうかを統一する
- http:// と https:// のどちらを指定するかを統一する
- ドメイン名に www を指定するかどうかを統一する
事前にこれらの正規化の方針を決めておき、内部リンクを作成するときには統一されたURLを指定します。
重要度の高いページにリンクを集める
内部リンクを作成するときは、サイト内で重要なページ、ユーザーに読んでほしいページに向けた内部リンクを優先的に設置します。
ユーザーは内部リンクをたどってサイト内を回遊するため、内部リンクが集まっているページには、ユーザーが到達する可能性が高まります。閲覧してほしいページに多くの内部リンクを集めれば、ユーザーの自然な流入を増やせます。
検索エンジンのクローラーに対しても同様です。クローラーは内部リンクをたどってクローリングするため、内部リンクが集まっているページは巡回される機会が増えます。検索エンジンに高く評価してほしいページが優先的にクロールされるよう、内部リンクを集めましょう。
関連度の高いページにリンクを張る
内部リンクは、ページ間の関連性を考慮して作成するのが基本です。
ユーザーは、現在読んでいるコンテンツに関連する情報があることを期待してリンクをたどります。関係のないページ間に内部リンクを張ると、ユーザーの期待に反するページしか表示されず、利便性の低いサイトと認識され、訪問者数の減少につながります。
関連性が低い内部リンクは、検索エンジンによる評価にも悪影響です。検索エンジンは関連性が見られないリンクを質が低いと判断し、ページの評価を落とすことがあります。数を稼ぐために必然性の低い内部リンクを多用するのは避けるべきです。相互に関連性の高い良質なコンテンツを作り込み、それらを自然な内部リンクでつなぐことが、正しいやり方です。
画像にはalt属性を設定する
ページ内に画像を表示するときには <img> タグを使用します。このときSEO対策として、<img> タグにalt属性を必ず設定します。
alt属性は画像の内容を説明する文字列を記入するためのもので、代替テキストとも呼ばれます。何らかの原因で画像が表示されない場合には、alt属性に設定した情報が画面に表示されるため、どういう画像かをユーザーに伝えられます。また、音声読み上げシステムを利用する方にとっても、画像内容を音読可能な文字列で説明するalt属性は有効で、アクセシビリティの向上につながります。
alt属性に設定された文字列は、検索エンジンがクローリングするときにも利用されます。画像ファイルの解析は検索エンジンが得意な処理ではないため、画像内容を適切に把握できるalt属性は重要です。画像を含むページの内容を検索エンジンへ正確に伝える具体的な方法は、SEOに効果的な画像の使い方(alt属性)で詳しく解説しています。
アンカーテキストに適切なキーワードを含める
リンク元のページ中でリンクが張られたテキストが、アンカーテキストです。ユーザーはアンカーテキストをクリックすることでリンクをたどるため、どのような文字列を選ぶかはサイトの品質に大きく影響します。
ユーザーは、アンカーテキストに含まれるキーワードを見て、それに関連する情報が表示されることを期待してリンクをクリックします。有効なキーワードがアンカーテキストに含まれていなかったり、リンク先の内容と無関係だったりすると、ユーザーを混乱させ、サイトの使いにくさにつながります。
アンカーテキストとリンク先ページの関係性は、検索エンジンがサイトをクロールする際に確認する部分でもあります。適切なキーワードが含まれていないと、検索エンジンに正しく情報が伝わりません。一方で、必要以上に多くのキーワードを詰め込むと、不自然なリンクと判断されて評価を下げられます。適切な内容と量のキーワードを含めることが大切です。効果的なアンカーテキストの選び方は、アンカーテキストの設置ポイントと注意点で具体的に説明しています。
内部リンクの設置におすすめの5つの場所
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パンくず・グローバルナビ・サイド/フッター・本文・サイトマップが好適な設置場所です。
使いやすい内部リンクには、好適な設置場所がいくつかあります。「パンくずリスト」「グローバルナビ」「サイド・フッターリンク」「アンカーテキスト」「サイトマップ」の5つが主なもので、多くのサイトがこれらの場所に内部リンクを設置しています。
同じ内部リンクでも設置場所によってユーザーに与える効果が少しずつ異なるため、うまく使い分けることが必要です。
パンくずリスト
パンくずリストは、多くのサイトで採用されている内部リンクです。現在閲覧中のページがサイト内でどの位置にあるかを示すもので、とても便利な内部リンクです。
パンくずリストは、サイト上位のページから現在のページに至る経路を、各ページへの内部リンクの列で示します。「ヘンゼルとグレーテル」の童話で、森の中で迷子にならないよう通った道にパンくずを置いていったことから、この名前が付けられました。
童話と同じように、パンくずリストはユーザーがサイト内での自分の位置を見失うことを防ぎ、円滑な情報収集を助けます。また、表示中のページに関連するページのリンクが並ぶため、コンテンツの関連性を反映した自然な内部リンクを作れます。有効性の高い内部リンクなので、サイトの基本的な構成要素として必ず設置しましょう。
グローバルナビ
グローバルナビは、サイトを訪れたユーザーが目的のページへなるべく早く到達できるよう、目次のような役割をする内部リンクです。多くの場合、コンテンツをカテゴリごとに分けたメニューの形状をしており、各項目を選択すると設定された内部リンクをたどってページを開けます。
グローバルナビは、サイトを構成する各ページ上部の同じ位置に常に表示されます。ユーザーがどのページを開いていても同じ位置から目的のページへ移動できるため、サイト内で迷子になることがありません。
さらにグローバルナビには、サイトがどういう内容を含んでいるかを一覧形式でユーザーに提示する効果もあります。多くのサイトが採用しているスタンダードな内部リンクなので、必ず用意しておきましょう。
サイド・フッターリンク
ページの左右の領域やページ下部のフッター部分も、内部リンクの設置場所として最適です。
PCでページを閲覧しているときには、メインコンテンツのサイドが必ず目に入ります。この場所に関連度の高いページへの内部リンクを張るのは効果的です。優先的に見せたいページへの内部リンクを、ランキング形式でサイドに設置するサイトも多く見られます。
一方、フッター部分はメインコンテンツを読み終わるときにユーザーの目に入りやすい場所です。関連ページや次に見てほしいページへの内部リンクを設置することで、メインコンテンツを読み終わったユーザーの離脱を防ぎ、サイト内の回遊を継続させる効果があります。
アンカーテキスト
コンテンツの途中で文脈に沿った情報を補足する場合には、補足したい場所にアンカーテキストを置き、そこに内部リンクを張ります。
文章中の文字列をアンカーテキストにして内部リンクを設置するのは、よく使われる方法です。また、見出し項目の終わりに、その項目に関連する内部リンクをアンカーテキストとともに置くこともあります。コンテンツの途中に置く内部リンクなので、周辺の文脈に強く関係した内部リンクを張れるのが特徴です。
アンカーテキストには、リンク先のページ内容が予想できるキーワードを必ず含めましょう。適切なキーワードを設定することで、リンク先がどういう内容のものであるかを、ユーザーと検索エンジンの双方に正しく伝えられます。
サイトマップ
サイト全体の構成を一覧にしたページが、サイトマップです。サイトマップ中に個々のページへの内部リンクを設置します。
サイトマップの目的は、サイト内にどういう情報が含まれているかをユーザーへ知らせ、目的のページへ早く到達できるよう助けることです。また、検索エンジンにとっても、サイトマップはサイト内を効率的に巡回するための有効な手掛かりになります。
このように、サイトマップはユーザーと検索エンジン双方にとって便利な存在です。各ページのフッター部分にサイトマップを表示し、回遊しやすくしているサイトもあります。検索エンジン向けのXMLサイトマップを含めた作成・確認の手順は、サイトマップの作成・確認方法で解説しています。
内部リンクがSEOへ与える3つの影響

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内部リンクはクロール促進・回遊性向上・関連性評価という3つの影響をSEOに与えます。
内部リンクは、SEO上で大きな影響力を持ちます。適切に張ることで、「クローラーが巡回しやすくなる」「ユーザーの利便性が上がる」「ページ同士の関連性が高まり評価が上がる」という3つのメリットが期待できます。これらはいずれも、内部リンクを通じてページの評価(リンクジュース)が受け渡されることで生まれる効果です。
クローラーが巡回しやすくなる
検索エンジンのクローラーは、内部リンクをたどってサイト内を巡回します。検索結果の上位に表示されるには、まずクローラーがそのページを巡回することが前提であり、クローリングされなければ検索結果に表示されません。
サイト内の重要なページ、上位に表示したいページへの巡回が増えるよう、クローラーを自然にナビゲートする内部リンクを作成します。パンくずリストやグローバルナビ、サイトマップなど、クローリングのヒントとなる内部リンクを設置することも有効です。クローラーの基本的な仕組みと巡回を促す対策は、クローラーの仕組みと対策方法で詳しく解説しています。
ユーザーの利便性が上がる
内部リンクは、ユーザーがサイト内を回遊して情報を収集するための重要な手掛かりです。適切に配置することで、ユーザーが情報を探しやすい利便性の高いサイトになります。
使いやすいサイトであれば、情報収集の途中でユーザーが離脱することを防げます。サイト内を長く回遊して内部リンクをたどってもらうことで、より多くのコンテンツを閲覧してもらえます。ユーザーの満足度が上がれば再訪率も高まり、継続的に利用されるようになれば、安定的な流入につながります。
ページ同士の関連性が高まり評価が上がる
内部リンクは、サイト内のページ間を関連付ける手段です。関連性の高いページ同士を内部リンクでつなぐことで、検索エンジンによる評価が高まります。
検索エンジンはページ評価の基準としてリンクを利用しており、より関連性の高いページからリンクを受けているページが高く評価されます。この際、リンクを通じてページの評価が受け渡される考え方を「リンクジュース」と呼びます。重要なページへ内部リンクを集めることは、そのページへリンクジュースを集約し、評価を高める施策になります。逆に、関連性の低いページ間のリンクは、検索エンジンから否定的に評価される場合があります。
内部リンク構造を最適化するコツ(トピッククラスターとピラミッド型)

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トピッククラスターとピラミッド型で評価を集約し、サイト構造を最適化します。
内部リンクは、1本ずつ張るだけでなく、サイト全体の構造として設計することで効果が最大化します。関連するページの評価を主要ページへ集約し、検索エンジンにサイトのテーマ構造を明確に伝えることが、内部リンク構造の最適化です。生成AI検索(Google AI Overviewsなど)が普及した現在、サイト構造が明確であることは、AIがサイトの専門性を理解し引用する際にも役立ちます。
GMO TECHのSEOコンサルタントは、内部リンク改善の現場で「新しく公開したページが検索結果に出てこない」という相談の多くが、どのページからもリンクされていない“孤立ページ”に起因すると指摘します。まず既存の重要ページから関連リンクを数本張るだけでも、クロールとインデックスの状況は改善しやすくなります。
トピッククラスターモデルで関連ページをまとめる
トピッククラスターモデルとは、1つの主要テーマを扱う「ピラーページ」を中心に、その細分化されたテーマを扱う「クラスターページ」を内部リンクでつなぐ設計手法です。
例えば「内部リンク」という主要テーマのピラーページに対し、「アンカーテキスト」「サイトマップ」「クローラー対策」といった個別テーマのクラスターページを相互にリンクさせます。これにより、検索エンジンはサイトが特定テーマを網羅的に扱っていると理解しやすくなり、テーマ全体の専門性評価が高まります。ピラーページとクラスターページの具体的な設計方法は、ピラーコンテンツとトピッククラスターの作り方で詳しく解説しています。
ピラミッド型でリンクの評価を集約する
ピラミッド型のリンク構造とは、トップページを頂点に、カテゴリページ、個別記事ページへと階層的にリンクをたどれるように設計する考え方です。
階層が浅く整理されたピラミッド型の構造は、クローラーがサイト内のすべてのページへ到達しやすく、上位ページから下位ページへ評価を段階的に受け渡せます。逆に階層が深すぎると、重要なページにクローラーが到達しにくくなります。サイト全体を見渡した構造設計の進め方は、サイト構造の作り方のポイントで解説しています。
リンクジュース(リンクの評価)の流れを意識する
リンクジュースとは、リンクを通じてページからページへ受け渡される評価のことです。内部リンク構造を最適化する目的は、このリンクジュースを重要なページへ効率よく集めることにあります。
トップページやカテゴリページなど、多くのリンクを受けるページには評価が集まりやすくなります。重要なページへ関連ページからのリンクを意図的に集め、評価したくないページへは無駄なリンクを張らないことで、サイト内の評価の流れをコントロールできます。
内部リンク構造の設計を自社だけで管理し続けるのは、ページ数が増えるほど負担が大きくなります。サイト全体の内部リンクの張られ方やキーワード設計を可視化したい場合は、SEOツール SEO Dash! byGMO の資料が参考になります。まずは資料をご覧いただき、自社サイトの構造改善のヒントとしてご活用ください。
内部リンク構造の可視化と改善はSEO Dash! byGMOで
サイト全体の内部リンクの張られ方やキーワード設計を可視化し、構造改善の優先順位を明確にできます。まずは資料をご覧いただき、自社サイトの内部リンク見直しにご活用ください。
内部リンクの確認・管理方法
👉 このパートをまとめると!
Google Search Consoleと診断ツールでリンク状況と孤立ページを確認します。
内部リンクは、設置して終わりではなく、意図どおりに機能しているかを定期的に確認することが重要です。確認には、無料で使えるGoogle Search Console(GSC)と、サイト全体を俯瞰できるクローリング診断ツールが役立ちます。
Google Search Consoleのリンクレポートで確認する
Google Search Console(GSC)の「リンク」レポートを使うと、サイト内でどのページに内部リンクが多く集まっているかを確認できます。
左側メニューの「リンク」を開くと、「内部リンク」の項目に、内部リンク数の多いページが一覧で表示されます。ここで、本来評価を集めたい重要なページの内部リンク数が少ない場合は、関連ページからのリンクを追加する余地があると判断できます。反対に、重要度の低いページに内部リンクが集中している場合は、リンクの張り方を見直します。
クローリング診断ツールで孤立ページを発見する
Google Search Consoleは重要なページのリンク状況を把握するのに適していますが、サイト全体を俯瞰して「どのページからもリンクされていない孤立ページ」を洗い出すには、クローリング診断ツールが有効です。
孤立ページは、クローラーがリンクをたどって到達できないため、インデックスされにくく検索結果に表示されにくいという問題を抱えます。クローリング診断ツールを使えば、サイト全体のリンク構造を可視化し、孤立ページやリンク階層が深すぎるページを一覧で発見できます。発見したページには、関連する既存ページから内部リンクを張ることで、クロールとインデックスの改善が期待できます。
内部リンクにおける3つの注意点
👉 このパートをまとめると!
詰め込みすぎ・不要なnofollow・無関連リンクの3点が内部リンクの注意点です。
問題のある内部リンクは、SEOに悪い影響を与えます。注意すべきポイントは、「内部リンクを詰め込みすぎない」「評価したくないページへのリンクにはnofollowを設定する」「関連性のないページへの内部リンクは効果がない」の3点です。これらに留意し、質の悪い内部リンクを作らないことが重要です。
内部リンクを多く詰め込みすぎないようにする
内部リンクはSEO上で重要ですが、1ページ内に必要以上に多くの内部リンクを詰め込むことは避けましょう。
Googleは公式ドキュメント「Google検索の基本事項(Search Essentials)」で、リンクをクロール可能にすることで検索エンジンがサイト内の他のページを検出できると説明しています。リンク数に厳密な上限は定められていませんが、ユーザーにとって不要なリンクを大量に張ると、1本あたりのリンクの重要度が薄まり、クローラーの巡回効率にも悪影響を与えます。内部リンクは関連性に基づいた必要なものに絞り、妥当な数に保つことが大切です。
評価したくないページへのリンクにはnofollowを使う
サイト内には、検索エンジンに評価されないほうがよいページがあります。作成中のページやエラー表示のページ、アクセスできるユーザーを限定しているページなどが該当します。
これらのページへ内部リンクを張る場合は、リンクにnofollow属性を設定することを検討します。nofollowは、検索エンジンのクローラーに対してリンク先を評価の対象としないよう伝える指示です。ただし、内部リンクへのnofollowの多用は控えましょう。たどれる内部リンクが少ないサイトだと、利便性の低いサイトと理解され、評価が下がる可能性があります。nofollowとnoindexの正しい使い分けは、noindexとnofollowの使い方で詳しく解説しています。
関連性のないページへの内部リンクでは効果が見込めない
内部リンクを作成するうえで重要なのが、ページ間の関連性です。
ユーザーが内部リンクをたどるとき、リンク元のコンテンツに関連する情報が得られることを期待します。リンク先で関係のないページが表示されると、その期待を裏切ることになり、ユーザーの満足度が低下します。使い勝手の悪いサイトと判断されれば、訪問者数の減少にもつながります。
また、関連性の低いページをつなぐ内部リンクは、検索エンジンによるページの評価にも悪影響を与えます。検索エンジンはユーザーにとって利便性の良いサイトを高く評価するため、関連性の低い内部リンクは評価を下げる原因になります。サイトの評価を上げたいなら、関連性が高く質の良いコンテンツを多く作成し、それらを自然な内部リンクでつなぎましょう。
内部リンクに関するよくある質問(FAQ)
👉 このパートをまとめると!
内部リンクの違い・貼り方・HTML・数・WordPress設置に関する疑問へ回答します。
内部リンクについて検索でよく尋ねられる質問に回答します。
Q. 内部リンクと外部リンクの違いは何ですか?
A. 内部リンクは同一サイト内のページ同士をつなぐリンク、外部リンクは自サイトと他サイトをつなぐリンクです。外部リンクには、他サイトから自サイトへの被リンクと、自サイトから他サイトへの発リンクがあります。内部リンクは自社で完全にコントロールできる点が、外部リンクとの大きな違いです。
Q. 内部リンクの貼り方(HTML)を教えてください。
A. HTMLでは、アンカータグを使って <a href="リンク先のURL">アンカーテキスト</a> の形で記述します。WordPressなどのCMSを使う場合は、リンクを設定したいテキストを選択し、リンク挿入機能でリンク先URLを指定すれば、同じHTMLが自動で生成されます。アンカーテキストにはリンク先の内容が分かるキーワードを含めましょう。
Q. 1ページに設置する内部リンクの数に上限はありますか?
A. Googleは1ページあたりの内部リンク数に厳密な上限を設けていません。かつて「1ページ100リンクまで」という目安が語られた時期もありましたが、現在は技術的な制約ではなくなっています。数の上限を気にするよりも、ユーザーにとって必要なリンクに絞り、妥当な数に保つことが大切です。
Q. WordPressで内部リンクを簡単に設置する方法はありますか?
A. WordPressでは、エディタのリンク機能で内部リンクを設置できるほか、記事のURLを貼り付けるとタイトルとサムネイルを表示する「リンクカード(ブロック)」を利用できます。リンクカードは視認性が高く、ユーザーのクリックを促しやすい設置方法です。パンくずリストやグローバルナビは、テーマの機能やプラグインでサイト全体に一括設置できます。
まとめ
👉 このパートをまとめると!
内部リンクは設計・設置・検証を継続することでSEO効果を最大化できます。
内部リンクは、サイト内のページ間をつなげることで、ユーザーの円滑な情報収集を助けます。適切な内部リンクが張られたサイトは、必要な情報を簡単に探せる、利便性の高いサイトになります。
最適化された内部リンクは、検索エンジンによるサイトの評価にも良い影響をもたらします。要点を振り返ります。
- 内部リンクは同一サイト内のページ同士をつなぐリンクで、外部リンクとは範囲とコントロール性が異なる
- 正規化URL・重要度・関連度・alt属性・アンカーテキストの5つが張り方のコツ
- パンくず・グローバルナビ・サイド/フッター・本文・サイトマップが好適な設置場所
- 内部リンクはクロール促進・回遊性向上・関連性評価の3つでSEOに影響する
- トピッククラスターとピラミッド型で構造を最適化し、GSCと診断ツールで確認・管理する
検索結果での上位表示を狙うなら、良質なコンテンツ同士を自然な内部リンクでつなぐ施策は欠かせません。SEO対策全体の進め方は、SEO対策の基礎から実践までの解説記事一覧もあわせて参考にしてください。
内部リンク構造の最適化では、まずサイト全体のリンク状況を把握することが出発点になります。どのページからもリンクされていない孤立ページや、階層が深すぎるページを可視化したい場合は、クローリング診断ツール Lumar の活用が有効です。サイト全体のクロール状況を診断し、内部リンク改善の優先順位を明確にできます。
孤立ページの発見と内部リンク改善はLumarのクローリング診断で
サイト全体のクロール状況を診断し、どのページからもリンクされていない孤立ページやリンク階層の深いページを可視化します。内部リンク改善の優先順位を明確にしたい場合にご活用ください。
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