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ピラーコンテンツとは?トピッククラスターの意味やSEO効果、作り方を解説

ピラーコンテンツとは?トピッククラスターの意味やSEO効果、作り方を解説
Webサイトの運営においてピラーコンテンツは、「幅広いニーズに応えられる」「SEO評価につながる」と近年重要視されています。

ただし、ピラーコンテンツを制作する際は、効果や方法などを一定以上理解しておくことが重要です。

この記事では、ピラーコンテンツの概要や効果、制作手順、注意点などについて解説します。ぜひ参考にしてください。
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ピラーコンテンツとは

ピラーコンテンツとは、サイト内のコンテンツをトピック別にまとめたページことです。ピラーコンテンツでは、特定のトピックについて広く浅く記述した上でより深い情報が書かれているコンテンツのリンクを貼り、ユーザーを誘導します。

トピッククラスターとは

トピッククラスターとは、メインのトピックと、それらを補足するサブトピックで構成されたグループのことです。

例えば、「働き方改革」がピラーコンテンツのメイントピックである場合、サブトピックには「働き方改革 事例」や「働き方改革 関連法案」などのコンテンツが挙げられるでしょう。

トピッククラスターは、サイト内の記事数が多くなるほど内部リンクで煩雑になるサイト構造を解消できる効果を持ちます。

つまりピラーコンテンツを中心としたトピッククラスターを導入することで、ユーザーだけでなく、検索エンジンにも分かりやすいサイトが構築できるのです。

ピラーコンテンツが重要視される背景

ピラーコンテンツが重要視されるに至った背景には、検索クエリ(検索ワード)の複雑化があります。

検索クエリが複雑化したことで、1つのクエリにさまざまな検索意図が含まれるようになりました。そこでトピックスをまとめたグループ「ピラーコンテンツ」を作ることで、クエリ関係なくユーザーは求めているコンテンツに辿り着きやすくしたのです。

なお、検索クエリが複雑化した理由は、主に以下のとおりです。

【検索クエリが複雑化した主な理由】

  • インターネット上の情報の膨大化
  • 音声検索の普及

インターネット上に膨大な量のコンテンツが存在するようになったことで、ユーザーは質の低いコンテンツを排除するためにより長く複雑な検索クエリを入力するようになりました。

加えて、音声検索が普及したことも、複雑なクエリで検索されるようになった要因の1つです。

ピラーコンテンツ制作による効果

ピラーコンテンツを作成するメリットは、主に以下の3つです。

【ピラーコンテンツ作成によるメリット】

  • オーガニックトラフィックの増加に貢献する
  • 内部リンクを強化できる
  • サイト内の回遊率向上に役立つ

オーガニックトラフィックの増加に貢献する

ピラーコンテンツの制作は、オーガニックトラフィックの増加に貢献します。

オーガニックトラフィックとは、広告を除く上位表示サイト(SERP)の中から自身のサイトがクリックされることです。

現在インターネット上には情報が溢れていますが、ユーザーはその中から必要な情報だけを手早く確認したいと考えています。

そこでピラーコンテンツを設置してトピッククラスターを作ることで、ユーザーが知りたい情報を見つけやすくなります。

幅広いユーザーの需要を満たせるコンテンツにすることで、オーガニックトラフィックの増加に貢献できるでしょう。

内部リンクを強化できる

内部リンクの強化も、ピラーコンテンツ制作に期待できる効果です。

内部リンクの強化はWebサイトの評価を高めることにつながります。

サブトピックとなるコンテンツの内部リンクをピラーコンテンツに多数貼り付けることになるため、内部リンクを強化でき、SEOの効果が期待できるのです。

サイト内の回遊率向上に役立つ

ピラーコンテンツの制作は、サイト内の回遊率向上につながります。

ピラーコンテンツは、関連するコンテンツへのリンクが集まっており、導線が分かりやすくなっています。

そのため、ユーザーが複数のページを回遊することに役立つのです。

ピラーコンテンツ制作する際の4つの手順

ピラーコンテンツを制作する手順は、以下の通りです。

【制作の手順】

  • 上位表示させたいトピックを決める
  • コンテンツの構成を決める
  • 構成をもとに執筆する
  • 適切な場所に内部リンクを設置する

1.上位表示させたいトピックを決める

最初に行うべきことが、上位表示させたいトピックの設定です。

Webサイト内にある記事を整理して、以下の視点からどんなトピックを取り上げるのかを決めます。

【トピック選定の基準】

  • 関連記事が複数あるもの
  • なるべく検索ボリュームがあるもの
  • なるべく検索件数が多いもの

あまりにトピックが抽象的すぎると内容が幅広くなりすぎてしまい、逆にユーザーが読みづらくなる可能性があります。

そのため、ピラーコンテンツを決める際は、ある程度は細分化することが重要です。

例えば「保険」をトピックにすると多数の記事が関係しすぎてしまうため、「20代会社員向けの保険」といった細分化をすることをおすすめします。

2.コンテンツの構成を決める

次に、コンテンツの構成を決めます。質の良いピラーコンテンツを作るには構成が重要であるため、全体像をあらかじめ考えておくことが大切です。

先ほど決定したトピックに関連する記事をまとめて、ユーザーが分かりやすい構成を考えましょう。

3.構成をもとに執筆する

構成が完了した後は、執筆に移行します。

ピラーコンテンツの場合は内部リンク先で濃い内容を解説しているため広く浅く執筆するようにしましょう。

詳細な執筆をしてしまうと、ユーザーはピラーコンテンツで満足してしまいます。

ピラーコンテンツは内部リンクの整理だけでなく、ユーザーが求めるコンテンツに誘導する目的もあるため執筆は注意しながら行う必要があります。

4.適切な場所に内部リンクを設置する

最後に、適切な場所へ内部リンクを設定します。リンクの設置時には、以下のポイントに気を付けます。

【リンク設置時のポイント】

  • 遷移先のページで得られる情報を分かりやすいアンカーテキストにする
  • アンカーテキストには、キーワードを含める
  • 画像リンクにする場合、altタグを必ず入れる
  • リンク部分は分かりやすいデザインにする

基本的には、遷移先のページのタイトルをアンカーテキストにすることがおすすめです。

その他のリンク方法であっても、ユーザー目線で分かりやすいことを心がけましょう。

コンテンツが充実してない状態でのピラーコンテンツ制作には注意が必要

ピラーコンテンツの重要性に気づき、初期の段階で制作を考える方もいることでしょう。

しかし、サイト内にコンテンツが充実していない段階でピラーコンテンツを制作することはおすすめしません。

まだコンテンツが集まっていない状態では、本来果たすべき役割を果たせないためです。

内部リンクがまだ少ない段階のピラーページには、ユーザー目線でのメリットがあまりありません。

また、初期の段階で制作してしまうと、コンテンツを公開する度に内部リンクの設置やリライトが必要になるでしょう。そのため、基本的にはコンテンツがある程度充実してきてから制作することをおすすめします。

まとめ

ピラーコンテンツとは、サイト内のコンテンツをトピック別にまとめたページことです。

SEO上の効果や内部リンクの整理などの効果が期待できるほか、ユーザー視点での分かりやすさも向上します。

しかし、コンテンツが充実していない段階で制作することは、コンテンツを公開する度にリライトが必要になる可能性があるため、あまりおすすめしません。

この記事を参考に、ユーザーにとって利便性の高いピラーコンテンツを制作しましょう。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと)大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。
   

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