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アンカーテキストとは?書き方のポイントと注意点・確認方法を解説

アンカーテキストとは?書き方のポイントと注意点・確認方法を解説
Webサイトを運営するうえで、内部リンクや外部リンクを上手く使いこなせているかどうかが、そのサイトの利便性を左右します。そして、リンクを設置するうえで重要なのが、「アンカーテキスト」です。

アンカーリンクは正しい使い方ができれば高いSEO効果が期待できますが、誤った方法で使ってしまうとサイトの評価を下げてしまう恐れがあります。

この記事では、そもそもアンカーテキストとは何かということや、使用するメリット、SEO効果を高める使い方を解説します。

Webページ内のリンクに、どんな文章を設定すればよいか迷った経験を持つWeb担当者は少なくありません。リンクに設定する文章は「アンカーテキスト」と呼ばれ、設定の仕方ひとつで内部リンクのSEO効果もユーザーの回遊性も大きく変わります。

この記事では、アンカーテキストの定義とSEO上のメリットを整理したうえで、正しい書き方5つのポイント、避けるべき注意点、種類の分類、そしてGoogle Search Consoleなどを使った確認方法までを一気通貫で解説します。読み終えるころには、リンク先を的確に表し、検索エンジンにもユーザーにも評価されるアンカーテキストを設計できるようになります。

アンカーテキストとは?

👉 このパートをまとめると!
アンカーテキストはリンクに設定する文章で、ユーザビリティとSEOの両面で機能します。

アンカーテキスト(anchor text)とは、Webページ内のリンクに設定する文章のことです。HTMLのアンカータグ(<a></a>)で囲まれた文字列が、下線付きの青色などで表示され、クリックするとリンク先へ移動します。「リンクテキスト」と呼ばれることもあります。

たとえば次のHTMLでは、「SEO対策の基本」の部分がアンカーテキストにあたります。

<a href=”https://example.com/seo-basic/”>SEO対策の基本</a>

アンカーテキストは、ユーザーがリンク先の内容を予測するための手がかりであると同時に、検索エンジンのクローラーがリンク先ページの主題を理解するための情報源でもあります。つまり、ユーザビリティとSEOの両面で機能する、内部リンク設計の要素です。リンクの土台となるHTMLのアンカータグそのものについては、aタグの使い方とSEOで重要な理由で詳しく解説しています。

アンカーテキストは主に内部リンク(サイト内の別ページへのリンク)で設定します。サイト全体のリンク構造の中でアンカーテキストがどう機能するかは、内部リンクとは?SEO効果と最適な貼り方で体系的に理解できます。

アンカーリンク(ページ内リンク)との違い

混同されやすい言葉に「アンカーリンク」があります。アンカーリンクは、同じページ内の特定の位置へジャンプする仕組み(ページ内リンク)を指し、目次から各見出しへ移動する動作などが代表例です。一方のアンカーテキストは「リンクに表示する文章そのもの」を指す言葉で、両者は別の概念です。ページ内ジャンプの実装方法を知りたい場合は、アンカーリンクとは?使い方とずれを解決する方法を参照してください。

アンカーテキストの2つのメリット

👉 このパートをまとめると!
メリットはユーザビリティ向上とクローラビリティ向上の2つに整理できます。

アンカーテキストを適切に設定するメリットは、大きく「ユーザビリティの向上」と「クローラビリティの向上」の2つに整理できます。

ユーザビリティが高まる

リンク先の内容を的確に表したアンカーテキストは、ユーザーがクリック前にリンク先を予測する助けになります。読者が新たな疑問を抱いたタイミングで関連ページへスムーズに誘導できれば、サイト内を迷わず巡回でき、回遊率や滞在時間の改善につながります。

逆に、リンク先が分からないアンカーテキストはクリックをためらわせ、離脱の原因になります。ユーザーが「次に何を読めるか」を理解できる文言にすることが第一のメリットです。

クローラビリティが高まる

検索エンジンのクローラーは、アンカーテキストを手がかりにリンク先ページの内容を判断します。リンク先の主題を表すキーワードがアンカーテキストに含まれていれば、クローラーはリンク先ページのテーマを理解しやすくなり、適切なインデックスと評価につながります。

Googleは公式ドキュメント「リンクに関するベスト プラクティス」の中で、良いアンカーテキストを「内容が具体的で、適度に簡潔で、テキストが掲載されているページとリンク先のページの両方に関連があるテキスト」と説明しています(出典: Google検索セントラル)。ユーザーへの分かりやすさと検索エンジンへの分かりやすさは、そのまま両立するのです。

アンカーテキストの種類

👉 このパートをまとめると!
完全一致・部分一致・ロングテールなどに分類でき、自然な分散設計の基礎になります。

アンカーテキストは、リンク先ページとの関係性によっていくつかの種類に分類できます。それぞれの特徴を理解しておくと、後述する「分散」を意識した設計がしやすくなります。

種類 概要 例(リンク先: SEO対策の基本ページ)
完全一致 対策キーワードとアンカーテキストが完全に一致 「SEO対策」
部分一致 対策キーワードを一部含む 「SEO対策の基本手順」
関連キーワード リンク先に関連する語で構成 「検索順位を上げる方法」
ブランド名 企業名・サービス名・サイト名 「WEB集客ラボ」
ロングテール 説明的で長めの文章 「初心者向けにSEO対策の基本を解説した記事」
一般語 リンク先を表さない汎用語(非推奨) 「こちら」「詳細はこちら」

完全一致のアンカーテキストはリンク先の主題を明確に伝えられますが、同じ完全一致ばかりを大量に使うと不自然な最適化とみなされるリスクがあります。実際の運用では、部分一致やロングテールを織り交ぜ、自然な分布になるよう設計することが重要です。「こちら」などの一般語は、リンク先が読み取れないため原則として避けます。

アンカーテキストの書き方5つのポイント

👉 このパートをまとめると!
リンク先との一致・簡潔さ・キーワード・alt・クリックしたくなる文言が5つの要点です。

ここからは、SEOとユーザビリティの両方を満たすアンカーテキストの書き方を5つのポイントで解説します。

1. リンク先に合わせた内容にする

アンカーテキストは、リンク先ページの内容と一致させることが大原則です。表示されている文章とリンク先の内容が食い違うと、ユーザーは混乱し、検索エンジンはページ間の関連性を正しく判断できません。「文脈を無視してアンカーテキストだけを読んでも意味が通じるか」を基準に確認するとよいでしょう。

2. 簡潔でわかりやすい文章にする

アンカーテキストは、長すぎず簡潔にまとめます。目安は20〜30字程度、長くても40字以内です。リンク先の記事タイトルをそのまま使うのも有効な方法です。要点だけを的確に表現し、ユーザーが一目でリンク先を理解できる長さに整えます。

3. リンク先のキーワードを入れる

リンク先ページの対策キーワードをアンカーテキストに含めると、検索エンジンがリンク先の主題を理解しやすくなります。ただし、キーワードを詰め込むと不自然な文章になり逆効果です。Google公式も「リンク先のページに関連したキーワードを詰め込むことは避ける」と明記しています。含めるキーワードは1〜3個程度にとどめ、自然な文章を優先します。

具体的には、次のような対比になります。

<!– 良い例: リンク先の主題を自然に表す –>
<a href=”https://example.com/seo-basic/”>SEO対策の基本手順</a>

<!– 悪い例: リンク先が分からない一般語 –>
<a href=”https://example.com/seo-basic/”>こちら</a>

4. 画像にはalt属性を記述する

画像をリンクにする場合は、画像のalt属性に設定したテキストがアンカーテキストの役割を果たします。altは画像が表示されないときの代替テキストであり、クローラーが画像リンクの内容を理解する手がかりにもなります。画像リンクを使う際は、リンク先を表すaltを必ず設定しましょう。alt属性の書き方はalt属性(代替テキスト)とは?SEO効果と書き方で詳しく解説しています。

同様に、動画をリンクにする場合は、動画そのものにアンカーテキストを設定できません。動画の近くにリンク先を説明するテキストを添えることで、ユーザーにも検索エンジンにもリンク先の内容を伝えられます。テキストで補える情報は必ず添えるようにします。

5. クリックしたくなる文言にする

リンク先の内容を表しつつ、ユーザーがクリックしたくなる具体的な表現を意識します。「〜の手順」「〜の比較表」のように、リンク先で得られる情報が明確に伝わる文言は、回遊率や滞在時間の改善に効果的です。ユーザーの疑問に答える形で誘導することが、自然なクリックにつながります。

監修者・大澤健人のコメント:アンカーテキストは「キーワードを入れること」ばかりが注目されがちですが、実務で成果に直結するのは”リンク先を正確に表しているか”という一点です。SEOを意識するあまり不自然な完全一致を並べるより、読者が文脈の中で自然にクリックできる説明的な文章を心がけるほうが、結果的にユーザー行動も検索評価も安定します。

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アンカーテキストに関する注意点

👉 このパートをまとめると!
過剰リンクやキーワード詰め込み、指示語リンクなど8つの注意点を避けましょう。

適切なアンカーテキストは効果的ですが、誤った設置は検索エンジンからの評価低下やスパム判定を招きます。以下の8点に注意しましょう。

1. 過剰にリンクを貼らない

1ページに大量のリンクを詰め込むと、どのリンクも重要度が薄まり、検索エンジンからペナルティを受けるリスクがあります。同じリンクを何度も繰り返し設置する行為も避けるべきです。リンクは必要な箇所に必要な数だけ設置します。

2. キーワードを詰め込みすぎない

アンカーテキストにキーワードを過剰に詰め込むと、可読性が下がるだけでなく、Googleのスパムポリシーに抵触する恐れがあります。含めるキーワードは1〜3個程度にとどめ、自然な文章を維持します。

3. テキストを長くしすぎない

アンカーテキストが極端に長い、あるいは段落全体をリンクにするような設置は、どこがリンクの要点か分からず、スパムと判定されることもあります。20〜40字を目安に、要点を簡潔にまとめます。

4. URLをそのまま記述しない

https://〜というURLをそのままアンカーテキストにすると、ユーザーはリンク先を判断できず、クローラーもページの関連性を読み取りにくくなります。URL文字列ではなく、リンク先を表す文章を設定します。

5. 指示語にリンクを張らない

「ここ」「こちら」といった指示語は、リンク先の内容を表しません。Googleも「こちらをクリック」を悪い例として挙げています。指示語ではなく、リンク先の主題を含む具体的な文章にリンクを設定します。

6. リンク先と無関係の文言にしない

アンカーテキストとリンク先の内容が無関係だと、ユーザーは期待と異なるページに飛ばされて離脱し、検索エンジンからも品質の低いリンクと評価されます。表示する文章とリンク先は必ず一致させます。

7. 低品質なサイトへのリンクにはnofollowを検討する

信頼性の低い外部サイトへリンクする必要がある場合は、rel="nofollow"属性の付与を検討します。nofollowを付けると、そのリンクを通じた評価の受け渡しを検索エンジンに伝えられます。属性の使い分けはnoindexとnofollowの違いと正しい使い方で確認できます。

8. アンカーテキストを分散させる(過剰最適化を避ける)

同一の対策キーワードを完全一致で大量に使い回すと、ランキング操作を狙った不自然なリンクとみなされる恐れがあります。Googleのスパムポリシーでは、作為的なアンカーテキストを含むリンクをリンクスパムの一例として挙げています(出典: Google検索セントラル スパムに関するポリシー)。完全一致に偏らせず、部分一致・関連キーワード・ロングテールなどを織り交ぜ、アンカーテキストの分布を自然に保つことが重要です。

アンカーテキストの確認方法

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GSCやサイト内リンク一覧、アクセス解析ツールでアンカーテキストを確認できます。

自サイトのアンカーテキストが適切に設定されているかは、ツールを使って確認できます。内部リンク・外部リンクのそれぞれで確認手段が異なります。

Google Search Consoleで確認する

Google Search Console(GSC)の左メニュー「リンク」を開き、「外部リンク」内の「上位のリンク元テキスト」を確認すると、外部サイトから自サイトへ向けられたリンクで使われているアンカーテキストの一覧を把握できます。意図しないキーワードが並んでいないか、不自然な完全一致が偏っていないかをチェックする起点になります。GSCで確認できるのは主に外部サイトからのリンクで使われたテキストである点に留意しましょう。

サイト内のリンクを確認する

内部リンクのアンカーテキストは、各ページのHTMLを確認する方法のほか、内部対策用のツールで一覧化する方法があります。汎用語のリンクやリンク切れを効率的に洗い出すには、SEO内部対策のチェックツールとやり方で紹介しているようなツールが役立ちます。

アクセス解析ツールで確認する

Googleアナリティクス(GA4)やヒートマップツールを使えば、どのリンクが実際にクリックされているかを把握できます。クリックされていないアンカーテキストは、文言がリンク先を魅力的に表せていない可能性があり、改善の対象になります。数値をもとに、より具体的でクリックしたくなる文言へ調整します。

外部リンク・被リンクにおけるアンカーテキスト

👉 このパートをまとめると!
被リンクのアンカーテキストも評価に影響し、GSCでの定期的な監視が大切です。

アンカーテキストは内部リンクだけの話ではありません。他サイトから自サイトへ向けられた被リンクのアンカーテキストも、検索エンジンの評価に影響します。

自然な被リンクでは、サイト名やページタイトル、文脈に沿った説明的なアンカーテキストが使われるのが通常です。一方、同一の対策キーワードで完全一致のアンカーテキストが不自然に集中している場合、ランキング操作を目的とした作為的なリンクと判断されるリスクがあります。

対策として有効なのは、金銭でリンクを購入するような施策を避け、コンテンツの価値によって自然な被リンクを獲得することです。正規の被リンク獲得の考え方は被リンクの獲得方法とSEO効果で解説しています。被リンクのアンカーテキストは自サイトで完全にはコントロールできないため、定期的にGSCで状況を監視し、明らかに不自然なリンクが増えていないかを確認することが大切です。

低品質・不自然なアンカーテキストの見つけ方と改善

👉 このパートをまとめると!
一般語リンクや完全一致の偏りを洗い出し、優先度の高いページから改善します。

既存記事の中には、過去に設置した低品質なアンカーテキストが残っていることがあります。以下の観点で洗い出し、改善しましょう。

見つけ方の観点

  • 「こちら」「詳細はこちら」などの一般語リンクが多用されていないか
  • 同じ完全一致キーワードが不自然に繰り返されていないか
  • URLをそのまま貼っただけのリンクがないか
  • リンク先と無関係な文言になっていないか
  • クリックされていない(GA4・ヒートマップで反応が薄い)リンクがないか

改善の進め方

まずGSCのリンクレポートやサイト内リンクの一覧で現状を把握し、優先度の高いページから修正します。一般語リンクはリンク先の主題を含む具体的な文章に置き換え、完全一致が偏っている箇所は部分一致やロングテールに分散させます。修正後は、クリック率や回遊率の変化をアクセス解析で追い、効果を検証します。

こうした内部リンクとアンカーテキストの棚卸しは手作業では負担が大きいため、サイト内のリンク構造を可視化できるツールの併用が現実的です。

アンカーテキストに関するよくある質問

👉 このパートをまとめると!
リンク数や文字数の上限など、アンカーテキストの疑問に回答します。

1ページに設定できるリンク(アンカーテキスト)の数に上限はありますか?

明確な上限数は定められていません。ただし、1ページに過剰なリンクを設置すると各リンクの重要度が薄まり、ユーザーの利便性も下がります。本文の内容に必要な数だけ、自然な文脈で設置することが推奨されます。

アンカーテキストの文字数に上限はありますか?

厳密な上限はありませんが、簡潔さが重要です。20〜30字程度を目安にし、長くても40字以内に収めると、ユーザーにもクローラーにもリンク先が伝わりやすくなります。

アンカーテキストはリンク先ページのタイトルと同じにすべきですか?

リンク先のタイトルをそのまま使うのは有効な方法の一つです。ただし、必ず同一にする必要はありません。設置する文脈に合わせて、リンク先の主題を的確に表す自然な文章であれば問題ありません。

URLをそのままアンカーテキストにするのはよくないですか?

推奨されません。URL文字列はリンク先の内容を表さず、ユーザーはクリック前に何のページか判断できません。検索エンジンもページの関連性を読み取りにくくなるため、リンク先を表す文章を設定しましょう。

まとめ

👉 このパートをまとめると!
リンク先を的確に表し、簡潔さと分散を意識した設計がアンカーテキストの要点です。

アンカーテキストは、リンクに設定する文章であり、ユーザビリティとクローラビリティの両方を支える内部リンク設計の要素です。最後に要点を振り返ります。

  • アンカーテキストはリンク先の内容を的確に表すことが大原則
  • 簡潔(20〜40字)にまとめ、リンク先のキーワードを1〜3個程度含める
  • 「こちら」などの一般語やURL直貼り、キーワードの詰め込みは避ける
  • 完全一致に偏らせず、部分一致・ロングテールを織り交ぜて分散させる
  • GSC・GA4・内部対策ツールで定期的に状態を確認し、低品質リンクを改善する

正しいアンカーテキストの設計は、単体のテクニックではなく内部リンク戦略全体の一部です。サイト全体のSEO設計はSEO対策の基礎知識・ノウハウ一覧からも確認できます。

内部リンクやアンカーテキストの状態を一つずつ手作業で点検するのは負担が大きい作業です。サイト内のリンク構造やアンカーテキストの状態を可視化し、改善点を効率的に見つけたい場合は、SEO Dash! byGMOの活用をご検討ください。まずは資料で機能をご確認いただけます。

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プロフィール
大澤 健人(おおさわ けんと)
GMO TECH株式会社 大澤 健人(おおさわ けんと) 大澤 健人(おおさわ けんと)のウェブサイト 大澤 健人(おおさわ けんと)のFacebook 大澤 健人(おおさわ けんと)のTwitter
2012年より一貫して検索エンジン領域のコンサルティング業務に従事。 2017年にGMO TECH社に参画。営業組織の構築、新商材開発、マーケティング部門立ち上げをおこなう。 現在、MEOコンサルティング、SEOコンサルティング、運用型広告などSEM領域全体を統括し、 お客様の期待を超える価値提供を行うため日々、組織運営・グロースに奔走している。

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