meta refreshとは?リダイレクトの設定方法と注意点を解説
Webサイトを長年運営していると、何らかの理由でサイトのURL自体を変える必要がでてくることがあります。
そんなとき、古いURLのサイトの訪問者を自動で新しいサイトに連れて行ってくれる便利な機能を持つのが、「meta refreshタグ」です。
meta refreshタグを使用すれば、古いURLのサイトを訪れたユーザーのアクセスを取りこぼさなくて済むようになります。
この記事では、meta refreshタグの効果や設定方法を解説していきますので、ぜひお役立てください。
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HTMLで使える「meta refresh」とは?
meta refreshとは、サイト訪問者のアクセスを自動で「リダイレクト」させる役割を持ったHTMLのタグの一つです。
例えば、ユーザーがAサイト(http://www.a-site.com)を訪問した際に、すでにAサイトは閉鎖済みで新しいAAサイト(https://www.aa-site.com)に改装していた場合には、AサイトからAAサイトに案内しなければいけません。
上記の例のように既存サイトのコンテンツを新しい別ページに移した際に、ユーザーを新しいURLのサイトに転送するためのタグが、meta refreshです。
meta refreshを使ったリダイレクトの設定方法
meta refreshのHTML上のタグは、以下の通りです。
<meta http-equiv=”refresh” content=”秒数;URL=URL”>
HTMLタグを使用する際には、自動でリダイレクトさせる秒数をあらかじめ決めておく必要があります。
秒数の目安としては、ユーザーにストレスを与えない程度にしておきましょう。
また、ユーザーを案内する新しいサイトのURLの記述も必要です。
仮に、Aサイト(http://www.a-site.com)からAAサイト(https://www.aa-site.com)に10秒でリダイレクトする際には、以下のように記述します。
<meta http-equiv=”refresh” content=”10;URL=https://www.aa-site.com”>
meta refreshタグはbodyタグの中では機能せず、headタグ内に記述する必要があります。
そのため、<head>〜</head>で囲まれた箇所に記述するようにしてください。
ちなみにWordPressの場合は、以下の順番でheadタグを表示し、meta refreshタグを記述します。
- 管理画面左サイドバーの外観→テーマエディターを選択
- テーマエディター内の右側にあるテーマファイルからheader.phpを選択
- header.phpファイル内の<head>タグにmeta refreshタグを記述
上記の他にプラグインを使用する方法もあるため、ご自身でやりやすい方法を選ぶようにしてみてください。
meta refreshを使うリダイレクトの注意点
meta refreshを使う際には、いくつかの注意点があります。
meta refreshのタグはHTML上で書くためシンプルで使いやすいですが、既存サイトのSEO評価が引き継がれない可能性があることには気をつけなければなりません。
もし、既存のサイトがSEOの面で評価されているのであれば、「301・302リダイレクト」を使用するのがおすすめです。
301・302リダイレクトには、SEOの評価を引き継ぐ効果があります。
meta refreshタグがWebサイト内のheadタグに記載するのに対して、301・302リダイレクトは「.htaccess」に記述してサーバー側で動作させることとなります。
ただし、Webサイトを設置しているサーバー側の自由度が低い場合は、301・302リダイレクトを使えないことがある点には注意が必要です。
基本的には301・302リダイレクトがおすすめですが、上記の理由で使用できない場合に限り、meta refreshを利用するようにしましょう。
【meta refreshタグと301・302リダイレクトの相違点まとめ】
- 設置箇所:meta refreshタグはWebサイト内のHeadタグ/301・302リダイレクトはサーバー
- SEO効果の引継ぎ:meta refreshタグは引継がれない可能性あり/301・302リダイレクトは引き継がれる
まとめ
この記事では、meta refreshタグの機能や使い方を紹介しました。
meta refreshタグは既存のサイトから新しく作成したサイトにリダイレクトさせる役割があるタグで、head内に記述するだけで簡単に機能させることができます。
ただし、SEOの評価を引き継ぎできない可能性がある点には注意が必要で、基本的には、SEOの評価を引き継ぐことができる「301・302リダイレクト」を利用するのがおすすめです。
とはいえ、条件によっては301・302リダイレクトを動作させられないこともあるため、そのようなときに備えてmeta refreshの使用方法もしっかり押さえておくようにしましょう。
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