PV数とは?セッション数、ユーザー数との違いやPV数の確認方法を解説
この記事では、PV数について、他の指数との違いや効果的な増やし方、調べる方法をWebサイト初心者にもわかりやすく解説します。
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PV数(ページビュー)とは?
PV(ページビュー)数とはWebサイトの閲覧数を示す指数で、この数値が多ければ多いほどたくさんの人が訪れたことを表しいます。カウント方法は非常にシンプルです。
例えば、AさんとBさんがページ1を、Cさんがページ2を、Dさんがページ3を一回閲覧したら、PV数は4になります。その後、一旦サイトから離れたAさんが何らかの理由で戻ってきて、今度はページ2とページ3を一回ずつ閲覧したら、さらに2のPV数が追加され、合計6PV数に増えます。
要するに、同一人物か否かに関係なく、ページが閲覧された数=PV数です。
なお、PV数の他にもアクセス数やセッション数、ユニークユーザー数など、サイトのアクセス解析を行う上でさまざまな数値があります。
似てるようで意味が異なる数値なので、それぞれの違いを見ていきましょう。
セッション数との違い
セッション数とは、ユーザーがWebサイトへアクセスしてから離脱するまでを数えます。同一人物が多くのページを閲覧してもセッション数は「1」のままです。
ただし、その人物がサイトから一度離脱して再度戻った場合、セッション数は「2」に変わります。
ユニークユーザー数との違い
ユニークユーザー数は、サイトを訪問した個々のユーザー数を意味します。PV数やセッション数と異なる点は、1人のユーザーが何度アクセスしても数値が変わらないことです。
たとえば、1ユーザーが一定期間に4回同じサイトを訪問した場合、セッション数は「4」ですが、ユニークユーザー数は「1」とカウントします。
アクセス数との違い
アクセス数は、流入数を表す指標の総評として用いられています。サイトにアクセスしている人数であるため、セッション数と同じような意味合いで考えられることも多いでしょう。
PV数の目安は?
Webサイトの種類にも寄るため、1日あたりのPV数の明確な目安はありません。一般的には、1ヶ月換算でコーポレートサイトであれば3,000〜10,000PV数、オウンドメディアであれば10,000〜100,000PV数を目指すと良いでしょう。
ただし前述したようにPV数=ページの閲覧数なので、同じ記事に数字が集中しており、サイト全体の回遊率が高いわけではありません。
PV数はサイト分析の重要な指標ですが、その他の数値も併せて確認すると良いでしょう。
PV数ごとの広告収益の目安
次に、PV数ごとの広告収益の目安について見ていきましょう。広告収益は、1PVあたりの単価で変動します。
月間PV数 | 広告収益 |
---|---|
3,000PV | 1,000円 |
1万PV | 3,000円~ |
3万PV | 10,000円~ |
10万PV | 30,000円 |
30万PV | 100,000円~ |
100万PV | 300,000~1,000,000円 |
300万PV以上 | 1,000,000円~ |
※PV単価が0.1円の場合の収益
PV数の目安は会社や商品の知名度によって変わりますが、3,000PV以上で1クリック0.3円程度と覚えておくとよいでしょう。
しかし、世界には膨大な数のWebサイトがあるので、明確な平均があるわけではありません。
PV数が増加することで得られる効果
PV数の目標を立てるにはさまざまな方法がありますが、コンバージョンレートからどれだけの訪問者がサイトを訪れれば、成約や販売に結びつくかを逆算して設定する方法があります。
このような方法を活用して、PV数の増加を達成することで得られる効果には、どのようなものがあるのでしょうか。
コンバージョンレートについてもっと知りたい方は、以下の記事をご覧ください。
直接的な利益につながる
PV数が増えることで、コンバージョンにつながる可能性が高くなります。
Webサイトを運営する際の目標に、企業への問い合わせやサービスの成約などがありますが、PV数の増加によって直接的な利益へのつながりが期待できるでしょう。
ユーザーニーズを把握できる
PV数の増加により、ユーザーが興味をもっているページやコンテンツの分析ができます。
サイトのPV数が少ないと、分析対象に限りがあってあまり参考になりませんが、PV数が多くなればなるほど、より詳細な情報を把握することが可能です。
GoogleアナリティクスでPV数を調べよう
GoogleアナリティクスでPV数を調べる方法は、以下の通りです。
サイト全体のPV数を調べる場合
サイト全体のPV数を調べる場合は、以下の手順を踏みます。
- Googleアナリティクスにログインする
- 左メニュー「オーディエンス」から「概要」をクリック
- グラフ下部にある「ページビュー数」をチェック
ページごとのPV数を調べる場合
ページごとのPV数を調べる場合は、以下のステップとなります。
- Googleアナリティクスにログインする
- 左メニュー「オーディエンス」から「行動」をクリック
- 「サイトコンテンツ」から「すべてのページ」をクリック
- グラフ下にある「ページビュー数」をチェック
Googleアナリティクスを導入する方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
PV数の効果的な増やし方
PV数の効果的な増やし方について、3つの方法を解説します。
SEO対策で増やす
WebサイトのPV数を増やすための基本的な施策は、SEO対策です。
GoogleやYahoo!の検索結果で上位に表示させるような記事を作成するほか、内部リンクの最適化やパンくずリストの設置、ユーザビリティの向上などさまざまな施策があります。
SEO対策のより具体的な方法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
広告を利用する
PV数を増やすために、広告を利用するのも一つの手です。
Web上にリスティング広告やディスプレイ広告を掲載することで、PV数の増加が期待できるでしょう。Web広告は費用がかかりますが、PV数増加に大きな効果があります。
SNSを利用する
近年ではSNSを利用してPV数を増やす方法が用いられており、うまく利用できればユーザーの流入や広告からの流入を増やせるでしょう。
SNSマーケティングには、企業の公式SNSアカウントの運用をはじめ、SNS広告やキャンペーンなどさまざまな利用法があります。特に公式SNSアカウントの運用は初期費用がかからないため、気軽に始められるでしょう。
まとめ
PV数の増加により、コンバージョンの達成や認知度アップなど、さまざまな効果が得られます。
まずは、PV数の意味に加えて、よく似た数値との違いを理解しましょう。
SNSやWeb広告の利用も効果的ですが、SEO施策を行ったり、質の高いコンテンツを地道に提供したりすることでも、PV数の増加につながります。
これらの施策を行いながら、Googleアナリティクスを上手に活用して定期的に数値を追うことで、よりPV数を上げることができるでしょう。
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