逆SEOとは?ネガティブサイトの検索順位を下げる手法について

逆SEOとは、企業の誹謗中傷を目的としたネガティブサイトの検索順位を下げる手法のことです。別名「ネガティブSEO」や「リバースSEO」とも呼ばれます。
この逆SEOの手法としては、基本的にネガティブサイトに対して直接何かするのではなく、自分のサイトを最適化してネガティブサイトの順位を上回るようにSEO対策を実施します。
そうすれば、誹謗中傷サイトの順位を相対的に下げて検索トラフィックの流入を減らすことができるので、結果的にユーザーへ知れ渡るネガティブな情報の抑止が期待できます。
このような点踏まえて今回は、逆SEOの定義や手法など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

逆SEOとは?

逆SEOとは、風評被害の原因となる特定のネガティブサイトの検索順位を相対的に下げるように施すSEO手法のことです。別名「ネガティブSEO」「リバースSEO」とも呼ばれてます。
もう少し言うと、根拠のない企業や個人の誹謗中傷を目的としたインターネット上の悪質なサイトの検索順位を下げるために、自分のサイトを最適化して、ターゲットとなるネガティブサイトの検索順位を上回るようにSEO対策(逆SEO)を進めます。
ちなみにネガティブサイトには、2ちゃんねる(2ch)や5ちゃんねる(5ch) などの掲示板サイトや個人ブログサイト、口コミサイトといったものが多く見られ、これらのサイト内で悪意のあるコメントなどが記載されてるケースがあります。
このようなコメントに企業名(会社名)など含まれてれば、それを目にしたユーザーは、その会社に不信感を抱くため企業にとってマイナスの要素となります。
なので、もし誹謗中傷を記載したWebサイトが検索結果に表示されていたら、そのサイトを対象に逆SEOを検討することとなります。
また、誹謗中傷サイトのドメインパワーが強ければ、自分のサイトの質もそれなりに向上させるように最適化する必要があるので、その分、逆SEOの難易度も高くなります。

逆SEOの目的

逆SEOは、当事者となるネガティブサイトの検索順位を下げて、そこに送客される検索トラフィックを減らし、ユーザーに悪い情報が広く認知されるのを防ぐことを目的とします。
なので、ネガティブサイトが消える(検索結果から削除される)わけではないので、悪意のある情報を根絶するという完全な対策までには至らないでしょう。
このような風評被害対策(誹謗中傷対策)においてベストなのが、当事者に依頼して、ネガティブな情報の削除にその当事者が素直に応じてくれることです。
もしこれが厳しい場合に、Googleからコンテンツ削除するといった法的措置や逆SEOという選択肢があるということを念頭に入れておくといいでしょう。

逆SEOを行う前に意識すること

ネガティブサイトの順位を下げるべく、逆SEOに取り組む前に意識しておかなければいけないことがあります。
それは、スパム的な手法を使わないことです。
つまり、Googleウェブマスター向けガイドラインで定義されてるスパム的な対策やネガティブSEO(相手サイトに対して攻撃的な対策)を行うのはNGということです。
ちなみにネガティブSEOとしては、コピーコンテンツ(コピーサイト)を量産、質の低い被リンクを設置するなどがあります。
このような方法で自サイトを最適化したり、当事者のサイトの順位を下落させようとしても根本的な対策となりません。
なぜかというと、自サイトであればペナルティとして罰せられ順位下落し、当事者のサイトであれば、ネガティブSEOの原因を対処すれば順位が元に戻るため、結果的に誹謗中傷サイトの存在を減退させることに繋がらないからです。
なので、Googleガイドラインに準拠して自サイトの最適化に注力することが、逆SEOを進めるうえでのポイントとなります。

逆SEOの対策手法について(逆SEO対策の方法)

逆SEOは、基本的に、自分の管理サイトを最適化して、ネガティブサイトよりも上位化させる手法となります。
なので、誹謗中傷サイトが表示されてる検索クエリで自分の管理サイトを上位表示させ、かつ当事者サイト(対象サイト)の検索順位を相対的に下落させてオーガニック検索流入を減退させることが逆SEO対策のポイントとなります。
そのために、以下2つの視点から逆SEO対策を推し進めていくこととなります。
自サイトを上位化させる
自サイトの上位化を維持する

自サイトを上位化させる

誹謗中傷サイトが表示されてる検索クエリを見つけ、そのサイトが上位表示してる場合、検索流入してる可能性が高く、ユーザーにネガティブな情報が認知されやすい状況と言えます。
この場合、まず該当の検索クエリでインデックスされるように、そのキーワード(検索クエリ)に特化したWebページを作成する必要があります。
先述しましたが、このWebページを作成する際に、Googleガイドラインに準拠したユーザーファーストのWebページを作成することが、自サイトを上位化させるポイントとなります。
なので、該当の検索クエリで実際に検索してみて、上位表示してるサイトのタイトル名やコンテンツ内容を参考にしながら、ユーザーが求めてる情報(検索意図)を盛り込んだWebページを作成しましょう。
そうすることで、ネガティブサイトが表示されてる検索クエリで自サイトが上位化できる可能性が高まり、逆SEOの効果が期待できます。
また、該当の検索クエリで上位化してるサイトの傾向がいくつかあれば、それらの傾向に習ってページ作成し、複数ページインデックスさせることも可能です。(Googleガイドラインの規定で最大5ページ程度同じ検索クエリでインデックスされる)
これは難易度が高いですが、該当の検索クエリで自サイトの複数ページを上位化させて、ネガティブサイトを相対的に順位下落させることができれば、逆SEOの効果が大いに見込めます。
ちなみに、複数ページインデックスさせるためには、各ページの品質だけでなく、サイト自体の質(ドメインパワー)を高めていく必要があります。
そうすることで、最終的にGoogle(検索エンジン)に評価されやすくなり、より上位化しやすく、優先的に関連ページがインデックスされるようになります。
この状況になるためには、時間や知識を要するため難易度が高い対策というわけです。

自サイトの上位化を維持する

先述したような方法でうまく逆SEOの効果が発揮できた場合、この効果を持続させるために、上位化させた自分のサイトを管理してくことが重要となります。
なぜかというと、ネガティブサイトが再度上位化したり、検索意図の変化によりGoogleアルゴリズム調整が施され自サイトの順位が下落して、逆SEOの効果が薄れる可能性があるからです。
なので、順位推移がわかる検索順位チェックツールを導入するなどして、順位下落したときにすぐ自サイトを改善できるようにしておくことが逆SEOの効果(自サイトの上位化)を維持するためのポイントといえます。
ちなみにネガティブサイトが再度上位化するなどして逆SEOの効果が落ちた場合は、改めて自サイトのWebページのコンテンツ内容を見直してユーザーの検索意図に沿ったものとなるようにリライトすることが必要となります。
また、リライトしたのに、うまくネガティブサイトの順位を上回ることができない場合は、サイト内の各Webページの質を上げてドメイン単位で(ドメインパワーを上げるように)対策を進めていく必要があります。
このように、Googleに評価されやすいサイトに改善して、上位化しやすいサイトを運用することが、逆SEOの効果をより高めて持続させるためのポイントとなります。

逆SEOの効果が出るまで基本的に時間を要する

逆SEOは、ネガティブサイトのSEO状況にもよるので、基本的に効果を得るまで時間を要することが考えられます。
どういうことかというと、例えばドメインパワーの強いネガティブサイトが上位化していれば、そのサイトの順位を上回ることが容易でないため、自サイトに時間かけて対策をしないと思った効果が得ずらいということです。
実際に上位化してるサイトは、基本的にドメインパワーが強い傾向です。
なので、このようなサイトの順位を上回るためには、技術、知識、インフラをベースとしたうえで先述した逆SEO対策が必要となり、素人が自分でやるとなるとかなり時間を要するため、早急な解決には至りずらいでしょう。
もし早急な解決を望む場合は、逆SEOサービスの専門会社(業者)に依頼して、精度の高い逆SEO対策を施してもらうのも1つの手段と言えます。
ちなみに逆SEO対策サービスの費用(料金)は、個人名なら3万円から、企業名なら5万円からといった相場からあります。

まとめ

もし、ネガティブサイトを発見したら、逆SEOを検討するのも1つの手段です。
逆SEOを採用する場合は、ここで紹介したような手法を参考に、ユーザの利便性を考慮した自サイト(Webページ)を提供するように対策を進めましょう。
そうすれば、自サイトの上位化による誹謗中傷サイトの順位下落につながり、最終的に逆SEOの効果が期待できます。

   

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