オウンドメディアのマネタイズの方法は? 具体的な方法や事例を紹介!

オウンドメディアの運用目的=集客や採用、ブランディングというイメージが強いですが、そこから派生してオウンドメディアでマネタイズに成功しているケースがあります。こう聞くと「ぜひ取り組みたい」と考えられる方も少なくはないでしょう。ただしマネタイズにはモデルは様々な種類があるため、オウンドメディアの戦略設計の段階からどういったモデルでマネタイズするかを考えておく必要があります。
本稿では、オウンドメディアでのマネタイズ方法や成功事例、そしてマネタイズを成功させるための考え方について解説しています。

そもそもオウンドメディアはマネタイズできるのか

オウンドメディアとは直訳すると「所有媒体」という意味であり、つまり自分自身で所有している媒体のことです。 そのため厳密にいうと、自社のコーポレートサイトや会社案内のパンフレット、メールマガジンなどもオウンドメディアに含まれます。ただ今回は一般的なイメージである「自社からユーザーや消費者に向けて独自の情報を発信するWebサイト」を前提に、マネタイズのモデルについて解説しています。
オウンドメディアのマネタイズでは、以下の2つを事前に決めておく必要があります。
<1>オウンドメディアの目的
<2>マネタイズのモデル
以下でそれぞれ解説していきます。

<1>オウンドメディアの目的

オウンドメディアのマネタイズを検討する際、そもそもの前提として「自社のオウンドメディアの運用目的」とマネタイズに相違がないかを考える必要があります。例えば、採用目的で運用しているオウンドメディアでマネタイズしたいからとアフィリエイトの広告をたくさん貼り付けた場合、どうなるでしょうか。せっかく自社に興味を持ってメディアに流入したユーザーからすると、目的(検索意図)と全く関係ない広告が目に入り、わずらわしさを感じるかもしれません。そしてWebサイトから離脱されたり、最悪の場合、自社への興味を失ってしまう可能性があります。
このようにオウンドメディアの本来の目的を阻害する場合もあるため、マネタイズすべきかどうかの判断、マネタイズの方法の選択は慎重に行なうべきです。当メディアであるPINTO!の場合、メディアとしての目的は顧客の満足とそれによるファン化が一あります。そのため顧客体験を阻害する可能性のある広告は表示していません。

<2>オウンドメディアでのマネタイズのモデル

そもそも「マネタイズ」をどう定義するのかも事前に考えておきたいポイントです。マネタイズには様々なモデルがありますが、ここで考えるべきは以下の2つです。

オウンドメディアにおけるマネタイズのモデル

<1>オウンドメディアから直接的にマネタイズする
例:有料ウェビナーの販売、アドセンス広告からの広告収益
<2>オウンドメディアから間接的にマネタイズする
例:コンテンツからリードを獲得し、そのリードが成約する
次の見出しで詳しく解説しますが、「オウンドメディアから直接的にマネタイズ」は商品やサービスをオウンドメディア内で直接販売する方法です。それに対して「オウンドメディアから間接的にマネタイズ」は、オウンドメディアを通して資料請求やお問い合わせなどのリードを獲得する方法です。
それぞれアプローチは異なりますが、2つとも事業への貢献という観点からだと立派なマネタイズと言えます。どちらを選ぶかによって具体的なアクションが変わってくるため、自社のオウンドメディアにおいて最適なマネタイズのモデルはどちらなのかを事前に決めておきましょう。

オウンドメディアのマネタイズの種類

前の見出しで紹介した通り、オウンドメディアのマネタイズのモデルは大きく2つに分けられます。ここでは具体的にどのようなマネタイズのモデルがあるのか、例を挙げながら解説していきます。

直接的にマネタイズを図る方法

オウンドメディアでの直接的なマネタイズの方法は大きく分けて以下の2通りです。
・オウンドメディア内で自社商材やコンテンツを販売する
・オウンドメディア内に広告を掲載して広告収益を得る
以下でそれぞれ解説していきます。
オウンドメディア内で自社商材やコンテンツを販売する
? オウンドメディア内で自社商材を販売する
? オウンドメディア内で有料コンテンツを販売する
ECサイトのように直接商品を販売するのではなく、コンテンツで商材を紹介してCVにつなげ、収益を得る方法となります。他にも有料記事やサブスクリプション形式のコンテンツなどを作成し、課金ユーザーのみ閲覧できるようにすることで収益を得る方法などもあります。

オウンドメディア内に広告を掲載して広告収益を得る

また有料コンテンツ以外にも広告などを掲載し、そこから広告収入を得るマネタイズ方法もあります。オウンドメディア運営によって集まるトラフィックを活用した方法です。広告の例としては以下の手法が挙げられます。
? アドセンス広告:Googleアドセンスが提供する広告を掲載して、クリックされるたびに収益が発生
? アフィリエイト広告:広告を経由して商品やサービスが購入された際に収益が発生
? 広告枠:オウンドメディア内に広告枠を設けて販売し、収益を得る
? 記事広告:オウンドメディア内で他社商材を記事コンテンツ風に紹介し、作成・掲載料を得る
? SSPの導入:「業種」「最低落札価格」などを登録して広告枠を販売する
最も手軽で導入しやすいのは、アドセンス広告です。ASPが用意した広告を掲載し、ユーザーにクリックしてもらうシンプルな方法でマネタイズ化を実現できます。また自社の商材と相性のよいアフィリエイト広告を掲載し、紹介報酬を得る方法なども比較的容易に始められる方法でしょう。
オウンドメディアが育ち、ある程度の影響力を持つようになれば、純広告や記事広告などによって固定報酬を得ることも可能です。またオーディエンスの属性が幅広く、多くのユーザーの集客につながっているメディアであれば、SSPなど広告収入につながる仕組みの導入も検討できます。

事業に貢献して間接的にマネタイズする

オウンドメディアを通してのリードジェネレーションやナーチャリングなどで事業に貢献し、間接的にマネタイズを指します。主なマネタイズまでの流れとしては、以下の内容が挙げられます。
? お問い合わせ・資料請求などからリードを獲得し、そのリードが成約する
? オウンドメディアを通して自社の知名度が高まり受注率が向上する
オウンドメディアを通しての事業貢献は、直接申し込みに至る場合のみならず、間接的に売上につながるケースや受注率・成約率の向上につながったケースなども含まれます。こういったオウンドメディアを通しての事業貢献は戦略設計の段階から想定しておくべきです。

まとめ

オウンドメディアのマネタイズはオウンドメディアの運用目的をしっかりと定めた上で戦略を組めば十分に可能です。さらに事業の収益を高めるマネタイズだけでなく副収入的に収益を得る手段も豊富です。小規模なオウンドメディアでも十分にマネタイズできるの可能性を秘めていますので、ぜひ挑戦してみてください。

   

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