meta refreshとは?リダイレクト設定方法など徹底解説!

meta refresh(メタリフレッシュ)とは、サイトのコンテンツを別ページに移動した際に、元のページURLから移動先のページURLへ転送(リダイレクト)するためのHTMLファイルにマークアップするmetaタグのことです。
このmeta refreshのHTMLリダイレクトによって、アクセシビリティが低下したり、SEOの評価を引き継がない可能性があります。
一方、.htaccessによる301リダイレクトは、Googleで推奨されており、SEO評価をより確実に引き継ぎます。
なので、サイトの環境に応じて、meta refresh以外も考慮しながらリダイレクトを使い分ける必要があります。
この点踏まえて、今回は、meta refreshの定義、リダイレクトの設定方法やデメリットなど中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

meta refreshとは?

meta refresh(メタリフレッシュ)とは、サイトのコンテンツを別ページに移動した際に、元のページURLから移動先のページURLへ転送(リダイレクト)するためのHTMLファイルにマークアップするmetaタグのことです。
例えば、コンテンツ内容が類似したページURLがあったので、一方のページURLにコンテンツを統合してリダイレクトしたいとします。
この場合に、1つの方法として、meta refreshを使ったリダイレクトが活用できるというわけです。
また、meta refreshを使ったリダイレクトは「HTMLリダイレクト」とも呼ばれます。

meta refreshのリダイレクト設定方法

meta refreshでリダイレクト設定するには、まずHTMLのheadタグ内に専用のmetaタグをマークアップします。
そして、そのマークアップによってリダイレクトが正しく動作してるか、専用ツールで確認しましょう。
HTMLのheadタグ内に専用のmetaタグをマークアップする
専用ツールで動作を確認する

HTMLのheadタグ内に専用のmetaタグをマークアップする

HTMLのheadタグ内に専用のmetaタグをマークアップするには、content属性とURL属性を活用します。
例えば、contentの属性値に「10」、URLの属性値に「https://seolaboratory.jp/91744/」を含めて、meta refreshを記述します。
<head>
<meta http-equiv=”refresh” content=”10; URL=https://seolaboratory.jp/91744/”>
</head>
この場合、10秒後に、https://seolaboratory.jp/91744/のページURLへ自動でジャンプ(転送)するという設定になります。
ちなみに、URLの属性値は、絶対パスだけでなく相対パスも指定できます。
<meta http-equiv=”refresh” content=”10; URL=./91744/”>

専用ツールで動作を確認する

専用ツールで動作を確認するには、まずブラウザに直接URLを入力してみましょう。
例えば、meta refreshをマークアップしたページURL(元のページ)をブラウザのアドレスバーに入力してアクセスします。
そうすれば、元のページに記載したmeta refreshのURLの属性値(移転先のページURL)にジャンプします。
この場合、meta refreshによるリダイレクトが見た目上は、うまくいってる可能性が高いでしょう。
このような見た目だけでなく、検索エンジンにも正常にリダイレクトを処理してもらう必要があります。
Google Chrome拡張機能「Lighthouse」
Google Chromeデベロッパーツール
リダイレクトチェッカ、HTTPステータスコードチェッカー
このようなツールを使えば、ステータスコードがチェックできます。
「200」や「ページに成功したHTTPステータスコードがあります」「正常に処理が完了。」のようなポジティブなメッセージが表示されれば、検索エンジンが正常にリダイレクト処理してることになります。
一方、404含めて「400または500」といったHTTPステータスコードが表示されれば、ページ取得に失敗してる可能性が高いです。
この場合は、content属性やURL属性含めたmeta refreshの記述を見直す必要があるでしょう。

meta refreshのリダイレクトによるデメリット

meta refreshのリダイレクトによって、アクセシビリティが低下する可能性があります。
また、サイトのSEO評価がきちんと引き継げないので、検索順位や検索流入の減少につながる可能性があります。
アクセシビリティが下がる可能性がある
SEO評価を引き継ぐ保証がない

アクセシビリティが下がる可能性がある

meta refreshのリダイレクトによって、アクセシビリティが低下する場合があります。
例えば、ページにランディングして文章を少し読み始めた数秒後に、別のページURLにジャンプして自動更新されたとします。
この場合、途中までスクロールして読んでたコンテンツの位置から急にフォーカスして、別ページの上部のコンテンツの位置に移動することになります。
そうなれば、読みたいコンテンツの閲覧を妨げ、かつ、ユーザーの混乱を招くでしょう。
このように、アクセシビリティが下がる可能性がある点が、meta refreshのリダイレクトによるデメリットとなります。
とくに、スクリーンリーダーなどの支援技術を活用して、コンテンツを閲覧してる障害を持つユーザーのストレスとなります。

SEO評価を引き継ぐ保証がない

meta refreshのリダイレクトによって、サイトのSEO評価を引き継ぐ保証がありません。
例えば、meta refreshはW3Cで推奨されていません。
なので、セマンティックWebの観点から、クローラーがそのmeta refreshの情報をちゃんと収集できない可能性があります。
また、meta refreshは、ページが新しい場所へ完全に移動したというステータスコード「301」を返しません。
そうなれば、検索エンジンが古いページと新しいページの関係性やコンテンツ情報が認識できなかったり、リンク価値をちゃんと引き継げない可能性が高まるでしょう。
このように、SEO評価を引き継ぐ保証がない点が、meta refreshのリダイレクトによるデメリットとなります。
とくに、meta refreshの0秒指定のリダイレクトに対して、SEO評価を引き継ぐ保証がないGoogleジョン氏が言及してます。

meta refresh以外も考慮してリダイレクトを使い分ける

meta refresh以外も考慮してリダイレクトを使い分けるには、まず301リダイレクトを利用します。
この301リダイレクトやPHPなどによるサーバーサイドリダイレクト(HTTPリダイレクト)が使えない環境下において、meta refreshやjavascriptを使ったクライアントサイドリダイレクトの設定を検討しましょう。
基本は、301リダイレクトを使う
301リダイレクトが使えない場合、meta refreshなどの設定を検討する

基本は、301リダイレクトを使う

301リダイレクトは、Googleでサポートされており、推奨されてます。
なぜかというと、サイトの移転を検索エンジンに伝えることができ、かつSEO評価を引き継ぐことができるからです。
この301リダイレクトを使うには、.htaccessファイルを活用します。
例えば、コンテンツ内容が類似したページURL(https://seolaboratory.jp/99999/とhttps://seolaboratory.jp/91744/)があるので、一方のページURL(https://seolaboratory.jp/91744/)に統合したいとします。
Redirect permanent /99999/ https://seolaboratory.jp/91744/
このようにRedirect permanentを記述後、「転送元の相対パスurl」「転送先の絶対パスurl」を順番に書きます。
そして、書いた.htaccessファイルをサーバーにアップロードしましょう。
そうすれば、HTTPステータスコード301のリダイレクトとなるので、クローラーにコンテンツの移転が伝わり、かつSEO評価をより確実に引き継ぐことができるというわけです。
こうして、基本的には301リダイレクトを使うことが、meta refresh以外のリダイレクトを使い分けるポイントとなります。
ちなみに、302リダイレクトも301リダイレクトと同様の効果があります。
設定方法も同じで、htaccessやPHPを使うことで実装できます。

301リダイレクトが使えない場合、meta refreshなどの設定を検討する

301リダイレクトなどのサーバーサイドリダイレクトが使えない場合は、meta refreshなどクライアントサイドリダイレクトの設定を検討します。
例えば、無料のホームページスペースやブログでは、.htaccessやPHPなどで301リダイレクトが使えないことがあります。
この場合に、meta refreshやjavascriptを利用します。
そうすれば、コンテンツの移転をユーザーに知らせることができます。
こうして、301リダイレクトが使えない環境下において、meta refreshなどの設定を検討することが、リダイレクトを使い分けるポイントとなります。
ちなみにmeta refreshなどのクライアントサイドリダイレクトは、検索エンジンにコンテンツの移転を伝えることができず、かつ、SEO評価を引き継ぐ保証はありません。

まとめ

meta refreshなどのクライアントサイトリダイレクトは、SEO評価が引き継がれない可能性があります。
クローラーにコンテンツ情報が読み取られない
クローラーにコンテンツの関係性(転送元と転送先の関係性)が伝わらない
クローラーコンテンツの移転したこと「ステータスコード301」が伝わらない
リンク評価が引き継がれない
このようにコンテンツやリンクの情報が認識されず、しっかり正規化されない可能性があります。
そうなれば、最大限SEO評価を引き出すことができません。
結果的に、上位化の抑制につながるでしょう。
こうした状況を回避するために、より効果的な301リダイレクトによるサーバーサイドリダイレクトを設定することが重要です。
そうすれば、SEO評価が引き継がれて、本来のサイトの品質を担保することに繋がります。
こうした基本的な設定がどうしても難しい場合に、meta refreshなどのクライアントサイドリダイレクトを検討しましょう。

   

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