【2023年版】検索エンジン10選!人気ランキングも徹底紹介

検索エンジンとは、インターネット上に存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイルなど)を検索するシステムのことです。
このシステムのUI(ユーザーインターフェース)にある検索窓に、キーワードを入力して検索ボタンを押すことでインターネット上に存在する情報が検索できます。
また、検索エンジン(検索サイト)は、インターネットを利用するものとそうでないものに分かれており、大きく2種類に分類できます。
とくに、日本国内含む世界のユーザーは、GoogleやYahoo、Bingなどのインターネットの利用による検索エンジンを良く使います。
インターネットの利用による検索エンジンの検索結果には、あらゆるWebサイトの情報が一覧表示されます。この一覧表示の順番(検索順位)は検索エンジンの仕組みによって決められてます。
この検索エンジンの仕組みを把握することは、SEOにおいて重要です。
こうした検索エンジンの基礎を理解して、自分に合う検索エンジンを見つけましょう。
この点踏まえて、今回は、検索エンジンの定義や仕組み、ランキング一覧など中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

検索エンジンとは?

検索エンジンとは、インターネット上に存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイルなど)を検索するシステムのことです。
例えば、朝9時からカフェでパソコンを使って仕事したいとします。
この場合、朝9時から営業してるカフェを探すためにインターネットを使ってパソコンやスマホで検索します。
検索時には、GoogleやYahooなどを使います。
このGoogleやYahooの検索するシステムのことが検索エンジンというわけです。

検索エンジンの分類

検索エンジンは大きく2つに分類できます。(2種類あります)
インターネットを返して情報を検索するタイプ
インターネットに限定せず情報を検索するタイプ

インターネットを返して情報を検索するタイプ

検索エンジンには、インターネットを返して情報を検索するタイプがあります。
このタイプが、狭義の検索エンジン(一般的な検索エンジン)です。
狭義の検索エンジンには、ロボット型検索エンジン、ディレクトリ型検索エンジン、分散型検索エンジン、メタ検索エンジンがあります。
これらの検索エンジンを使えば、インターネットに存在する情報(ウェブページ、ウェブサイト、画像ファイル、ネットニュースなど)が検索できます。
つまり、インターネットを返して情報を探す検索エンジンというわけです。

インターネットに限定せず情報を検索するタイプ

検索エンジンには、インターネットに限定せず情報を検索するタイプがあります。
このタイプが、広義の検索エンジンです。
広義の検索エンジンには、エンタープライズサーチエンジン、企業向け検索エンジンがあります。
この検索エンジンを使えば、検索式(キーワードなど)による全文検索機能(全文検索システム)によって企業内、社内、部署内の書類、人事、経営情報等の文書群が検索できます。
つまり、インターネットに限定せず情報を探す検索エンジンというわけです。
ちなみに、エンタープライズサーチエンジンや企業向け検索エンジンによるデスクトップ検索は、全文検索機能(全文検索システム)を提供するソフトウェアをウェブサーバに組み込んで利用することが多いです。

検索エンジン10選(一覧)

検索エンジン10選を、人気ランキングや比較表交えて一覧で紹介します。(※データは2021年8月時点のもの)
人気ランキングで紹介
比較表で紹介

人気ランキングで紹介

検索エンジンはGoogleやYahoo、Bingだけでなく、その他にも数多くあります。
数多い中で、日本国内含む世界のユーザーがよく利用してるシェア率の高いおすすめの検索エンジンがあります。
それらの検索エンジンを、10位から1位まで人気ランキング形式の一覧で紹介します。
10位:CocCoc
9位:Seznam
8位:Ecosia
7位:Naver
6位:DuckDuckGo
5位:YANDEX
4位:Baidu
3位:Yahoo!
2位:Bing
1位:Google

10位:CocCoc

CocCoc(コックコック)は、ベトナム発の検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で0.04%、日本国内で0.02%です。
【主な特徴】
2013年5月にリリース
ベトナム国内のブラウザ市場に焦点を当てて展開
Google Chromeに次ぐ2番目のシェアを獲得(※2017年1月時点)
ベトナム語を使うユーザーおよびベトナム国内のユーザーにとって、扱いやすい独自機能を搭載
プロバイダーなどによるアクセス調整に強く、広告プラットフォームとしての有用性もある
とくに、ブラウザに搭載されてる独自機能には、ベトナム語の自動入力の補助や自動スペルチェック、英語・ベトナム語翻訳、動画サイトでのダウンロード機能などがあります。
また、検索エンジンの機能には、地図/地域検索サービス、天気予報を表示する機能、映画館のスケジュール表示、通貨単位が違う外貨をコンバートする機能、化学反応式を導き出す機能などが搭載されてます。

9位:Seznam

Seznam(セズナム)は、チェコ共和国に拠点を置く検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で0.05%、日本国内では不明です。
【主な特徴】
1996年に会社が設立されて、チェコ共和国で最初のウェブポータル(検索エンジン)としてリリースされた
チェコ国内でGoogleに次いで2番目のシェア率を誇る(※2018年末時点)
Sランクと呼ばれる独自のランキングスケール(範囲は0?10)をWebページに使用してる(Googleのページランクと同様)
チェコ共和国内のユーザーにとって、扱いやすい独自機能を搭載
とくに、ウェブポータルはYahooのTOPページのように、あらゆる独自機能が搭載されてます。
例えば、検索エンジンの機能だけでなく、国内や海外の最新ニュースやコロナウイルスの最新情報、天気予報、星占い、Eメールサービスなどの機能もあります。

8位:Ecosia

Ecosia(エコシア)は、ドイツのベルリンの企業が提供する検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で0.11%、日本国内では0.02%です。
【主な特徴】
広告利益の80%以上を植林・森林再生活動を行う非営利団体に寄付してる
BingのアルゴリズムにEcosia自身のアルゴリズムを組み合わせて、検索結果を強化してる
スマートフォン(アンドロイド、iOS)、PC(Windows、Mac)上で動作するブラウザ・モバイルアプリとしても利用可能
ユーザーのプライバシーを守る検索エンジンになることを約束
Google ChromeやSafariブラウザのデフォルト検索エンジンとして使用可能
とくに、植林活動支援では1本の木を植えるために22ユーロセント掛かります。22ユーロセントは、Ecosiaで約45回の検索に相当します。

7位:Naver

Naver(ネイバー)は、ネイバー株式会社が運営する大韓民国(韓国)の最大手ポータルサイト(検索エンジン)です。
この検索エンジンのシェア率は、世界で0.12%、日本国内では0.01%です。
【主な特徴】
1999年6月、サムスングループ傘下で開発された検索エンジンを用いたインターネット検索サービスとしてリリース
さまざまなカテゴリの検索結果を同時に見せる「統合検索」や、ユーザー同士の質疑応答を検索結果に表示させる「知識検索」など検索サービスが豊富
韓国国内の検索市場のトップシェア
系列会社のLINE株式会社(現:Aホールディングス株式会社、旧:NHN Japan)が、日本語のウェブ文書を主な対象とした検索サービス「NAVERまとめ」を展開。このサービスは2020年9月30日に終了
とくに、シェアを守るため韓国特有のインターネット規制や韓国語サービスに非常に特化されています。

6位:DuckDuckGo

DuckDuckGo(ダックダックゴー)は、利用者のプライバシーの保護と利用履歴等を記録保存しないことを運営方針としてるインターネット検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で0.63%、日本国内では0.2%です。
【主な特徴】
ユーザーのプライバシーを重視してるVivaldiやTor Browserといったブラウザの標準検索エンジンに採用されてる
検索結果のパーソナライズを行わないため「フィルターバブル」に陥らない
プライバシーを第一に考えており、IPアドレスの保存もユーザー情報の記録もせずクッキーも必要最低限でしか使用しない
独自の検索コマンド「!Bang」が使える
Yahoo!-Bing検索同盟ネットワークの広告を表示し、AmazonやeBayとアフィリエイト関係を結ぶことで収益を得てる
とくに、検索結果はYahoo! Search BOSS(英語版)、ウィキペディア、Wolfram Alpha、Microsoft Bing、Yandex、そして自身のウェブクローラーであるDuckDuckBotを含む400種以上のソースによって作られてます。

5位:YANDEX

YANDEX(ヤンデックス)は、ロシアのポータルサイト(検索エンジン)の一つです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で1.2%、日本国内では不明です。
【主な特徴】
ロシアのインターネット検索市場で50%以上のシェアを持つ(ロシアのGoogleとも言われる)
検索サービス以外に、フリーメール、オンラインストレージ、地図検索、翻訳サイト等の多様なサービスを提供してる
1997年に、アルカジー・ヴォロシュの「コンプテック・インターナショナル」社によって立ち上げられた
とくに、ロシア国内では、ランブラー、Googleロシア語版、Mail.ruなどの検索エンジンサービスと、常にシェアの首位を争っています。

4位:Baidu

Baidu(百度[バイドゥ])は、中華人民共和国(中国)で最大の検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で1.4%、日本国内では0.11%です。
【主な特徴】
2000年1月に創業
中国大陸ではGoogleなどは利用できず、百度が最大の検索エンジンシェアを占める(中国のGoogleとも呼ばれる)
検索サービスを活かして、百度百科(オンライン辞書)や百度入力方法(コンピューターおよび携帯電話へ向けて様々な入力システム)などのサービスも提供してる
中国国内で提供されてるサービスの数は35個
とくに、中国語検索の強みに加えて、若者に人気のあるコミュニティやマルチメディアサービス(画像・動画)、MP3検索、地図検索などの中国ユーザーを引き付けるサービスを拡充してます。

3位:Yahoo!

Yahoo!(ヤフー)は、インターネット関連サービスを展開し、世界でもっとも人気のポータルサイト(検索エンジン)です。
この検索エンジンのシェア率は、世界で1.5%、日本国内では20.03%です。
【主な特徴】
ポータルサイトの先駆け
Web(文書)、Images(画像)、Video(ビデオ)、Audio(音声)、Directory(Yahoo!に登録されたウェブサイトの目録)、Local(ローカル)、News(ニュース)、Shopping(買い物サービス)で分類して検索するシステムがある
Yahoo!ショッピングやYahoo!トラベルなど所有するサービスサイトが数多くある
ほとんどの国・地域のYahoo!は「(国・地域のccTLD).yahoo.com」のドメインを使用してる
とくに、ポータルサイトは、検索エンジンの運用と検索サービスの提供という図式です。
この図式が1990年代後半から、Yahoo!を筆頭にして、MSNやExcite(エキサイト)など増えていきました。
増えたことで、多くのユーザーが利用するようになり、ポータルサイトが確立されたというわけです。

2位:Microsoft Bing

Microsoft Bing(マイクロソフトビング)は、Microsoftが提供する検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で2.48%、日本国内では3.8%です。
【主な特徴】
「意思決定を支援する検索エンジン」というコンセプトを掲げて、他の検索エンジンとの差別化を図ってる
Microsoft Bingの旧名称は、Bing、MSNサーチ、Windows Liveサーチ、Liveサーチ
ウェブページのみならず、画像や動画、地図、ニュース、ショッピングなどそれぞれに特化した検索ができる
とくに、Microsoft社のサービス「Windows 10」で提供される検索ボックスと、Cortanaから利用できる検索エンジンは、Microsoft Bingに制限されてます。

1位:Google

Google(グーグル)は、Google LLCが提供する検索エンジンです。
この検索エンジンのシェア率は、世界で92.03%、日本国内では75.75%です。
【主な特徴】
World Wide Web上で最も多く使われている世界で人気No.1の検索エンジン
本来の単語検索機能に加えて22種類以上(天気、株価検索、地図、地震、映画検索、電車の乗換案内など)の特殊機能を提供してる
検索結果ページでの表示順序は、主に「ページランク」と呼ばれる特許取得済みのアルゴリズムによってランク付けされてる
多数の言語に対応し、それぞれの国向けにローカライズしてる
ウェブページのみならず、画像、ネットニュース、ニュースグループ、ニュース、動画などの検索や、ローカル検索(場所指定検索)、地図検索などもできる
とくに、Google検索はウェブページ内のテキストデータを探し出すことを主な目的としてます。

比較表で紹介

世界と日本国内別に検索エンジンのシェア率をランク付けして、比較表にまとめました。
世界ランキング
検索エンジン
世界シェア率(%)
日本国内シェア率(%)
日本国内ランキング
1
Google
92.03
75.75
1
2
Bing
2.48
3.8
3
3
Yahoo!
1.5
20.03
2
4
Baidu
1.4
0.11
5
5
YANDEX
1.2
?
?
6
DuckDuckGo
0.63
0.2
4
7
Naver
0.12
0.01
7
8
Ecosia
0.11
0.02
6
9
Seznam
0.05
?
?
10
CocCoc
0.04
0.02
6

検索エンジンの仕組み

検索エンジンの仕組みは、主に3つの段階で構成されてます。
クローリング
インデックス(検索エンジンにサイトを登録)
ランキング

クローリング

検索エンジンの仕組みは、まずクローリングから始まります。
例えば、Google検索エンジンであれば、「Googlebot」呼ばれるクローラー(検索エンジンのプログラム)が存在します。
このクローラーがインターネット上にあるリンクを辿って、Webページを巡回します。
そして、見つけたWebページの情報(HTMLなどのファイル情報)を収集します。
こうした情報収集までの一連の作業が「クローリング」というわけです。
このように、クローリングが検索エンジンの仕組みとなります。

インデックス

検索エンジンの仕組みは、インデックスを経由します。
例えば、クローリングによって収集したWebページの情報を、データベースに蓄積します。
データベースは、検索インデックス(Google検索エンジンであれば「Google検索インデックス」)と呼ばれます。
この検索インデックスに、収集したWebページの情報を格納するまでの一連の作業が「インデックス」というわけです。
このように、インデックスが検索エンジンの仕組みとなります。

ランキング

検索エンジンの仕組みは、最後にランキングで終わります。
例えば、インデックスされた情報は、検索アルゴリズムと照合されます。
検索アルゴリズムは、Google検索エンジンであれば200種類以上あります。
これらの検索アルゴリズムとインデックスされた情報を照合して評価し、最も関連性の高い有用な回答(Webページ)を検索結果に表示(ランク付け)します。
つまり、「ランキング」されるというわけです。
このように、ランキングが検索エンジンの仕組みとなります。

まとめ

検索エンジンの基礎を理解して、自分に合う検索エンジンを見つけましょう。
一方、基礎を理解しなければ、検索エンジンの知識が乏しいです。
そうなれば、種類や特徴などがよくわかりません。
結果、自分の望む機能を備えた検索エンジンに出会う可能性が下がるというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、検索エンジンの基礎を理解して、自分に合う検索エンジンを見つけましょう。

   

Seminarセミナー

現在受付中のセミナーはありません。

Service Siteサービスサイト

CONTACT US

デジタルマーケティングに関することならお気軽にご相談ください

メルマガ登録

メールマガジンはこちらからご登録ください。

デジタルマーケティングに関するホットな情報をお届けいたします。

フォームからのお問い合わせ

GMO TECHへの業務依頼、発注を希望される方はこちらよりご連絡ください。

SSL GMOグローバルサインのサイトシール