【2023年11月最新】Googleコアアップデートとは?概要や対策など徹底解説

コアアップデートとは、「コアアルゴリズムアップデート」の略称で、Googleが検索アルゴリズムを見直して検索結果を大幅に改善するためのアップデートのことです。
このアップデートは、年に2~4回程度ありGoogleが公式に事前告知した後に実施されます。
最新のコアアップデートは、2023年11月3日に実施されて「November 2023 core update」とGoogleが名付けてます。実施されてたコアアップデートは、11月29日に完了しました。
コアアップデートによって、SEOへの影響が懸念されます。
具体的には、インデックスされてる各サイトのページ(ブログ記事)のキーワード順位が大幅に上昇したり、大幅に下落する(被弾)といった検索順位の入れ替わりが起きやすくなります。
こうした良くない状況を回避するために、コアアップデートの基本を把握して、適切にサイト運用しましょう。
この点踏まえて、今回は、コアアップデートの定義、最新のコアアップデートや対策方法について中心に、初心者にもわかりやすくポイントをまとめて解説したいと思います。

コアアップデートとは?

コアアップデートとは、「コアアルゴリズムアップデート」の略称で、Googleが検索アルゴリズムのベースとなる部分を大きく見直して更新することです。
検索アルゴリズムの小規模な更新は毎日行われますが、コアアルゴリズムアップデートによる大規模な(広範な)更新が年に数回(2~4回程度)実施されます。
このコアアップデートは、Google公式の事前アナウンスを機に、各データセンターに展開されます。
展開されることで、Google検索アルゴリズムに大きな調整が入るので、検索結果(検索順位)に大きな影響が及びます。
結果的に、順位変動が最大規模となるわけです。
ちなみにコアアップデートの展開開始から完了までの期間は、主に約2週間(14日程度)です。ですが、数日や数週間で終わったり数カ月かかることもあります。その時々で異なりますが更新が完了すれば、徐々に順位変動が緩和されていきます。
コアアップデートの履歴(歴史)
コアアップデートの事前告知は、Google公式のTwitterでつぶやかれる

コアアップデートの履歴(歴史)

コアアップデートの過去履歴(歴史)としては、2023年は3月15日が1回目、8月23日が2回目、10月6日が3回目、11月3日が4回目。2022年は5月26日が1回目、9月13日が2回目。2021年は6月3日が1回目、7月2日が2回目、11月18日が3回目。2020年は、1月14日、5月5日、12月4日の計3回となります。
ちなみに、2019年度は、3月12日、6月4日、9月24日の計3回にわたってコアアルゴリズムアップデートが行われました。
コアアルゴリズムアップデートのように大きなGoogleアップデートとして、ヘルプフルコンテンツアップデート、スパムアップデート、レビューアップデート(旧プロダクトレビューアップデート)、パンダアップデートやペンギンアップデートが過去に実施されてます。
ちなみにパンダアップデートとペンギンアップデートは現在、コアアルゴリズムに組み込まれてます。
つまり、定期的に行われるコアアルゴリズムアップデート(コアアップデート)のタイミングでまとめて更新されるというわけです。

コアアップデートの事前告知は、Google公式のTwitterでつぶやかれる

コアアップデートは、事前告知のアナウンスがあり、Google公式にTwitterでつぶやかれます。
このような事前告知のアナウンスが、2020年5月のコアアップデートの開始前につぶやかれました。
※ちなみに、事前告知制は、2019年6月4日のコアアルゴリズムアップデートから採用されてます。

2023年11月3日からのコアアップデート(最新のアップデート)

2023年11月3日に、Google公式の事前告知があった後「コアアップデート(コアアルゴリズムアップデート)」が実施されました。
つまり、2023年11月3日から展開されたコアアップデートが26日後の11月29日に完了したということです。(※日本時間)
ツールの順位変動状況
キーワードジャンル別の順位変動幅状況
検索への影響

ツールの順位変動状況

海外含めたツールの一部では、2023年11月3日からのコアアップデートによって、通常より大きな順位変動が確認できます。

キーワードジャンル別の順位変動幅状況

2023年11月3日からのコアアップデートによって、各キーワードジャンルの順位変動幅が軒並み大きくなってます。
とくに、「健康と医学」「財務、金融、法律」のYMYL系ジャンルのキーワードを筆頭に順位変動幅が大きいです。また「美容、ファッション」「IT総合」「住宅、引越し」といったキーワードの順位変動幅の大きさも目立ちます。
こうした状況から、コアアップデート前(通常)よりも全体的に順位変動幅が増大してる状況です。
ジャンル
コアアップデート前
(10月31日~11月2日)
コアアップデート後
(11月3日~5日)
差異
企業間取引(BtoB)
13.1位
13.6位
+0.5
健康と医学
11.4位
12.8位
+1.4
就職、転職
26.0位
25.1位
-0.9
旅行、観光
9.4位
9.7位
+0.3
美容、ファッション
13.4位
14.6位
+1.2
IT総合
13.8位
15.3位
+1.5
食品・グルメ
11.3位
10.1位
-1.2
住宅、引越し
15.9位
17.1位
+1.2
暮らし・結婚・恋愛
14.7位
15.5位
+0.8
日用品・家財
10.2位
10.9位
+0.7
財務、金融、法律
9.4位
11.0位
+1.6
全体
13.2位
13.9位
+0.7

検索への影響

2023年11月3日からのコアアップデートによって、日本や海外の検索に少なからず影響が及んでます。
国内サイト
海外サイト

国内サイト

キーワード順位
当ブログ「SEOラボ」
【キーワード順位】
2023年11月3日からのコアアップデートによる検索への影響が、国内サイトでも見られます。
キーワードA:ボリューム「100~1000」、ジャンル「IT系」、語数「単ワード」 4位から1位に上昇!
5位から3位を行き来してたが、コアアップデートにより2023年11月6日に4位から1位まで上昇。
キーワードB:ボリューム「100~1000」、ジャンル「IT系」、語数「単ワード」 8位から16位に下落中!
10位から4位を行き来してたが、コアアップデートにより2023年11月6日に8位から16位まで下落。
このように、掲載順位が下がってますが、新しいロングテールキーワードが認識されて新たな検索クエリに対する露出(インデックス)が増えたと考えられます。これによって検索での表示回数が増えて、検索クリック数の推移が増加してると思われます。
また、メインKW「SEO」と「SEO対策」の検索順位がそれぞれ5位以内を維持してるので、SEOのトピックで評価されてる状況です。
結果、2023年11月のGoogleコアアップデートでSEOラボはGoogleから一定の良い評価を受けてると言えるでしょう。

海外サイト

2023年11月3日からのコアアップデートによる検索への影響が、海外サイトでも見られます。

コアアップデートの対策方法

コアアップデートの対策は、Google公式に言及してます。
主に、E-E-A-TやUX、ユーザーが求める情報を提供するといったコンテンツに関するアドバイスを中心に言及してます。
なので、これらの要素を考慮してコンテンツを最適化することが、コアアップデートの対策に必要となるわけです。
E-E-A-Tを高める
UX(ユーザーエクスペリエンス)を高める
ユーザーが求める情報を提供する

E-E-A-Tを高める

E-E-A-Tを高めるには、専門性を考慮します。
例えば、トピックに関して充分な知識を持った専門家がコンテンツを作成したとします。
この場合、専門性が高くなりやすいので、その分Googleから評価されやすくなるというわけです。
また、専門性だけでなく、経験や権威性、信頼性を考慮することもE-E-A-Tを高めるうえで重要です。
こうして、E-E-A-Tを高めるようにコンテンツを最適化することが、コアアップデートの対策を進めるためのポイントとなります。
一方、E-E-A-Tが低ければ、その分Googleから評価されづらくなるでしょう。

UX(ユーザーエクスペリエンス)を高める

UXを高めるには、モバイルでの使いやすさを考慮します。
例えば、スマホでサイトを見たときに、ブラウザの横幅から画像やテキストがはみ出ずにコンテンツがちゃんと収まってるとします。
この場合、モバイルユーザーの利便性が高まるので、その分Googleから評価されやすくなるというわけです。
また、主要コンテンツの閲覧を妨げるような広告を無くしたり、ページの読み込み速度を速めることも、UXを高めることに繋がります。
このように、UXを高めるようにコンテンツを最適化することが、コアアップデートの対策を進めるためのポイントとなります。
一方、UXが低下すれば、その分Googleから評価されづらくなるでしょう。

ユーザーが求める情報を提供する

ユーザーが求める情報を提供するには、競合上位のWebページを考慮します。
例えば、SEOキーワード(上位表示したいキーワード)で検索して表示される競合上位サイトのタイトル名やコンテンツ内容を採用して、自身のページを作成します。
このときにタイトル名には、SEOキーワードを必ず含めます。
そうすれば、ユーザーの求める情報が盛り込まれたページとなるので、Googleから評価されやすくなるというわけです。
こうして、ユーザーの検索意図を加味してコンテンツを最適化することが、コアアップデートの対策を進めるためのポイントとなります。
一方、ユーザーの検索意図を考慮しなければ、その分Googleから評価されづらくなるでしょう。

コアアップデートの対策を何もしないとどうなるか?

コアアップデートによって、検索順位や検索流入が下落することがあります。
この状況で、先述したGoogleが推奨してるようなコアアップデート向けの対策を何もしないと、検索順位や検索流入の回復が期待できません。
そうなれば、見込みユーザーが減ったままとなる可能性が高まります。
結果的に、申し込みや問い合わせといったコンバージョン数も減ったままとなり、売り上げ減退の傾向を辿るでしょう。
こうした状況を回避するために、積極的に必要なSEO対策を行うことが重要です。
そうすれば、定期的なコアアップデートで悪影響を免れたり、評価されやすくなる機会が増えるでしょう。

まとめ

コアアップデートの基本を把握して、適切にサイト運用しましょう。
コアアップデートによって、SEOへの影響が懸念されます。
具体的には、インデックスされてる各サイトのページ(ブログ記事)のキーワード順位が大幅に上昇したり、大幅に下落する(被弾)といった検索順位の入れ替わりが起きやすくなります。
こうした悪い状況を回避するために、コアアップデートの基本を把握して、適切にサイト運用しましょう。
もし、コアアップデートで検索順位や検索トラフィックが下がったり、回復に至ってない、SEO対策しても上がらない、SEO対策する時間がない等の悩みがある場合は、 弊社でサイトの欠点を調査して、上昇に必要な対策をご案内します(無料)
ぜひお気軽にご相談ください。

   

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