SEOとURLの関係とは?効果的なURLにするためのポイントなど徹底解説

SEOにおいて、URLにキーワードを含めれば直接的なSEO効果が期待できますがとても軽微なものです。
また、URLの長さによる直接的なSEO効果はありません。
これらを考慮したうえで、ユーザーに役立つURLを作成する(ユーザーの利便性を考慮したURL構造にする)ことが最も重要です。
一方、ユーザーの利便性を無視すれば、コンテンツ内容が想像できないURLや文字列が多くて冗長なURLになりやすいです。
そうなれば、レスポンスが低くなったり参照されずらくなります。
結果、ユーザーフレンドリーなURL構造にならないというわけです。
こうした良くない状況を回避する為に、SEOとURLの関係性を理解して、検索エンジンやユーザーを考慮したURLを提供しましょう。
この点踏まえて今回は、SEOとURLの関係や効果的なURLにするためのポイントなど中心に、初心者にもわかりやすく論点をまとめて解説したいと思います。

SEOとURLの関係

SEOとURLの関係についていくつか紹介します。
URLにキーワードを含めれば直接的なSEO効果が期待できる
URLの長さによる直接的なSEO効果はない
検索エンジンやユーザーを考慮したURLにすればSEO効果が期待できる

URLにキーワードを含めれば直接的なSEO効果が期待できる

URLにキーワードを含めれば、直接的なSEO効果が期待できます。
これについてGoogleのジョン・ミュラー氏が公式に言及してます。
コンテンツがインデックスに登録されると、URL内のキーワードのSEO効果は最小限に抑えられます。 SEOではなくユーザーに役立つURLを作成します。また、既存のサイトのURLを変更することはサイトの移行であり、再処理には時間/変動がかかるため、重要でない限り、それは避けたいと思います。
このように、直接的なSEO効果は軽微なもので非常に小さなランキング要素となります。そのため基本的にはユーザーに役立つURLを作成することが推奨されてます。

URLの長さによる直接的なSEO効果はない

URLの文字列が多くて長い、少なくて短いといった長さによる直接的なSEO効果はありません。
これについてGoogleのジョン・ミュラー氏が公式に言及してます。
短いURLは長いURLと比較して実際に影響を及ぼしますか、それともこれは単なるSEOの神話ですか?
直接の答えはノーです。URLの長さは関係ありません。URLを識別子として使用します。URLの長さは関係ありません。個人的には1,000文字以内に収めるようにしていますが、それは監視を容易にするためです。そこにあるスラッシュの数も重要ではありません。
このように、URLの長さはランキング要素でないので直接的なSEO効果は期待できないことがわかります。
付け加えると、URLの長さが役割を果たすことができるGoogleのランキングシステムの唯一の領域は、正規化です。その正規化は、URLが検索に表示されるかという問題なので、ランキングとは直接的に何の関係もありません。

検索エンジンやユーザーを考慮したURLにすればSEO効果が期待できる

ユーザーや検索エンジンを考慮したURLにすれば、最終的にSEO効果が期待できます。
コンテンツのまとまりごとに固有なものにする
サイトのコンテンツや構造に関連する単語を含めるなどしてコンテンツの情報がわかりやすいものにする
シンプルなディレクトリ構造にする
URLのバージョンを1つにする
このようなURLにすれば、ちゃんとクロールされたり、ユーザーのレスポンスが高まります。
結果、インデックスされて検索での露出が増えたり、検索でのクリック率の促進に繋がります。
つまり、間接的なSEO効果が見込めるというわけです。

SEOに効果的なURLにするためのポイント

ユーザーの利便性を最優先に考慮したり、Googleが推奨してる形式に則ったURLにすることで、最終的にWebページのSEO効果を引き上げることに繋がります。
また、ユーザーのことだけでなく、検索エンジンを意識してクロールされやすいURL階層にすれば、重要なWebページが認識されやすくなるので、その点でもSEO効果が見込めるようになります。
ちなみに、URL自体は検索ランキングシグナルの1つとして、検索ランキング(検索順位)に軽微な影響を及ぼすとも言われてます。
このように、URLは、少なからず検索順位に関与する可能性があるので、とくに新規サイトや新規ページを作る時のために、これから紹介するSEOに効果的なURLにするためのポイントをいくつか抑えておきましょう。

コンテンツ内容に合わせたURLにする

SEOに効果的なURLにするために最も重要なポイントとなるのが、Webページのコンテンツ内容に合わせたURL名にすることです。
例えば、本ページのタイトル名は「SEOに効果的なURLにするためのポイントについて」なので、このタイトル名をある程度英訳した内容となる「/effective-url-for-seo/」という文字列を含めたURLにします。
ここでさらに意識したいのが、URLに上位表示させたいSEOキーワードを含めておくことです。
例えば、本ページのSEOキーワードは「seo url」なので、このキーワードをURLの文字列に含める形になります。
このように、意味のある単語を使用して当該のコンテンツ内容を想像できるような利便性の高いURLを提供することが、SEOに効果的なURLにするためのポイントとなります。
ちなみに、過度に多くのSEOキーワードをURLの文字列に詰め込むことは、URLが冗長になったり、スパム的な発想となるので、ユーザーにとって不親切であり、検索エンジンから好かれません。
なので、このようなキーワードスタッフィングはコンテンツのみならずURLを作成するときにおいても控えるようにしましょう。
付け加えると、当ブログ「SEOラボ」では、コンテンツ内容に合わせたURLではありません。
ですが、そういったURLでもSEO効果が見込めてます。
つまり、コンテンツ内容に合わせたURLすることで見込めるSEO効果は、そこまで大きなものではないということです。

簡潔なURLにする

プログラムの自動生成によるパラメータ付きの長いURLやコンテンツ内容にそぐわない暗号のような極端に長いURLなどの冗長なURLは、ユーザーにとって利便性が低いURLなので、最終的にSEO効果に繋がりずらいです。
もう少し言うと、冗長なURLをユーザーはあえて参照しようとは思わないでしょうし、暗号のような文字が羅列されたURLに対してユーザーは不信感を抱いて、レスポンスが低下することが考えられるので、結果的にSEO効果も期待できなくなります。
また、URLは、ページ名だけでなくディレクトリ名なども付与されて長いURLになることもあるので、そうなれば大規模サイトとなるとかなりのファイル容量を占める可能性も出てくるでしょう。
こうした状況になれば、ページの読み込み速度が遅くなって、サイト閲覧に支障がでるので、最悪ユーザーの利便性が低下することが考えられます。
このように、URLの長さが招く間接的なSEOへの悪影響が、少し考えただけでも想像できるので、できるだけURLを簡潔な内容にしておきましょう。
例えば、「/search-engine-optimization/」ではなく「/seo/」という簡潔な文字列をURLに含めて文字数を節約するといった具合です。
そうして、ユーザーの利便性を考慮し、かつ検索エンジンが好む認識しやすい簡潔なURLにすることが、SEOに効果的なURLにするためのポイントとなります。
また、当ブログ「SEOラボ」では、より簡潔なURLにするために「投稿ID」をベースにして短いURL構造にしてます。(URL例:seolaboratory.jp/91744/)
これは、Googleが推奨する「コンテンツの内容を示すURL」ではありません。
なぜこうしたURLかというと、コンテンツの内容を示すURLでも、その内容によっては文字列が冗長になりやすいためです。
また、冗長な文字列であれば、TwitterなどのSNSで投稿する際に文字数にカウントされるので、その分共有されづらくなります。
共有が減れば、サイテーションや被リンク獲得が抑制されるので、その分SEO効果も見込めないでしょう。
こういった理由から、投稿IDをベースにした短いURL構造にしてます。
付け加えると、直接的な利便性が低いですが、間接的な利便性は確保できるURL構造というわけです。
そして、「投稿IDをベースにしたURL」は、いかなるときも文字列が短いので、Googleが推奨するシンプルなURL構造を維持するという点は少なからず考慮してるということになります。
つまり、「投稿ID」をベースにした短いURL構造でも、SEOラボではSEO効果を見いだせてます。
なので、「コンテンツの内容を示すURL」ではなく、「投稿IDをベースにした短いURL」もおすすめできます。

英語や適宜ハイフン(-)を使ったURLにする

URLには、基本的に小文字の英語、ローマ字を使うことが多いです。
これは、ユーザーや検索エンジン(Google)が認識しやすいURLの文字列であるためです。
ちなみにドメイン名やディレクトリ名などが日本語のURLの場合、そのURLをブラウザからコピペしたときに日本語部分がわかりずらい文字列に変換されて冗長なURLとなってしまします。
日本語のURL:
hhhh.com/ゲーム/プレイステーション/
ブラウザに表示されてる日本語を含むURLをコピペした場合:
hhhh.com/%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%83%A0
このようなURLを、ユーザーがあえて参照しようと思わないでしょうし、検索エンジンにとっても認識しやすいURLとは言えないので、最終的にSEO効果も期待できないでしょう。
こうした問題を回避するために、ユーザーにとって利便性が高く、かつ検索エンジンが認識しやすい英語、ローマ字を含めたURLにしておくことが、SEOに効果的なURLにするためのポイントとなります。
また、複数の単語で構成されたURLの場合、それらの語句同士を記号のハイフン(-)を使って区切り、よりわかりやすい文字列とすることがGoogleで推奨されてます。
なので、例えば、「SEO効果」であれば「seo-effect」というように、単語同士をハイフン(-)でつなぎます。
単語同士をつなぐ記号としてアンダースコア(_)を利用してるURLも見られますが、Googleでは推奨されてません。
なので、おすすめとされてるハイフン(-)を使って、認識されやすいURLを提供しながら、SEO効果を高めるようにするとよいでしょう。

ディレクトリ階層の浅いURLにする

URLの階層は、基本的にディレクトリ階層とリンク階層の2つがあります。
例えば、カテゴリを持たせて、そのカテゴリを示すディレクトリ名をURL名に含めることができます。
ディレクトリ名を含んだURL:
hhhh.com/ディレクトリ名/ページ名/
このようにすることで、上記を見ての通り、ディレクトリ階層が1つ深くなります。
ディレクトリ階層が深くなればなるほど、ディレクトリ名の分、URLも長くなり、ユーザーにとってわかりずらいURLとなってしまいます。
そうなれば、ユーザーの利便性が低下するので、サイトのパフォーマンスに悪影響を及ぼし、SEO効果も期待できなくなるでしょう。
このような状況を回避するために、コンテンツを整理して、それらのコンテンツを適切にカテゴリ分けし、わかりやすいディレクトリ構造にすることが重要です。
そうして、不要なディレクトリを省いて、ディレクトリ階層の浅いURLにすることが、SEOに効果的なURLにするためのポイントとなります。
ちなみに、カテゴライズしても自動的にディレクトリ名が付与されないようにして、ページ名だけのURLで運用する方法もあります。
そうすれば、基本的に一覧ページ以外の下層ページがすべてディレクトリ階層の浅いURLとなるので、ユーザーが認識しやすいURLを運用することに繋がります。
一方、リンク階層は、いくつのリンクで目的のコンテンツにたどり着くか?といったものです。
例えば、TOPページから目的のコンテンツまでリンクを2つクリックしてたどり着いたという具合です。
ちなみに、このリンク階層は、検索順位と関わりが深い要素となります。
もう少し言うと、良くアクセスが集まるような重要なページ(TOPページなど)はクロールされやすいので、そのようなページから少ないリンクでサイト内の全ページにたどり着くことができればサイト自体のクローラビリティが高いのでSEO効果が見込めます。
そうなれば、サイト内のコンテンツが検索エンジンに認識されやすくなるので、検索順位が付きやすかったり、迅速に上位化するなどの恩恵を受けることが出来るでしょう。

まとめ

SEOとURLの関係性を理解して、検索エンジンやユーザーを考慮したURLを提供しましょう。
そのためには、基本的にURLにキーワードを含めることを考慮します。
一方、検索エンジンやユーザーを無視すれば、文字列が多い冗長なURLやコンテンツ内容が想像できないURLになりやすいです。
そうなれば、クロールされなかったり、ユーザーのレスポンスが低下します。
結果、インデックスされなかったり、検索でのクリックが促進できないというわけです。
こうした悪い状況を回避する為に、SEOとURLの関係性を理解して、検索エンジンやユーザーを考慮したURLを提供しましょう。

   

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